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新米女将のひとり言
発行日: 2000/4/16
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■ 〜〜〜「新米女将のひとり言」〜〜〜
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■■■■■■■■■■ 思いがけず創業80年の老舗旅館に嫁いでしまった
■ ■ ■■■■ ■ 新米女将が綴るつれづれ日記。
■ ■
■ ■■■■■ 女将の仕事、旅館の裏側、お客様のエピソ−ドや
■ ■ ■ ■ お得な旅館の利用法等々。
■ ■■■■■ 日本初の旅館の女将によるメ−ルマガジンです。
■ ■ ■
■ ■■■■■ http://www.monya.co.jp 2000. 4.16発行 第14号
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◇ 生け花 ◇
私が今、とても力を入れている仕事のひとつに生け花があります。
はじめは今まで担当していた客室係が郷里へ帰る事になり、
急に必要に迫られて始めました。
正直に言って、
最初のうちは要領も掴んでいませんでしたからとにかく肉体労働で疲れ、
挫骨神経痛を患って夜も痛くて眠れなくなりました。
暮れだったので精神的にも余裕が無く、
忙しい時期に突入してしまい、かなりのストレスになりました。
しかし生け花は、懸命にやればやるほどお客様からのアンケートに、
「館内各所の生け花が心なごんだ」
「花がキレイ」
「花あしらいが素晴らしい」等と書かれ、やり甲斐が出てきました。
問題は、
花活けに掛けられる時間が短い。
全館満室の時は、60ヶ所を越える。
材料集めの事など。
私が一人では余りにも大変なので、母やお花の先生、
以前花活けに来てくれていた方等に声を掛け、
みんなで少しづつ分担するようになりました。
でも本当の事を申し上げてあまり経費も掛けられないので、
出来るだけ家の者でやらなくてはなりません。
花も安いところを探し、葉物はなるべく外で採取します。
この頃では、車に乗りながらでもいつも、
あそこに生えている枝は良いな、とか、
あそこのお花は人の物かしら、取ったらいけないのかしら、と
キョロキョロする癖が付きました。
でもそうして自然の花、木、草 等に接していると、
自分も癒される事に最近気付きました。
この春、母が長く体調を崩し(今はすっかり良くなりました)、
お花の先生もお父様の具合が悪くなり、
全館一人で生ける日々が多くなってしまいました。
毎日大変な忙しさの中、体も心もくたくたになりましたが、
辛い思いや大変な時をくぐり抜けると、
一回り大きくなった自分を感じる事が出来ました。
何事も苦境を避けずにぶつかっていけば、
落ち込んだり傷ついたりもしますが、
そうした状況は永遠には続かないのですね。
生け花は、私の姉が小原流の先生の資格を持っていましたので、
少しの間、姉から習いました。
今は時々、草月の先生から.....。
でもいろんな本を見たり、他の方が活けているのを見て勉強しています。
自由花で自分の感性で活けているので、
「古流ですか?」とか「池坊ですか?」とかよく聞かれるそうです。
主人はその都度、
「そうなんですよ。良くお分かりですねぇ」と言っているそうです。
私は花を通して自分の気持ち、お客様への心を伝えたいと思っております。
お越し下さるお客様の心が少しでも休まるように、
やさしくなればと.....。
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◆宿屋の雑学◆
日本の箸
日本の箸は、その歴史も大変古く、「古事記」にもその表記があります。古代
の箸は竹製の一本箸で、ピンセットのように二つ折で使っていたと言われてい
ます。その後、奈良時代に現在のような二本で一膳の二本箸の形になったとさ
れています。箸の種類も大別すると、料理用の箸、とり箸、食事用の箸、お菓
子用の箸に分けられ、その材質も、木材、竹、金属、象牙などがあります。長
短はその用途によって作られ、形状も、利休箸のように両細であるとか、竹の
箸のように天節、中節のものもあります。日本人が手先が器用だと言われてき
たのは、箸の文化によるところが大きいのではないでしょうか。(by aruji)
≪次回予定≫
2000年 4月23日は、「皆様からのお声/増刊号」をお届けする予定です
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e-mailエッセイ「新米女将のひとり言」(隔週日曜発行)
著 者:高尾葉子 okami@monya.co.jp
発 行 者:高尾憲資 aruji@monya.co.jp
発 行 所:季粋の宿 紋 屋 otazune@monya.co.jp
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◆素顔の女将◆
母が病院でMRI検査をすることになった。
aruji:「MRIって何だろう?」
家内 :「CTは、輪切りよね」(注 断層撮影)
aruji:「じゃあ、立体的に写るのかな」
家内 :「角切りじゃない?」
角切りって、母の頭はりんごじゃないんだから.....。 (by aruji)
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