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maki-bri マキブリ10号

発行日時: 2000/10/24

      ■■■■■■■■■■■■■■■■■
       マキブリMAKIGAMI BRICOLAGE 
       10号        2000年10月24日
      ■■■■■■■■■■■■■■■■■
------------------------目次----------------------------------
巻上公一 声帯のお知らせ
音楽NY通信■加藤英樹 <ヨーロッパ通信〜国際ガウデマス祭2000>
<アイルランド日記〜ガルウェイへの旅>
巻上公一 スケジュール
あとがき
------------------------声帯のお知らせ--------------------------------
10月25日午後7時30分
NHKBS2「秋の夜長・音楽ショーはいかが?ワンダー・ボイスの秘密」
巻上公一 とボロット・バイルシェフと出演する。
まずは口琴演奏から
そしてアルタイの英雄叙事詩「オチバラ」をボロットがものすごい低音のカルグラで歌い、
ぼくが即興的にスィグットなどの声やマキガミオリジナルな声を加えた。
その後、コロッケのインタビュー。
コロッケは美川憲一のものまねからそのままアルタイのカイができるか考えていたようだが、
たぶん思っていたより難しいものだったようだ。
ぼくはものまねがうまいコロッケだからすぐできると思ったがそう簡単じゃなかった。

また、湯河原でボロットとふたりでレコーディングをした。
伝統的なものをソロで、もうひとつはデュオで即興。
来年には発売したい。 

大阪で27日にやるインドネシアの作曲家 スラマット・シュークルのワク・ワクがおかしい。
以前、高橋悠治と吉原すみれがやったものを横浜で観たが、口の中を探検していく
魅力あるユーモラスで官能的な曲だ。
ぺちゃっとかポッとか・・口から出る音ってほんとにおかしい。
またこれが譜面になっているのもへんなものだ。


11月のトゥバのホーメイ・サイエンス近づいてきた。
4人のホーメイ歌手がやってくる。
今度のメンバーの中にも女性のホーメイ歌手がいる。強力。
セミナーもすごいメンツが揃ったよ。
http://www.asahi-net.or.jp/~XF3K-MKGM/concert.html
夏に行ったトゥバ日記が写真付きで、今出てるアサヒウィークリーに
掲載されている。

婦人公論の糸井重里井戸端会議で「声」の鼎談をした。
鈴木さんという声紋の専門家の話が面白い。
この方、声だけで身長までわかる。
ぼくの声は普通に話していて90から260ヘルツ、幅が170ヘルツある
とのこと。普通の人で幅は50くらいだそうだ。
ちょっとうれしかった。

ブルータスにリチャード・フォアマンのことを書いた。
リチャード・フォアマン公演のページが出来ている。
http://www.mars.sphere.ne.jp/amearts/index.html

口琴入荷。スーパーマイクロというのが登場。
http://www.makigami.com/1714.htm
ベトナムモン族スタイル口琴バージョンアップのお知らせ
新しく変わったところ
 *シビアな熱処理効果--ベリリウム銅の力を最大限に生かせるようになった。 
 *ガラスビ-ズ---口琴本体には直接ヒモがつながりその先にはビ-ズがついてます。
  大草原で落としたときでも見つけやすい。


-------------------■■音楽NY通信■■加藤英樹■■-------------------
<ヨーロッパ通信〜国際ガウデマス祭2000>

国際ガウデマス祭は現代音楽の若手作曲家のためのコンテスト。
今年は8月31日から9月10日まで開催された。
審査員には近藤譲、ニコラス・コリンズが列席。
日本から招聘された鶴見サチヨは名誉賞を受賞。

9月7日、コンテストとは別にフェスティバルの一部として、
「Night of Unexpected」と名付けられたイベントに参加し、
ニコラス・コリンズ、ヒュー・デイビスと共演。
ヒューはイギリスの電子音楽のパイオニアとして、
60年代から自作電子楽器を駆使した演奏で知られる。
ニコラスはサンプラーをトロンボーンに組み込み、
他の演奏家の音をリアルタイムでプロセスする作曲家兼パフォーマー。
音の発し方は3者共、まったく個性が異なりながら、
お互いが良く音を聞き合い、
エキセントリックかつ緊張感のある演奏となる。

<アイルランド日記〜ガルウェイへの旅>

この夏に演奏旅行で訪れたワルシャワやシアトルでは「開発」というの名のもと、
特徴のないデザインの新しいビルが建設され、風景が死んでいた。
自分がどこにいるのか実感が湧かない、感覚麻痺の不快感。
今回は旅=仕事というパターンから逸脱して、
仕事では行く機会のない場所を選び、特に計画も立てずに旅をすることにした。

アムステルダムでの国際ガウデマス祭の後、
オランダを離れ、アイルランドへ。

9月9日、ダブリンに到着するが、スポーツイベントのためホテルがどこも満杯。
バスで3時間半のところにある西海岸の街ガルウェイに向かう。
夜になるとパブでアイリッシュ民謡の演奏が始まる。
ここではアイルランド語を話すひとも多く、
永年にわたるイギリスからの独立闘争の苦悩にも関わらず、人々の性格は明るい。
夕食の「フィシュ&チップス(白魚とポテトのフライ)」が美味。

翌日、ガルウェイからバスで1時間ほど下り、
詩人ウイリアム・イエーツゆかりの町ゴート近郊の「クール公園」を散策。
植物が性的な魅力をもっていることに驚嘆。

9月11日、「Cliffs of Moher 」を訪れる。
300フィートの絶壁で知られるこの海岸沿いには、
崖ぎりぎりにある道が数キロ続いている。
霧雨の中、スリルのある風景の変化に導かれながら、
数時間歩き続けるうちに、ドゥーリンに到着。
空は一転して快晴、パブでアイリッシュ音楽を楽しみながらギネスを飲む。
この村はアイルランド伝統音楽のメッカだという。

9月12日、ダブリンで一泊、流石に足が痛む。
13日アムステルダムに戻り、翌日14日ブリュセルでソロ・ベースのコンサート。
演奏後に観客のひとりが声を掛けてくれた。
僕の演奏を聞いて、体調が良くなったという。
これもアイルランドの風景が与えてくれたポジティブな「気」のおかげだろう。

---------------------スケジュール---------------------------------
●10月26日
 こまっちゃクレズマーwith 巻上公一 、新井田耕三札幌遠征
 コンカリーニョ
 http://www2.comco.ne.jp:80/%7Ecarino/prod.html

●10月27日(金)
 『バッハから遠く離れて』
 19時 大阪 イシハラホール
 高橋悠治(ピアノ、朗読)、吉原すみれ(打楽器)、巻上公一(声など)
 チナリー・ウン:七つの鏡(ピアノ)
 バッハ:パルティータ第6番
 高橋悠治:バッハから遠く離れて(テキスト朗読と音楽)
 高橋悠治:パレスチナのこどもたちの神さまへのてがみ
 スラマット・シュークル:ワク・ワク
 ジャック・ボディ:孤独の輪

● 10月29日(日)
 岡山「いわとわけ音楽祭」に出演
 石門別神社 午前11時より
   巻上公一は午後2時30分頃出演予定

●11月1日(水)
 Live in Moscow in Russia
   巻上公一 (声、いろいろ) 宝示戸亮二(プリペアードピアノ他)
 Bol'shoi  Obchinnikovskii  per., d.24, stroenie 4
 地下鉄ノヴォクズネツカヤ駅の近くです。
 電話問い合わせ先は
 953-7236 または 953-7242
 メール dom@avantart.com

●11月3日(金)
 Live in Vilnius in Lithuania
   巻上公一 (声、いろいろ) 宝示戸亮二(プリペアードピアノ他)
 Vilnius City Hall
 J. Jonynas, tel. 61 80 07. 

●11月11日(土)
 ヒカシュー、イノヤマランド
 at 吉祥寺スターパインズカフェ
   午後7時開演
http://www.mandala.gr.jp/spc.html

●11月12日(日)
 京都清水寺
 巻上公一ソロ演奏

●オントロジカル・ヒステリック・シアター公演
 「バッド・ボーイ・ニーチェ!」
 作・演出・デザイン・作曲 リチャード・フォアマン
 11月16日から19日
 新宿パークタワーホール
 前売り開始9月15日
   チケット取り扱い
 パークタワーホール03-5322-6633
 チケットぴあ 03-5237-9988
 e+ http://eee.eplus.co.jp
 問合せ 03-3407-8198
 http://www.mars.sphere.ne.jp/amearts/index.html
 いよいよ来日です。ぼくはイヤホンガイドを担当します。
 また、17日公演後のシンポジウムに内野儀、鴻英良両氏とともに参加します。

●11月21日(火)
 19:00
 東京オペラシティ リサイタルホール

 鈴木理恵子(ヴァイオリン)
 [共演]チェンバロ:高橋悠治、ヴォイス・パフォーマー:巻上公一
・J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
・高橋悠治/Le double de Paganini
・J.S.バッハ/ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV1014
・アラン・リドー/フェルディナンド〜声とヴァイオリン・ソロのための
・イサン・ユン/大王のテーマ
・J.S.バッハ/ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
 \3,000(全自由席)
 友の会優先発売:7/1(土) 一般発売:7/8(土)
 23歳で新日本フィルハーモニー交響楽団副コンサートマスターに就任し、退団した現在、
 ソロ、ゲスト・コンサートマスター、室内楽と幅広い活動をしているヴァイオリニスト、
 鈴木理恵子のリサイタルです。
 
 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
 東京オペラシティArts友の会03-5353-0799

●日大芸術学部でリチャード・フォアマンについて講義

●11月23日(祝木)
 午前中 こうどう派演武会
 午後 詩吟の会のゲスト 永六輔さんと

●11月25日(土)
 ホーメイ・サイエンス
 『その声はどこから来たのか』トゥバ・ホーメイ歌唱の不思議に迫る。
    第一部 ホーメイ研究発表
    講演:ゾーヤ・クィルィギス(音楽学者・トゥバ共和国ホーメイ科学センター所長)
   「トゥバのシャーマニズムとホーメイ」
     進行:巻上公一 通訳:井生明
     第二部 ホーメイコンサート
     出演:ダンズィリン・アヤスオール(5種類のホーメイ)
   チャヤンホー・メルゲン(トゥバ伝統音楽演奏者)
   チョードゥ・ナチュン(トゥバ伝統音楽演奏者・ホーメイ)
   オールジャック・ショプチャライ(女性トゥバ伝統音楽演奏者・ホーメイ)
 http://www.asahi-net.or.jp/~XF3K-MKGM/concert.html
 お台場 ライブハウスTRIBUTE TO THE LOVE GENERATION
 (ゆりかもめ台場駅より徒歩5分メディアージュ内6階)
  http://www.mediage.co.jp/TLG/
 問:TRIBUTE TO THE LOVE GENERATION(tel.03-5531-2024)
   日本トゥバホーメイ協会(tel.0465-63-0578,)

●11月26日(日)
 トゥバホーメイセンター所長クィルィギス・ゾーヤ氏初来日記念
 第一回 ホーメイ・サイエンス・セミナー
 テーマ『科学の目、わがままな耳、快楽する喉』
 場所: 早稲田大学国際会議場 第二会議室 
 午後1時より5時まで 研究発表・討議
 午後6時半より8時半まで ホーメイワークショップ
 料金・未定〔先着100名〕
 (予定は変更になることがあります)

 問:日本トゥバホーメイ協会(tel.0465-63-0578)

●11月27日(月)
 ホーメイ初心者ワークショップ予定 場所がみつかれば

●11月29日(水)
 ホーメイ・サイエンス仙台
 エル・パーク仙台ギャラリーホール(141ビル6階)
 入場料金:全席自由 一般2,500円(当日3,000円)
 学生1,500円(当日2,000円)
   友の会2,200円(前売一般のみ)
 仙台市市民文化事業団022-268-9757

●12月1日(金)
 国立トゥバアンサンブルコンサート
 吹田メイシアター小ホール
 案内 等々力政彦

●12月2日(土)
 ホーメイ・サイエンス岡山
 ライブハウスモグラ
 午後5時30分から午後7時 
 講演:ゾーヤ・クィルィギス(音楽学者・トゥバ共和国ホーメイ科学センター所長)
   「トゥバのシャーマニズムとホーメイ」
 午後8時 国立トゥバ・アンサンブル ホーメイコンサート
 問 ザマーケット山本 086-255-1100


●12月4日(月)
 国立トゥバアンサンブルコンサート
 法然院
 案内 等々力政彦

●12月11日(月)
 新宿ピットイン ベツニ・ナンモ・クレズマー
 東京ナミィ出演

●12月13日(水)
 巻上公一(voice、theremin)with THERMO(君島live electronics、須藤ds)
 横浜ドルフィー045-261-4542
 午後7時
 桜木町より徒歩6分、日の出町より徒歩2分
 http://member.nifty.ne.jp/dolphy/index.html

●12月23日(土)
 ヒカシュー、大正九年
 渋谷ラママ
 『20世紀の終りに』パーティー

●12月29日(金)
 John Zorn's Cobra 2000
   20世紀最後のコブラ
 渋谷ラママ
 プロンプター 巻上公一

●12月31日(日)
 京都南座 予定

--------------------------------------------------------
●10月31日からモスクワ、そしてリトアニアに行ってモスクワにまた戻ります。
 どなたかモスクワやリトアニア詳しい方、情報ください。

●来年1月にはベトナム、ハノイに行きます。こちらも詳しい方の情報お待ちしてます。

●ヒカシューのデビュー曲「20世紀の終りに」をさまざまなバンドがカバーしたアルバム
トリビュート トゥ ヒカシュー「20世紀の終りに」。
LABSICK RECORDSからいよいよ10月25日発売される。
プロデュースはスカイフィッシャーの中山貴史。
参加アーティストは、スカイフィッシャー、SPOOZYS、Kovacs、
千葉レーダー、Rick Stazy、バケラッタ、たま、大正九年、ママスタジヲ SPIN。
このアルバムには巻上公一本人も内橋和久のダクソフォンによるア
レンジで参加している。
また巻上は、ニューヨークのTZADIKから発売される「ヒカシュー
ヒストリー」の制作を開始。
http://www.sound.co.jp/~hikasu/

●マキブリでは新規読者を常時募集しています。
 是非、お友達にご紹介ください。
 スケジュール転載可です。宣伝にご協力ください。

●マキブリの掲示板ができてます。
http://bbs.melma.com/cgi-bin/forum/m00003155/
マキブリ関係のことお書きください。

●11月のホーメイコンサート本気で手伝いませんか?
 ほんとに探してるんですよ。

●おーい、
 ヒカシューではスタッフを随時募集しています。いつも人手不足です。いないのかーっ!

●マキブリのスタッフ、スポンサーになりませんか?

連絡は、makigami@st.rim.or.jp まで。

●突然マキブリが送られて困っている方はいつでも解除できます。

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  • 創刊日 : 2000-02-26
  • 最新号 : 2008-06-25
  • 発行周期 : 不定期
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 2521人
  • コメント数 : 3
  • Score! : - 点
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発行者プロフィール

ペンネーム : マキブリ

  • 静岡県熱海市生まれ、在住。 ヒカシューのリーダーとして1978年から現在に至るまで作詩作曲はもちろん 声の音響voice performanceやテルミン (という電子楽器)、 口琴(こうきん)を使ったソロワークやコラボレーションも精力的に行っている。 類いまれな歌のセンス、声の可能性の追求、 斬新な切り口と諧謔精神を備え、 歌謡曲から歌ともつかぬ歌まで、そのパフォーマンスは縦横無尽且つ自然体。 最近はいくつかのシアターピース(代表は宇宙語「チャクルパ」シリーズ)にも着手している。 シベリアのトゥバ共和国に伝わる喉歌ホーメイの紹介者、 第一人者であり、指導者としても多くの歌手を育てている。 また世界のさまざまフェスティバルにも招聘されている。 イギリスのカンパニーウィーク1994、トゥバ国際ホーメイフェスティバル1995 1998 2003 ドイツの「震える舌」フェスティバル 1999、 スイスのタクトロスフェスティバル1996 1999、 モスクワ「丸呑み或いは危険な声帯」フェスティバル 2000 オーストラリアのWhat is musicフェスティバル 2001、 オーストリアのインスブルク音楽祭 2002、 カナダのVicto 2003 アルタイ共和国エルオユン2002、カイフェスティバル 2004 カルムキア語り部フェスティバル2005 ノルウェイのウルティマ現代音楽祭2005、 ニュージーランドのASIA-PACIFIC FESTIVAL2007、など多数。 最新作に ヒカシューCDアルバム『転々』2006 テルミンソロCDアルバム『月下のエーテル』2006 ソロヴォイスCDアルバム『KOEDARAKE』2005 ほか 多数

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