漢方鍼医会、本部研修会・各地方組織研修会の、ご案内と、その他、お知らせを、月刊で、お届けします。
- 最新号:2008-10-01
- 発行周期:月刊
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- 創刊日:2000-12-27
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月刊 漢方鍼医
発行日: 2006/9/25**************************************************************
漢方鍼医会のメールマガジン
月刊 漢方鍼医・10月号
[vol.0074] (2006/10/1 発行)
http://www.kanpouhariikai.com/
**************=========▼△ 目次 △▼================
○今月の所感
○本部研修会案内
○島田先生の功績について
○地方組織研修会案内
○ご案内とお知らせ
**************===============================▼△▼△▼△
今月の所感 なんとなく独り言
山本政夫
「今回はどんな話にしよう?」と漠然と考えていた朝、「月末の締め切りを二十
日に繰り上げてください」、「おっとっと、そいつあ無理だぜ」とは言ってみた
ものの、書かねばならぬが浮世の義理よ。と言う事で今回の独り言です。
漢方用語の使い方について、なるべく古典に添った意味で用いましょうと言われ
ています。伝統鍼灸学会の、用語の統一においても同様な基準と聞いています。
そこで、かねてより気になっていた用語の使い方について書いてみようと思いま
す。
陰陽応象大論 第五 において、前段で味、形、気、精の関係を説明する事によ
って、飲食物の摂取が適切であれば、身体を滋養する事が出来るが、不適切だと
かえって身体を傷る、と説明し、味の濃い食べ物で、酸・苦は泄し、辛・甘は熱
をもつ、この過剰な熱は気を消耗させる。薄味の辛・甘は気を生み、酸・苦は便
通が良くなるのだから、味の濃い食べ物は控えましょう、と言っています。
その説明の中に、「壮火は気を衰えさせ、少火は気を壮えさせる。なぜなら、壮
火は気からエネルギーを取り、気は少火からエネルギーを取るからである。よっ
て、壮火は気を散じ、少火は気の壮」の条文です。
ここで言う壮火とは、味の濃い辛・甘の食べ物を食べ過ぎた為に、陽気が過剰に
成った状態であり、少火は薄味の辛・甘の食べ物を適度に食べ、形が養われた状
態です。
酸・苦味は省略していますが、壮水・少水とゆう事に成るでしょう。
この条文を鍼のテクニックの説明に用いるのはいかがなものかと、と言うのが私
の考えです。たしかに、陰陽論で身体のしくみを説明していますが、ここではあ
くまで食べ物についての説明です。それ以外の説明は拡大解釈過ぎませんか?こ
れをもって鍼で少し補うのが良い、たくさん補ってはいけない、と言う理論はお
かしいと思います。
私の理解が間違っているのでしょうか?なんかとんちんかんな事言ってます?も
しそうならお許しください。また、他の条文で鍼のテクニックについて、壮火・
少火と言う言葉を使っているところがあれば、これまた大チョンボです、お許し
ください。
研修会で、鍼をしている時「今の鍼は時間が長すぎる」とゆう言葉を時々聞くよ
うに思います。それっておかしくない?だって補法の鍼は、(じわ〜っと)じゃ
あなかったっけ?速刺速抜は瀉法じゃん!
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島田先生の功績について
福島賢治
故島田隆司先生との出会いは、私にとって大変に大きなものであった。
島田先生とは昭和55年頃より散発的にお会いした事はあった。しかし、本格的に
鍼灸医学について先生の謦咳に触れる事が出来たのは昭和59年(1984)以後であった
と記憶している。この年の4月に『原塾』が先生の情熱と努力により開講されたので
ある。
原塾は自ら学ぶことを課した塾生による漢方医学原典の常設講座である。本来この
様な講座は大学等の教育機関が行うべき事業であるのだが、残念ながら現実には当時
は皆無だったのである。そこで、島田先生・井上雅文先生等が中心となり原塾が開講
されたのである。講座は2年間で「素問」「霊枢」「難経」「傷寒論」「金匱要略」等の
原典を研修する事が目的であった。各講座はいずれも夜7〜9時に行われた。私は直
ちに塾生に応募した。応募した目的は、原典の勉強もあるが島田先生の話を直接聞き
たかった事が第一であった。
この講座受講で、先生の正統鍼灸医学に取り組む真摯な姿勢を体得することが出来
たとともに、本当に多くの事を学ばせて頂いたと感謝している。また、この原塾を通
して優秀な後継者を育てることが出来たのも事実であり大いなる収穫となった。
しかし、先生の真価が本当に発揮されたのは『証』に対する真正面からの取り組み
にあった。日本における伝統鍼灸治療の中心は「経絡治療」である。その経絡治療も
創設以来すでに60年以上が経過していた。この「経絡治療」は昭和14年頃に大ま
かな方針により「古典に返れ」の合言葉の基に見切り発進したのである。しかし、余
り進捗性が無いままに時は過ぎてしまったというのが現実であった。
平成4年頃から先生の強い意志により、日本経絡学会(現在の日本伝統鍼灸学会)の
シンポジウムで『証について』が5年間に亘り徹底的に討論された。ここで、経絡治
療が抱える諸問題について大いに意見交換がされたのである。当時、鍼灸界も二世の
時代に入り、今までタブーとされた論点について議論が出来る時代になってはいたが、
将来を正確に見据える指導者がいたからこそこの様な企画が実現したのである。この
時期は、日本の伝統鍼灸医学にあってはまさにターニングポイントになると私は考え
ている。本当にワクワクする数年間であった。
このシンポジウムを契機として、日本の伝統鍼灸医学は違和感のある衣を脱ぎ捨て
たのである。そして、正統鍼灸医学の本道を目指して確実に歩み始めたものと思って
いる。この事は島田先生の大いなる功績である。私が所属する漢方鍼医会も、当にこ
の事が契機となり創立されたのである。
私個人としては、島田先生により鍼灸医学の本質とは何か、医学理論の正統な思想
は何に基づいているのか等々を、先生の生き様や「素問」等の研修を通して大いに学
ばせて頂いたのである。この事により、単なる鍼灸による『治し屋』に堕落する事な
く、正統な医学理論に基礎を置いた『漢方鍼医』として自立する事が出来たものと感
謝している。 (季刊「内経」への追悼原稿より)
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本部研修会案内
(作成)漢方鍼医会事務局
〈日時〉平成18年10月1日(第1日曜日)
〈会場〉目黒さつき会館
〒141-0031 東京都品川区西五反田3‐2‐13
!) 03-3491-7193
◆開会・点呼
9:30 出欠点呼
9:40 〜 10:00《医事寸言》 会長:福島賢治
【研修部】
10:00 〜 12:00 <臨床実技研修>
取穴・基本刺鍼・臨床実技研修
12:00 〜 13:00 昼食
【養成講座】
10:00 〜 12:00 <臨床実技研修>
取穴・基本刺鍼・臨床実技研修
12:00 〜 13:00 昼食
【入門講座】
10:00 〜 12:00 <臨床実技研修>
取穴・基本刺鍼・臨床実技研修
12:00 〜 13:00 昼食
◆<三部合同>
13:00 〜 15:00 <学術講演>
司会:福島賢治
講師:曽我部紀之先生(漢方医)
「三焦論」
15:00 〜 16:30<各部共に臨床実技研修>
※17:00〜18:00 理事会
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地方組織研修会案内
鹿児島漢方鍼医会
日時 10月22日(第四日曜日) 午前10時より
場所 県立老人福祉会館 いこいの家 (鴨池)
内容 午前 会務報告 素問読み合せ 表熱論篇第三十三 午後 実技
愛知漢方鍼医会
場所 サンルート名古屋
内容 池田政一先生講演会
名古屋漢方鍼医会
場所 サンルート名古屋
内容 池田政一先生講演会
愛知漢方鍼医会主催による講演会に合同させていただきます。
神戸漢方鍼医会
日時 10月27日(金)午前10時
場所 ピブレ会館 3階C会議室
内容
10:00 ミニシンポジュウム 「六腑の生理」清水
11:00 基礎実技
11:30 休憩
13:00 自由研究 横山
13:30 素問読み合わせ
14:30 実技研修
16:00 終了
福岡漢方鍼医会
日時 平成18年10月22日日曜日 9時30分開始
場所 福岡市立心身障害福祉センター(あいあいセンター) 7階小研修室
日程
会務報告 9:30〜9:45
1時限目 9:50〜10:50
「気について・心包三床論」 結城
2時限目 11:00〜12:00
「難経読解」 円入
昼食 12:00〜13:00
3時限目 13:00〜16:00
実技 (基本刺鍼、取穴、小里方式)
大阪漢方鍼医会
日時 10月15日(日)10時〜16時
場所 エル大阪
内容
1時限:秋の養生法:上辻先生
2時限:救急法:藤田先生
3・4時限:実技
東京漢方鍼医会
日時 10月22日(第4日曜日)午前10時〜午後4時30分
場所 目黒さつき会館 4階
内容
午前、 症例発表、婦人病について(担当、野瀬)
午後、前半、臨床質問会、 後半は入門班、研修班に別れ、実技研修
滋賀漢方鍼医会
日時 10月15日(第3日曜日) 9時40分から16時55分まで
場所 草津市立まちづくりセンター306号室 電話番号077‐562‐924
0
内容
出席者点呼
臨床あれこれ・小児鍼についてのまとめ・病理考察(二木先生)
午後から
「取穴法」・「基本指針」「小里方式」
17時から指導者研修会
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ご案内とお知らせ
1.第34回日本伝統鍼灸学会大分大会ご案内
主題:古典を臨床にどう活かすか
会場:B−CONPLAZA(ビーコンプラザ)
期日:平成18年11月4.5日(土日)
事務局:大分市原新町18-1 野上和生 電話 097-551-8720
特別講演「聖人の治病」 医学博士 家本誠一
教育講演「実体理論、機能理論と経絡現象」九州国際大学教授 石田秀実
学術部セミナー「九鍼」の講演と実技
特別研究「PCを利用した古典の研究」北里東医研研究員 小林健二
特別講演「日本の鍼灸、世界の鍼灸」鍼灸研究家 松田博公
実技シンポ「こころの病」篠原昭二 原オサム 三浦由夫 毛利匠成
一般研究発表
参加費:正会員 10.000 一般 12.000 学生 5.000
2.日本腹診の源流「意仲玄奥の世界」の紹介
散逸が疑われていた一子相伝の鍼書『意仲玄奥』が蘇った。意斎流鍼灸の玄奥と日本鍼
灸が掌にした腹診の奥義が貴方の手に…。
小曽戸 洋 監修 長野仁・宿野孝・大浦慈観 共編
A4判 174頁 六然社発行 定価5.000円
◆本書をお勧めします・・・事務局で扱っています
日本の漢方治療、鍼灸治療の特徴は腹診法にあるとも言われ、江戸期より多くの腹診書
が著わされました。しかし、腹診書の研究は残念ながら余りされていないと言うのが現況
です。漢方鍼医会も「腹診法」をテーマに臨床研修を進めています。『日本腹診の源流 意
仲玄奥の世界』は、腹診法成立のきわめて初期に書かれた腹診書「意仲玄奥」の復刻本で
す。その名の通りまさに腹診の源流であり、腹診法を学ぶ者にとっては良き参考文献とい
える本です。臨床に関する部分も多くお勧めする一冊です。
3.学術テープ(8・9月) 申込先:漢方鍼医会録音部
(雑録)「医事寸言、汪機・喩昌について」福島賢治
(研修)「気血津液と陰陽論のリンク」神岡孝弘
(養成)「医療面接」森本繁太郎 「頸肩腕部の治療-2」二木清文
(入門)「肝の生理と病理」斉藤太誉
(夏期研)「開会セレモニー」・会長講演「古典文献の気と臨床における気について」福島
賢治・基調講義「気血津液論と病理・脉状・選穴」加賀谷雅彦・シンポ「漢方は
り治療と気血津液論の臨床」中本功一 堤卓郎 長谷川章・「閉会式」
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編集後記
9月に入ってから随分と秋を感じるようになりました。今パソコンに向かってい
る時もコオロギの鳴き声が良く聞こえます。でも昨日の昼間は蝉が鳴いてました
ね(笑)
編集員 神岡孝弘
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鹿児島漢方鍼医会
mail: QWK03775@nifty.ne.jp
大阪漢方鍼医会
mail: kuroechi@lilac.plala.or.jp
愛知漢方鍼医会
mail: seigo_t@f5.dion.ne.jp
名古屋漢方鍼医会
mail: harii-amano@sunny.ocn.ne.jp
東京漢方鍼医会
mail: goryou@hkg.odn.ne.jp
神戸漢方鍼医会
mail: yh@i-ml.com
福岡漢方鍼医会
mail: enn-new@mx61.tiki.ne.jp
滋賀漢方鍼医会
mail: supermogusaman@myakushin.info
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月刊 漢方鍼医
○発行元:漢方鍼医会○
〒169-0075 新宿区高田馬場1-31-8高田馬場ダイカンプラザ216号
電話(兼ファックス): 03-3232-8041
○編集:広報室
○編集長:田中理 編集員:神岡孝弘・斉藤太誉
URL : http://www.kanpouhariikai.com/
mail: publicity@kanpouhariikai.com
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<禁転載>
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