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在日中国人動態20060607★『「氷点」停刊の舞台裏』刊行特集★
発行日: 2006/6/8━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本僑報電子週刊 第562号 2006年6月7日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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★『「氷点」停刊の舞台裏』刊行特集★
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■目次■
内容紹介http://duan.jp/item/037.html
産経新聞の報道記事
朝日新聞の報道記事
本書の目次
はじめに
著者略歴
書誌データと注文方法http://duan.jp/item/037.html
出版報告会のご案内
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【内容紹介】
一月二十四日、中山大学袁偉時教授の論文「現代化と歴史教科書」を載
せた中国青年報付属紙『氷点週刊』が中国当局によって突然停刊させら
れ、その後、編集主幹・李大同氏は免職となった。
この事件は世界中のメディアに大きなニュースとして取り上げられた。
また、中国国内でも多くの知識人や元高官たちが当局の違法性と苛酷な
言論弾圧を非難し、『氷点』復刊を要求。国内外の強力な世論に圧され、
当局はとうとう三月一日から『氷点』を復刊すると宣言する。しかし、
それはある条件付きだった……
先鋭な話題を提供し続けてきた『氷点』の前編集主幹・李大同氏が、停
刊事件の経緯を赤裸々に語る!http://duan.jp/item/037.html
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産経新聞の報道記事
「氷点」事件、日本で出版 中国2政治局員が停刊指示?
海外反響に当惑、党収拾
6月2日付の産経新聞は、一面トップで本書の出版を取り上げました。
その日から五回連続で本書の要旨を掲載した。トップ記事は以下の通り
である。
【北京=野口東秀】中国共産主義青年団(共青団)機関紙「中国青年
報」の付属紙「氷点週刊」が今年1月、停刊処分を受けた事件で、編集
主幹を解任された李大同氏が事件の顛末(てんまつ)を詳述した本が近
く日本で出版される。李氏はその中で、王兆国、劉雲山両政治局員が処
分を指示、「宣伝担当の政治局常務委員」(李長春氏)が承認した可能
性を指摘。処分直後に「復刊」という妥協に出た背後には、国際的反響
に当惑した最高指導部の意思決定があったとの見方を示している。
「『氷点』停刊の舞台裏−問われる中国の言論の自由」と題した日本
語版(三潴正道監訳、日本僑報社)刊行を前に、産経新聞は全文を入手
した。
氷点事件は、李大同氏がブログやメールで当局側の圧力など内部の動
きを公開、徹底抗戦に出た点で、従来の言論弾圧事件とは異質の展開に
なったが、同書は、実名入りで当局とのやり取りや内部の会議・文書記
録なども公表し、事件の全容に迫っている。
その中で注目されるのは、党中央宣伝部がかねて「氷点」を目の敵に
し、1月11日付の同紙に中山大学の袁偉時教授の歴史教科書批判論文
が掲載された後、氷点つぶしに素早く動いたことだ。
同部報道局宣伝処の「月報」は13日に批判を開始、20日付の同局
の「報道批評」では、袁論文を全面批判する一方、「主流の認識に反す
る文章をたえず掲載、思想陣営に誤った観点をまき散らしてきた」とし
て「氷点」へ攻撃の矛先を向けた。
24日に宣伝部が「氷点」の停刊を命令した後、李大同氏が公開抗議
文を発表、内外の著名人らの抗議が続いた経緯は海外で広く報道された
(中国国内は報道禁止)。しかし処分決定に直接関与した指導者名は憶
測の域を出なかった。
李大同氏は、共青団指導部より上位の関与を疑い、中国青年報のトッ
プに「だれの指示か」とたずね、1度は回答を拒否されるが、2度目に
共青団を指導する権限を持つ王兆国、党宣伝部長の劉雲山の両政治局員
だったと聞かされる。
当局側はウェブサイト会社に命じ、李氏のブログを閉鎖させるなど「
口封じ」に出たが、処分から2週間後の2月8日、共青団の周強第1書
記(党中央委員)が青年報社を訪問、同社幹部や「氷点」関係者と異例
の長時間会談をする。
同書収録の会談記録からは、党中央が国外のサイトによる「中国の社
会主義制度や指導者への攻撃」に当惑、李大同氏らの解任と引き換えに
復刊させ、事態収拾を図る意図がうかがえる。4月訪米を控えた胡錦濤
国家主席の早期解決指示があったとみられている。
李氏は同書で、中国で続く報道干渉の実態も明かし、「氷点」事件で
当局と対決したのは、「言論の自由を摘み取ろうとする官僚の卑劣な行
為をさらけだし、歴史の記録に残すため」と述べた。本書は中国ではむ
ろん出版されない。
◇
■『氷点』事件 『氷点』は、中国共産党の下部組織、共産主義青年
団の機関紙「中国青年報」が発行する週刊紙。歯に衣(きぬ)を着せな
い論調で知られ、中国の歴史認識を批判する袁偉時教授(中山大学)の
論文を掲載したことを理由に1月下旬、停刊処分となった。当時の編集
主幹は李大同氏。停刊処分をめぐり多くの知識人や党の元高官らが処分
の違法性と言論弾圧を公開書簡などで相次ぎ非難、復刊を要求した。そ
れに折れる形で当局は復刊を宣言した。【2006/06/02 東京朝刊から】
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朝日新聞の報道記事
「氷点週刊」前編集長、停刊の経過を暴露 日本で出版へ
Google アラートから6月2日夜23時16分に送られた情報によると、
朝日新聞ネット版も『「氷点」停刊の舞台裏』の出版を取り上げました。
記事は以下の通りです。
「氷点週刊」前編集長、停刊の経過を暴露 日本で出版へ
2006年06月02日22時21分
一時停刊処分となった中国共産主義青年団(共青団)の週刊紙「氷点週
刊」の李大同・前編集長が、停刊をめぐる共産党や新聞社内部の動きを詳
述した「『氷点』停刊の舞台裏」(日本僑報社)が、今月、日本国内で出
版されることになった。この中で李氏は、停刊処分後の2月上旬、中国青
年報社を訪れた共青団トップの周強・第1書記(共産党中央委員)と同紙
復刊を求めるベテラン記者との生々しいやりとりを紹介している。
周書記は、李氏の抗議文が、中国政府が非合法化している気功集団「法
輪功」系の海外サイトにいち早く掲載されたことを問題視。「敵対勢力が
多くの言論を発表してあおり立て、我々の社会主義制度を悪辣(あくらつ)
に攻撃し、党の指導者までやり玉に挙げている」と批判した。
これに対し、記者は「今はネットの時代であり、情報網が発達している」
と説明し、李氏が意図的に海外サイトで発表したわけではないと指摘。「
複雑な問題を簡単に海外サイトや敵対勢力のせいにしてしまうのは、責任
逃れであり、時代遅れだ」と反論した。
また記者は、党の対処方法が、40年前に文化大革命が「学術問題を政
治問題に変えてしまった」やり方と同じだと指摘したが、周書記は答えな
かったという。
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【本書の目次】
はしがき
一 問われて久しい中国の教科書問題
二 文章の発表が困難に。総編集長との論争
三 袁偉時論文が引き起こした様々な激しい反響「大風」は青萍の末よ
り起こる
四 総編集長は言った。 『報道批評』は示唆によって書かれたのだ、と
五 台風の目の静けさ
六 生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ
七 「私が地獄に落ちなければ、誰が落ちる」
八 「あなたは絶対に捕まったと思っていました!」
九 「胡錦涛様、「文明」(開明的識見)で私を説得してください」
十 陽はまた昇る!
十一 私たちは決して孤独ではない
十二 事態の進展
十三 「畜生、こうなったら正月返上だ」
十四 最後の結着
十五 結び、終わりのない終わり
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■はしがき
この文章を書き始めたのは、2006年4月5日である。
パソコンを立ち上げ、中国青年報インターネット版のホームページに
アクセスし閲覧していて気がついた。今年1月11日に掲載された中山大学
の袁偉時教授による「現代化与歴史教科書(近代化と歴史教科書)」と
いう長編の論文が消えている。削除されてしまったのだ。この文章は中
国のマスコミ業界や政界に大騒動を巻き起こした。1月24日、文章を掲載
した中国青年報の『氷点週刊』がこのために当局によって停刊処分を受
けたのである。
『氷点週刊』の停刊事件はすぐさま重大な国際的ニュースとなった。世
界数十カ国の百に上る数の有力メディア、そして香港・台湾の主要メディ
アが迅速で継続的かつ仔細な報道を行った。国内の著名知識人や元高官の
多くが続々とコメントを発表し、憲法に公然と違反し言論の自由を抑圧す
る当局の悪辣なやり方を非難した上で、『氷点』の即時復刊を求めた。
国内外世論の大きな圧力の下、当局は異例ともいえる速さで歩み寄りを
見せ、2月16日、『氷点週刊』を3月1日に復刊すること、但し『氷点週刊』
の編集主幹・李大同と副編集主幹の盧躍剛を解任すると発表した。この情
報は、外交部と国務院報道弁公室(国務院新聞辧)で同時に外国メディア
の中国特派員に向けて発表された。
これにより『氷点』停刊事件は一段落したのだが、当局は復刊の条件と
して3月1日の『氷点』復刊号に袁偉時教授の意見に反駁する内容の文章を
掲載して「悪影響を収拾する」よう求めてきたのであった。
そして今、批判した側の文章が突如として中国青年報のウェブページ上
に掲げられ、批判された側の文章は削除されてしまったのである。
今回の事件に関心を持った人々が、「百年前の中国の歴史を論じた文章
がなぜこれほどまでの政治騒動を引き起こし、全世界が注目するようにな
ったのだろうか。事件の経過や背景の真相はどこにあるのだろうか」とい
う疑問を抱いても不思議ではない。
『氷点週刊』の編集主幹として、事件の一部始終を全て記録し、今日そ
して歴史上にとどめておく責任が私にはあった。(『「氷点」停刊の舞台
裏』より) http://duan.jp/item/037.html
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著者略歴
李大同 1952年、中国四川省南充に生まれる。1954年、両親とともに北京
へ。1968年、「知識青年」として内モンゴル草原の人民公社生産隊に下放。
1979年7月、中国青年報社に入社。その後、駐内モンゴル自治区記者、本
社特別記者、編集者、編集主任などを歴任。1989年、首都マスコミ関係者
1000名と中央指導者との対話活動の発起人となり、職を追われる。1995年、
『氷点週刊』創刊。2006年1月に起きた『氷点』停刊事件によって編集主
幹を免職となる。主な著書に『氷点故事』(廣西師範大学出版社2005年11
月、日本語版は日本僑報社より2006年10月発行予定)。
監訳者略歴
三潴正道 1948年生まれ。東京外国語大学大学院修了。現在、麗澤大学中国
語学科教授、日中異文化コミュニケーション研究会代表世話人、而立会会長。
時事中国語の専門家。また、各企業で日中異文化コミュニケーション講師と
して活躍。著書に『現代中国放大鏡』『時事中国語の教科書』シリーズ(朝
日出版社)など。2001年よりweb上で毎週、中国時事コラム『現代中国放
大鏡』を連載中。
訳者紹介
日中翻訳者集団『而立会』。2004年、三潴正道氏が中国の良書を日本に紹介
し日中の相互理解を深める事を目的に設立した翻訳グループ。氏の考案した
論説体中国語レベル別ステップアップ式学習法によるレベル30突破者で構成。
現在会員数30名。レベル別学習通信教育は年2回(4月・9月開始、各15週)
行われている(無料)。参加希望者は而立会事務局まで(毎期定員30名)、
ホームページ http://www.geocities.jp/jiritsukai/。
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書誌データと注文方法
書名 『氷点』停刊の舞台裏
著者 李 大同(り だいどう)
監訳 三潴正道
訳者 而立会
発行 日本僑報社
判型 A5判300頁
定価 2500円+税
発売 2006年6月10日
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
TEL 03-5956-2808 FAX 03-5956-2809
インターネット注文先 http://duan.jp/item/037.html
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『「氷点」停刊の舞台裏』出版報告会のご案内
この度、前中国青年報『氷点週刊』編集主幹李大同氏による『「氷点」
停刊の舞台裏』(三潴正道監訳・而立会訳)と日中文化交流史研究家西
村武氏による『長江文明と縄文・弥生文化の接点』を日本僑報社
(http://duan.jp)より刊行いたしました。新刊出版を記念して、日本
僑報社(http://duan.jp)が主催する『「氷点」停刊の舞台裏』出版経
緯報告会を、6月14日午後、日本プレスセンターにて開催することに
なりました。皆様万障お繰り合わせの上、お越しください。
時間 2006年6月14日(水曜日)午後2時〜
場所 日本プレスセンタービル6階フォーリンプレスセンター記者会見室
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル6階
地図http://www.fpcj.jp/j/about/map.html
問い合わせは03-5956-2808へお願いします 担当 段躍中(duan@duan.jp)
■プログラム■
第一部 『「氷点」停刊の舞台裏』出版経緯報告会 2時〜3時
李大同・前『氷点週刊』編集主幹(書面報告)
三潴正道・翻訳者代表、麗澤大学教授
段躍中・出版元編集長、元中国青年報記者(司会兼任)
第二部 記者会見 3時〜3時30分
『「氷点」停刊の舞台裏』訳者代表・三潴正道教授
『長江文明と縄文・弥生文化の接点』著者・西村武氏
参加費 無料(どなたでも参加できます、要申込)
※ご出席を希望される方は、下記の欄にご記入の上ご連絡下さい
⇒ FAX 03-5956-2809 duan@duan.jp
所属名称 氏名
連絡電話
(報道してくれるマスコミ関係者に書籍を贈呈【一社一冊】、一般の方
には2割引販売。定員50名・先着順)
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
著作権は日本僑報社またはその情報提供者に帰属します。
情報のご提供と問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ
●中国研究書店e-shop→http://duan.jp●
△登録・解除http://www.mag2.com/m/0000005117.htm△
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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