段躍中(日本僑報社編集長・日中交流研究所長)が執筆し、選んだ豊富な情報を毎週水曜日お届け。98年創刊以来、700号以上を無料で発行し、日中交流・在日中国人情報を知る上で欠かせないと自負。【まぐまぐ大賞2006ノミネート】
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在日中国人動態1126【号外】
発行日: 2003/11/26━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本僑報電子週刊 第346号【号外】 2003年11月26日(水)発行
http://www5b.biglobe.ne.jp/~duan/編集発行:段躍中
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□第21回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会 特集□
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■目次■
●特別報道★第21回全日本中国語スピーチ・コンテスト 開催された
受賞者一覧
全国大会出場者一覧
審査員名簿
中国新聞社の写真報道 3枚
一般部門の第一名のスピーチ原稿(和語版)
基礎部門の第一名のスピーチ原稿(和語版)
●編集後記★出場と入賞者の皆さん、おめでとうございます。
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●特別報道★第21回全日本中国語スピーチ・コンテスト 開催された
日本における中国語学習の普及・向上を目指す事を通じて、日中両国の
相互理解と友好の増進に貢献することを目的とした第21回全日本中国語
スピーチ・コンテスト【主催:社団法人日中友好協会、後援:外務省・
文部科学省・日本放送協会・読売新聞社・共同通信社・(財)国際文化
フォーラム:中国教育省・中国大使館・中日友好協会・中国国際広播電
台(北京放送局)協賛:全日本空輸株式会社:(財)日中友好会館 協
力:日本国際貿易促進協会・日中文化交流協会・日中友好議員連盟(財)
日中経済協会・(社)日中協会】は11月23日、東京の日中友好会館にて
開催された。
一般部門は8名、基礎部門は15名の代表が出場し、それぞれの中国語学
習成果を披露した。三重県代表の澤口哲弥さん(41歳)が一般部門、広
島県代表の寺西真由子さん(21歳)が基礎部門の優勝を獲得した。
http://www.cnsphoto.com/NewsPhoto/ShowNewsDetail.asp?ID=107765&Flag=WN
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●特別報道★受賞者一覧
一般部門
第1位 三重県・澤口哲弥(外務大臣賞・中日友好協会賞)
第2位 愛知県・寺西貴子(中国教育省賞)
第3位 福島県・深谷美紗緒(日中友好会館賞)
基礎部門
第1位 広島県・松本真由子(文部科学大臣賞・中日友好協会賞)
第2位 千葉県・森清美(中国大使賞)
第3位 大阪府・平山洋子(日本放送協会会長賞)
第4位 愛知県・太田美帆(共同通信社賞)
第5位 神奈川県・藤井美由紀(中国国際放送局賞)
第6位 東京都・中元雅昭(読売新聞社賞)
国際文化フォーラム賞 福井県・川崎晃代
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●特別報道★全国大会出場者一覧
日時/11月23日(日)
会場/東京・飯田橋の日中友好会館大ホール
全国各地で地区大会を勝ち抜いた精鋭が日本一を競う。出場者は、次の
23人。数字は、登壇の順番。
◆一般部門
1 靴屋のおばあさん
福島県代表 深谷美沙緒(22) 宇都宮大学4年
2 忘れられない人
茨城県代表 押野友香(26) ?ワールドインテック勤務
3 ある女の子が僕に気づかせてくれたこと
神奈川県代表 多胡頼喜(22) 桜美林大学4年
4 選択
長野県代表 五十嵐冬人(28) アルバイト
5 中国について思うこと
福井県代表 山下英伯(18) 県立足羽高校3年
6 歴史の重視と発展の追求
静岡県代表 臼井良子(26) フリーター
7 私の願い―あの一言がきっかけで―
愛知県代表 寺西貴子(21) 愛知大学3年
8 空間美の世界
三重県代表 澤口哲弥(41) 県立亀山高校教諭
◆基礎部門
9 幸福論
北海道代表 永沼しのぶ(22) 北星学園大学3年
10 ハミウリ
福島県代表 渡辺永治(54) 農業
11 言葉の壁
茨城県代表 武江勇一(33) 玉食品?勤務
12 私は中国語の勉強を努力する
埼玉県代表 橋爪拓也(22) フリーター
13 日本が忘れたもの
千葉県代表 森清美(20) 神田外語大学2年
14 書の魅力
東京都代表 中元雅昭(22) 日本大学4年
15 祖父母の金婚式
神奈川県代表 藤井美由紀(23) アルバイト
16 私の第二の人生
石川県代表 藤井良紀(63) ?クスリのアオキ常勤監査役
17 吹奏楽と出会い
福井県代表 川崎晃代(18) 敦賀気比高校3年
18 はじめての異化体験から中国語教室を開くまで
静岡県代表 梅原えみ子(51) 山之内製薬勤務
19 中国の自転車
愛知県代表 太田美帆(20) 愛知大学2年
20 父
大阪府代表 平山洋子(39) 主婦
21 私は日中友好のために何ができるか
兵庫県代表 尾崎友香(20) 神戸市外国語大学3年
22 音痴な音楽の先生
広島県代表 松本真由子(21) 神戸市外国語大学3年
23 拭えぬ笑顔
山口県代表 藤井亮光(23) 下関市立大学4年
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●特別報道★審査員名簿
審査委員 輿水 優 (日本大学教授)
戸毛 敏美(関西外国語大学教授)
長谷川良一(早稲田大学名誉教授)
藤野 彰 (読売新聞編集局国際部次長)
特別審査委員 孫 玄齢(麗澤大学教授)
孫 建和(中国国際放送局東京支局長)
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●特別報道★中国新聞社の写真報道
中国新聞社は11月23日夜、次のように配信してくれました。
http://www.cnsphoto.com/NewsPhoto/ShowNewsDetail.asp?ID=107765&Flag=WN
http://www.cnsphoto.com/NewsPhoto/ShowNewsDetail.asp?ID=107774&Flag=WN
http://www.cnsphoto.com/NewsPhoto/ShowNewsDetail.asp?ID=107775&Flag=WN
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●特別報道★空間美の世界/澤口哲弥(三重県)
ここ何年か、私はテレビをあまり見なくなりました。理由は、見ている
と疲れてしまうからです。特に娯楽番組は私の気持ちを苛立たせます。
番組の司会者はよどみなく話し続け、ゲスト出演者もとどまる事無くし
ゃべり続け、疲れは頂点に達します。
中国の「漫才」はおもしろいです。あれは一つのことばの芸術でしょう。
漫才における話す速さはたいへんなもので、しかも内容も盛り沢山です。
しかし、達者な漫才師は決して観客を疲れさせるようなことはしません。
なぜなら、彼らはことばとことばの「間(ま)」いわば「空間」を大切
にしているからです。もし十分な間を取らなければ、観客は心行くまで
笑いを楽しむことはできないでしょう。「空間」は人にたいして一定の
考える時間を与えます。
芸術の分野で「空間」の概念があるのは、私たちアジアの人々の特色で
す。たとえば、中国人が造り上げた書道はその内の一つです。書家は紙
の上に字を書くとき、ただ一色の墨汁を使うだけです。また紙の全部を
塗りつぶすのではなく一部分のみに文字を書き、何も書かない空白をた
くさん残します。この種の余白は、私たちに空気の存在をイメージさせ、
想像する余地を残します。余白には味わいある深い世界が存在するよう
です。
日本の生け花もまた同じような特色があります。花を生けるとき、使う
花の本数はたったの10本程度です。花の数は多くはありませんが、花
と花の間には独特の空気感が存在します。ちょうどよい程度の空間は私
たちに心地よい感覚をもたらすのです。
北京に住んでいたとき、私がもっとも出掛けるのが好きだったのが胡同
です。自転車をこいでよく出掛けました。なぜなら、胡同はたいへん静
かで、しかも写真に撮りたい人々がいたからです。胡同で暮らしている
お爺さんやお婆さんを見ていると、心がとても落ち着きます。たしかに
胡同はあまり清潔とはいえませんし、生活するうえでの設備も十分整っ
ているとはいえません。しかし、そこにはのんびりとした空間が存在し
ていて、人にたいして、視覚上のびやかな感じを抱かせます。胡同に流
れる時間はとてもゆっくりで、一種独特ののどかさがあります。このゆ
ったりとした空気は、北京の大通りや市の中心部では感じ取ることがで
きない感覚です。
ある人は言います、現代社会は情報化の時代だと。たしかに、情報化は
わたしたちに便利な生活をもたらしました。しかし一方で、情報化は私
たちの生活のなかのゆったりとした心地よい空間を奪い取ってしまいま
した。電子メール、携帯電話、コンピューター化やIT化はみな私たち
の生活に手軽で素早い暮らしを提供しました。しかし、これらの機器が
普及して以降、私たちはかえってかつてあったようなゆったりとした心
をなくしてしまいました。なぜならこれらの機器は「効率」を最も重視
し、そしてその「効率」の重視はゆとりの空間を駆逐してしまうからで
す。
現代の人々は「効率」をたいへん重視します。しかし、結果的には多く
の人は疲労困憊してしまっています。人々はみなこう考えます、ものは
多ければ多い程よい、スピードは速ければ速い程よい、頭は賢ければ賢
い程よい、お金は多ければ多い程よい、などと。しかし私たちが真に求
めてきた生活は、果たしてこのようなものだったのでしょうか。私はそ
うは思いません。
現代人は、ゆったりとした生活、のびのびと心地よく仕事をする楽しさ
を、どうも忘れてしまったようです。これでは疲れるに違いないでしょ
う。私は思います、ものを詰め込まないゆったりとした空間のなかには
独特の美しい世界があると。そしてまた、そこには私たちを穏やかな気
持ちにさせる心のふるさとが存在すると。
皆さん、このゆったりとした空間美の世界を味わってみませんか。この
ゆったりとした空間美が持つ魅力を楽しんでみませんか。
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●特別報道★音痴な音楽の先生/松本 真由子(広島県)
音痴な人が音楽を教えられるなんてあなたは信じられますか。私は音痴
な人間で、歌うたびに音が外れてしまい、いつも友人に笑われます。小
さい頃に5年ほどピアノを習いましたが、私の音痴はちっとも治りません
でした。しかし、“芸は身を助ける”といいます。なんと10年後に、と
うにはるか彼方に忘れ去っていた音楽の知識が日中友好の場で役立った
のです。
昨年の夏休み、私は日本語教師のツアーに参加し、吉林省の2校の中学校
へ行きました。生徒さんたちはみな日本に対してとても興味を持ってい
て、積極的に日本の経済、大学生活、流行などいろいろなことを聞いて
きて、外の世界に対して強い好奇心をもっているのだと感じさせられま
した。そして、ある一人の生徒が私たちに日本の童謡を教えてほしいと
いってきたので、歌の上手い2人の大学生が「とんでったバナナ」を教
えました。(歌、踊り)やはり悪い癖が出てしまいましたね、すみません。
2人はこのように歌い、踊り、会場中を大いにわかせ、私は彼女達をと
ても羨ましく思いました。しかし、生徒さんたちがどんなに一生懸命覚
えようとしても、やはり彼らには外国の歌はなかなか簡単には覚えられ
ないようでした。そのとき私は思ったのです、「この歌の楽譜を書いて
あげよう」と。普通ピアノの先生は楽譜の書き方を教えませんが、私は
歌うのも弾くのも上手くなかったので、私の恩師は特に楽譜の書き方に
力を入れて指導しました。そのため私は楽譜を書く事だけはできたので
す。そして私が生徒達に楽譜を書いてあげると、彼らはとても嬉しそう
に私に言ってくれました、「このあなたがくれた楽譜のおかげで、あな
た達が帰ってしまったあともずっと歌えるわ。」と。私はこの言葉にと
ても感激しました。
私はそれまで人に音楽を教えるなど考えてもみませんでしたし、ピアノ
を習ったのは無駄だったとまで思っていました。しかし、中国でのこの
日本語教師のボランティア活動を通して、音痴ながらも音楽の先生を経
験する事ができました。またさらに、私の唯一の音楽の知識を使うこと
で日本の音楽を中国の中学生達に教えられたことにとても感激しました。
今年の夏休みに彼らから手紙が届きました。中にはこう書いてありまし
た。「去年教わった歌を私たちは今でもまだ歌い続けています。」
山は高くなくとも仙人がいれば有名になり、水は深くなくとも龍が宿れ
ば神聖になる。この活動を通じて、私は気づきました、「他の国の人と
交流をするのに有名な音楽家、舞踊家である必要はない、ある意味自分
の知識の程度は気にしなくてもいい、ただ満腔の熱意さえあれば、たと
え1本のろうそくのともし火であったとしても、日中友好の梯を照らす
ことができるのだ」と。
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●編集後記★出場と入賞者の皆さん、おめでとうございます。
23日に日中友好会館で開催された第21回全日本中国語スピーチ・コ
ンテストを取材しました。出場者たちの素晴らしい中国語と中国への情
熱に心から感動しました。この場を借りて、出場者たちのこれまでの努
力に対して深く敬意を表します。そして、入賞した皆さん、おめでとう
ございます。
今回出場された23名の弁士は、女性13名、男性10名。年齢は、
10代2人、20代15人、30代2人、40代1人、50代2人、
60代1人。最年少の弁士は18歳、最年長の弁士は63歳。全て各県
の大会で勝ち抜いた実力者です。審査委員を代表して総括する戸毛先生
の話をお借りしますと、皆が素晴らしい中国語で、審査が難しい。
日本人の中国語学習ブームはますます高まっていると感じます。中国語
学習が、中国文化の理解、中国人とのコミュニケーションに役に立った
ら、何よりも素晴らしいと思います。多くの「中国通」が現れ、日中交
流の第一線で活躍されることを期待します。
日中平和友好条約締結25周年に相応しい本イベントが、成功のうちに
閉幕したことを心から喜びます。
最後に、この特集のためにデータを提供してくださった日中友好協会の
酒井事務局長、及び原田さんに感謝します。
段躍中 2003.11.25午後1時
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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