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月刊 漢方鍼医

発行日: 2002/10/1

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      漢方鍼医会のメールマガジン
      
    月刊 漢方鍼医・十月号
      [vol.0023] (2002/10/01 発行)
               
              http://www.kanpouhariikai.com/


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  ○今月の所感     
  ○メーリングリスト通信
  ○九月本部研修会報告
  ○九月入門講座報告
  ○第9回夏期研の会計報告
  ○学術部より御案内
  ○十月本部研修会御案内
  ○各種御案内とお知らせ
    
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今月の所感  気、この気何の気気になる気
                 福岡漢方鍼医会 結城正範

人はみな空気を吸い、食べ物を食べ、飲み物を飲んで生きている。
まさに気血水の作用で生命活動が営まれている。
2日3日飲食せずとも生きられるが、呼吸だけは一時間も止めるわけにはいかない。
然るに、生きていくには 呼吸が一番大切である
人は オギャと生まれた時から息を吐いて生まれてくる。一方、死ぬときは息を
吸って死んでいく。
まさに 呼吸こそ 生命活動の根源である。
呼吸には、陰陽がある。
感情では、怒る、思う、憂鬱、恐れるは陰、常に息を胸にこめたまま気を吐かない。
これにより姿正も悪く、気分もはかない。
また呼吸の陽には、感情の笑うが当たる。これは息を前に前に吐く。 
呼吸という気の作用は、生命活動の基本となっている。
人は気(呼吸作用)血(飲食物)水により生かされている。
体表観察において、気血水の中でも気は、呼吸と多いに関係がある。
怒る時は息を吸って胸に溜めたまま怒る。
思案、思いにふけるときも、息を胸にためたまま溜め息をつく。
愁う時、悲しさで泣く時も息を吸いながら泣く。
恐れ驚く時も息を吸ったまま吐かない。これは吸う事は出来るが、
吐く事ができにくい状態である まさに吐く事が出来ないから、
気持ちも吐かない。心肺、肝腎に影響がある。
心は陽臓であり、笑う歌うしゃべるは体内の濁気を排出吐けば吸える。
まさに呼吸である。
吐けば吸える。吐くことが出来ないから、気持ちもはかない。
吐けば、吸えるのだ。
臨床家としては 呼吸作用に対して働きかけるしかないのではないか。
そして、患者自らの力で治す。呼吸へ働きかけ、それによって気血水を動かす。
これによって 脈状にいろいろと変化をもたらすのではないだろうか。
呼吸は まず 姿勢が大切になる
? ます立ち方 自然体
? 姿勢によって五音、五声に影響する。
ゆえに只今のところ、太極拳で姿勢と呼吸法を勉強中である。

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メーリングリスト通信 今月のお題も「開業当初の思い出と工夫」
   進行係 二木 清文

 二木@メーリングリスト進行役です。「今月のお題」方式の二回目も、見事にこけてしま
ったというのが正直な報告です。「開業当初の思い出と工夫」とは書き方によっては単なる
自慢話になってしまいますから自主的な投稿は期待できなかったものの、あらかじめ何人
かの先生に個人メールで原稿依頼をしたのに空振りだったことはまだまだ進行役としては
未熟だということを痛感させられました。しかし、全く成果がなかったのではなく各地方
組織の活動報告という企画が始まり、各地方の現状に合わせた部分とユニークな部分が現
れていて、本部を含めてこれからの漢方鍼医会の活動に大きな刺激となること間違いなし
の盛り上がりになっています。
 そこで来月は伝統鍼灸学会の三十周年記念大会も控えていることから、引き続いて「開
業当初の思い出と工夫」で足元を見つめ直し、十周年への宿題を早くはじき出してしまい
たいと思います。大物狙いで行きますので、よろしくお願いいたします。
 それから、座談会を行われている地方組織があったように臨床での悩みや質問も随時ご
投稿ください。みんなで一緒に考えていきましょう。

                                                                                                                                               

 
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   9月研修会報告           名古屋漢方鍼医会    堤 卓郎

 今年は暑い。残暑がまだまだ厳しい中、9月8日、研修会は行われた。夏季研修会から
1ヶ月半後の研修会であり、なんだか久しぶりのような気がする。
 定刻9時45分より福島会長による時事感想が始まる。夏季研修会では体表観察、営衛
の補瀉手法、取穴法など充実さが増してきたことを上げられ、更なる期待をかけられた。
また、関係者の皆様にはご苦労様と労をねぎらわれた。そして、漢方鍼医会がメジャーを
目指す上で必要不可欠とも思え採用されたディスポ鍼について、福島弘道先生のもとでの
修行当時の話を交え「一本の鍼」これにかける鍼医魂を話され、ディスポ鍼に対する一石
を投じられた。
 我々も「一本の鍼」「ひとつかみのもぐさ」に対する魂、鍼道を思い直す時事感想であっ
た。
 10時からは病床検討2席が行われ、第1席は学術委員長:加賀谷雅彦先生による「勞
倦」についてであり、勞倦というものは病因で古典病症学においてはこれを「勞症」と呼
び、つまりは全身にまたがる症状となる。勞とは過ぎたることであり、七情を含めて勞に
まつわる脈状論の話、胃の気の損傷を勞という観点、またその選穴について述べられた。
 第2席は会長:福島賢治先生による「循環器の病症」についてであり、「古典鍼灸におい
ては病症に対しての治療ではなく証に基づいて行うのみ」の柱に始まり、血圧上昇の病理
は陰陽をふまえ寒熱をとらえて病理を診る。臨床では、心痺、賁豚気など腎にポイントを
おくこと。また、長期の降圧剤の服用による脈状、あるいは手足の冷えによる脈状、左寸
口部における脈状のとらえ方など注意すべき治療のポイントを述べられた。
 午後は愛知漢方鍼医会による宿題発表で、代表:高橋清吾先生による「気、血、水の病
症」についての発表があった。現代生活の中での環境問題、ペットボトル症候群ともいわ
れる多飲による外湿や内湿による湿病の多さに注目され、特に気の作用と湿、あるいは痰
飲病症について詳しく発表された。みなさまの追試、ご検討を期待する。
 その後、実技の時間においては、夏季研修会の復習、体表観察、尺皮の診かた、正確な
取穴の方法、営衛の手法など研修をより充実させるものになったと思う。
 今月からは、最後に加賀谷学術委員長の全体挨拶で研修会終了とされ、切りのいいしめ
であった。

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入門講座報告 入門講座 金井 左貴

9月8日に行われた漢方はり医会で、私たち入門講座は
、隅田真徳先生による五臓「脾と腎について」の講義を受けました。
主な内容は下記の通りです。
1、脾について
脾の生理、五行との関係、他の五臓との関係(病理)
2、腎について
腎の生理、他の五臓との関係(病理)
この内容の入ったテープが欲しい方は録音部高尾まで。
《感想》
今回は五臓の生理、病理の中の「脾と腎」についてでしたが、時間内に収まりきらない充実した内容でした。
臨床の場でのポイントや考え方も交えた講義で、まだまだくわしく聞きたい気持ちが残りました。
今後やっていく「肝、心、肺」の講義で、各臓の生理と、他の臓との関係を意識していくためにも、
今回の講義を振り返ってできるだけ消化していきたいと思ってます。
 

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      第9回夏期学術研修会東京大会の会計報告

  7月28、29日に開催された、第9回夏期研東京大会の会計を以下のとお
  りご報告致します。
                                          実行委員長・中山真寿美

  総収入  3,834,200
  総支出  3,734,200
  差引残高  100,000
             ※ 残高は第10回夏期研出資金とする。

 《収入明細》
  研修費   3.721.000(研修者83名と付添者)
  本部助成    100,000(本部会計よりの助成金)
  雑費       13,200(出店料・弁当代)
    (合計   3.834,200)

 《支出明細》
  ホテル支払 2,520,933
   会議費      132,558(会議諸費)
  研修費         85,376(講師の研修費)
  印刷製本費    318,037(要録の印刷製本)
  通信費         49,950(振込み手数料、連絡費)
  返金          145,000(ホテルパック10名、キャンセル1名)
  諸手当        432,000(講師他32名分)
  雑費           50,346(デイスポ鍼、ホテル謝礼他) 
    (合計  3,734,200)

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学術部より御案内

『腹診法シンポジューム・シンポジスト募集』

来る、H15年2月例会にて腹診法シンポジュームを行ないます。付きましては、この
チャンスに日頃の腹診法の研究をぜひシンポジストとして発表し、本会の腹診法学
術研究を共に向上させる為ぜひ参加してみたいと思われる方は、学術部までご一報
ください。

◆ 学術部会 新井康弘・隅田真徳・神岡孝弘
?03−3310−2118;tatsumi-hari.arai@nifty.ne.jp

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  10月本部研修会案内  (作成)事務局

  〈日時〉平成14年10月6日(第1日曜日)
  〈会場〉目黒さつき会館
         〒141-0031 東京都品川区西五反田3-2-13 
      ? 03-3491-7193

  【開会・点呼】
   9:30    出欠点呼
   9:40 〜 10:00《医事寸言》 
             会長:福島賢治
 【研修部】 
    10:00 〜 12:00《学術講演と実技》
      学術講演 『超浅刺について』
          (司会)加賀谷雅彦 
          (講師)首藤傳明先生
              ※日本伝統鍼灸学会会長他
      実 技『超浅刺の臨床公開』 
     (進行)加賀谷雅彦・新井康弘 
          (講師)首藤傳明先生
  12:00 〜 13:00 昼食
  13:00 〜 14:30  《病症検討》
      第一席「肩部の病症について」
       (司会)市成 修
      (発表)斉藤誉一
      第二席「不眠症について」
      (司会)福島賢治
      (発表)吉田清隆 
    14:30 〜 16:30《臨床実技研修》
      臨床実技研修「体表観察・衛気営気の手法・脉状と選穴・取穴法」。
            実技研修全体の反省会。
  
 【入門講座】
    10:00 〜 12:00《学術講演と実技》
      学術講演 『超浅刺について』
           (司会)加賀谷雅彦 
           (講師)首藤傳明先生
               ※日本伝統鍼灸学会会長他
      実 技『超浅刺の臨床公開』 
      (進行)加賀谷雅彦・新井康弘 
           (講師)首藤傳明先生
  12:00 〜 13:00 昼食
   13:00 〜 14:30 《基礎講義》
      (講師)新井敏弘
         「心、心包の生理、病理、病症」 
      (講師)隅田真徳
         『肺と肝の生理、病理、病症』
  14:30 〜 16:30《臨床実技研修》
      漢方はり治療の基礎実技研修「基本刺鍼・脉診」
      実技研修全体の反省会。
  
    17:00 〜18:00  理事会

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   《ご案内とお知らせ》

1、第30回日本伝統鍼灸学会
    大会テーマ「世界に羽ばたく伝統鍼灸」
    統一テーマ「鍼灸病症学の確立を目指して 〜総括〜」
    会期 平成14年11月9・10日(土日) 
    会場 江戸川区総合区民ホール 
       江戸川区船堀4-1-1 Tel:03-5676-2211
          事務局155-0032 東京都世田谷区代沢4-7-18 太子堂鍼灸院 
            TEL/Fax:03-5431-7077 
            E-mail:tacshoji@a1.mbn.or.jp

2,漢方鍼医会学術誌「漢方鍼医」発行
   漢方鍼医会機関誌「漢方鍼医」14.15合併号を発行する。
    B5版209頁 定価 四千円(送料共)
    申込先 漢方鍼医会事務局

3,学術テープ(7月・9月)  
      ※申込先 漢方鍼医会録音部
    (病症)斉藤誉一「耳鼻咽喉の病症」
   新井康弘「呼吸器の病症」
   加賀谷雅彦「勞倦について」
   福島賢治「循環器の病症」
    (研究)加賀谷雅彦「選穴の考え方」
   高橋清吾「気・血・水の病証」
    (入門)新井敏弘「脉診の基礎−2」
   隅田真徳「脾と腎の生理、病理、病症」
    (第9回夏期研)
      会長挨拶「伝統を受け継ぐ…竹山晋一郎先生の情熱」福島賢治
      基調講義「脉状診の意義」加賀谷雅彦
      シンポ「脉状と衛気営気の手法」福島・小里・田布施・山本

****************************************************************    

          編集後記

此処に、十月号をお送りします。
暑さ寒さも彼岸までと言います様に、
お彼岸が過ぎてようやく秋らしくなってまいりました。
九月の本部研修会の報告では、斉藤太誉先生に代わり名古屋の堤先生へお願いしました。
今月の所感では、呼吸の大切さを福岡の結城先生が述べてられてます。
最後に、本部研修会は今月第一週目の日曜日、十月六日です。
御留意願います。
(田中 理)

===================================================================
鹿児島漢方鍼医会
 mail: sansyodo@po.minc.ne.jp
大阪漢方鍼医会
 mail: ana64560@nifty.com 
愛知漢方鍼医会
 mail: seigo_t@f5.dion.ne.jp
名古屋漢方鍼医会
 mail: harii-amano@muc.biglobe.ne.jp
東京漢方鍼医会
 mail: goryou@hkg.odn.ne.jp  
神戸漢方鍼医会
 mail: a01@d1.dion.ne.jp
福岡漢方鍼医会
  mail: m-yuuki@mx21.tiki.ne.jp
===================================================================
    月刊 漢方鍼医

 ○発行元:漢方鍼医会○

   〒169-0075  東京都新宿区高田馬場2-1-2 田島2F
   電話(兼ファックス): 03-3232-8041

  ○編集:広報室 月刊漢方鍼医・編集長 田中 理

  URL : http://www.kanpouhariikai.com/
  mail: publicity@kanpouhariikai.com
===================================================================
   <禁転載>         

 
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