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株式市況を初心者に判りやすく伝えています。株投資は博打ではありません。しっかりした知識の装備があれば何の憂いも有りません。また日々の動きに一喜一憂する必要もありません。




[hitokabu]果たして今日の市況は!

発行日: 2002/8/31



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果たして今週の市況は!
第81号 2002年8月31日

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【為替で円高が進む。平均株価はテロ発生後の最安値を意識する段階へ】

■円対ドル
最高値:117円95銭(金曜)
最安値:119円80銭(月曜)


■出来高
最高:7.1億株(月曜)
最低:5.4億株(金曜)


■売買代金
最高:6445億円(月曜)
最低:4895億円(火曜)


■平均株価(終値)
最高:\10,067.74(月曜)
最低:\9,619.30(金曜)


《盛り上がりに欠け平均株価は「1万円で達成感」コース》

出来高や売買代金は低迷を続け、ここ数年見られない水準まで低迷している。
良い材料が無いからでもあるが、アメリカ株式市場の困惑が日本市場にも飛
び火している。というのは、アメリカ国内でも政策金利(預金や借金の利率
をおおよそ誘導する金利)の下げは無いとする意見や、アメリカ経済は弱々
しく、政策金利の下げでいっそうの確実性を求めるとする意見などで衝突、
株式市場での先行きの見方も方向感が乏しい。不正会計疑惑についてはいっ
たん終止符を打ったかに見えるが、かつての日本のように「次の材料待ち」
の姿勢が非常に強い。アメリカ株式市場の平均株価も小動きで余り目安にな
らない。
政策金利は下がらないだろうとする見方の根拠に各種指標の上昇が見られる
点にある。中古住宅の販売や耐久財(白物家電など長く使う電気製品)受注
高など良い数値が現れている。だが、アメリカ国民の消費活動も鈍化しつつ
あるとの見方が増えてきており、株式市場の低迷が消費の抑制に繋がり、そ
れがさらに株式市場を下落させるという悪循環に陥りつつあるとの懸念が出
ている。インフレ(需要過多=欲しがる人が多い)懸念は消えたとするもの
の、デフレ懸念が出始めているとする見方もあり、デフレの進行は商品価格
を下げ、企業の体力勝負といわれる熾烈な戦いとなる。現在の日本でも長い
間デフレが続いているため、どんどんコストを下げる体制を作り上げて良い
商品をいかに安く売るか、という観点は抜けない。一時、構成部品の値上げ
などから販売値をつり上げていたパソコンだが、やはり安値攻勢に押されて
再び値下げが相次いでいるようだ。アメリカのパソコン業界大手企業が、先
行き慎重な姿勢を見せたことからハイテク関連が大きく後退、日本市場でも
飛び火して平均株価を押し下げている。
アメリカでもまだ債権高が続いており、株式市場へ向かうお金も必然的に乏
しくなるとする状態が続いている。これも日本市場は同じ状態だ。
結果的に日本市場では月曜日につけた1万67円を最高値として金曜日まで
下げ一直線となっている。小泉首相の外交日程が発表されているが特に株式
市場では材料視されず、期待した向きも肩透かしだったようだ。

《進む円高が何を意味するのか。平均株価の上昇はあるのか》

円高が再び進行、不気味な存在となっている。しかも今回の円高には根拠が
ほとんど無く、アメリカ市場を嫌気したドル離れとも見えず、日本市場を好
感した円買いとも見えず、ずるずると為替市場が動いている気配がある。小
動きながらも先週の金曜日から2円以上動いており、壁だと思われる117
円台からさきどのように推移するのか見守りたい。
いよいよ9月に入り、9月が中間決算月である企業は佳境に入る。9月の株
価しだいで企業決算の良し悪しがだいぶ左右されてしまうからである。株の
放出を進めている企業も数多いが、それでも株価の時価が決まる9月末は日
本政府もそれを意識した公的資金(税金)の買いが入ると思われる。
さらに信用取引の期日も迫っており、これの整理が進んでいない銘柄では、
仮に買い残(信用取引を使って株を買ったがまだ売っていない残り)が多い
銘柄は気を引き締めたいところ。大きく株式市場が崩れる様相が無いため、
損得が無い株価で個人投資家が放出を始めると思われる。つまり下降力の強
い展開となってしまう。9月に信用取引の期日が来る人は4月以降に購入し
た人なので(信用取引で購入した株の最長保有期間は半年となる)、4月以
降あまり上昇が無い銘柄で信用買い残が多い銘柄は、今回のSQ(期日)ま
でに売られ進んでしまう恐れがあるので注意したい。

先週も記したが、例年であれば9月の中旬から月末までに平均株価の山の頂
上が形成されることが多い。今回は首相がアメリカや北朝鮮などと外交があ
ると発表されており、特に渡米前に平均株価の上昇があるのではないかとい
った思惑も出ている。

《来週の動き》

9月の第1週目に入るわけだが、株式市場の出来高や売買代金が膨れない以
上、平均株価の上昇は考えにくい。
本格上昇の特徴として銀行・証券の上げが挙げられることは以前から申し上
げてる通りだが、先週は上げ下げを繰り返しながら銀行や証券が上昇してい
る日は相場の全般に買いが見らていれる。今後も銀行や証券の動きが上げに
転じるときは相場全体の上げが見られるという予測は立つ。だが相場全体の
上げと平均株価の上げは必ずしも連動しないことに注意したい。逆にTOP
IX(東証株価指数=東京証券取引所1部の全銘柄を対象に計算される指数)
はすなおに上昇するので時々注意したい。
アメリカ市場の株式市場の下げは考えにくいとする見方がやや増えているよ
うだが、果たしてどこまで株価を戻すかによって日本市場での上昇幅が決ま
ってくると見られる。単なる下げすぎのための買いなのかどうか、というと
ころだ。つまり大きな動きは見られない、と見たほうが良いだろう。アメリ
カ国内でも先行きの議論が分かれている現状で大きな回復は考えにくい。



■今週のポイント■

株式市場での転換点が近い、とする論調が多いようです。一つは9月決算が
近づいていて、政府が強引に株価を押し上げるだろうとする論調。また小泉
内閣の支持率低迷に業を煮やした関係者が、ここらでよい話でも出さないと、
ということで政府関係者より株価吊り上げの「リップサービス(こういう事
をするかもしれません、だから喜んでください)」が出てくるなど、様々で
す。
各企業の実態が半年に1度明らかにされるときです。まずい数字は出せませ
ん。決算書作成のために多少無理をしても良い数字を出したい、これは親心
といえるでしょう。ですがその無理が弱小企業には弱り目に祟り目で、最悪
倒産へ追い込まれる場合もあります。今年は昨年以上のペースで戦後最悪の
倒産件数を出すだろうと言われています。
まだまだ光明は遠そうです。



皆さんも良い週末を!


★編集後記

■厳しい残暑
何故だか判りませんが、涼しい日が続いたかと思いましたが厳しい日々が戻
ってきました。何故今年はこれほど暑いのか、理解に苦しみます。残暑が厳
しい場合は冬は寒いそうですが、余り寒すぎるのも私は苦手です。「季節感
があってよい」などと悠長なことは言っていられません。皆さんも良く栄養
を取られて、体がバテテしまわないよう気をつけてください。あと睡眠も大
事ですね。私は惰眠をむさぼる時間が欲しいのですが家内と藍が許してくれ
ません・・・。
とうとう藍も28日で満11ヶ月となり、まもなく1歳になろうとしていま
す。今までに比べれば夜泣きの数も減りましたし、うんちょんたん(便)の
数も減りましたし、頭をぶつけてもすぐに泣く事は無くなりましたし・・。
だいぶ楽になりました。ですがまだ油断は禁物。いつ風邪を引くか、病気に
かかるか、などなど心配です。そんなことを言ってはキリが無いのですが。

■危機管理と復帰管理
通常、仕事のオニと呼ばれる人には危機管理と復帰管理といった考え方が備
わっています。「目標に向かっているか」「資源(人や物)は適材適所か」
などを常に見張る仕事を危機管理、その計画からはみ出してしまった状態を
戻そうとする仕事を復帰管理といいます。これら危機と復帰は対で通常用意
されます。
何を言いたいのかといいますと、私は家内の目を気にして2台目のパソコン
というものを所有することが出来ず、今使用しているパソコンが壊れてしま
ったらこのマガジンが配信できない危機が訪れるということです。さらに、
パソコンを直すにも新しいものを買うにしても、壊れる前の状況に戻すには
時間が掛かります。これでは復帰管理もままならないでしょう。
要は私が新しいノートパソコンを欲しいだけなのですが・・。

■家内の祖母が急逝
家内の祖母が無くなり、土曜日に告別式へいってまいります。今回原稿が短
くなってしまい大変申し訳ありません。その代わりといっては何なのですが
藍の写真を見て頂ければと思い、有り合わせで作りました。これで「しょう
がないな」としていただければ幸いです。写真は
http://member.nifty.ne.jp/NAOKI-/ai.html
となります。宜しくお願いいたします。

■先週号の訂正
読者の方に指摘を頂き、気が付いた点がありました。先週の平均株価の最高
値は、木曜ではなく金曜の間違いでした。私は平均株価をドルベースで見て
いて、ドル計算では平均株価の最高値は木曜なのですが、円ベースでは金曜
日の終値でした。大変に失礼いたしました。今後もこういった単純ミスは極
力なくすために頑張って参りますので、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

■有料マガジン1回だけ配信
先週号で「1回だけの有料マガジンの試読配信を行いますのでご希望の方は
メールアドレスを」と告知しましたが予想外に多くの方からメールを頂き、
大変にありがとうございました。お申し込みいただいた方へは、日曜日中に
お送りできる予定です。お楽しみに!また、有料マガジンのお申し込みは
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までお願いいたします。


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  • 株を始めて約10年。為替や債券を気にしながら株式市況の配信を続けて約8年。 AFP合格、CFP科目合格、2種証券外務員合格、初級システムアドミニストレーター、MCDST(MCP)

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