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[chronique:00437] 注目の新刊 -- 日本の思想家たち

発行日: 2004/11/2

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       哲学クロニクル 第433号
           (2004年11月2日号)
  注目の新刊--日本の思想家たち
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いよいよアメリカ大統領選挙ですね。明日の夜には明らかになる結果を
世界中が息をのんで見守っているといっても過言ではないでしょう。
さて、今回は日本の思想家を扱った新刊を集めてみました。

○「伝統」とは何か
大塚英志著; 筑摩書房; 680円; 380.1; 04050932; 4-480-06196-7
タイトルからは予想がつかないのですが、大塚さんの柳田国男論です。意外性に注目。

○井上毅と福沢諭吉
渡辺俊一著; 日本図書センター; 4800円; 312.1; 04049181; 4-8205-8894-X
明治14年政変と明治20年の条約改正反対運動における井上毅と福沢喩吉の果たした役割を、井上文書を中心に考察した書です。福沢の思想を政治的な局面から考えるには参考になるのでは。

○ ユニテリアンと福沢諭吉 Unitarian=自由キリスト教
土屋博政著; 慶応義塾大学出版会; 3800円; 198.82; 04053044; 4-7664-1115-3
福沢は無宗教の立場から、ユニテリアンに期待をかけていたのだそうです。おもしろそう。

○評伝北一輝 5 北一輝伝説
松本健一著; 岩波書店; 3000円; 289.1; 04049534; 4-00-026480-X
松本さんの北一輝評伝もついに五冊目に。いつかじっくり時間をかけて読みたい。

松本さんの『大川周明』も岩波文庫化されました。
○大川周明
松本健一著; 岩波書店; 1200円; B289.1; 04053437; 4-00-603099-1

○時代の先覚者・後藤新平 1857-1929
御厨貴編; 藤原書店; 3200円; 289.1; 04054497; 4-89434-407-6
都市計画から植民政策にいたるまで、後藤新平は興味深い人物です。
ぜひ読んでみたい。

あと古代仏教の思想のテクストと研究書をまとめでご紹介します。
○正法眼蔵 4
道元著; 講談社; 1250円; B188.84; 04051651; 4-06-159648-9
森本さんの道元『正法眼蔵』講読が終了しました。まとめて読み通したいですね。

○空海コレクション 1
空海著; 筑摩書房; 1400円; B188.51; 04051172; 4-480-08761-3
未見ですが、学芸文庫で空海の文章の集成の刊行が始まっています。

○最澄再考 日本仏教の光源
上原雅文著; ぺりかん社; 3800円; 188.42; 04055467; 4-8315-1086-6
これは案内文をご紹介。「インド以来の戒律を大胆に変革した最澄。
思想の核心には、永遠に近い時間を無にする「速成」性への確信があった…。
日本古来の神祇信仰と護国仏教の狭間でつかんだものとは? 仏教のその後
を大きく変えた最澄の思想を描く」。空海と最澄、あわせて読むと楽しいかも。

あと戦争文学シリーズが登場したようです。これままとめてご紹介。タイトルだけみていても、
いろいろと想像をかきたてられます。[監修]岩淵宏子(日本女子大学教授)/長谷川啓
城西大学女子短期大学部教授)で、案内によると「満洲事変〜太平洋戦争期に
刊行された小説・詩集・ルポ・従軍記などの単行本を精選して復刻。文学者のみならず、
兵士、従軍看護婦、戦争未亡人、市井の一般庶民など、さまざまな階層のひとびとと
戦争との関わりが一望できる叢書です。十五年戦争下で、国民がいかに戦争の波に巻
き込まれ、加担していったかを検証していくための貴重資料です」ということです。

○「帝国」戦争と文学 1 男装従軍記
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 18000円; 918.6; 04050503; 4-8433-1293-2
○「帝国」戦争と文学 2 満洲国
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 9000円; 918.6; 04050504; 4-8433-1294-0
○「帝国」戦争と文学 3 婦人従軍記
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 14000円; 918.6; 04050507; 4-8433-1295-9
○「帝国」戦争と文学 4 花ひらく亜細亜
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 21000円; 918.6; 04050509; 4-8433-1296-7
○「帝国」戦争と文学 5 従軍日記
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 11000円; 918.6; 04050511; 4-8433-1297-5
○「帝国」戦争と文学 6 大陸の花嫁
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 17000円; 918.6; 04050513; 4-8433-1298-3
○「帝国」戦争と文学 7 大空の遺書
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 11000円; 918.6; 04050514; 4-8433-1299-1
○「帝国」戦争と文学 8 強い男 銃について
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 21000円; 918.6; 04050517; 4-8433-1300-9
○「帝国」戦争と文学 9 抗日兵の手記 戦ふ半島志願兵
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 15000円; 918.6; 04050519; 4-8433-1301-7
○「帝国」戦争と文学 10 和平来々
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 17000円; 918.6; 04050521; 4-8433-1302-5
○「帝国」戦争と文学 11 民族の母
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 15000円; 918.6; 04050523; 4-8433-1303-3
○「帝国」戦争と文学 12 軍靴の響
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 9000円; 918.6; 04050525; 4-8433-1304-1
○「帝国」戦争と文学 13 理恵子の手帖
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 12000円; 918.6; 04050526; 4-8433-1305-X
○「帝国」戦争と文学 14 白衣の船
岩淵宏子監修; ゆまに書房; 13000円; 918.6; 04050529; 4-8433-1306-8

番外として
○クスノキと日本人 知られざる古代巨樹信仰
佐藤洋一郎著; 八坂書房; 2600円; 653.7; 04054512; 4-89694-848-3
神社には巨木のくすのきがあることが多いですね。アオスジアゲハが食草にするので
この蝶の姿をよくみかけます。日本人とクスノキの長いつきあいを考察した本。
ちょっと分野違いですが(笑)

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