>> 記事トピックス一覧 
トップ > 旅行・レジャー > 宿・温泉 > 続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ

新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴るつれづれ日記。経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達とのかかわり等など。日本初の旅館の女将によるメールマガジンです。




新米女将のひとり言

発行日: 2000/3/12


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
     ■              
     ■         〜〜〜「新米女将のひとり言」〜〜〜      
■■■■■■■■■■            皆様からのお声 増刊号 〔 9〕
■  ■  ■■■■ ■    
  ■   ■         
 ■  ■■■■■     皆様からいただいた励ましメ−ルや、       
■ ■ ■   ■        ご質問メ−ルをご紹介する増刊号です     
  ■ ■■■■■        
  ■ ■   ■     
  ■ ■■■■■     http://www.monya.co.jp  2000. 3.12発行      
                    
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
              ご了解いただいた原文を掲載しておりますが、
             一部割愛することもありますのでご了承下さい。
  
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 <平田さん> 【はじめまして永芳閣です】/ドラマ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

はじめまして,富山県氷見阿尾の浦温泉元湯永芳閣です。
このメールを書いているのは,女将の平田淑江です。

何時も楽しく読ませて頂いております。
あら〜,たのしいところがある、と専務の兄が貴館ページを
見つけてまいりまして,それ以後楽しませて頂いております。

一寸自己紹介・・・
私は旅館の生まれで,現在40歳。
・・でも,うちの母がゼッタイ手に職をというので、
薬剤師になりまして、中国漢方の薬局を7年ほどやった後,離婚。
そのあと絵描きのだんなと再婚。
しばらくだんなと東京暮らしをして,バブルはじけた後に千葉に1年すみまして、
東京暮らしの反動で外房で毎日魚屋さんに通っては,魚ばっかり食べていたら,
ますます魚が食べたくなって,よし!と家族で氷見に戻ってきたのです。

実家の旅館を手伝いはじめて,何からやろうかと考えたときに,
なんとうちのはワクワクしない売店だろう,と感じたのがきっかけで
売店改革を手始めに断行しました。
1年かかりましたが,富山県中の窯元やら,お菓子やさんやらうろちょろ飛び込み
交渉して,楽しい売店になりました。

氷見はお魚のいいところなのに,観光客相手と地元客相手とでは、
魚を微妙に売り分ける(当然、目利きの下手な人には良くない魚が行く)という
話を何回か耳にして、勿論そんなことしないまっとうな仲買サンも
いっぱいいるんだけど...、私は、それに大激怒しまして,
1998年の11月から,うちの板場に魚をいれてくれている仲買サンと一緒に
玄関前で地物・朝とれ・天然物のみの鮮魚の朝市をはじめまして、
夜は着物でご挨拶,朝はカッパ姿でお見送り・・と言うわけで
魚屋のおかぁちゃんもやっています。
お魚を買って帰った方たちの「お魚友の会」という組織もできて,
毎週鮮魚速報をファックスして,宅配もはじめました。
絵描きのだんなは,朝の魚屋のパートにこき使っています。
だんなのほうは,ほかの時間はお友達旅館のホームページ製作と絵の先生です。

1999年11月から,以前からもっと癒しの宿にしたいとかんがえていたので、
貸切家族風呂の温泉ジャグジーをアロマトリートメントルームにして,
なかなか好評です。
不思議なもので3年前にアロマセラピストを探したときにはなかなか見つからず,
〔きっと機が熟していなかったんだと思う〕今回はもう不思議なくらいに
ころころころと話がまとまって,最初にアロマセラピストに会って半月後に
トリートメントルームがオープンしました。

毎日好きなことだけして,楽しんで稼ぐをもっとうにしてはいますが,
時々は息切れしたりもします。こんな旅館と私です。

あなたの独り言を力づけにしている私ですので,これからもよろしく。

長々,ごめんなさい。
ちなみに,当館のホームページ   http://eihokaku.com  です。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【お返事】
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

はじめまして、平田さん。

私は平田さんのメールを拝見してため息が出ました。
主人も私も同じように感じたのです。
それは「やっぱり旅館の生まれだなぁ」ということです。
薬剤師さんをやられたりというところは、たくましい限りでしかも驚きですが、
私のように突然、思いもしないところに急に飛び込んだのとは違う、
「旅館魂」みたいなものを強く感じました。
幼い頃から見て知っている世界に今いられることが、
何か、水を得た魚のように生き生きしているように思えます。


> あなたの独り言を力づけにしている私ですので,これからもよろしく。

なんて、とんでもないことです。
私もせめて30歳くらいで再婚して紋屋に嫁げばよかったなぁと思います。
それでも若いうちは子供の世話に明け暮れますし、
大女将の下で日の目を見ないかもしれませんが、
端で見ているだけでも、全然知らないのとは違います。
私にとって、見るもの聞くもの、回りにいる人々も何もかもが全く未知の世界で、
しかも特殊です。
それだけに新鮮かもしれませんが、何か平田さんのお話は羨ましいものでした。


> 1999年11月から,以前からもっと癒しの宿にしたいとかんがえていたので、
> 貸切家族風呂の温泉ジャグジーをアロマトリートメントルームにして,
> なかなか好評です。

うちもアロマトリートメントをやっているんですよ。
実際、とても評判が良いです。
私も、お金と時間が合ったら日常生活の中に取り入れたいですね。
でも、どうも着物を脱ぐのが面倒なのです。

何はともあれ、私の大先輩になるのだと思います。
まだ経験が浅いというのは辛いものです。
宜しくご指導下さいませ。

                                                       季粋の宿  紋  屋
                                                       若女将  高尾葉子


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 <平田さん> 【旅館に嫁いだ若女将さんへ】/お返事のお返事
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

返信ありがとうございます。

> 私は平田さんのメールを拝見してため息が出ました。
> 主人も私も同じように感じたのです。
> それは「やっぱり旅館の生まれだなぁ」ということです。

とはいっても,やはり私も初めてなのです。
最初のうちは,私よりずっと年配の、旅館の経験もある
接待さんに、どうやって接していこうか迷ったりもしましたが,
結局は自分でこれ!と思ったことをやっていくしかないんだなぁと
言うところに落ち着きました。
今思い出せば,1年半は様子眺めをしていたような気がします。

そのときにおもったことは、これらの年配従業員も私と同じ年齢のころ,
ここの仕事に初めて飛び込んで,従業員寮暮らしで家族を養って育てて,
いずれ家を建てて,子供を嫁に出して,孫に恵まれて,・・
とおもったら、その人の人生が愛しくおもえて、
もう立場が上とか下とか、経験があるとかないとか、関係なくなってしまって,
今は,みんなひとつの仕事のチームメイトだって言う風に考えています。

売店も様子眺め時代に、だんだんに,{変な売店}と感じて、
ごそごそやり始めたり,
(ココにも15年売店を仕切っているこわぁいおばはんがいた)
やっぱり「すでにあるもの」と戦うしかないですよね,
作りたい空間にする責任は経営者しか取れないから。
どんなに仕事になれている人でも,やっぱり与えられた仕事で,
自分から造る仕事を従業員の人にリクエストするのは,ごくまれだと思う。

毎週お花を活けに来てくれていた人にも,
何でプロなのに,菊の茎を手でちぎって花瓶に突っ込んで
あるんだろうと疑問に感じたり,・・・うんぬんで,
じゃあ,ココとココに責任を取ろうという自分なりの場所を
ようやく見つけました。
今考えてみれば,プロたるもの,お金と時間をたっぷり使って
いけたい花になるまで生けるというのがやりたいのであって,
チェックアウトからチェックインのあいだのわずか4時間に
100コの花瓶をいけろといわれたら,そりゃあいやだろうな。
これは自分がいけてみてわかった。でもこれで、年間80万円節約!
今は兄嫁が生けてくれています。大助かり!

今6年たって,やっと自分で責任とってるって感じになってきました。

> 私もせめて30歳くらいで再婚して紋屋に嫁げばよかったなぁと思います。

えっ!おいくつなんですか?
ホームページの{高島礼子風}写真では,37歳くらいかしらと思っていたんですが
・・
いやいやひょっとすると、もっとお若いのかしら,20台?

> うちもアロマトリートメントをやっているんですよ。
> 実際、とても評判が良いです。

知ってます。アロマと旅館で検索して,紋屋さんに行きついたのです。
アロマセラピストさんの「アロマ姉さん・・・」のページも見ました。
うちのアロマは一度体験した人は,続くんですが,富山は田舎なのか,
自分の体にお金をかけるということが周囲にあまりよく思われない
せいなのか、「1回やる」というハードルが思っていたより高いです。

> まだ経験が浅いというのは辛いものです。
{仕事がすき。こんな旅館にしたい。}がはっきりしていらっしゃるから、
ぜんぜん大丈夫でしょう。きっとお辛いのは、やりたいことがいっぱいだから、
もどかしいんだと思います。

幸せな家族がますます幸せになれる旅館にしたかった私は,
スケベ爺いたちといっぱい戦ってしまいました。
従業員へのお客様のセクハラも,頭きちゃうし。
自分の家族にさせたくもされたくもないことは,従業員にもさせない。

なんだか、お返事頂いて,舞い上がっているので,
とりとめなくキーボードを叩いてしまいました。

今の悩みは,主婦業がへたなこと・・・掃除がねぇ。とほほ

どうもありがとう!!

平田でした。



≪次回予定≫
2000年 3月19日は、「私の主人」をお届けする予定です
                                  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
e-mailエッセイ「新米女将のひとり言」(隔週日曜発行)
           著  者:高尾葉子  okami@monya.co.jp
          発 行 者:高尾憲資  aruji@monya.co.jp
          発 行 所:季粋の宿 紋 屋  otazune@monya.co.jp
                     295-0102   千葉県安房郡白浜町白浜232
                    TEL 0470-38-3151    FAX 0470-38-3153 
            HomePage:http://www.monya.co.jp
本誌は以下のメールマガジン配信システムを利用して発行しています。
  『まぐまぐ』      http://www.mag2.com/      ID:0000018751
    『CoCode Mail』   http://mail.cocode.ne.jp/   ID:0100200048
    『E-Magazine』    http://www.emaga.com/       ID:monya          
    『Macky!』        http://macky.nifty.ne.jp/   ID:1739
    『Pubzine』     http://www.pubzine.com/   ID:002661
    『CLICKINCOME』  http://clickincome.net/     ID:m00002712
本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright (c) 1999-2000, Monya Ryokan. All rights reserved.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆素顔の女将◆

自宅の周辺には良いスーパーがないので、数日分の食品をまとめ買いに出かけ
る。家内は運転が出来ないのでいつもは午前中に一緒に出かけるが、午前中に
出られないとチェックイン時間にあたってしまう為、家内は「お客様が大事」
と言って、私が一人で買物に行かされる。私には「買物が大事」なのか..。
                                                          (by aruji)


 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

「ラスト・ミニッツ」*出発直前航空券情報
<ラスト・ミニッツ>は、「最後の数分間」の意味で、各航空会社が残った航空座席を販売する最後のチャンスです。当社では独自のネットワークで情報を仕入れ、...
旅行「通」のためのセレクト情報 国内版
ツアー情報・格安航空券情報・格安宿泊プラン情報・旅行懸賞情報・クチコミ情報・ニュースなど盛りだくさん。旅行が当たるプレゼントキャンペーンの告知も定期...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
海外居住者のための便利帖
海外に長期滞在する方向けの情報マガジン。金融、通信、ショッピング、各種手続きの仕方、その他の便利なサービスを紹介。
旬のファッションニュース
旬の「ファッション・ライフスタイル」情報を、東京の街、吉祥寺、渋谷、新宿、銀座中心の店頭、ストリートファッションなど、今のトレンドを幅広く毎日発信し...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

■オススメ■銀行系カードローン
三菱東京UFJ銀行系 モビットなら急な出費も安心♪
ネットで24時間申込OK⇒ネットで審査結果表示!
【頼れる】限度額300万円
【おトク】年利9.8%〜18.0%
【便 利】全国提携ATM72,000台
三菱東京UFJ銀行系 モビット

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


新着記事トピックス