漢方鍼医会、本部研修会・各地方組織研修会の、ご案内と、その他、お知らせを、月刊で、お届けします。
- 最新号:2008-09-01
- 発行周期:月刊
- 読んでる人:438人
- 創刊日:2000-12-27
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- コメント数 : 2
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月刊 漢方鍼医
発行日: 2005/9/2
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漢方鍼医会のメールマガジン
月刊 漢方鍼医・九月号
[vol.0061] (2005/9/1 発行)
http://www.kanpouhariikai.com/
**************=========▼△ 目次 △▼================
○論考 臨床脉診の修得と病理について 11
○研修会案内
○ご案内とお知らせ
○新刊書のご案内
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臨床脉診の修得と病理について(11)
会長 福島賢治
4.脉状診と脉差診・虚実脉の考察
漢方医学の脉診は脉状診が基本である。脉差診は文献にはなく、現代的に考
案された診察法である。この脉診は、経絡治療を創立した先師により「比較脉
診」として臨床応用されたものであり、名称がいつのまにか「脉差診」に変わ
ったものと理解している。
脉状診の基本には祖脉がある。経絡治療学会では『類経』の唱える六祖脉(浮
沈遅数虚実)を採用している。この中の虚実がくせものなのだ。祖脉の文献に
は他にも『素問』『霊枢』『難経』をはじめとして『診家枢要』『増補脉論口訣』
などがあるが、この中で祖脉に虚実を入れるのは『類経』だけなのである。経
絡治療学会がなぜこの六祖脉を採用したのか。これは経絡治療学会が唱えた脉
診法の基本が脉差診(比較脉診)であり、その文献が『難経』69難であったこ
とに関係がある。
八木下勝之助先生が講演に呼ばれた際に、『経絡治療とは虚実をわきまえて補
瀉するのみである』とだけ言って帰ったという有名な話があるが、そのために
脉状として何が必要かといえば虚実だけで良いのだということで、これの論拠
として例の『難経』69難の「虚するものはその母を補い、実するものはその子
を瀉せ」の一節を発見した。こうして虚実さえわかれば他の脉状など捉えなく
ても治療ができるということになってしまって、六祖脉に虚実を入れている『類
経』に飛びついた。私はそう思っている。
要するに他の脉状診を入れると難しくなるし、脉診を広めるためには簡単に
する必要があった。たとえば証を決める場合に、虚実=強弱として、左手関上
と尺中が弱いから肝虚証という具合に、簡単に証がでてきて治療もできる。で
は六祖脉の残りの浮沈遅数はどうしようかというと、これは刺法論と簡単な病
症の捉え方に回した。浮脉ならば浅刺、浮いて数なら速刺速抜、沈遅なら留置
鍼。浮脉なら表病で病は陽の部位にあるし、沈脉なら陰病で病は陰の部位にあ
る、そんなふうに六祖脉をまとめあげたものと思う。
しかし、六祖脉の中でも虚実脉はそれ単一では出ない。今後脉状診を検討し
ていく上では、浮にして虚とか沈にして実というように、他の脉状と合わせて
表現されるべきものである。従って、虚実脉をあえて単独に祖脉として区分け
する必要は無いと思われる。ただ病理の段階で、浮数にして虚の場合・実の場
合にそれぞれどうなるか、その虚実の兼ね合いにこそ、「虚実をわきまえて補瀉
をする」古典医学の原点がある。
以上のことから、私は八祖脉(浮沈遅数虚実滑ショク)から虚実を除き、それに
弦脉を加えた七脉状を基本として、脉状・脉証論を構築したいと考えている。
ではなぜ弦脉か。弦は肝の正脉であり、肝は血を蔵する大本である。脉診学
をずっと検討していくと、最終的に弦脉に到達するという考え方がある。肝の
正脉である弦脉と、脾の正脉である緩脉は臨床上重要である。
浮沈・遅数・滑ショクに弦を入れた七つの脉、これを分類して基本論を展開し、
そして臨床の場で病体を診ていくとさらに病理・病証の理解が深まることと思
う。 (以下次号につづく)
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研修会案内
本部研修会
〈日時〉平成17年9月11日(第2日曜日)
〈会場〉目黒さつき会館
〒141-0031 東京都品川区西五反田3‐2‐13
!) 03-3491-7193
【開会・点呼】
9:30 出欠点呼
9:40 〜 10:00《医事寸言》 会長:福島賢治
【研修部】
10:00 〜 12:00【臨床講座】
(司会)学術部
◇第一題
「臨床脉状論−5 肺(右寸口)の脉状と病症」(東京)加賀谷雅彦
◇第二題
「臨床病証論−4 労証について」(東京)福島賢治
◆12:00 〜 13:00 昼食
13:00 〜 16:00【臨床実技研修】
実技テーマに基づいた臨床実技研修(研修部4班構成)
16:00 〜 16:30【臨床実技ディスカッション】
臨床実技研修全体の検討と反省ディスカッション
【入門講座】
10:00 〜 12:00《基礎講義・治験発表》
◇基礎講義
「肝実の理論、その病症と治療」二木清文
◇治験発表
「未定」野瀬ふみ子
◆12:00 〜 13:00 昼食
13:00 〜 16:30 【基礎実技研修】
漢方はり治療の基礎実技研修
◆17:00 〜18:00 理事会
鹿児島漢方鍼医会
日時 9月25日(日)10時より
場所 鹿児島県老人福祉会館(鹿児島市鴨池)
内容 午前 基礎構義および素問
午後 実技研修
名古屋漢方鍼医会
日時 9月25日(日) AM10:00〜PM4:30
場所 北区生涯学習センター
内容 午前 病症学1「時期病諸侯」 向澤
入門 蔵象論「肝胆」林
午後 基礎講義「脾虚陽虚」 澤田
実技 経絡経穴の確認 モデル患者をあげ治療
東京漢方鍼医会
日時 9月25日(日) 午前10時〜午後4時30分
場所 目黒さつき会館
内容 午前、診察法 望診と聞診 担当(神岡)
午後、前半 脈状と病理 担当(栗原)
後半は入門、研修班に別れ、午前、午後の内容を
踏まえ実技研修
神戸漢方鍼医会
日時 平成17年9月23日(金) 10時から15時まで
場所 ピフレ会館
内容
10:00 ミニシンポ 「気」山崎
10:45 実技研修
11:30 休憩
13:00 個人研究発表 清水
13:30 「素問」読み合わせ
福岡漢方鍼医会
日時 9月25日(第4日曜日) 9時30分〜4時
場所 あいあいセンター(福岡市立心身障害福祉センター)
内容 午前 夏期研資料を基にした全体ディスカッション
午後 実技(基本刺鍼、取穴、小里方式)
滋賀漢方鍼医会
日時 9月18日(第三日曜)
場所 草津市街づくりセンター
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《ご案内とお知らせ》
1.第33回日本伝統鍼灸学会学術大会(東京)ご案内
会期:平成17年10月29.30日(土日)
会場:江戸川区総合区民ホール タワーホール船堀
主題:鍼灸医学の源流をさぐる 「経絡の実体に迫る」
会頭講演「身体の治す力を主体とする鍼治療」新宿鍼灸柔整専門学校校長:西條一止
特別講演「人体における経絡系の位置づけとその存在説明」
カリフォルリア人間科学大学院大学学長:本山 博
教育講演「身体と精神、五臓六腑とこころ」日本免疫病治療研究会会長:西原克成
シンポジウム「霊枢・経脈篇をめぐって」 司会:首藤傳明・宮川浩也
シンポ:猪飼祥夫・浦山久嗣・藤本蓮風
実技シンポ「臨床と経絡」 司会:小川卓良・形井秀一
シンポ:石原克巳・木戸正雄・小林詔司・松本俊吾
ランチョンセミナー「丸山昌朗先生の『経絡の研究』の紹介−新経絡を中心に」
東洋鍼灸専門学校講師:金子英毅
学術部セミナー「経絡説の歴史的変遷」 形井秀一・宮川浩也
一般研究発表あり
予約参加費
会員:8.000 会員外:10.000 学生:4.000
大会事務局:草の根はりきゅう治療院内
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西2-7-15 ウルマ駅前ビル503
!).Fax 0436-23-7566
2.住所変更
中山真寿美(新)〒136-0072
江東区大島5-48-14 !)03-5626-2744
3.学術テープ(6・7月)
※申込先 漢方鍼医会録音部
(雑録)医事寸言・臨床検討−6月・7月
(臨床)「臨床病証論3 湿証について」福島賢治
「五臓の病理と脉状4」加賀谷雅彦
「三焦について(見えない気と診る気)」天野靖之
(入門)「肝虚証(肝実)の病理と治療」吉田清隆
「腎虚証の病理と治療」渡部恵子
(治験)「耳鳴りの治験」高尾 敦
「顔面神経麻痺の治験」金井左貴
「胆管ガン発症による術後の諸症状」山岸芳夫
「腰痛の治験」平地聡子
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◆新刊書のご案内
「選経選穴論と脉状診」<研究・論考・治験集>
福島賢治著 B5判上製本箱入 本文305ページ
定価6.000円 送料380円
※本書は漢方理論に基礎をおいた病理・選経選穴・脉証と脉状、手法等の臨床研
究や漢方鍼医会における講演・講義をまとめて一書としました。
また、講義に準備した病証考察・学術参考資料・医考等も数編掲載した。これ
等は、「漢方はり治療」の学術構築に繋がるものである事は言うまでも無い。読者
諸兄氏の建設的な意見・指摘等を期待します。
<内容>
第1章 選経選穴論と脉状診の研究
第2章 研究・論考編 臨床研究3 論考6
第3章 病証考察・症例・医考編
第4章 学術参考資料編
●本書の内容を知りたい方・ご注文の方は下記よりお願い致します。
福島鍼灸院ホームページ
URL http://www5b.biglobe.ne.jp/~ken-hari/
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編集後記
此処に9月号をお送りします。
今、NHKの衛星放送で毎週木曜日10:00から「チャングム」という番組が
放映されています。ご存知の方も多いともいますが、
韓国の時代劇で宮廷医女の物語です。番組では漢方用語も使用されており
楽しめますよ。どうぞご覧ください。
今月の所感はお休みしました。
(田中 理)
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鹿児島漢方鍼医会
mail: sansyodo@po.minc.ne.jp
大阪漢方鍼医会
mail: kuroechi@ms9.megaegg.ne.jp
愛知漢方鍼医会
mail: seigo_t@f5.dion.ne.jp
名古屋漢方鍼医会
mail: harii-amano@sunny.ocn.ne.jp
東京漢方鍼医会
mail: goryou@hkg.odn.ne.jp
神戸漢方鍼医会
mail: yh@i-ml.com
福岡漢方鍼医会
mail: m_yuuki725@ybb.ne.jp
滋賀漢方鍼医会
mail: supermogusaman@myakushin.info
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月刊 漢方鍼医
○発行元:漢方鍼医会○
〒169-0075 新宿区高田馬場1-31-8高田馬場ダイカンプラザ216号
電話(兼ファックス): 03-3232-8041
○編集:広報室
○編集長:田中理、編集員:神岡孝弘・斉藤太誉
URL : http://www.kanpouhariikai.com/
mail: publicity@kanpouhariikai.com
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<禁転載>
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