毎月第1金曜日と第3金曜日に酒蔵の出来事など楽しい記事をメールマガジンでお送りします。
- 最新号:2008-09-22
- 発行周期:第1・第3金曜日
- 読んでる人:166人
- 創刊日:2001-01-30
- Score!:-点
- コメント数 : 1
- メルマガID:29695
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
- >> 月間ランキング
蔵元日記(杜の都仙台)
発行日: 2002/8/30◇■■■■ 蔵 元 日 記 ■■■■
■
■ 旭酒造株式会社 http://asahishuzo.ne.jp/
■
■このメールに関するご意見ご感想は→ webmaster@asahishuzo.ne.jp
■
■ 2002年7月30日 vol.053
==================================================================
目 次
◆ 蔵元日記(杜の都仙台)
◆ ディスカウント店
==================================================================
------------------------------------------------------------------
▼蔵元日記(杜の都仙台)
先日お盆開けの次の週、仙台に行ってまいりました。東北の州都仙台。博
多がアジアンテイスト溢れるなんとも活気に満ちた街とするなら、北のロ
マンあふれる抒情詩人の街。様々な街路樹に彩られた「杜の都」と言う言
葉がぴったりの美しい街でした。しかも、ちょうど当日から土地の人に聞
いても涼しくなったそうで、蒸し暑い中国地方から飛んできたものからす
れば、八月なのに上着を着て外を歩いている人が半数を占めるという、夢
のような爽やかさ。
何で来たかは置いといて、せっかく仙台まで来たんですから、着いた日に
早速日本三景の松島を見に行きました。自慢じゃないけど行ったことな
かったんです。仙石線の松島海岸駅に着いたらちょうどお昼。駅を出て
ちょっと行ったとこにある「まぐろ茶屋」という寿司屋さんでお昼にする
ことにしました。観光地の食事処にしてこの名前、一寸ひいてしまいそう
な名前と立地の寿司屋さんですが、これが大当たり。瀬戸内の小味な魚に
慣れた舌からしても、まったく違って脂が乗ってしかも大味なとは言えな
い迫力があって美味い。それと良かったのが酒。冷酒を頼みますと、さす
が宮城、ご当地塩釜の「浦霞」が出てきました。一寸ヘビーだったけど美
味い。
だけどこれ観光客からしたらうれしいことですね。観光地に行って頼む酒
はたいてい大手の無個性な酒だったり、珍しく地の酒が出るとこれだから
地方の酒が馬鹿にされるんだよといいたくなるようなひどい酒が多い。
酒好きの客の立場からしたとき、何も「ナントカ」の純米吟醸なんて特別
に銘柄指定しなくても(尤も大抵の観光地の店は酒を選べない飲食店のほ
うが多いですから)そこそこの酒が出てくることはありがたいことです。
宣伝かたがた言いますと、私どもの地元岩国はこの点及第点です。大体
黙って冷酒といいますと「五橋」の生酒か「黒松」の旬麗(だったかな?
すいません村重さん憶えて無くて)の300mlが出てきます。どっちもさ
らりと造ってあって良いんです。「獺祭」はどうかって?痛い所つきます
ね。どうもうちの様な酒蔵にとって主戦場は東京のような大市場にあるよ
うで、地元は弱いんです。と、言うか、千人で千人のお客さんをターゲッ
トにするんじゃなくて千人で三人のお客さんに認めていただければ良いと
言う私どものようなタイプの酒蔵にとって地元はなかなか受け入れてもら
えない土地なんですよね。
ある知り合いの女性が私にしみじみと述懐してくれたことがあります。
「私、秋田の酒が好きなのよね。それで知り合いも誘って秋田居酒屋
ツァーまでしたんだけど・・・・、私の好きな秋田の酒は秋田県には無
かったのよ。あるのは普通のお酒ばかりだった。私の好きな秋田の酒は勤
めのある神保町界隈や住まいのある東急線界隈のほうがたくさんあること
に気付いたの」
と、言うことなんですね。
尤も、「獺祭」も岩国にまったく無いんじゃないですから、禁断症状があ
らわれたら(?)言ってください、お教えします。
で、美味い昼飯を食った後、塩釜の大山さんというお酒屋さんに一寸寄っ
て仙台に帰りました。地酒の世界ではこの店も有名な店ですが、隣と道路
を隔てて対面に酒屋が並んで、向こう三軒両隣の隣組に酒屋が三軒あると
いう立地条件です。こんな立地だからこそ失礼ですけど塩釜の片田舎から
全国にも名前の響く酒屋が生まれたんでしょうね。
それで仙台市内まで戻っての夕食は地方でも地方の美味しい酒が飲める
店、青葉区一番町の海鮮料理「絆」に行ってきました。広島の大和屋さん
というお酒屋さんの紹介でひょっこりご主人が酒蔵に遊びに来られたのが
ご縁の始まりのお店です。聞いてみると大和屋さんとは広島の酒を中心と
した付き合いで私どものお酒は上野のサンワさんというお酒屋さんから
行ってるそうです。それも勿論知ってて大和屋さんも私どもに「絆」のご
主人を紹介してくれたんですね。地酒の世界のつながりの広さと地酒専門
店と言う業態の商売の厳しさの中に地酒とかナントカだけでなしに地域一
番店が特有に持つおおらかさを感じさせる出会いでした。
魚は絶品で表現力の無い者としてはマグロもサンマも海胆も美味かったと
しか言いようのない料理(ご主人の大胆で繊細な包丁捌きを見るだけで一
見の価値あり!)だったんですが、料理にこだわるご主人のため早く食べ
てしまった客の皿が空いたと見たとき目の前で寡黙にかつら剥きをしてい
た職人さんが泉州の水茄子より美味いんじゃないかと言いたくなるような
茄子の一夜漬けを絶妙のタイミングで出してくれました(もしやと思って
後で聞いてみると息子さんでした。納得)。
酒は東北の「日高見」「日和佐」「弁天」「くどき上手」次の日専務に会
うので敬意を表して「神亀」を飲んで大満足。
勘定はご主人がまともな勘定で取ってくれなかったのでどの程度かはっき
りしたことは分らないんですが、飲食店街から外れた立地でしかも水曜日
にもかかわらず約50席の店のあの混み様、あのお客さんたちの食べっぷ
りと飲みっぷりを見ていたらリーズナブルであることは間違いありませ
ん。
とにかく、掃除の行き届いた店内と従業員の態度を見たとき、「あぁ、美
味しい店だろうな」と感じさせる店でした(こういう店を見ると旭酒造も
まだまだだなぁと感じます)。
と、言うような調子で仙台の夜は更けて、明けて翌日仙台へ来た目的の要
件の日になるんですが、話があまりに長くなりすぎるのでその顛末は次回
としたいと思います。
------------------------------------------------------------------
▼ディスカウント店
最近少し気になることがあります。それは県内のディスカウント店に「獺
祭」が並んでいることです。それも正価の130%から最大200%の価
格がつけられて。この価格から考えて「獺祭」の取扱店の店頭から客を
装って買ってきて自分の店に並べているんだと思われます。私どもは「獺
祭」を商品管理と商品の情報伝達が出来ると思える店にだけにお取り扱い
をお願いするスタイルをとってきました。数年前にあるディスカウント店
から「自分の店に売らないのはおかしい。再販価格を維持しようとしてい
るんだろう。公取に告発するぞ」と脅かされたことがあります。
消費者の利便に背を向ける酒造業者というレッテルだったわけですが、今
回のこの事態を見るとあの言葉はなんだったんだろうと思われます。
少なくともいかにして販売管理費を削って出来るだけ原価の高い酒を安く
お客様にお届けできるかを目的に、セールスも満足な電話番も置かず、い
つも電話でご注文いただくお取引先には手の掛からないようにファクスで
ご注文いただくことをお願いするような罰当たりな販売方法を取っている
んですから正規の取扱店が一番安いと思われます。
「獺祭」の通常小売価格と正規取扱店は私どものホームページ
http://asahishuzo.ne.jp/
に記載しておりますので価格がおかしいと思われる方はご一覧ください。
------------------------------------------------------------------
このメールは「蔵元日記」に登録された方に配信されます。
--------------▼--------------------------------------------------
旭酒造株式会社 http://asahishuzo.ne.jp/
---------------------------------▼-------------------------------
このメールに関するご意見ご感想は webmaster@asahishuzo.ne.jp
--------------▼--------------------------------------------------
商品のご注文は shop@asahishuzo.ne.jp
----------▼------------------------------------------------------
購読中止は http://asahishuzo.ne.jp/mm.html
---------▼-------------------------------------------------------
発行にあたって
『melma!( http://www.melma.com/ )』(m00029695)、
『まぐまぐ( http://www.mag2.com/ )』(ID 000023022)、
を利用しています。
------------------------------------------------------------------
◆発行 山口県玖珂郡周東町獺越2167-4
◆発行人 桜井 博志
---------------------------------------------------------------------
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 幸せの酒 市川酒ニュース
- 地酒 喜久酔、正雪、羅生門、太平海、緑川、本格焼酎 富乃宝山、月の中、鳥飼、人夢可酒、などのお酒の情報と静岡の田舎町に住む店主一家の日常を綴ったアッ...
- ●東京・三鷹やまさけ新着情報!
- プロも見とめるイタリア最新ワインの入荷情報と特別に造られた愛情たっぷりの限定日本酒情報をお届いたします。併設のBARのイベントも興味深いです。 希...
- 売れる成功事例集!『販促アイデア大全集』
- 単行本も発売!世の中には、売れて売れて、生産が追いつかないくらい売れている商品もあるのです!“売れる”販促大成功事例が満載メルマガ!経営者や広告代理...
- 米鶴飲め〜る酒蔵通信
- 山形県南部の高畠町で、蔵人が米作りから手がける、清酒「米鶴」「うきたむ」の醸造元「米鶴酒造」から、楽しいお酒のお話をお送りいたします。「よねつるのメ...
- 酒商・のよりe−shop 生蔵(なまくら)通信
- 芳醇旨口の地酒を蔵元直送。(淡麗辛口は、おまへん)地焼酎、地ビール、地ワイン、地調味料と、「地」にこだわってます。メルマガで「限定酒」の読者先行予約...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/backnumber_article/melma_logo.gif)


