日本僑報電子週刊(旧:在日中国人動態) |
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日本僑報電子週刊 第308号 2003年05月28日(水)発行
http://www5b.biglobe.ne.jp/~duan/編集発行:段躍中
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■目次■
●独家報道★日中関係研究所東京で成立 第一回研究会東京で開催
留日華僑聯合総会名称変更 日本華僑華人聯合総会に
日本華人教授会議メンバー 国土交通省幹部らと交流
イギリスSheffield大学陳民金由博士が来日
5月27日号「週刊チャイニーズドラゴン」紙面内容
●非典報道★日中友好協会 感染防護服5600着など 中国に寄贈
日本中華総商会の在日華僑・華人が中国のSARS対策に募金
在日中国科学技術者聯盟 SARS応援募金案内
関西華文時報 サーズ問題に関する【号外】を発行
●団体動態★留日華僑聯合総会第五回代表委員大会 横浜で開催
第2回 現代中国女性研究会のお知らせ 6月17日(火)
●人物動態★王勝今 吉林大学副学長に就任 元留日学者
沈 建 訳書《変ー日本変局将如何改変世界均勢》出版
高増杰 訳書《日本争当聯合国安理会常任理事国的歴程》
劉暁路 編著書《東山魁夷-走進大師》人民美術社から
趙全勝 「日対華援助自私的色彩 摘自《警?日本》」
田 雁 著書『蛇頭の生まれし都』発行
唐朱維 横浜華僑青年会龍獅團長 NHK-BS2に出演
諸葛蔚東 著書《戦後日本世論、学界与中国》出版
●独家連載★遥心、上海を語る(9) 黄金廟(三)
●恵贈動態★田雁フリーライターから『蛇頭の生まれし都』
清水美和氏から『中国はなぜ「反日」になったか』
瀬崎真知子氏から「上海ウォーカー」3冊
●小社動態★中国新聞社報道《日本華僑華人社會的變遷》獲獎
「華僑華人問題研究」特集-5 本日配信
●網絡文摘★百年前的留日潮、歴史的認識与認識的歴史
●編集後記★日中関係研究所の発足、おめでとうございます/段躍中
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●独家報道★日中関係研究所 東京で発足 第一回研究会東京で開催
日中関係研究所(凌星光所長)は、最近東京で発足した。本日(5月2
8日)、第一回研究会が、早稲田大学研究開発センターにて行われた。
凌星光所長は、「胡、温指導体制下の中国外交」をテーマに、谷口誠・
早稲田大学現代中国総合研究所長は、「東アジア経済圏と日中韓協力」
をテーマに、それぞれ報告した後、参加者とディスカッションを行った。
研究者をはじめ、国会議員、マスコミ関係者など約30人が出席した。
鮫島敬治・元日本経済新聞常務取締役編集局長・日本経済研究センター
客員研究委員が司会をし、村田吉隆衆議院議員、仙谷由人衆議院議員、
劉進慶博士東京経済大学名誉教授、読売新聞論説委員などが討論に参加
した。
日中関係研究所は、凌星光・福井県立大学教授が定年退職と同時に、発
足させた研究者を中心とした新しい研究組織である。当面の事務を、西
忠雄元「国際貿易」編集長が担当している。今後の研究例会は7月23日、
9月24日、11月26日を予定している。来年春に、第一号の研究所報が刊行
される予定。
時間の関係で、もっと詳しい報道は次号に譲る。
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●独家報道★留日華僑聯合総会名称変更 日本華僑華人聯合総会に
本日(5月28日)午後横浜プリンスホテルで行われた留日華僑聯合総
会第五回代表委員大会において、名称を「日本華僑華人聯合総会」に変
更した。詳しくは次号の日本僑報電子週刊に取り上げる予定。
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●非典報道★日中友好協会 感染防護服5600着など 中国に寄贈
5月17日、中国SARS民間支援医療物資の第一弾を載せた全日空機
が成田空港を飛び立った。積み込まれたのは、感染防護服5600着と
感染防護医療用ゴーグル200個をはじめ総重量1300?、約900
万円相当の物資。協会の酒井誠事務局長とNPO法人日中医学交流セン
ターの平山順子事務局長が物資を携えて訪中した。物資の輸送にあたっ
ては、全日本空輸の全面的な協力をいただいた。以下は酒井事務局長の
報告。
定刻を少し過ぎた午後1時25分、私を含めて乗客21人を載せた全日
空905便がすべるように北京空港の滑走路に着陸した。目をこらして
外を見る。いつもと変わりない空港の景色が広がっていた。この大気の
中にSARSウィルスが潜んでいるのだろうか。「見えない敵」の怖さ
を感じさせられる。
サテライトのデッキまで出迎えてくれた中日友好病院外事処長の尹勇
鉄氏らと挨拶を交わし、足早に入国審査ゲートへ向かった。いつもなら、
並んでいる人数の少ないゲートを目で追うのだが、あたりには全く人気
がない。係員の態度も心なしか愛想よく感じられる。
空港貴賓室には、20数年来の旧知の辛育齢先生が待っていてくれた。
辛先生は初代の中日友好病院院長で、現在は名誉院長。腫瘤外科の大家
で、今年82歳の高齢だが、今も手にメスを握る。懐かしい辛先生と何度
も握手を繰り返し、近況をたずねあった。
帰りの便の出発まで時間は限られている。用意した支援医療物資のパ
ッキングリストを渡し、病院からの感謝状を受け取る。平山会長の手で
「白衣天使」と書かれた色紙額をお渡しすると、辛育齢先生のやや緊張
気味の顔がほころび、中日友好病院を代表して、平山会長と日中友好協
会に対するお礼の言葉を述べられた。全ての医療スタッフがSARSと
の闘いに全力を傾注している様子も手短に話された。
あっという間に滞在時間の45分間が過ぎていく。搭乗の時間ですとい
う声に急かされながら、中日友好病院の医療スタッフの皆さんへ日本国
民からの激励の気持ちをお伝え下さいとお別れの言葉を述べ、後ろ髪を
引かれる思いで搭乗ゲートへ向かった。来る時に乗ってきたのと同じN
H906便に乗り込むと、来る時にお世話になった乗員の皆さんがビッ
クリしながら迎えてくれた。
見る見るうちに小さくなっていく北京の街を眼下に見ながら、一日も
早い交流の再開を目ざして仕事を続けることを心に誓った。次に来る時
は日帰りでないことを願いつつ……。
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●非典報道★日本中華総商会の在日華僑・華人が中国のSARS対策に募金
在日華僑・華人の企業家で構成される日本中華総商会は25日、東京で募
金イベントを開催した。200人以上が参加し、中国の重症急性呼吸器症
候群(SARS)対策のために募金を行った。企業家2人からそれぞれ100万
円が提供された。
在日中国大使館の張立国総領事は、今回のイベントに参加した華僑と華
人および中国のSARS問題に関心を寄せ、支援を行う同胞に向けて、「祖
国の人々はあなたたちの好意を忘れないだろう」と感謝の意を表した。
今回のイベントで集められた募金は、総額650万円に上った。
「人民網日本語版」2003年5月26日の報道より
http://j.peopledaily.com.cn/2003/05/26/jp20030526_29180.html
http://japan.people.com.cn/2003/5/26/2003526150432.htm
http://www.people.com.cn/GB/paper39/9281/86776/index.html
http://www.chinanews.com.cn/n/2003-05-28/26/307950.html
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●非典報道★在日中国科学技術者聯盟 SARS応援募金案内
SARS無情 人有情
SARSはすでに峠を越えたとはいえ、まだ我が祖国は猛烈に襲われていま
す。「国難当頭、匹夫有責」、私達は袖手傍観できない立場にあり、こ
の度、愛の募金を行い、抗SARSに役立つ空気清浄機(一台約20万円)
を北京の医療機関に寄付することを企画しています。手を携え、微力な
がらも祖国のSARS撲滅に協力しませんか。
一日も早く元気な中華姿を世界にアピールしましょう!
主催:ACSEJ機械技術者協会
共催:在日中国科学技術者聯盟(ACSEJ)
後援:中国駐日大使館 科技処
送金先:
口座番号:東京三菱銀行 田町支店(普通)2173034
口座名義:在日中国科学技術者聯盟(ザイニチチュウゴクカガクギジュ
ツシャレンメイ)
(送金時、ご氏名の後、必ずエアまたはairをご記入ください)
〆切り:2003年06月08日
ご協力を頂いた方々へのお願い:
入金確認のため、また、6月8日(日)に行われる予定の「在日中国科
学技術者聯盟設立十周年記念学術交流大会」(http://www.come.or.jp/
acsej/index.html)において寄付いただいた方々のお名前を公表する予
定ですので、 ご送金後、下記へメールにて漢字でお名前をご記入の上、
caodonghui2001@yahoo.co.jpまでご連絡をお願い致します。お名前を公
表されたくない方々はその旨をご連絡お願い致します。
6月8日、聯盟設立十周年記念学術交流大会にご出席予定の方々は当日
での受付も致しますので、宜しくお願い致します。
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●非典報道★関西華文時報 サーズ問題に関する【号外】を発行
去年創刊されたばかりの関西華文時報は、5月にサーズ問題に関する
【号外】を発行した。
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●独家報道★日本華人教授会議メンバー 国土交通省幹部らと交流
日本華人教授会議のメンバーらは、2003.5.21午後3時から5時まで、
国土交通省の幹部らと新幹線の問題について、交流会議を行った。主
な参加者は次の通りである。
会員関係者は、朱建栄/日本華人教授会議代表・東洋学園大学教授、孟
健軍/経済産業研究所ファカルティフェロー、馬成三/日本華人教授会議
会員・静岡文化芸術大学教授、莫邦富/日本華人教授会議会員・作家、
朱炎/日本華人教授会議会員・富士通総研主任研究員(以上は発表者)、
関志雄/日本華人教授会議会員・経済産業研究所主任研究員、段躍中/日
本華人教授会議事務局幹事・日本僑報社編集長、陳志江/光明日報東京
支局長、?国権/運輸政策研究所主任研究員、斉琳/(株)TESS海外事業
部長、張紀潯/日本華人教授会議事務局幹事・城西大学助教授
大使館関係者は、葉冬柏・中国大使館科学技術担当参事官、李栄凱・中
国大使館二等書記官
日本側関係者は、中本光夫・国土交通省大臣官房審議官、小野芳清・国
土交通省総合政策局国際企画課長ら約30人。
司会は高木清晴・(社)海外鉄道技術協力協会常務理事だった。
次の方々が発表を行った(発表順)
日本の新幹線の誕生と発展/岡田宏/日中鉄道友好推進協議会代表副会長
JR東日本の総合運営管理システム(COSMOS)/由川透/東日本旅客鉄道(株)
鉄道事業本部運輸車両部担当部長
新幹線をめぐる中国の政策決定過程/孟健軍/経済産業研究所ファカルテ
ィフェロー、欧米企業の対中アプローチと日本との比較/馬成三/静岡文
化芸術大学教授・元中国対外経済貿易経済協力省国際貿易研究所高級研
究員、社会への貢献を自己PRする/莫邦富/作家、中国経済の将来像/朱
炎/富士通総研主任研究員、日本の新幹線をどのように対中PRするか/朱
建栄/日本華人教授会議代表、東洋学園大学教授
陳志江・光明日報東京支局長は記者懇談会で、今回の交流会を次のよ
うに評価している。「日本華人教授会議は、今日の交流会において、中
国人の立場に立ってではなく、中日両国の立場に立って、過去を乗り越
えて、両国のために素晴らしい仕事をした。これは記念すべきことで、
歴史に残されること、と私は信じている。日本華人教授会議の交流会は、
中日両国の歴史の中に重要な一頁を開いた、大きく書くべきことだ」と
述べていた。
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●独家報道★イギリスSheffield大学陳民金由博士が来日
――東北大学での「材料の知的製造及び加工に関する国際会議」に出席
「材料の知的製造及び加工に関する国際会議」が5月19日から23日にか
けて2002年度ノーベル化学賞の受賞者田中耕一の母校である東北大学で
行われた。この会議には欧米を中心に22ヶ国から135人の科学者が参加し
た。「ぼやけ論理の父」(Father of Fuzzy Logic)と言われるLotfi
Zadehアメリカ・カリフォルニア大学バークレー校教授やノーベル賞の
有力な候補と言われる飯島澄男博士のほか、中国人学者、現イギリス
Sheffield大学陳民金由(Chen Min-you)博士が出席した。
この会議の主なテーマは知的製造・加工、ナノテクノロジーの二分野に
分けられていた。陳博士は議長として19日の第一部会を司会した。また
5月20日午前、Prediction of Charpy Impact Properties Using Fuzzy
Modelling in Ship Structural Steelsという題目で発表した論文は好
評である。(劉 世龍)
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●独家報道★5月27日号「週刊チャイニーズドラゴン」紙面内容
呉儀副首相、SARS対応の遅れ認める 1面
清華紫光 高性能・低価格デジカメ人気 3面
智馬CEO 曹志芳氏インタビュー 5面
就業緩和で中国で活躍の日本人たち 6面
SARSに負けず新作続々 香港映画 9面
旧日本軍毒ガス裁判 賠償請求棄却 10面
中国投資 法知識が欠かせない時代に 11面
SARSに勝とう!「この時だから」市民の対策 12面
詳細はhttp://www.chinesedragon.co.jp/main.htmlまで
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●団体動態★留日華僑聯合総会第五回代表委員大会 横浜で開催
留日華僑聯合総会第五回代表委員大会は、5月28日から29日まで横
浜で開催される。詳しくは次号の日本僑報電子週刊に取り上げる予定。
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●団体動態★第2回 現代中国女性研究会のお知らせ 6月17日(火)
日時:6月17日(火)午後6時半〜8時半
場所:中国研究所会議室(文京区大塚6−22−18)
テーマ:現代客家農村社会の家族分業と女性
−江西南部農村調査を中心として−
報告者:麻国慶(北京大学社会学部助教授)
連絡先 e-mail: jtajima@soc.shukutoku.ac.jp
(田嶋淳子・淑徳大学社会学部)
本研究会は日本および中国で暮らす中国女性の生活と意識をジェンダー
という視点から考察することを目的としています。2003年度は2〜3ヶ月
に1回程度、研究会を開催する予定です。第2回は北京大学社会学部の麻
さんをお迎えし、中国国内の客家女性の現状について、農村調査結果を
もとにお話し頂きます。関心のある方の参加を歓迎します。
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●人物動態★王勝今 吉林大学副学長に就任 元留日学者
新華社の報道によると、元留日学者王勝今は、中国教育省から吉林大学
副学長に任命された。詳しくは次のホームページを。
http://202.84.17.73:7777/Detail.wct?RecID=5&SelectID=1&ChannelID=4255&Page=1
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●人物動態★沈 建 訳書《変ー日本変局将如何改変世界均勢》出版
沈建の訳書《変ー日本変局将如何改変世界均勢》は、最近感謝出版社
から発行された。
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●人物動態★高増杰 訳書《日本争当聯合国安理会常任理事国的歴程》
高増杰らの訳した《愿望与現実:日本争当聯合国安理会常任理事国的歴
程》は、最近東方出版社から発行された。
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●人物動態★劉暁路 編著書《東山魁夷-走進大師》人民美術社から
中国芸術研究院研究員だった劉暁路の遺作である編著書の《東山魁夷-
走進大師》は、最近人民美術出版社から発行された。
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●人物動態★趙全勝 「日対華援助自私的色彩 摘自《警?日本》」
5月26日付けの人民網・中日論壇に元在日学者趙全勝博士の論文を掲
載された。
http://www.qglt.com/bbs/ReadFile?whichfile=91704&typeid=18
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●人物動態★田 雁 著書『蛇頭の生まれし都』発行
田雁著、鈴木健一訳の『蛇頭の生まれし都』は、4月に二見書房から発
行された。
【内容紹介】密入国を担う元締めで凶悪な犯罪行為に手を染める「蛇頭」。
その巧妙な手法と凶暴性を明かし、大反響を呼んだ在日中国人向け新聞
『中文導報』の連載に大幅な追加取材を加え単行本化。
【著者紹介】〈田〉中国、蘇州生まれ。蘇州大学卒業後同大学助教授と
なる。その後、東京大学留学、同大学院を経て、在日中国人向けの記者
として活躍。現在サンフランシスコ在住のジャーナリスト。
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●人物動態★唐朱維 横浜華僑青年会龍獅團長 NHK-BS2に出演
5月25日夜に、放送されたNHK-BS2の特別番組「新春に獅子が舞
う」に、在日中国人、横浜華僑青年会龍獅團團長唐朱維さんが出演し、
解説した。
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●人物動態★諸葛蔚東 著書《戦後日本世論、学界与中国》出版
諸葛蔚東の著書《戦後日本世論、学界与中国》は、4月に中国社会科学
出版社から発行された。
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●独家連載★遥心、上海を語る(9)黄金廟(三)
(三)拝仏巡礼旅行団中の政府幹部
上海に来てちょうど三週目に入るころ、中国の「十一国慶節」期間が始
まった。上海市政府の規定により、行政機関と学校は連続した七日間の
休みが取れるようになっていて、国営、民営、合資と外資のような企業
もそれに適用できる。そこで私たち一家はこの秋のゴールデンウィーク
を利用して、上海のとある旅行社のツアー旅行に参加した。目的地は中
国西部にある四川省であったが、峨嵋山や楽山などの仏教聖地にも行く
ため、ガイドさんは面白がってこのツアー団を拝仏巡礼団と称した。
中国では、拝仏巡礼がもっとも盛んな時期は春節期間(※1)で、日本
人がお正月に神社や寺に初詣しに行く習慣と同じように、誰もが新しい
年の初焼香を捧げ、自分や一家の安泰を祈るのである。しかし、今上海
人の中で最も人気なのはお釈迦さんでも菩薩でもないのだ。みんなが争
って拝むのは、なんと富をもたらしてくれる人物、財神爺である。
実は、上海の財神爺は実在していた人物で、名を沈萬山という。上海付
近の周荘にあるかの有名な明清建築「沈廰」が彼の旧居だそうだ。20
世紀初期、沈萬山は周荘一帯で「紅燒豬蹄」を売っていたが、彼の経営
方針がうまく、金運にも恵まれたため、たちまち上海で名の知れた大富
豪になったそうだ。そこで、金持ちになるのを夢見る多くの人々は彼を
お手本にし、金運の神様として奉ったのである。
国慶節は絶好の観光期間であるため、この時期にわざわざ名山拝仏にだ
けいく人は少ない。しかし、この旅行団になんとそのような人がいたの
だ。屈という名字の約50歳前後のおじさんで、血色がよく、四角い顔
に近視めがねをかけている。私たち一家は初めて峨嵋山に来たため、分
らないことや不思議に思うことがたくさんあった。そこで峨嵋山に詳し
そうな屈さんに尋ねると必ず答えが返ってきて、その知識が広範なこと、
また人柄が温厚にして上品なこと、一行はすっかり魅了されてしまった。
寺院に入ると、彼の振る舞いはさらに独特な風格を伴った。たとえばお
香を「請う」(※2)時、250元一束のお香を何のためらいもなく請
うたのだ。お香の一本一本がまるで1メートル弱はある金属バットのよ
うで、担ぐと薪とそう変わりはない。峨嵋山には大小の寺が数十箇所は
あり、屈さんはすべての寺で、もっとも立派な香を請うただけでなく、
毎回の礼拝動作の「五体投地」(※3)も完璧であった。そのあまりの
気前のよさと敬虔な態度に理解できず、思わず「屈さんは修行をしてい
るの?」と彼に聞いてみると、なぜかこの時だけ直接的な答えをもらえ
なかった。そして「今の世の中で、いい人とは悪事を働かない人で、悪
事をやらない、すなわちそれが『修行』である」とのみ言った。
旅行が終わり別れる直前になって、私たちはようやく彼が上海市政府の
局級幹部(※4)の一人であると知った。以前おばあちゃんから、共産
党内部では党員の宗教活動を禁止していると聞いたが、それではこの屈
さんの行動は常軌に外れているのだろうか?
※1 中国の旧正月のこと
※2 中国では、仏教関係のものを購入する時「買う」という代わりに
「請う」を使う。「仏はお金では買えない」という理論から来ると思わ
れる。
※3 地上に全身をひれ伏して拝むさま。宗教儀礼。
※4 政府幹部の階級順序:省部級、司局級、地処級、県科級,一般公
務員。国立大学教授が地処級に相当する。
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●恵贈動態★田雁フリーライターから『蛇頭の生まれし都』
田雁フリーライターから『蛇頭の生まれし都』をご恵贈頂きました。こ
の場を借りて深くお礼を申し上げます。なお、この本については、「人
物動態」欄の報道をご覧ください。
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●恵贈動態★清水美和氏から『中国はなぜ「反日」になったか』
東京新聞編集委員清水美和氏から新著『中国はなぜ「反日」になったか』
をご恵贈頂きました。この場を借りて深くお礼を申し上げます。
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●恵贈動態★瀬崎真知子氏から「上海ウォーカー」3冊
上海で活躍中の瀬崎真知子氏から「上海ウォーカー」3冊をご恵贈頂き
ました。この場を借りて深くお礼を申し上げます。
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●小社動態★中国新聞社報道《日本華僑華人社會的變遷》獲獎
【中新社東京五月十九日電】由日本僑報社翻譯出版的《日本華僑華人社
會的變遷》十九日起開始在日本發行。鑒於該書填補了日本華僑華人研究
的空白,日本僑報社決定授予作者朱慧玲第二屆“華人學術獎”。
《日本華僑華人社會的變遷》是國務院僑辧國外司副司長朱慧玲的博士學
位論文。著者在這部專著中,運用史學和社會學方面的理論?採取?向和
縱向比較方法,探討分析了中日邦交正常化三十年來日本華僑華人社會的
歴史變遷,通過對日本新老華僑華人政治認同和文化認同華人化進程的追
蹤,以及對不同“個體”和“群體”的分析,勾勒出當代日本華僑華人社
會整體發展變化的歴史軌跡,并預測了主要發達國家華僑華人社會在二十
一世紀上半葉的發展趨勢。
前國務院僑辧主任郭東坡為該書題詞“業精於勤”,留日華僑聯合總會會
長陳焜旺為該書撰寫了祝詞,日本華僑華人學會會長?東邦學園大學教授
游仲?撰寫了推薦文,他評價該書第一次全面系統地對日本華僑華人社會
進行了認真研究,具有很高的學術價値。
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●小社動態★「華僑華人問題研究」特集-5 本日配信
在日中国人研究者の蒋海波氏(神戸華僑歴史博物館客員研究員、孫中山
記念館研究員)の講演原稿「神戸華僑歴史博物館の展示更新と可能性」
を「華僑華人問題研究」特集-5として、本日配信した。
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●網絡文摘★百年前的留日潮、歴史的認識与認識的歴史
百年前的留日潮http://www.china.org.cn/chinese/RS/331916.htm
歴史的認識与認識的歴史――評《戦後日本世論、学界与中国》
http://japan.people.com.cn/2003/5/26/2003526102542.htm
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●編集後記★日中関係研究所の発足、おめでとうございます/段躍中
凌星光・福井県立大学教授の定年退職と同時に誕生した日中関係研究所
は、先生の研究生活の延長であると思います。先生は中国経済研究権威
の一人として、日中両国で大変活躍されて来られました。去年年末発足
された両岸関係研究センター、今年一月に発足された日本華人教授会議
は、凌先生が多大な力を注がれました。今回の新しい研究所の発足は、
先生の数十年間蓄積されて来られたノウハウと研究成果を一層発揮でき
る団体だと思います。特に日中学術界に置いて、このあたらしい研究所
は大きな役割を果たしてくれると信じています。
そのため、凌星光先生に、この研究所の発足をいち早く報道させて頂い
たことに感謝すると同時に、心からおめでとうございますと申し上げた
いです。日中両国の関係に置いて、凌星光先生のようなすぐれた研究者
の力は大変重要です。日中関係研究所の素晴らしいご発展を心から願っ
ております。
本日、留日華僑聯合総会は、日本華僑華人聯合総会に改名されました。
これは130年以上の歴史のある留日華僑史の重要な一頁であり、これ
からの華僑華人の発展と日中交流に大変重要な出来ことだと思います。
来週も続いて、このテーマについて報道します。
段躍中
2003.5.28午後9時
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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