段躍中(日本僑報社編集長・日中交流研究所長)が執筆し、選んだ豊富な情報を毎週水曜日お届け。98年創刊以来、700号以上を無料で発行し、日中交流・在日中国人情報を知る上で欠かせないと自負。【まぐまぐ大賞2006ノミネート】
- 最新号:2008-10-08
- 発行周期:週刊
- 読んでる人:1065人
- 創刊日:2000-12-08
- Score!:90点
- コメント数 : 16
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在日中国人動態2070919『もう日本を恨まない』刊行特集
発行日: 2007/9/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本僑報電子週刊 第675号 2007年9月19日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆
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●大森和夫・弘子夫婦編著『もう 日本を恨まない』刊行特集●
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編者より
もう 日本を恨まない
日本語を学ぶ中国人学生の支援、素顔を紹介し続けた
大森和夫・弘子夫婦に、惜しみない拍手を
国際交流研究所 大森和夫・弘子夫婦による『中国大学生の「主張と
素顔」もう 日本を恨まない―夫婦の「日本語交流」十九年間の足跡』
http://duan.jp/item/064.htmlが、刊行されました。
2007年に実施した「第二回・中国の大学院生『日本語作文・スピーチ
・討論』コンテスト」を最後に、夫婦の「日本語交流活動」は幕を閉じ
ました。本書は、19年間の日本語交流活動で、夫婦が実施してきた作
文コンテストの入賞作文と、受賞した学生の今、そして、折に触れて送
られてきた手紙、メール、写真などを内容別にまとめています。
本書をお読みいただくことで、大きく2つのことが胸を打ちます。1
つは、具体的な行動を通して日本が忘れてはいけないと訴える夫婦の提
言、もう一つは日本語を学ぶ中国人学の素顔です。
夫婦は、中国への「三つの感謝」と「一つの謝罪」を忘れてはいけな
い、と述べます。「三つの感謝」とは、一、日本文化が中国の影響を受
けて発展してきたこと、二、中国が「日本国に対する戦争賠償の請求を
放棄した」こと 三、中国の人たちが、残留日本人孤児を温かく育てた
こと、であります。「一つの謝罪」とは、過去の一時期、日本が中国を
侵略したこと、です。
日中両国は、いつまで「友好」を声高に叫ばなければならないのだろ
うか。この言葉は、本書の冒頭で語られます。「謝罪と反省」を忘れて
はなりませんが、日中両国はあえて「友好」を口にしなくても、自然に
友好的な関係を維持していける素地を共有しているのではないだろうか、
と夫婦は述べ、日中友好を支える学生を情報誌の発行やコンクールの開
催を通じて、応援し続けられました。
胸を打つこと、もう一つは、日本語を学び続ける中国人学生の素顔で
す。戦争の記憶や日本に対する中国のイメージ、「歴史の壁」、そして
反日デモが起こるたびに、なぜ日本語を勉強するの?と家族・友人・周
囲から突きつけられます。
しかし、同胞から冷たい視線を浴びても、自分の内なる声が「日本へ
の恨みや憎しみ」ささやいても、それを「親しみと好意」にかえて、日
本語を勉強し、友好に貢献してきた中国人学生たち。19年の彼らの軌
跡にも注目していただきたいと思います。
是非ご一読賜りますよう、お願い申し上げます。
http://duan.jp/item/064.html
◇日本僑報社から刊行した大森夫妻の著作一覧(合計4点)
『中国の1万2967人に聞きました。』http://duan.jp/item/38.html
『「中国の大学生」発 日本語メッセージ』http://duan.jp/item/96.html
『中国の大学生 2万7187人の対日意識』http://duan.jp/item/017.html
『もう 日本を恨まない』 http://duan.jp/item/064.html
◇関連報道
人民網日本版「日夫婦出書:日本要牢記"三个感謝"和"一个謝罪"」
http://japan.people.com.cn/35467/35498/6264414.html
(人民網日本版のランク一位となっていることを、18日午前9時50分付
のサイトで確認http://duan.exblog.jp/6171482/)
段躍中@2007.9.18午後2時20分
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◆特集目次◆
【目 次】
一章 「日中友好」を願い続けて
二章 日本語を勉強して、良かった!
三章 選んだ!「日本語教師」の道―「夢」を実現するために―
四章 「歴史問題」と「日本語との縁」
五章 大学院生の提言!「日中の責任と課題」
終章 「日本語交流」―十九年間の足跡
【内容紹介】
「日本ファン」を一人でも増やしたいと願ってはじまった、
夫婦の「日本語交流活動」が幕を閉じる。
中国への「三つの感謝」と「一つの謝罪」
【あとがき】
「民間交流」の重要性
「日本語交流」行政の一元化と、中国へ「最新の日本語情報」の提供を
【著者略歴】
国際交流研究所 大森和夫・弘子編著
【書誌データと注文先】
http://duan.jp/item/064.html
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【目 次】
はじめに
序章 「活動」の動機と経緯
一章 「日中友好」を願い続けて
一節 「日本を思う」―十四、五年前の学生
二節 「自然体で、何でも言い合える」関係を!
二章 日本語を勉強して、良かった!
一節 「もう、日本を恨まない!」
二節 「日中の架け橋になりたい!」
三章 選んだ!「日本語教師」の道―「夢」を実現するために―
四章 「歴史問題」と「日本語との縁」
一節 「歴史問題」と「日中友好」
二節 「日本語との縁」―学習のきっかけ
五章 大学院生の提言!「日中の責任と課題」
―国交正常化三十五周年を迎えた「日中関係」の今後―
第二回「中国の大学院生『日本語作文・スピーチ・討論』コンテスト」
「最終審査」に出場が決定した三十人の作文と、大学別応募数
終章 「日本語交流」―十九年間の足跡
※「中国の教師」から
あとがき
http://duan.jp/item/064.html
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【内容紹介】
中国の若者に「日本と日本人」を少しでも理解してもらい、「日本嫌
い」を一人でも減らしたい、そして、「日本ファン」を一人でも増やし
たい、と願って、夫婦で始めた「日本語交流」活動は、十九年が過ぎた。
曲折を経てきた日中関係は、首脳の相互訪問の再開や高校生の相互交流
など、友好増進の機運が高まりつつある。日中国交正常化三十五周年を
迎えた二〇〇七年に実施した「第二回・中国の大学院生『日本語作文・
スピーチ・討論』コンテスト」を最後に、夫婦の「日本語交流活動」は
幕を閉じる。
■中国への「三つの感謝」と「一つの謝罪」
中国の若者との日本語交流活動で、「三つの感謝」と「一つの謝罪」
を忘れないように心がけてきた。そして、中国の人たちにこの気持ちを
伝えるように努め、それを具体的な行動として示そうと考えた。
「三つの感謝」は、
日本の身近な文化が長い交流の歴史の中で、中国の影響を受けて定着
し、発展してきたこと
一九七二年の日中国交正常化に当たって、中国が「日本国に対する戦
争賠償の請求を放棄した」(日中共同声明・一九七二年九月二十九日調
印)こと
中国の人たちが、残留日本人孤児(二千八百七人=二〇〇七年四月現
在、日中両政府確認)を養父母として温かく育てて頂いたこと
そして、「一つの謝罪」は、過去の一時期、日本が中国を侵略したこと
アジアと世界の平和と発展のために、現在も未来も、「日中友好」は
不可欠であり、日本人として、「三つの感謝」と「一つの謝罪」の気持
ちを持ち続けることが大切だと思う。
「日本語」を選んで勉強している中国の若者は、一人ひとりが「日中
友好の民間大使」であり、一人でも多く「日本ファン」になってもらい
たい、という思いが活動の原点だった。
■「若者同士の交流が必要」
日本語学習を通して、「もう、日本を恨まない!」と明言し、日本語
学習と交流の場で奮闘しながら日中友好を支え続ける中国の学生の「主
張と素顔」をまとめた。
(本書の「はじめに」より)
国際交流研究所が中国日語教学研究会などの協力で実施した十二回の
「中国の大学生、院生『日本語作文』コンクール」と、二回の「中国の
大学院生『日本語作文・スピーチ・討論』コンテスト」に応募のあった
合計1万6千余編の作文(スピーチを含む)のうち「入賞作文約900
編」を読み直し、「日本人に、読んでもらいたい」作文154編を選び
出した。その入賞作文(全文、一部省略、抜粋)と、受賞した学生の
「今」、そして、折に触れて送られてきた手紙、メール、写真などを内
容別にまとめたのが本書だ。(本書の「序章」より)
http://duan.jp/item/064.html
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あとがき
◆「民間交流」の重要性
日本と中国の人々の交流と相互理解が両国関係において大きな比重を占
めることを、中国の若者や教師との十九年間の日本語交流活動を通して
改めて実感した。国民同士の交流・理解が深まれば、政府間がギクシャ
クしても、それを緩和し、克服することが出来る。歴史問題で日中間が
「政冷」の時も、日本語を学ぶ中国の若者は、日中友好の将来を疑うこ
となく、日本との関わりを深める努力を怠らなかった。
「国と国」の関係を大きく左右するのは「人と人の交流」の深さである。
政府の政策は「国家の利益」を基準にするが、「人と人」の関係は主に
「心の交流」であり、「国家の壁」を乗り超えることができる。そこに、
民間交流の重要性がある。
日中関係を支える文化交流の中で、きめ細かい「個人の活動」に対して、
経費面などで援助する行政の仕組みが確立されてもいいのではないか。
◆「日本語交流」行政の一元化と、中国へ「最新の日本語情報」の提供を
なかでも、「日本語交流」が確実に「日本理解者」の輪を広げているこ
とを強調したい。
政府は、各国との友好・信頼関係を深める様々な文化交流の中で、「日
本語による文化交流」を、日本の「平和戦略」として積極的に展開する
必要があるのではないか。
そのために、「日本語による文化交流」に関する行政の一元化を提言し
たい。
現在、「海外との文化交流」と「日本語教育」に関する所管は、外務省
(文化交流課、国際文化交流室、人物交流室)、独立行政法人・国際交
流基金、文部科学省(国際課、学生支援課、国際統括官)、文化庁(国
語課、国際課)などに分かれている。現状は、「日本語による文化交流」
を効率的に実施する体制が十分に整っているとは言えない。
「海外の日本語学習者、教育・研究者及び留学生(就学生)」に関する
各省庁の行政を整理統合し、一元化した「日本語による文化交流」行政
を展開すれば、海外の「日本理解」の輪を飛躍的に拡大することができ
るに違いない。
そして、中国では、日本語学習の面でも大都市と地方の間に大きな格差
がある。地方の日本語教育関係者の多くは、「日本を理解する教材や資
料」の不足に頭を痛めている。
そこで、「最新の日本と日本語に関する情報と知識」を冊子にまとめて、
日本語科がある中国の大学(現在、二百以上)に定期的に無償提供する
活動を、日中文化交流行政として実施してはどうだろうか。
◇ ◇ ◇
二〇〇七年は、日中国交正常化三十五周年と同時に、小野妹子らの遣隋
使から千四百年に当たります。
夫婦の十九年の日本語交流活動はこの記念の年に幕を閉じます。中国の
学生と教師の明るい笑顔と日中友好への真剣な思い、そして、日中友好
を願う日本のたくさんの方々の温かいご支援に支えられてきました。
直接お会いしてお礼を申し上げることができない中国と日本の多くの方
々に、本書上で改めて感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
大森和夫・弘子
注=本書に採録した「作文」の一部は、これまでに出版した「率直に言
わせてもらいます。」(朝日ソノラマ社)、「中国の学生は主張する=
真の日中友好とは」(スリーエーネットワーク社)、「中国の学生、教
師と歩んだ夫婦の十五年『日本語交流のすすめ』」(エール出版社)、
「中国の大学生発 日本語メッセージ」、「日中関係は? 十年後の夢
と今 大学院生コンテストから」(以上、日本僑報社)に掲載した内容
を含む。
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【著者略歴】
●大森和夫(おおもり かずお) 1940年東京都生まれ。早稲田大学政治経
済学部政治学科卒。朝日新聞記者(政治部、編集委員など)を経て、1989
年に国際交流研究所を設立。独自に作成した「日本語教材『日本』」を
中国の大学に寄贈したり、「中国の大学生、院生『日本語作文』コンク
ール」など、中国との日本語交流活動を展開。中国の47大学を訪問し、
交流。 日本語学校「上海朝日文化商務培訓中心」・理事長
●大森弘子(おおもり ひろこ) 1940年京都府生まれ。京都女子大学短期
大学部家政学科卒。日本語学習・情報季刊誌「日本」編集長。「中国の
大学生発 日本語メッセージ」、「中国の大学生 二万七一八七人の対日
意識」(いずれも日本僑報社刊)などの編著。「日本語教材『日本』」編
集長。中国の39大学を訪問し、交流。
※文部科学大臣表彰受賞・国際交流功労者(2003年6月)
※第十二回東亜同文書院記念賞受賞(2005年10月)
※中国日語教育貢献奨(中国日語教学研究会。2006年10月)
※平成十八年度社会貢献者表彰(社会貢献支援財団。2006年11月)
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【書誌データと注文先】
書名 『中国の大学生の「主張と素顔」
もう 日本を恨まない―夫婦の「日本語交流」十九年間の足跡』
ISBN 978-4-86185-064-6
著者 国際交流研究所 大森和夫・弘子編著
発行 日本僑報社
判型 A5版並製 272頁
定価 2500円+税
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15
TEL 03-5956-2808 FAX 03-5956-2809
インターネット注文先
http://duan.jp/item/064.html
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
著作権は日本僑報社、またはその情報提供者に帰属します。
情報のご提供・お問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ
●中国研究書店e-shop→http://duan.jp●
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