漢方鍼医会、本部研修会・各地方組織研修会の、ご案内と、その他、お知らせを、月刊で、お届けします。
- 最新号:2008-10-01
- 発行周期:月刊
- 読んでる人:420人
- 創刊日:2000-12-27
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- コメント数 : 2
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月刊 漢方鍼医
発行日: 2005/1/1
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漢方鍼医会のメールマガジン
月刊 漢方鍼医・一月号
[vol.0053] (2005/1/01 発行)
http://www.kanpouhariikai.com/
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○年頭挨拶
○論考 臨床脉診の修得と病理について 3
○研修会案内
○ご案内とお知らせ
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《年頭挨拶》
素難医学の原点に返ろう・・・
会長 福島賢治
平成17年度の初春を迎えお慶び申し上げます。
昨年度は漢方鍼医会にとり記念すべき1年でありました。9月に開催された
「夏期研大阪大会」は、創設時に思い描いた大きな目的「漢方はり治療の学術
体系構築」に向け大きな一歩を踏み出す記念すべき学術研修会となりました。
それは、正統な漢方医学の本道である「素難医学」の基礎学術を根本にした鍼
灸臨床学術の構築であります。特に、気血津液論を基本においた総合診察と漢
方腹診、衛気営気の補瀉手法との一体性に主眼がおかれ研修されたのでありま
す。漢方はり治療を主体とした臨床学術体系の完成までもう少しの所まで来ま
した。ここ数年間の研修にて全体像が描けるところまできたのです。
本年度の研修は「素難医学の原点に返ろう」を基本にしたいと思います。
現代の鍼灸学会を通覧するに、確かに漢方鍼医会は、他の研究会よりはしっ
かりと地(素難医学)に足を付けて活動しているように思えます。この精神と研
修姿勢は今後とも堅持したいと思います。
さて、この様な研修姿勢により4月の第12回学術総会の学術講演は「難経
医学の医学理論について」を池田政一先生に依頼しました。言うまでもなく難
経医学の基本理論は「三焦心包論」にあると思います。今から大いに楽しみで
す。8月28.29日に開催されます第12回夏期学術研修会愛知大会は、主題を「漢
方はり治療の確立、気血津液論から行う診察・診断・治療」とし、シンポジウ
ムは「漢方はり治療と証決定について」とほぼ決定しました。この研修会にて、
鍼灸臨床における「問診」「漢方腹診」「気血営衛の補瀉手法」「体表観察」等の
学術を更に充実したいものと思っています。また、10月に開催されます「第
33回日本伝統鍼灸学会東京大会」には、会として積極的に参加し漢方はり治療
の学術を公開したいものと考えています。現在の「漢方はり治療」の学術は十
分に体力・気力を負荷されてきたものと思います。
学会誌「漢方鍼医」は諸事情によりここ3年間休刊となっています。本年度
はこれを是非ともに再発行したいものと思います。昨年来、若手の指導者がか
なり学術を付けてきました。それにやる気も出てきたようです。6月頃を目標
に企画中であります。必ず実行出来るものと期待して下さい。
本会には、本部研修部の学術研修をはじめとして鍼灸学校の学生を中心とし
た二年間の入門講座が充実しております。また、地方組織として全国に8組織
あり毎月実技研修会を開催しております。同志として、伝統的鍼灸医学を研修
して頂きたいと思います。
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論考:臨床脉診の修得と病理について(3)
会長 福島賢治
〇菽法脉診について
菽法とは豆粒の重さのことであり、指の押さえ方を豆粒の重さで表現したもの
である。
菽法脉診は、『素問』『霊枢』にも書かれていない古い脉診法であったと思わ
れる。一ケ所の脉を五段階の深さに分けて五臓を診たものであると思われる。
しかし『難経』では寸、関、尺の各部に臓腑が配当されているので次の様にな
る。
右寸口 肺 3菽 皮毛の深さ。
左寸口 心 6菽 血脈の深さ。
右関上 脾 9菽 肌肉の深さ。
左関上 肝 12菽 筋の深さ。
両尺中 腎 命門 15菽 骨の深さ。
玉機真臓論に「蔵の気は、自ら手の太陰に至すこと能わず。必ず胃の気に因
りて、乃ち手の太陰に至るなり」とある。つまり胃の気のあるところで脈をみ
る訳ですが、健康な人、或は治療が適切に行なわれた場合には、各臓腑の脉は
菽法通りに並んでいる。病脈或は、間違った治療を行なった場合は、菽法通り
にならない。菽法脉診は、他の脉状よりも分かり易い為、選経選穴や治療が正
しく行なわれたことを確認する時に応用することができる。
〇四時の旺脉について
春夏秋冬を四時といい、その間の土用を四季という。人間の身体は季節の変
化に順応する。その時に搏つ脉を四時の旺脉といい、左右の寸関尺全体に現れ
る。
春は肝臓が盛んに働く季節であり肝臓の脉である弦脉を現す。肝臓が主る筋
の様な形の脉である。平脉(健康な脉)は胃の気がある為、微弦(微かな弦)
となる。病脉は気来ること実強なるを太過といい、病外にあり(外表性の病)、
その気来ること虚微を不及といい、病内にある(内傷性の病)。死脉は、胃の気
がない為肝臓の脉状そのものの、純弦の脉を現す。新しく張り更えた弓の弦の
様な脉である。
夏は心臓が盛んに働く季節であり鈎脉を現す。心臓の主る血脉の去来に形ど
る。脉、来る時疾く、去る時遅い。釣針や鈎の様な形になるので鈎脉という。
平脉は胃の気がある為、微鈎となる。病脉は、実強なるを太過といい病外にあ
り。虚微なるを不及といって病は内にある。死脉は、胃の気がない為、純鈎脉
となる。帯鈎(おびかぎ)の様な脉である。
秋は肺臓が盛んに働く季節であり毛脉を現す。肺臓は皮毛を主る。毛の様な
形の毛脉を現す。病脉は実強なるを太過といい、病外にあり。虚微なるを不及
といって病は内にある。死脉は、純毛の脉となる。風の毛を吹く如き脉である。
冬は腎臓が盛んに働く季節であり石脉を現す。腎臓の主る骨の様に硬く沈ん
だ脉を石脉という。平脉は胃の気がある為、微石となる。病脉は実強なるを太
過といい、病外にあり。虚微なるを不及といい病内にある。死脉は、胃の気が
ない為、純石となり、来る時解索の如く去る時弾石の如くなる脉である。
四季(土用、長夏)は脾臓が盛んに働く季節であり緩脉を現す。他の季節の
脉が現れた場合は次の様になる。過ぎ去った季節の脉を現す。これを虚邪とい
う。この時は今の季節の臓とその母の臓とを補う。又、時期が来ていないのに
次に来るべき季節の脉を現す。これを実邪という。今の季節の臓と子の臓を瀉
す。相剋的に勝つ所の季節の脉を現す。これを微邪という。治療しなくとも治
る場合と相剋なので治り難い場合とがある。相剋的に勝ざる所の季節の脉を現
す。これを財邪といって病は重く治り難い。
四時の始まりは、立春、立夏、立秋、立冬であり最後の十八日間が土用である。
(以下次号につづく)
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研修会案内
2月本部
〈日時〉平成17年2月6日(第1日曜日)
〈会場〉目黒さつき会館
〒141-0031 東京都品川区西五反田3‐2‐13
? 03-3491-7193
【開会・点呼】
9:30 出欠点呼
9:40 〜 10:00《医事寸言》 会長:福島賢治
【研修部】
10:00 〜 12:00【臨床講義】 司会:学術部
第一題
「五臓の病理と脉状−2」
(講師)加賀谷雅彦
第二題
「臨床報告」
(講師)熊本 忍
12:00 〜 13:00 昼食
13:00 〜 15:30【臨床実技研修】
実技テーマに基づいた臨床実技研修(研修部4班構成)
16:00 〜 16:30【臨床実技ディスカッション】
臨床実技研修全体の検討と反省ディスカッション
【入門講座】
10:00 〜 12:00《基礎講義》
「病因論−1」
(講師)栗原宏文
12:00 〜 13:00 昼食
13:00 〜 15:30 【臨床実技研修】
漢方はり治療の基礎実技研修
16:00 〜 16:30【臨床実技ディスカッション】※研修部と合同
臨床実技研修全体の検討と反省ディスカッション
17:00〜18:00 理事会
平成17年本部研修会予定→3月13日
名古屋漢方鍼医会
開催日時 1月23日 10時から4時まで
場所 北区生涯学習センター
内容 午前 病症学「婦人科疾患」(発表)土屋里美
入門「蔵象論」(講師)日比野幹也
午後 基礎講義「妊娠時の養生」(発表)林智宏
実技 経絡経穴の確認(1月は小腸経) モデル患者をあげ治療
神戸漢方鍼医会:
開催日時:平成17年1月28日(金) 10時から15時まで
場所:ピフレ会館
内容
10:00、ミニシンポジュウム。腎・膀胱の生理病理、(山下)
10:45 実技研修
11:30 休憩
13:00 個人研究発表 平山
13:30 「素問」読み合わせ
福岡漢方鍼医会
開催日時:1月23日(日曜) 9時30分〜4時
場所:あいあいセンター(福岡市立心身障害福祉センター)
内容:午前の1時限目〜「補助療法」 川端吉博
2時限目〜「気血津液論の重層性」 円入勝彦
午後は実技
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《ご案内とお知らせ》
漢方鍼医会創立10周年記念出版について
創立10周年を記念し以下の書籍を会員、地方会員に特別価格にて頒布します。
「漢方鍼医会用語集」 1,000円 ※担当は企画室(小林)
「漢方鍼医基礎講座」 2,000円 ※担当は企画室(小林)
「要穴臨床取穴法」 1,000円 ※担当は総務部(高橋)
「漢方鍼医1〜14号」2.500円 ※担当は事務局(福島)
● 申し込みは、担当の部にお願いします・・・・・
学術テープ(11・12月)
※ 申込先 漢方鍼医会録音部
(雑録)医事寸言・臨床ディスカッション−11月
医事寸言・臨床ディスカッション−12月
(臨床)「名古屋漢方鍼医会特別講演報告」斉藤誉一
「未病治療の考察」福島賢治
(検討)「漢方医学の考え方」の討論 山本政夫・天野晴之他
(入門)「肺、心、心包の生理と病理」小林浩二
「四診法、体表観察について」渡部恵子
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平成17年度
漢方鍼医会夏期学術研修会愛知大会ご案内
漢方はり治療の確立
・…気血津液論から行う診察・診断・治療・…
主催:愛知漢方鍼医会 協力:名古屋漢方鍼医会・漢方鍼医会本部
漢方鍼医会も、創立以来12周年を経過して「漢方はり治療」の基本学術を確立してきたと思います。ここで、
さらに新しい学術を研修するのではなく、衛気衛気の補瀉法・体表観察と臨床・漢方腹診等にさらに磨きをかけ
充実したものにしたいと思います。学術内容を豊富にすることも大切かとは思いますが、一年に一度、各地方組
織のメンバーも集まることでもあり、研修会をゆとりのあるスケジュールにして、友好と語らいの場を持つとい
うことも大切ではないかと考え企画致しました。
1.学術研修
会長講演「漢方はり治療と難経」 漢方鍼医会会長 福島賢治
基調講義「漢方はり治療と証決定について」 愛知漢方鍼医会代表 高橋清吾
シンポジウム「漢方はり治療と証決定について」
四診法による、特に問診・体表観察・漢方腹診・脉状診等により整合性のある証の立て方に
ついて学術討論を行います。
※漢方鍼医会の臨床学術として体表観察・漢方腹診などが出揃ってきました。これを四診法
により整合性のある証の立て方を、問診・体表観察・漢方腹診・脉状診の各方向より検証
してはと考えました。
2.臨床実技研修
1時限「基礎研修」 押手・補の手・姿勢・営衛の手法・取穴法
2時限「漢方はり治療の臨床研修」 問診・漢方腹診を含めた体表観察と脉状診との整合性
3時限「総合治療」
日時 平成17年8月28.29日(日月)
会場 ホテル・サンルート名古屋
宿泊 ホテル・サンルート名古屋
実行委員会 実行委員長:高橋清吾 副実行委員長:小林浩二・平松秀教
〒443-0021 愛知県蒲郡市三谷町八舗48−3
電話 0533−68−3573 Fax 0533−84−8127
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編集後記
謹賀新年。いよいよ、新しい年の幕開けです。
皆様にとって幸多き年であります様に、心より御祈り申し上げます。
(田中 理)
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鹿児島漢方鍼医会
mail: sansyodo@po.minc.ne.jp
大阪漢方鍼医会
mail: ZVG11542@nifty.ne.jp
愛知漢方鍼医会
mail: seigo_t@f5.dion.ne.jp
名古屋漢方鍼医会
mail: harii-amano@sunny.ocn.ne.jp
東京漢方鍼医会
mail: goryou@hkg.odn.ne.jp
神戸漢方鍼医会
mail: yh@i-ml.com
福岡漢方鍼医会
mail: m_yuuki725@ybb.ne.jp
滋賀漢方鍼医会
mail: supermogusaman@myakushin.info
===================================================================
月刊 漢方鍼医
○発行元:漢方鍼医会○
〒169-0075 新宿区高田馬場1-31-8高田馬場ダイカンプラザ216号
電話(兼ファックス): 03-3232-8041
○編集:広報室
○編集長:田中理、編集員:神岡孝弘・斉藤太誉
URL : http://www.kanpouhariikai.com/
mail: publicity@kanpouhariikai.com
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<禁転載>
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