新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴るつれづれ日記。経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達とのかかわり等など。日本初の旅館の女将によるメールマガジンです。
- 最新号:2008-09-07
- 発行周期:隔週刊
- 読んでる人:383人
- 創刊日:2000-01-12
- Score!:-点
- コメント数 : 4
- メルマガID:2712
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
- >> 月間ランキング
続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ
発行日: 2002/9/29
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■
■ 「続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ」
■■■■■■■■■■
■ ■ ■■■■ ■ 新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴る
■ ■ つれづれ日記。
■ ■■■■■ 経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達との
■ ■ ■ ■ かかわり等など。
■ ■■■■■ 日本初の旅館の女将によるメ−ルマガジンです。
■ ■ ■
■ ■■■■■ http://www.monya.co.jp 2002.9.29発行 第77号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇ 心のケアの時代を迎えて ◇
昨年私は軽症鬱病という病気になりました。今はかなり回復し、お医者様にも
たまに行けば済むようになりました。それでも繰り返し易い病ですし、ストレ
スをためやすい職業です。私は性格的にも大変細かいことに気を使い、感じや
すく傷つきやすいタイプですから、いつもまたなったら怖いという不安を抱え
ています。
今春に少し精神的に不安定な女性を雇い、経営側も他の従業員もちょっと手こ
ずった経験をしました。その女性が行くべき医療機関は近所にはありませんで
したし、考えてみると日本は精神面でのケアが、海外に比べて非常に遅れてい
る事に気づきました。海外では、当たり前のように映画の中にも小説の中にも
カウンセリングを受けているシーンがあるのに、日本では心療内科という言葉
さえ余り知られていません。日本においては心のケアそのものが、社会の中で
見落とされがちで、少なくとも今までは、偏見の中で放りっ放しになってきた
のです。たまたま見たニュースでも、日本の大企業の58パーセントが、鬱病
により長期休暇を取った社員をかかえているそうです。
日本においては、気軽にカウンセリングを受けられる医療機関は少なく、まし
て入院施設がある心療内科は、更に少ない状態だそうです。これだけストレス
時代を迎え、癒しという言葉がはやり、CD屋さんに行けば癒しの音楽コーナー
が必ずあったり、ショッピングセンターにもアロマテラピーのコーナーがあっ
たりするのに、心のケアが遅れている社会が存在しているなんておかしいです
ね。
だからこそ、私自身も疲れすぎる日常を捨て、無理をしない安らかな環境を作
りたいと思います。そして、その上で本当に寛げるおもてなし、宿屋のあり方
を少しづつ考え進めていきたいのです。
アロマを導入してから、紋屋のアロマにすっかりとりこになって、お越し下さ
るお客様が増えてきました。その方々の中には、いつもぎりぎりの状態まで我
慢をして、限界の状態のときに紋屋にいらっしゃるという方もあります。それ
を考えると、現代の旅行も昔とは違うスタイルや傾向もあるような気がします。
せっかくアロマオイルトリートメントがあるので、宿泊施設全館がアロマの香
りに包まれた宿にしようと、廊下やお風呂場にもアロマオイルを炊くことにし
ました。夜はランプの明かりが綺麗です。そんなちょっとしたことで、お客様
からも喜んでいただきました。
また、わたしはたまたまデパートにいた最初の7年間をフレグランスコーナー
で過したので、その知識に加え、セラピストからも教えてもらいながら、部屋
で楽しむアロマランプのオイルを自分で調合してみることにしました。紋屋の
オリジナルオイルが出来あがりです。そしてその3種類のオイルをご用意し、
アロマランプを無料でお貸し出ししています。嬉しい事にオリジナルオイルを
結構お買い上げくださるお客様もいらっしゃいます。
最近は、大きなお風呂でも他人と入るのが苦手という方がいらっしゃいます。
そこで癒しの音楽の流れる貸切風呂をなるべくご紹介して、やはりアロマオイ
ルを炊き込んだ個室のしゃれたお風呂でおくつろぎいただくようお勧めしまし
た。(貸切風呂用オイルは、肌に直接使用していただけるオイルだけでブレン
ドしました)また、ご入浴後にちょっとおしゃれなオードゥトワレをお使いい
ただけるよう、ご用意いたしました。(本来、オードゥトワレは、シャワーを
浴びるたびに身だしなみを整える目的のものです。)
白浜は、「気」が強いところだそうですが、私自身もその気を取り込む方法を
知りません。すごく景色がよくて、その景色を眺められるだけでもストレス解
消になるような土地なのに、ちっとも眺めてはいません。あーしなくちゃ、こ
ーしなくちゃと何時も忙しく仕事のことを考えるのではなく、一日に1回でも、
美しい海を眺め海の空気に触れ、雄大な海から元気をもらい、様々な心配事か
ら心を放つ一瞬をもちたいと思います。心の病も本来は、窮屈な部屋へ自らを
追い込んでいるようなものです。そうせざるを得ないような世の中で、少しで
もケアを果たせる旅館でありたい。そうでなければ、私自身が鬱病を経験した
甲斐がない(?) と考えています。
宿造りはなかなか思うようには進みません。不景気で望むような投資が出来な
いからです。でも、牛歩の歩みのようでも前へ進み、少しでも快適な空間作り
やおもてなしのあり方を確立したいと思うのです。
旅館業は、細かい配慮や心遣いが必要な職種です。神経が太くてのほほんとし
たタイプの人より、神経が細やかな人のほうが、おそらく旅館には向いている
でしょう。しかし余りにも細かく気を使いすぎて、却ってお客様がつかれるよ
うでもいけません。お迎えする私たちも健やかな心で、疲れているお客様をい
つも優しく包み込めるようになりたいと願います。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
◆宿屋の雑学◆
旅行業界/その12
街中の小さな旅行社の中には、実は大変な勉強家で「旅行のプロ」と呼びたい
方がいたりします。そういう方は実際にご自分で各地へ出向き、下見をしたり
施設側とよく話しをしたりしていますので、お客様に向く施設を紹介出来るだ
けでなく、地域の文化にも大変造詣が深く、地元ならではの情報もご存知だっ
たりします。残念ながら大手旅行社では、そういった本当の「旅行のプロ」は
リストラや人事異動等で極端に少なくなりました。(by aruji)
─[NEWS]──────────────────────────────
| ◆ 毎月5名様宿泊ご招待実施中! ◆ |
| |
| 宿┃泊┃ご┃招┃待┃ 日本旅館について日頃お感じになっている |
| ━┛━┛━┛━┛━┛ ご意見・ご感想、ご要望事項やご提言を |
| ア┃ン┃ケ┃ー┃ト┃ お聞かせ下さい。 |
| ━┛━┛━┛━┛━┛ http://www.monya.co.jp/okikase.html |
| |
──────────────────────────────[NEWS]─
≪次回予定≫
2002年10月6日は、「皆様からのお声/増刊号」をお届けする予定です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
e-mailエッセー「続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ」(隔週日曜発行)
著 者:高尾葉子 okami@monya.co.jp
発 行 者:高尾憲資 aruji@monya.co.jp
発 行 所:季粋の宿 紋 屋 otazune@monya.co.jp
295-0102 千葉県安房郡白浜町白浜232
TEL 0470-38-3151 FAX 0470-38-3153
HomePage http://www.monya.co.jp
本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright (c) 1999-2002, Monya Ryokan. All rights reserved.
◆本誌は以下のメールマガジン配信システムを利用して発行しています。
『まぐまぐ』『カプライト』『E-Magazine』『Macky!』『Pubzine』
『melma! 』『ティアラオンライン』 『メルマガ天国』
◆配信解除は、ご登録の配信システムよりお願い致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆素顔の女将◆
「often と sometimesはどう違うの?」と面倒な質問を家内から何度もされた。
「英語科の高校生(=息子の事)に聞けば」と逃げておいたので、何と教えて
もらったか後日になって聞いたところ、「聞いたけど忘れたぁ!」と言う。
一体、何のために度々私に聞いたのだ?!(by aruji)
*ついでに大女将*
携帯電話に元々入っていた着メロの中で、母は「与作」をお気に召さない。母
の友人も気に入らないと言っているそうだが、息子に言わせると「与作に一番
近い人達なのにね」あ、私が言ったんじゃありませんからね、お母さん(^^;)
(by aruji)
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 「ラスト・ミニッツ」*出発直前航空券情報
- <ラスト・ミニッツ>は、「最後の数分間」の意味で、各航空会社が残った航空座席を販売する最後のチャンスです。当社では独自のネットワークで情報を仕入れ、...
- 旅行「通」のためのセレクト情報 国内版
- ツアー情報・格安航空券情報・格安宿泊プラン情報・旅行懸賞情報・クチコミ情報・ニュースなど盛りだくさん。旅行が当たるプレゼントキャンペーンの告知も定期...
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
- 海外居住者のための便利帖
- 海外に長期滞在する方向けの情報マガジン。金融、通信、ショッピング、各種手続きの仕方、その他の便利なサービスを紹介。
- 旬のファッションニュース
- 旬の「ファッション・ライフスタイル」情報を、東京の街、吉祥寺、渋谷、新宿、銀座中心の店頭、ストリートファッションなど、今のトレンドを幅広く毎日発信し...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/backnumber_article/melma_logo.gif)


