【映画とは、人生を2時間で切り取るものだ】。そんな視点からつづる、1000文字の映画コラム。いろんな映画をきっかけに、生き方について考えてみませんか。ありふれた日常のなかで、答えを探すあなたに、ぜひ。
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映画のなかの人生…「ハムナプトラ2」★★
発行日: 2001/6/27━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ ★ ☆ 映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
★ ☆ ★ in Mail Magazine ☆ ★ ☆
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Vol.20 「ハムナプトラ2」★★ 2001.06.27(水)
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【1】STORY
息子とともに相変わらず発掘に熱中する女博士と冒険家。
そしてまたまた、例の大神官が「復活」をとげ…。
【2】Review
どんな映画でも、お金をかければ、
何とか楽しめる映画になってしまうものだ。
【3】Column
ゲームが映画になる時代。
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先週もお休みして申し訳ありません。
そして週明けからこの映画…正直、何も書くことがないのです。
それくらい、内容がない映画なのは間違いないのですが。
つまらないわけじゃないんだけど…どーしましょう。といった映画です。
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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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前作から数年、息子をもうけた女博士と冒険家の2人。
にもかかわらず、息子を連れて、相変わらずエジプトで発掘三昧。
しかしまたもや復活した例の大神官(名前は忘れた!)が、
再び彼らの発掘品をかっぱらって、悪の儀式を催そうと画策。
その発掘品=腕輪を、息子がはめていたものだから…!
【こんなヒトにオススメ】
何も考えない。ノーテンキな映画を観たいアナタ。
とりあえず2時間の時間つぶしが必要になった人。
とにかく、あっという間に通り過ぎていってしまう映画ですね。
【公開劇場ガイド:日本劇場(有楽町マリオン)】
これもすでにご紹介のとおりです。
有楽町マリオン最上階にある、国内最高クラスの映画館。
どんな映画もこの映画館で観ると、
いい映画にみえてくるから不思議です。
「ハムナプトラ2」だって、こんなに飽きずに観られたのは、
ひょっとするとこの映画館だったからかもしれませんね。
ちなみに向かいには焼肉の叙々苑があったりもします。
個人的には、有楽町の焼肉屋は「トラジ」が好きですが。
(マリオンからガード下の方に向かった途中にある)
帰りの食事にも困らない立地条件も、
この映画館の魅力の1つだと思います。
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┃2┃ Review (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画監督・井筒和幸氏が深夜番組で語ったところによると、
この映画は「漫画」!なんだそうです。
何の伏線もなく次々と迫る危機(笑)、
一方で予想されたとおりの結末(泣)、
まあ、たしかにそうなんですが…。
何の伏線もないのはともかく、
それでもこの映画で、僕は時計をあまり気にしなかったんですね。
僕は疲れる映画を観てしまうと、
いつも時計をみるクセがあるのですが、
この映画は最後まであっという間に終わってしまう。
その意味では、前作よりもテンポがあったし、
伏線がなくても、話のスジがみえづらくても、
とにかく次々と主人公を危機が襲えば、
「おおー」「うわー」と思ってしまうわけです。
それも、おカネがかかったSFXがあればこそ。
大劇場で大音響とともに大画面に圧倒される。
その連続だけで、「ま、いいか」と思わせてしまう。
これが映画の魔術というヤツなんでしょうか。
ただ、井筒さんがおっしゃったように、
心の琴線に触れるような部分は、ほとんどありません。
ストーリーにも驚きはありません。感動もありません。
何から何まで、あっという間です。
でもまあ、こんな映画があっても、いいのかな、
何も考えたくない時間ってあるよな、と思って、
★は2つをつけました。
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┃3┃ Column (観終わったあなたへ)
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この映画の前作について、僕が語ったことは、
「なんてバイオハザードに似ているんだ!」ということだった。
街をうようよゾンビが歩く。
振りかえると突然、ゾンビがそこにいる(!)。
まさにゲームがスクリーンにはまっているかのようだった。
2D画面でカクカク動いていたかつてと違って、
いまやゲーム機の性能は、リアルに迫る勢いである。
そのため、カネさえつぎ込めば、
どんな内容のゲームでも、圧倒的なグラフィックと音楽で、
ユーザをびっくりさせてしまうことが可能になった。
実はそれって、映画もそのとおり。
美麗なCGと音楽を駆使すれば、
いまやどんなアクションだって可能になってしまう。
カネさえ積めば、あっと驚く魔法の世界が、
誰にだってつくれてしまうのが現状だ。
しかし、それは果たしてそれでよかったのか。
かつて、ゲームは表現に限界があったからこそ、
その他のストーリーやゲームシステムに、
さまざまな工夫を重ねに重ねて、ユーザを引き込んでいった。
それは、きっと映画もそうなんだと思う。
実際、自ら映画での表現の幅に制約を設けて、
映画を撮影するチームもあるわけで(ドグマ95)、
何らかの枠組みがあった方が、人は工夫や、
努力を重ねて、最大の目的である、
人々の感動を、紡ぎ出すことができるのかもしれない。
ボクは、映画にカネをかけることに、
別に反対しているわけではない。
たとえカネをかけても、ストーリーや、
アクションの撮り方へのこだわり、工夫といったもの、
何よりも人々に伝えたい想いを、
忘れてほしくないだけなんだと思う。
最近ではいよいよ、ゲームが映画になることもあるようだ。
アニメそのままの「ファイナルファンタジー」、
敢えて実写にした「トゥームレイダー」。
これらの作品には、ぜひぜひゲームにはない「映画」を、
期待したいところなのだが…。
6/24 日本劇場にて。
★次回予告「マレーナ」………………………………………………
トルナトーレ監督の最新作は、
ある少年の視点からみた、純粋な女性の物語。
そう、その意味でこれは「ニュー・シネマ・パラダイス」の、
再来とも思える作品…私は、感動しました。
で、次回こそは(笑)お楽しみに。
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【映画のなかの人生、映画のような人生。in Mail Magazine】
Vol.20 2001年6月27日 発行者:Ak.
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