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maki-bri マキブリ13号
発行日時: 2001/2/20 ■■■■■■■■■■■■■■■■■
マキブリMAKIGAMI BRICOLAGE
13号 2001年2月20日
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------------------------目次--------------------------------------
お知らせ
巻上公一 声帯エッセイ「横浜ファルセット」
音楽NY通信■加藤英樹 <エイブン・カンのこと>
巻上公一 最新スケジュール
------------------------お知らせ-----------------------------------
2月はベトナムに行ってキム・シンの録音を考えていて
本人とも連絡がとれ、進めていたのですが、
旧正月の影響で、飛行機が満席。キャンセル待ちしてたら
ぎりぎりになってなんと席がとれてしまったんです。
うっかりしたことにどうせとれないだろうと
ビザの申請をしていませんでした。
連休もありビザが間に合わないことが発覚。
結局延期にし、今回はあきらめました。
でなおします。
さて21日からオーストラリアのシドニー、メルボルン、
そしてニュージーランドのオークランド、ウェーリントンに行きます。
3月9日の朝もどりです。
ヴァイオリンのジョン・ローズとドラムのトニー・バック、
そしてデビッド・ワトソンと一緒です。
はじめてのオセアニア、いい季節だそうですから楽しんできます。
留守中メールはなるべくチェックするようにします。
口琴の発送は3月10日以降になります。
ホーメイ・クレイジーのページ少しずつ更新しています。
http://www.asahi-net.or.jp/~XF3K-MKGM/index.html
今年は、第4回国際ホーメイフェスティバルがトゥバで開かれます。
また関連情報もチェックしてください。
マキブリラジオはやっと2回目をアップしました。
今年は少しテンポアッブします。
http://www.makigami.com/radio.html
Daiaryものぞいてください。
http://www.makigami.com/diary/diary.html
4月2日から9日までニューヨークに行きます。
------------------------声帯エッセイ---------------------------------
「横浜ファルセット」
先日、横浜の新名所カレー博物館を横目に
馬車道のなんとも雰囲気のある小さなジャズスポット「エアジン」に
Theo Bleckman(vocal)とBen Monder(g)のデュオを見に行った。
「エアジン」は何か、どんなものも受け入れてくれるような懐の深さがある。
Theo Bleckman は、イクエ・モリの素晴らしいアルバムOne Hundred Aspects of the
Moonで知っていたが、ニューヨークに住むドイツ人だそうだ。
イクエさんのアルバムの中でぼくは口琴、Theoはヴォイスをやっている。
Theoは、専用の立派なディレイマシーンを持参していた。
深いリバーブとディレイによる装飾、よくコントロールされた音程のファルセット
実に技巧的なヴォーカル。歯笛もうまい。
が、ほとんどが作曲されていて、レパートリーはビートルズまで飛び出した。
倍音唱法はとてもきれいに使っていた。それは口の中で倍音を作るタイプのもので
ホーメイとは違う。ぼくの分類ではヨーロッパ人タイプのものである。
美しい、とても美しいが、
あまりにきれいに整頓されすぎていて、時にブロードウェイ的なところもある。
たまたま隣にすわったニューヨークレポートをOUT THEREに書いている座間さんが
「なにをやっても深い」と言った。
ぼくは確かにこのエコーは深すぎる思ったが、耽美的で居心地が悪いところもあった。
しかし、おかげでヴォイスとは何かということを考えさせられた。
その考えさせられ方は、渋谷や新宿の路上で、
「絵を見ていきませんか?」
と女性に呼び止められて、美しい海やイルカの絵を買わされるような
そんな複雑な気分なのである。
大友良英がターンテーブルを使っているだけでDJと呼ばれてしまうような。
高橋尚子が芸能人扱いされるような。
そんな不幸。
大友がレコードをかけなくなり、
高橋尚子は走り続ける。
そして
ぼくは声の向こうの思考を説明しなければならない。
Ben Monderのギターは、淡々と呟く。こちらもリバーヴが深い。
時折、Theoに対して合図を出す。Benが全体のイニシアチブを取っているようだ。
ギターとヴォーカルのコンビとしては、大変クオリティが高く、それでいて
普通では出てこない音質を追及していると言えよう。
帰り道、ぼくもヨーロッパ風のファルセットで音階練習しながら帰った。
そのうちぼくの声はアナログシークエンサーの定まらない音程に移行した。
巻上公一
-------------------音楽NY通信■加藤英樹-----------------------------
<エイブン・カンのこと>
バイオリニストのエイブン・カンに出会ってからすでに8年近くにもなる。
1993年にジョン・ゾーン生誕40周年記念のギグで共演して以来の付き合い。
エイブンはシアトルに拠点をおき、ビル・フリゼル等との共演で知られる一方、
作曲家としてTzadkのコンポーザー・シリーズから3枚のCDを出している(注1)。
アイスランド系の母と韓国系の父との間に生まれた彼は、
民族音楽、クラシック、ジャズ、ロックと、あらゆるスタイルを消化しながら、
独特なユーモアのセンスをもった作品を発表し続けている。
彼自身の作曲家としての作品の他に、
96年にドラムのカルビン・ウェストン、加藤英樹と共に「DYING GROUND」を結成。
ロック/ファンク/ノイズを取り込んだパワー・トリオは、
97年に同名義でAvant/DiskUnionからCDをリリース、ヨーロッパをツアー。
昨年はトリオに加え、ドラマーのビリー・マーティン(Medeski Martin andWood)、
ギタリストのトレイ(Mr.Bungle)とティム・ヤングを迎えて、ワルシャワにて演奏。
今年は韓国での演奏予定。
エイブンの最新作「Petrified Wood」は、
Leonard Peltier(注2)の獄中日記にインスパイアされた作品だという。
昨年12月10日(国際人権記念日)にNYで行われたPeltier釈放要求のデモの後、
同夜TONICで行われたギグには、
バイオリンのチャールス・バーンハム、チェロのジェーン・スカルパントーニ、
オキアン・リー、ベースのシャザッド・イズマイリー、加藤英樹等に加え、
アメリカ・インディアンのミュージシャンも飛入りゲストで参加。
ストリング・アンサンブルがひとつになって、静かながら力強い演奏になる。
エイブンは「道化師」と「シャーマン」の両面をもち始めていると感じた。
「Petrified Wood」は今年4月にRouletteで再演予定。
(注1)
Eyvind KangのCDについての情報:
http://www.tzadik.com/
(注2)
Peltierは60、70年代のアメリカン・インディアン・ムーブメントに関わり、
'75年にFBIエージェント殺害容疑をかけられ、24年間投獄生活を送っている。
http://www.freepeltier.org./
加藤英樹
---------------------スケジュール-------------------------------------
2001年
●2月22日(木)
シドニー What is music Festivalに出演
詳細は以下のurlで
http://www.whatismusic.com/
●2月28日(水)
メルボルン What is music Festival に出演
http://www.whatismusic.com/
●3月4,5,6日
ニュージーランド Aukland
トニー・バック、ジョン・ローズ、ディビッド・ワトソン、巻上公一
http://www.artspace.org.nz
●3月7日(水)
ニュージーランド Wellington
トニー・バック、ジョン・ローズ、ディビッド・ワトソン、巻上公一
●3月8日(木)
Wellington University
Voice workshop
●3月19日(月)
こまっちゃクレズマー、巻上公一、新井田耕三
新宿PIT inn
http://www.pit-inn.com/
●3月20日(火祝)
詩のボクシング 子ども大会 ロバの音楽座
巻上公一、楠かつのり
●4月15日(日)
ヒカシュー
渋谷ラママ
(トルステン参加予定)
http://la.mama.gr.jp/
●4月19日(木 )
Carlo Actis Dato、太田恵資、立花泰彦、巻上公一
お台場 ライブハウスTRIBUTE TO THE LOVE GENERATION
(ゆりかもめ台場駅より徒歩5分メディアージュ内6階)
http://www.mediage.co.jp/TLG/</A>
問:TRIBUTE TO THE LOVE GENERATION(tel.03-5531-2024)
●4月20日(金 )
内橋和久、巻上公一、サム・ベネット
at 大泉学園inF
http://www.city.nerima.tokyo.jp/in-f/
●4月21日(土)
巻上公一ボイス・パフオーマンス「素敵な口腔散歩」
( ボイス・パフォーマンス講座の有志によるボイスも参加予定)
渋谷パルコPART2 6F 毎日カルチャーシティスタジオ 予約03-3477-8969
●5月5日(土)
ヒカシュー、大正九年、バケラッタ
名古屋ELL
http://www.ell.co.jp/
● 5月6日(日)
ヒカシュー、ママスタジヲ
大阪Fandango
http://www.fandango-go.com/jp/jindex.htm
●5月17日(木)
ヒカシュー『オボポイ・ミーティング』
出演 ヒカシュー
ゲスト イノヤマランド、知久寿焼
お台場 ライブハウスTRIBUTE TO THE LOVE GENERATION
(ゆりかもめ台場駅より徒歩5分メディアージュ内6階)
http://www.mediage.co.jp/TLG/
問:TRIBUTE TO THE LOVE GENERATION(tel.03-5531-2024)チケット料金は
■自由席\4,000(前売り) \4,500(当日)
BOX席 \7,000(1名で利用。相席の場合があります。)
BOX SEATRESARVED \18,000(3名までご利用可)
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