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お気楽一人暮らしのレシピ

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お気楽一人暮らしのレシピ(9)

発行日: 2000/7/4

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 お気楽一人暮らしのレシピ (9)
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こんにちは。

お気楽一人暮らしの会社員です。

 一人暮らしで自炊を始めてみると、買い物、食材の保存、料理、後片づけ
からゴミ出しまであって、経験がなくてやり方がわからない事も出てきます。

 この一連の流れのなかで、どれか一つでもうまくいかない部分があると、
自炊が嫌になってしまいます。

 とりあえず、自分でできないことは避けてスタートですが、それだけでは
自炊に飽きてしまうので、少しづつ範囲を広げていきます。


●カラ揚げについて

 カラ揚げはポピュラーな料理ですが、油を加熱するのは慣れないと結構、
こわいものです。水が入れば油がはねて火傷するし、引火したら大変です。

 また、水に比べて比熱が小さいので温度管理が難しいし、加熱し過ぎれば、
油自体が焦げてしまいます。

 そこで、今回は比較的安全で、失敗の少ない方法でトリのカラ揚げを作る
ことにします。

 フライパンでできないこともないですが、面積が広い上に底が浅いので、
専用のてんぷら鍋の方が、安全です。

 専用鍋なら、何かフタになるものがあれば、そのまま油の保存もできます。
フタは鍋の保管の邪魔にならず、鍋の上を完全に覆える大きさのもので十分
です。

 揚げ油はサラダ油でもオリーブ油(普通の安い方)でも、何でもかまいま
せん。


●粉を用意する

 カラ揚げ用の粉は、小麦粉に塩コショウとセージ(スパイスまたはハーブ
の一種)だけで作ります。市販のカラ揚げ粉は使いません。

 実は今回のカラ揚げの美味しい味は、トリの骨自体から出るので、粉はか
なり適当で良いのです。

 最近はハーブがブームなので、セージは知っている方にはおなじみだと思
いますが、香りが強く少しほろ苦い味で、肉の臭みを消すのに使われます。

 セージは冷蔵庫などの無い昔から肉の保存に使われていて、ソーセージの
語源のセージでもあります。

 今回作るカラ揚げ用の粉は、ポリ袋の中で混ぜて作り、肉を直接中へ入れ
て使い、残った分は密封して次回のために棚にしまっておけるので、扱いが
楽です。

 こんなことができるのは、セージに強力な防腐作用があるのと、小麦粉が
乾燥しているためです。粉は虫がわいたりしない限り、無くなるまで、とい
うか、少なくなったらまた継ぎ足して無駄なく使えます。


●今日のレシピ −トリのカラ揚げ−

 今回のカラ揚げは、ほとんど弱火で、しかも水が入らないようにフタをし
て、じっくり15分程度加熱して作ります。

 ほとんど油で煮ている感じですが、最後の1分程度でカラ揚げらしくなり
ます。

 使うのはトリの手羽元(またはウイングスティック)という部分です。肉
の片方を骨から剥したチューリップの形のものもありますが、骨が焦げるの
で、今回はごく普通の骨付き肉を使います。

 付け合わせとしてはレタスがぴったりです。何か好きな味を付けても良い
ですが、面倒なら洗ってちぎっただけでも、肉の美味しさを味わうには十分
です。


食材:
 トリの手羽元‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4〜5本
 小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥手のひら1杯分程度
 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥スプーン1杯程度
 コショウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥少々
 セージ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥一振り
 揚げ油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥適量
その他:
 保存用ポリ袋(普通のポリ袋)
 てんぷら鍋とフタ
 菜箸
 キッチンペーパー


 まず、カラ揚げ用の粉を作ります。と言っても、小麦粉、塩、コショウ、
セージ全部をポリ袋に入れ、口の部分をしっかり閉めて、下からポンポンと
数回たたくだけです。

 トリ肉は、トレイ入りのパックは肉汁がラップの底にしみてないか確認し
て買い、念のためポリ袋に入れて他のものとは分けて持ち帰ります。

 実はこの肉汁が、食中毒などの原因になるので、暑い時期は特に、他に付
かないように注意が必要です。

 で、トリ肉には直接触れないようにラップの端を開けて、粉の入ったポリ
袋の中に落とし込み、袋の口をしっかり閉めて、やはり下からポンポンと数回
たたいて、肉に粉をまぶします。

 次は油ですが、最初に使う時は、てんぷら鍋を洗った後、火にかけて水滴
を全部蒸発させて、火を止めてから油を入れます。

 安全のため、油の量は多くてもてんぷら鍋の深さの半分程度までにします。

 たっぷりの油を使って、材料を入れても温度変化が少ないようにする料理
とは違って、低温からじっくり中の骨にまで火を通すので、今回は全部の肉
を入れて、ひたひたぐらいの油で十分です。

 油の鍋を弱火から中火程度にして、しばらく待ち、油が対流を始めたのが
見えたぐらいで、肉を入れます。

 ポリ袋の中で余分な粉を落として肉を手でつまんで油に入れますが、この
時点ではまず、油がはねることはありません。落ちついて肉を入れられます。

 全部の肉を入れたらフタをします。その後で、油のはねる音がするくらい
でかまいません。

 あとは、時々フタを開けて菜箸で肉を裏返しながら15分程度加熱します。
肉を裏返す時に油がはねることがありますが、フタを盾代わりにして防ぎま
す。

 フタをしたら、まず手を洗い、肉の入っていたトレイも洗ってしまいます。
ラップには肉汁がついているので、内側に触れないようにしてゴミ袋へ。ト
レイはリサイクルに回します。

 フタをしている間に、付け合わせのレタスの用意をしてしまいます。フタ
をしているので、水を使っても油に入ってはねることはありません。

 最後の1分程度で仕上げます。皿にキッチンペーパーを敷いてカラ揚げを
のせる準備をします。

 少し火を強くし、菜箸で裏返して全体に同じ程度にこんがりと焼き色がつ
いたら、菜箸で持ち上げて油から出して、油が蒸発してはじけるのが見える
か、振動が菜箸に伝わるかどちらかを確認します。

 まだなら、裏返して油に戻すことを繰り返し、確認できたら、少し上下に
振って油を切り、皿のキッチンペーパーにのせて余分な油を吸わせます。

 油の中のトリ肉が減るにつれて温度が急上昇するので煙‥ではなくて蒸気
が出始めたら火を止め、肉を全部取り出します。

 この最後の作業で、カラッとしたカラ揚げになります。

 使用後の油にはフタをして、冷めたら片づけます。数回はそのまま繰り返
して使えます。

 食後の片づけは、皿に敷いたキッチンペーパーで皿を軽く拭いてからアク
リルたわしで洗うと洗剤が要りません。


発行者:FUKUHISA

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