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maki-briマキブリ49号スポルディング・グレイの死

発行日時: 2004/4/4

        ■■■■■■■■■■■■■■■■■     
         マキブリMAKIGAMI BRICOLAGE 
         49号           2004年4月4日
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■
             

---------------------------------目次--------------------------------------------
●<NY通信〜スポルディング・グレイの死>加藤英樹
●超歌唱オペラ「チャクルパ」公演迫る。NY 行き
●トルステン・ラッシュの世界デビュー 
●巻上公一スケジュール
● いろいろ トゥバツアー2004

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<NY通信〜スポルディング・グレイの死>

スポルディング・グレイが亡くなった。

俳優/モノローグ・パフォーマ−/作家として知られた彼は、
1979年代に劇団Wooster Groupをウイリアム・デフォーなどと共に設立。
ライターとしてはThomas Wolfe、Allen Ginsberg、Ramblin' Jack Elliotなどの、
アメリカの自伝的文学から影響を受けつつ、
ライブ・パフォーマンスでの物語りのスタイルを築き、「完璧な瞬間」を追求し
続けたという。

セットは机、椅子そして水の入ったグラスというシンプルなもので、
常に彼の実生活の体験が主題。
時には痛々しい告白/自伝的ストーリーをユーモアをもって語る:
青年時代のトラブルについて語る「Sex and Death at Age 14(1979年)」、
カンボジアでの映画制作の体験にまつわる出来事を語る「Swimming to Cambodia
(1982年)」、
(ジョナサン・デミー監督によって1988年に映画化。)
自伝小説「Impossible Vacation」の執筆にあたっての格闘を語る「Monster in
a Box(1990年)」、
(ニック・ブルームフィールド監督によって1992年に映画化。)など。

2001年の交通事故による負傷から、鬱状態に苦しんでいたという。
回復が望まれていたが、1月10日に消息をたったまま2ヶ月行方不明。
3月9日なってイ−スト・リバーで遺体が発見された。
死の直前に映画「ビッグ・フィッシュ」を観たという。
癌で亡くなる主人公が魚になってあの世に旅立つというストーリー。

彼は1997年のインタビューで自分自身のことを
 "An American Original: Troubled, Inner-Directed and Cannot Type." と呼
んだ。

 加藤英樹

 http://www.altx.com/io/gray1.html
 http://www.altx.com/io/gray2.html
 http://www.news.harvard.edu/gazette/2002/01.17/03-gray.html
 http://www.sfgate.com/eguide/profile/arc98/0101gray.shtml
----------------------------------------------------------------------------------

チャクルパ迫ってきました。
13日、14日お待ちしてます。
チケットは、まだありますよ。
総勢20人のヴォイスパフォーマンス見物ですよ。
チケットは、
http://www.makigami.com/chaktick.html 
http://www.geocities.jp/azabubu/

それが終わるとすぐ、
4月16日から21日までニューヨークに行ってきます。
トニックでは、6月にアサヒスクエアで共演するDJ Oliveとイクエモリさん
 Diapason Galleryでは、加藤くんたちと演奏します。
ニューヨークの知り合いにお伝えください。

巻上公一
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トルステン・ラッシュの世界デビュー

妙な胸騒ぎの音楽が登場した。
トルステン・ラッシュ作曲の『MEIN HEEZ BRENNT /燃える心』だ。
ずっと一緒に音楽活動をしてきた仲間だけに、ドイツグラモフォンからのデビューという大
きな一歩にエールを送りたい。

トルステン・ラッシュは、1965年 旧東ドイツドレスデン生まれの作曲家。少年時代ドレス
デン十字架合唱団で日本に公演旅行に来たことが、ベルリンの壁崩壊後、彼を日本に向かわ
せた。1992年からヒカシューに在籍。1996年、ヒカシューのリメイクアルバム『かわってる』
(東芝EMI)の中、「日本の笑顔」をオーケストラでリメイクしたことが、活動を大きく羽ばたか
せるきっかけになった。

というのは、ちょうどその頃、ドレスデンには面白い動きがはじまっていた。
マルカス・リントとスベェン・ヘルビクはカフェでこんな会話を交した。
「一緒にバンドでもやろうか」
「いやあ、バンドはみんながたくさんやってるから、オーケストラはどうだい」
これが現代曲のみを専門にする世界で唯一のオーケストラ、
ドレスデン交響楽団のはじまりである。
彼らはカフェでの話を猛烈なスピードで本当にしてしまった。

そしてドレスデン時代の知り合いを通じて、彼らがたまたま聴いたのが、トルステン編曲の
「日本の笑顔 テーマと14のバリエーション」だった。このふたりのプロデューサーの凄いとこ
ろは、無名でも、自分たちが本当にいいと思った作曲家に依頼できるところだろう。
それがきっかけででトルステンは、作曲家としてドイツデビューを飾った。

先日、渋谷でトルステンと会った時、このアルバムの話を聞いた。
「この作品は、はじまりから3年くらいかかった」そうだ。
メタルバンド ラムシュタインの詩を元に、オーケストラで新しい音響を作り出し、
ロマンあふれるメロディーを歌にして、独特の世界を作り上げている。
「最初のうちは、ラムシャタインのメロディーもあったけど、
だんだんなくなっていって、結局、詩だけ残った」と言う。
「ラムシュタインの詩は、多義的でメタファーに満ちている。
でもドイツではネオナチ的と言われていて、ジャーナリズムはあまりとりあげられないんだよ、
だからぼくの作品も少し無視されている」とも語っていた。

しかし、そんなことはない。すでにイギリスではロビン・ハロウェイが、ベルク、マーラー、
ヒンデミットなどの名をあげ、ネオロマン派的表層を指摘しつつも、
「近年に聴いたどのニューミュージックより心を騒がせる」と大絶賛している。
ルネ・パーペが、ジョン・カルー指揮するドレスデン交響楽団のダイナミックな演奏の中で、
ロマンチックに歌い上げる「母」の力強さ。カタリナ・タールバッハの魔女的語りと、
さまざま次元の変化を惜しみなく表現する「心の苦しみ」のオーケストレーションは、
えも言われぬ世界だ。「渇望」のアルメニア民族楽器ドゥドゥックの微細な表現には息をのむ。

これから日本、アメリカでの発売。追ってDVDも発売されるらしい。
しかし、トルステンもラムシュタインも東ドイツ出身。その共通項は、
とても骨太な創造性だろうか。

巻上公一

ミュゼ2004 vol48 17pに掲載

燃える心/トルステン・ラッシュ meets ラムシュタイン》
UCCG-1187 ドイツ・グラモフォン
ルネ・パーペ(歌)
カタリナ・タールバッハ(語り)、ドレスデン交響楽団、指揮:ジョン・カルー
録音:2003年7月 ベルリン〈デジタル録音〉
http://www.mein-herz-brennt.de/en/

--------------------------<巻上スケジュール>--------------------------------------

●4月10日(土)午後2時から午後4時
マザーシップ「ヴォイスパフォーマンス講座」
http://www.mothership.info/ 

●4月13日、14日 麻布die platze
マキガミックテアトリック公演
 超歌唱オペラ「チャクルパ」
構成演出 巻上公一
モルゲンシュテルン率いる
「人間の中の子供」が、ハナアルキ
コエダラケを呼び込んで、チャクルパる。
声帯の中の声帯が月山ウーウに浮かび上がる。
声の音響で綴る1時間。

チケットは、
http://www.makigami.com/chaktick.html 
http://www.geocities.jp/azabubu/

●4月17日(金)
DJ Olive Ikue Mori Makigami and Sylvie Courvoisier at Tonic
http://www.tonicnyc.com/
●4月20日(火) at Diapason Gallery  in NewYork
makigami koichi: vocal, jewsharp, electronics, etc.
chris cutler: electrified drum kit
kato hideki: bass synth, electric bass
james fei: analog synth, alto sax, reverb tank, etc.
michael schumacher: piano + electronics

http://diapasongallery.org/

●4月28日(水)
巻上公一  植村昌弘 duo
横浜ドルフィー
桜木町より徒歩6分、日の出町より徒歩2分
http://member.nifty.ne.jp/dolphy/index.html

●4月29日(木)
こうどう派演武会
新宿コズミックスポーツセンター

●5月2日(日)NHK編成の都合で延期になりました。
NHKラジオ第一「日曜ラジオマガジン」ゲスト
トラバントウィークについて語る。

●5月8日(土)午後2時から午後4時
マザーシップ「ヴォイスパフォーマンス講座」
http://www.mothership.info/ 

●5月18日(火)
ヒカシュー at eggman

●5月28日(金)
イベント「金星」at 初台ドアーズ 午後7時開演
マキガミサンタチ パパイヤパラノイア AQUA BOMB



*********************************************************************************
●マキガミサンタチのマスタリングを終え、ジャケ写も撮り、
 さーていつ発売しますか。

●今年7月に予定されていたハンガリーでの口琴会議が中止になりました。
 2006年のアムステルダムまでのおあずけです。
 道のりは長いね。日本ではいつ?

●ゲナディ・トゥマット・フェスティバル2004
 今年、トゥバの首都クィズィルから西へ300キロのハンダガイテで、
 7月16日、17日の両日 ゲナディ・トゥマット・フェスティバルが開催されます。
 予定では、7月13日出発 7月20日か23日ぐらいに帰国予定です。
 参加ご希望の方は、メールにて連絡ください。なお20人で締め切ります。
 費用は、渡航費、ホテル代、ビザ代あちらでの参加費含めて25万円くらいかと思います。
 今年はアバカンから入る予定です。
 現在5名参加。
 office@makigami.com

●6月11日に浅草アサヒスクエアAを皮切りに
 DJ Olive、イクエモリ、巻上公一によるトリオのツアーを計画しています。
 12日 湯河原 13日 京都 誓願寺 16日か17日 札幌
 20日 沖縄を予定してます。

●ボロット・バイルシェフ
 CD「宇宙の命脈」是非きいてください。試聴できます。
http://www.makigami.com/ekiattar/
http://www.makigami.com/bolot/ 
それからTシャツもまだあります。是非一緒にどうぞ。

●マキブリでは新規読者を常時募集しています。 是非、お友達にご紹介ください。
 スケジュール転載可です。宣伝にご協力ください。

●はなうた掲示板 気軽にお書きください。
http://www.makigami.com/BBS/

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メルマガデータ

  • メルマガID : 3155
  • 創刊日 : 2000-02-26
  • 最新号 : 2008-07-13
  • 発行周期 : 不定期
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 2523人
  • コメント数 : 3
  • Score! : 90点
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発行者プロフィール

ペンネーム : マキブリ

  • 静岡県熱海市生まれ、在住。 ヒカシューのリーダーとして1978年から現在に至るまで作詩作曲はもちろん 声の音響voice performanceやテルミン (という電子楽器)、 口琴(こうきん)を使ったソロワークやコラボレーションも精力的に行っている。 類いまれな歌のセンス、声の可能性の追求、 斬新な切り口と諧謔精神を備え、 歌謡曲から歌ともつかぬ歌まで、そのパフォーマンスは縦横無尽且つ自然体。 最近はいくつかのシアターピース(代表は宇宙語「チャクルパ」シリーズ)にも着手している。 シベリアのトゥバ共和国に伝わる喉歌ホーメイの紹介者、 第一人者であり、指導者としても多くの歌手を育てている。 また世界のさまざまフェスティバルにも招聘されている。 イギリスのカンパニーウィーク1994、トゥバ国際ホーメイフェスティバル1995 1998 2003 ドイツの「震える舌」フェスティバル 1999、 スイスのタクトロスフェスティバル1996 1999、 モスクワ「丸呑み或いは危険な声帯」フェスティバル 2000 オーストラリアのWhat is musicフェスティバル 2001、 オーストリアのインスブルク音楽祭 2002、 カナダのVicto 2003 アルタイ共和国エルオユン2002、カイフェスティバル 2004 カルムキア語り部フェスティバル2005 ノルウェイのウルティマ現代音楽祭2005、 ニュージーランドのASIA-PACIFIC FESTIVAL2007、など多数。 最新作に ヒカシューCDアルバム『転々』2006 テルミンソロCDアルバム『月下のエーテル』2006 ソロヴォイスCDアルバム『KOEDARAKE』2005 ほか 多数

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