東洋の知恵−気に親しむ |
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--01/05/23------------☆◎---気の学校 マガジン---◎☆---------------
東┃洋┃の┃知┃恵┃−┃気┃を┃親┃し┃む┃
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------------------------------------------------------------No.16----
■東洋への回帰■
わたしたち日本人は、明治維新を境目として「脱亜入欧」、すなわち東
洋に見切りをつけ、西洋文明の忠実な弟子になろうとしてきました。その
結果、さまざまな困難や試練を現在に至るまで受け続けているのです。
西洋文明の特徴はキリスト教に象徴されるように、この世の始まりは神
の天地創造であり、その終わりは最後の審判によって決定されるという、
量的な時間を明確なスケールにしたものです。その世界の中にあって、人
の心と体は全く別のものだとする二元論に支配され、医学の分野でもその
立場をとってきました。これに対し東洋ではどうかといえば、心と体は切っ
ても切れないつながりを持っているとする心身一如の思想が根底を流れて
います。そのため東洋の修行法は理論より実践を重視し、体験的、体感的
にその本質を追究する姿勢をとってきました。現代の中国気功は西洋的な
共産主義唯物論で相当歪められていますが、根底には心身一如の思想が残
されています。
人間と自然についての考え方でも西洋と東洋ではまったく異なっている
のです。西洋思想では自然は自己と対立的に語られるものでした。しかし
東洋では自然と自己が一体となること、それを実際に味わうことを教えて
いたのです。すなわち森羅万象を包み込んだ大宇宙と、それをそっくり内
在している小宇宙としての人間の身体を実感として悟ることの大切さを教
えてくれるのです。自然を征服しようという西洋的な考え方で進められて
きた地球規模の開発はわたしたちに何をもたらしたのでしょう。生命の星
である地球の多くの生き物を滅ぼし、自然破壊が進行してきたのです。こ
れはやがてわたしたち人間の存在そのものを脅かすことになります。
近年、こうした環境の問題が熱心に語られるようになってきました。し
かしその根本的な解決は、天地自然と人間が一体であるという東洋的な視
点からしかもたらせないのです。空気や水、そしてあらゆる生命がひとつ
のつながりをもって存在しているという実感を悟らせてくれるものこそ東
洋思想であり、東洋的修行法なのです。わたしたち日本人が東洋を捨てて
はや百数十年の時が流れました。確かに物質的には恵まれていますが、精
神的にはどうでしょう。次から次へと起こる悲惨な事件、人の生命がいと
も簡単に奪われてしまうような現在の日本の社会をみなさんはどう考えま
すか。人間と自然の対立、個の対立、こうした二元論から導き出される
殺伐とした風景に別れをつげる時が来たようです。まさに東洋への回帰の
時期が到来しているのではないでしょうか。
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