新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴るつれづれ日記。経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達とのかかわり等など。日本初の旅館の女将によるメールマガジンです。
- 最新号:2008-09-07
- 発行周期:隔週刊
- 読んでる人:309人
- 創刊日:2000-01-12
- Score!:-点
- コメント数 : 4
- メルマガID:2712
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
- >> 月間ランキング
続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ
発行日: 2003/4/6
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■
■ 「続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ」
■■■■■■■■■■
■ ■ ■■■■ ■ 新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴る
■ ■ つれづれ日記。
■ ■■■■■ 経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達との
■ ■ ■ ■ かかわり等など。
■ ■■■■■ 日本初の旅館の女将によるメ−ルマガジンです。
■ ■ ■
■ ■■■■■ http://www.monya.co.jp 2003.4.6発行 第90号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇ プチ・リニューアル ◇
皆さん、日曜日の夜8時から(関東ですと10チャンネルで)放送されている
「劇的空間ビフォーアフター」というリフォームの番組をご存知ですか?私は
毎週それが楽しみで、夢中になって観ています。そのリフォームは、単純にお
金をかけるのではなく、古いもの、愛着があるものを残しながら、もしくは上
手く利用して手作りで家具などをつくり、安く仕上げる番組なのです。なんと
かそうした趣向が紋屋に取り入れられないか、毎回感心しながら観ていて、今
までの紋屋の設備投資をちょっと考えてしまいました。
紋屋に旧式なお部屋が数室あることは、ホームページの「お許しください」と
いうページでご案内しています。紋屋に嫁いで以来、その部屋にお客様をお連
れしなければならない時には、いつも苦痛に感じてきました。
中には、「子供連れにはちょうど良いです」とおっしゃってくださる方もあり
ますし、そんなお部屋でも再度お越しくださるお客様も少なくありません。し
かし、ひとつだけ残っている6畳の部屋だけは、いつも予約の時に6畳である
ことをお話しし、お安くご案内してきたのです。
何とか家具などの内装だけでも雰囲気作りできないものかと、ずっと考えては
来たものの、隣室との壁を取って二間続きの広い部屋が一番いいという結論が
でてきます。だから改造するまでは何にも出来ないと、私が嫁に来てからの5
年間、昔のまま手付かずにしてきました。
昨年秋の台風でかなりの被害がでて、その際すっかり屋根も天井もなくなって
しまった部屋は、2室をつなげて次の間付きの部屋にしました。その後もそれ
がきっかけとなったと思われる雨漏りや、ひずみ、様々な修理が次々と出てき
ました。それをひとつひとつ直しながら、壁紙だけでも張り替えるとかなり雰
囲気が変わることを改めて実感しました。
お客様からも、「お風呂場のちょっとした備品を変えるだけでもっと素敵にな
りますよ。」というご感想を戴きました。ありがたい事です。そんな時、「劇
的空間ビフォーアフター」を知ったのです。
新しい建物は確かに気持ちがいいものです。お金をかけさえすれば確かにとて
も良いものが出来ます。しかし、新しいものも必ず古くなります。フランスや
イタリアなど、海外の国々も古い建物を上手に使っています。嫁に来た頃はな
んて古くて汚いのだろうと思いましたが、それに愛着を持って手入れをし、丁
寧に仕上げていくと、その方が良いような気がしてくるのです。社長は「段々
貴方の宿になってきているからじゃない?」と言ってくれます。
「劇的空間ビフォーアフター」では、壊す時に必ず前に使われていた土壁だと
か階段の手すり、長年利用してきたもの等を捨てずに再利用しています。紋屋
の母は、その番組の中で昔使っていた古いミシンがクラシックなデスクに変わ
ったのを見た時「あー私も同じのを持っていたのに、捨てなければ良かった。」
と嘆いていました。
そういえば紋屋には、長年しまってある和太鼓や餅つきをしていた頃に使って
いた臼、そうしたものがたくさんあります。新しい家具を買わなくても、昔か
ら使ってきたものを違ったかたちで利用してみる。和太鼓や臼は、上にガラス
の板を敷いてテーブルになります。捨てるばかりではなく、ひとつひとつ見直
してみたら意外と味があるものもありました。昔使っていたすだれなど、所々
切れてはいるものの、その修理の糸が見えるところもかえって物を大切にする
心が伝わりそうな気がします。
今人気がある都内の和食屋さんなども、必ずしも立派な設備ではありません。
照明等で上手く雰囲気作りをしています。紋屋も古い部屋を単なる古い部屋の
まま使うのではなく、古さが温かく感じられる部屋にしたらいいのではないか
と考え始めました。
お客様から時々ご指摘があった、大浴場まで行く途中の階段。昔のままの壁が
所々はがれて汚くなっていました。クロスを貼り分け、照明を変えてみると、
意外なほどやわらかい感じがする階段通路になったのです。
読者の皆様やご宿泊の皆様からいただいた、台風被害の際の義援金で禁煙コー
ナーをロビーに作ることが出来ました。私の習字も少しずつ売店商品のご紹介
や館内のご案内・廊下、壁のディスプレイにも使い始め、そうした手作り感も
意外と評判は良いようです。
出入りの業者さんやおなじみさんからも、毎回少しずつ変わっていく紋屋や、
いつも努力の後が見えることに応援の声を頂いています。お越しの皆様にそれ
となく気づいていただける心配りに、これからも努力していかなければと今は
思えているのです。
資金が足りないと頭を抱えているだけでは何も進みません。試行錯誤しながら
の店作りは結構楽しいです。私が女将としてお客様からのお声をリサーチし、
それをもとに社長と毎日ここの廊下の明かりをこうしよう、あの踊り場にこの
家具を置いたらどうかなど、これからも常に皆様からのお声に耳を傾けながら、
少しずつでも向上していける宿屋でありたいと思っています。
─[NEWS]──────────────────────────────
| ◆ 毎月5名様宿泊ご招待実施中! ◆ |
| |
| 宿┃泊┃ご┃招┃待┃ 日本旅館について日頃お感じになっている |
| ━┛━┛━┛━┛━┛ ご意見・ご感想、ご要望事項やご提言を |
| ア┃ン┃ケ┃ー┃ト┃ お聞かせ下さい。 |
| ━┛━┛━┛━┛━┛ http://www.monya.co.jp/okikase.html |
| |
──────────────────────────────[NEWS]─
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
◆宿屋の雑学◆
アンケート/その3
旅行社のアンケート点数を上げるために、特別の施策をする施設もあります。
特定の旅行社からのお客様の客室をランクアップしたり、料理内容を良くした
り、専用の客室係りを付けたり等々。ある大型旅館など、その旅行社からのお
客様に対して、浴衣の帯の色を変えて社員が館内ですぐ判るようにし、特に接
遇に気を付けるように指示していたとか、別の旅館に至っては、社員が「うち
に泊まるなら、特別扱いをする○○○から申し込まないと損だ」と言っていた
そうです。ちなみに当館ではそういった区別は一切しておりませんので、お客
様によっては、いつもの旅行社からの予約なのに特別扱いされない、と不満そ
うな方もいらっしゃいます。(^^;)(by aruji)
≪次回予定≫
2003年4月13日は、「皆様からのお声/増刊号」をお届けする予定です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
e-mailエッセー「続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ」(隔週日曜発行)
著 者:高尾葉子 okami@monya.co.jp
発 行 者:高尾憲資 aruji@monya.co.jp
発 行 所:季粋の宿 紋 屋 otazune@monya.co.jp
295-0102 千葉県安房郡白浜町白浜232
TEL 0470-38-3151 FAX 0470-38-3153
HomePage http://www.monya.co.jp
本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright (c) 1999-2003, Monya Ryokan. All rights reserved.
◆本誌は以下のメールマガジン配信システムを利用して発行しています。
『まぐまぐ』『カプライト』『E-Magazine』『Macky!』『Pubzine』
『melma! 』『ティアラオンライン』 『メルマガ天国』
◆配信解除は、ご登録の配信システムよりお願い致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆素顔の女将◆
日本語が全く話せない外国のお客様が来る事になった。「館内のご案内は社長
にしてもらいましょう!」と決め付けた家内は、「大浴場って何て言うのだろ
う、ビッグバスかな?」とひとり言を言う。それじゃあ、大きな(車の)バス
と思っちゃうんじゃないか。(恐らく public bath とか grand bath ? )
(by aruji)
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 「ラスト・ミニッツ」*出発直前航空券情報
- <ラスト・ミニッツ>は、「最後の数分間」の意味で、各航空会社が残った航空座席を販売する最後のチャンスです。当社では独自のネットワークで情報を仕入れ、...
- 旅行「通」のためのセレクト情報 国内版
- ツアー情報・格安航空券情報・格安宿泊プラン情報・旅行懸賞情報・クチコミ情報・ニュースなど盛りだくさん。旅行が当たるプレゼントキャンペーンの告知も定期...
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
- 海外居住者のための便利帖
- 海外に長期滞在する方向けの情報マガジン。金融、通信、ショッピング、各種手続きの仕方、その他の便利なサービスを紹介。
- 旬のファッションニュース
- 旬の「ファッション・ライフスタイル」情報を、東京の街、吉祥寺、渋谷、新宿、銀座中心の店頭、ストリートファッションなど、今のトレンドを幅広く毎日発信し...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/backnumber_article/melma_logo.gif)


