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在日中国人動態0620

発行日: 2001/6/20


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    日本僑報電子週刊 第134号 2001年6月20日(水)発行
________________________________
 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行・編集長:段躍中
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■目次■

●受賞動態★張麗玲 第27回「放送文化基金賞」企画賞など 受賞
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●社団動態★長江投資組合正式成立 魏來五道任首届理事長
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●社団動態★中国新聞社報道日本華僑経済合作社迎来五十周年
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●中日交流★遼寧省長薄煕来による「遼寧省投資説明会」の御案内
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●中日交流★中国駐大阪総領事館大使級総領事王泰平氏など講演会案内
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●媒体動態★週刊朝日22日号在日中国人のITパワーを大きく報道
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●媒体動態★中国新聞社 在日中国人学者の社会保障研究を大きく報道
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●人物動態★帰国学者李仲生的半生自伝《没有播出的故事》在北京発行
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●人物動態★?継山兄弟が経営する「東園飯店」川口市でオープン
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●人物動態★べん祖平 医師国家試験の受験資格裁判に勝訴
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●人物動態★在日中国人学者 名誉棄損裁判に勝訴 産経新聞社が敗訴
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●人物動態★中国から文化交流貢献賞を受け小島康誉 朝日新聞に登場
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●情報伝言★十四回目の中国謝罪の旅を語る  元日本兵・塩谷保芳氏
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●情報伝言★「私が出会った日本兵」推薦者丹藤佳紀教授講座のご案内
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●読者来稿★相知ることを求めて【上】/『東の隣人』共著者 徐晨陽
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●読者来稿★中国経済の驚異的な発展に思ったこと/秀文
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●独家連載★知恵看中国(10)うちのムコ殿
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●小社動態★中国新聞社・人民日報 小誌のスクープを報道
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●受賞動態★張麗玲 第27回「放送文化基金賞」企画賞など 受賞

6月19日に確認した情報によると、第27回「放送文化基金賞」受賞一
覧がこのごろ発表されました。テレビドキュメンタリー番組部門において、
本賞と優秀賞の続いて、番組賞を受賞(50万円)したのは、フジテレビ 金
曜エンタテイメントの「小さな留学生」。個別分野において、企画賞 (50万円)を
受賞したのは張麗玲・「金曜エンタテイメント 小さな留学生」の企画。

6月22日、日本海運クラブホールで授賞式が行われる予定。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.hbf.or.jp/awards_27.htm

中国語の報道は次のホームページへ
http://www.chineseinternetnews.com.cn/node2/node4/node19/userobj
ect6ai8721.html

放送文化基金賞は、4月1日から翌年の3月31日までに放送された「視聴者
に感銘を与えた優れた作品」とその期間を中心に「放送に関する分野で顕著
な業績をあげた個人・グループ」を対象に表彰するものです。

応募・推薦された全ての放送番組は、専門委員会によって審査・選考され、さ
らに審査委員会で審議し、理事会で決定します。

放送文化基金賞の賞金は、番組部門の本賞200万円、優秀賞100万円、各番組
賞は50万円、個別分野賞と個人・グループ部門は50万円です。毎年6月中旬に
放送文化基金賞の贈呈式を行っています。 

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●社団動態★長江投資組合正式成立 魏來五道任首届理事長

本報訊 長江投資組合是在日本的第一个自窟的以学者和留学生出身的華
僑自立新型投資机構。6月16日夜在池袋東京芸術劇場会議室正式成立並
訟一了免費中華料理酒会、参加的中外来賓共100余人、因為是愛国華僑
与学者為主的群衆団体、中国大使館主管教育的一等秘書官馮建力教授、主
管華僑事務的三等書記官呉剛先生也到会指導、轟動日本的電視劇《大地
の子》副導演張加貝及華人著名歌唱家兼文学家荘魯迅亦前來祝賀、美国
摩根・士丹利証券専家清水竜治、道又一成及東洋大学経済学博士成慶生作
了股票専題講座。

大会選出了中国老一輩無産階級革命家劉瀾涛、習仲?的老部下、西北大学
教授邵継尭先生為名誉会長、邵老作了《慶賀、祝願、致謝》的賀辞。大会確
認了理事会名単、日中証券不動産研究会会長、中国西北大学客席教授魏來
五道任首届理事長、京橋国際大厦業主、上海復旦大学経済係卒業的実業家
焦立里任副理事長、副理事長還有成慶生博士、著名気功師、上海第六人民
医院主任医師金振坤先生、実業家韓家良先生、張昌徳先生、資金運用小組
由焦立里、成慶生及上海出身著名女性炒股高手呉玉美、中村玉恵和高木
証券投資顧問江川源先生担任、監督小組由高級会計師韓家良先生、作家
兼股票投資家呉敏女士、著名撮影家及股票投資者於光華先生担任。成立
大会還発行了日本第一張中文版《投資新聞》報、登載了長江投資組合章
程案、有関組合介紹及最新香港H股板塊、紅籌板塊的動向。

〒104-0031東京都中央区1-17-3京橋国際ビル
Tel:03-5524-2305  Fax:03-5524-2306

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●社団動態★中国新聞社報道日本華僑経済合作社迎来五十周年

中国新聞社6月11日報道了一九五一年五月一日成立的日本華僑経済合
作社(蔡慶播理事長)迎来五十周年在東京挙行酒会的新聞。詳細請参考
同社的報道。

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●中日交流★遼寧省長薄煕来による「遼寧省投資説明会」の御案内

1.日  時: 2001年6月28日(木)10:00〜11:30
2.場  所: 帝国ホテル富士の間 東京都千代田区内幸町1-1-1
3.代表団主要メンバー:薄 煕来省長及び遼寧省各市市長
4.主  催: 中華人民共和国遼寧省人民政府
5.協  力: 日中東北開発協会
6.後援(予定):中華人民共和国駐日本国大使館経済商務処、日本貿易
振興会、(社)経済団体連合会、(財)日中経済協会、日本国際貿易促進協
会、日中投資促進機構、日中科学・産業技術交流機構、(財)環日本海経
済研究所
連絡先:日中東北開発協会業務部 後藤、西槙、朝日
TEL:03−3592−6891
FAX:03−3592−6890

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●中日交流★中国駐大阪総領事館大使級総領事王泰平氏など講演会案内

日時:6月29日(金)15:00から17:00まで
会場:大阪産業創造館(6階 A、B会議室)
      大阪市中央区本町1-4-5 *東警察署向かいです。
     (地下鉄堺筋本町駅東300m、地下鉄谷町4 丁目駅西800m)
内容・講師
(1)「中国の経済情勢と今後の関西・大阪との経済交流」
        中国駐大阪総領事館大使級総領事 王泰平氏
(2)「中国のWTO加盟後の変化」
        日中経済貿易センター理事長 吉澤宏始
(3)質疑・懇談
参加費:不要
参加申込先:
 日中経済貿易センター総務部長 巽あて
  TEL:06-6258-0207
  FAX:06-6258-0208
  E-mail:tatsumi@mahoroba.ne.jp
*お手数ですが、参加ご希望の方は6月22日(金)までに下記
事項をメールまたはFAXでご連絡願います。

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●媒体動態★週刊朝日22日号 在日中国人のITパワーを大きく報道

週刊朝日22日号は在日中国人のITパワーを大きく報道している。タ
イトルは「中国人ITパワー「ソフトバレー」茅場町・兜町に続々進出」
という。在日中国人の呉勇さん(大きな写真付け)、季屏子さん(写真
付け)、孫涛さん、楊克倹さんが登場した。

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●媒体動態★中国新聞社 在日中国人学者の社会保障研究を大きく報道

中国新聞社東京支局記者の劉敬師が書いた《旅日学者重視中国社会保障
問題》という報道記事は、6月3日に世界向けに配信された。城西大学助
教授張紀潯博士の博士論文である『中国社会保障と制度改革の研究』は
間もなく公開発行される。記事の中に、小社が出版した九州看護福祉大
学王文亮博士の同類著書『21世紀に向ける中国の社会保障』も取り上げ
られた。

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●人物動態★帰国学者李仲生的半生自伝《没有播出的故事》在北京発行

帰国学者・首都経済貿易大学副教授李仲生博士的的半生自伝《没有播出
的故事》,日前由対外翻譯出版公司発行,並在国内引起争論。詳細請参
考近期国内媒体報道。

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●人物動態★?継山兄弟が経営する「東園飯店」川口市でオープン

中国整体院院長?継山と弟?継海が経営する「東園飯店」は、6月17
日の日曜日にオープンした。場所は川口市芝、産業道路の沿いにあり、
交通の便は大変良く、開業当日も大勢のお客さんが来店した。周辺には
中華料理の店がなく、地元の人や車を乗る人々にとって、大変良い店と
言われた。?継海氏は店の開業に当たって、次の美しい「対聯」を作り、
書家の魏来氏が揮毫した。「東海玉液聚英雄小店暢飲 園中美味邀天下
豪傑共償」。店の電話番号は048-261-7588

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●人物動態★べん祖平 医師国家試験の受験資格裁判に勝訴

複数の日本メディアの報道によると、医師国家試験の受験資格の認定申
請を却下した旧厚生大臣の処分を不服として中国人べん(下の上に点々)
祖平(38歳)が起こした訴訟で、東京高裁は14日、国の却下処分を取
り消す逆転判決を言い渡した。 各紙の社会面に「中国人男性が勝訴」
の報道が掲載されている。詳しくは14日或いは15日付けの各紙をご覧下
さい。

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●人物動態★在日中国人学者 名誉棄損裁判に勝訴 産経新聞社が敗訴

5月30日付けの毎日新聞は、「名誉棄損:産経新聞社に賠償命令 『
殺人事件重要参考人』報道」というタイトルの下に、在日中国人学者氏は
名誉棄損裁判に勝訴、産経新聞社が敗訴ということを報道した。報道によ
ると、東京地裁は30日、「殺人事件の重要参考人」と報じて東京都目黒
区の中国人男性(47)の名誉を傷つけたとして、産経新聞社に200万
円の賠償を命じた。 
 
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●人物動態★中国から文化交流貢献賞を受け小島康誉 朝日新聞に登場

中国・新疆ウイグル自治区での献身的な文化財保護活動などに対し、中
国政府から文化交流貢献賞を受け小島康誉さんが19日付けの朝日新聞
・ひと欄に登場した。

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●情報伝言★十四回目の中国謝罪の旅を語る  元日本兵・塩谷保芳氏

中国語倶楽部6月特別交流会ご案内/十四回目の中国謝罪の旅を語る
講師:元日本兵・塩谷保芳氏(83歳)

司会のことば:元日本兵、現在83歳高齢の塩谷保芳氏は,今年四月下
旬に十四回目の中国謝罪の旅を実現した。四年間の侵略戦争中に、少な
くとも十名の中国人の命を取った塩谷氏は,北京の中国革命軍事博物館、
中国人民抗日戦争記念館及び山東・四川にある抗日戦争記念施設を訪れ,
旧日本軍による中国侵略について中国側の軍人や市民に深く謝罪したほ
か,博物館に中国を侵略した時の軍装や軍刀など文物を寄贈した。中国
の多くのメディアは氏の行動を追跡報道し,氏の謝罪する旅の様子を世
界の読者に伝えた。中日の友好と平和のために活動を続けている塩谷氏
を迎え、次のように報告会を開催します、是非ご参加ください。

日 時:6月24日(日)午後2時〜4時
場 所:豊島区立南大塚社会教育会館
    (豊島区南大塚2-36-1、JR山手線大塚駅南口徒歩2分)
内 容:十四回目の中国謝罪の旅を語る
講 師:元日本兵、塩谷保芳氏(83才)
司 会:日本僑報出版社編集長 段躍中氏
定 員:20名(先着順)
参加費:1000円
連 絡:中国語倶楽部
    電話:048-432-7332  E-mail:keiko@china.or.jp
担 当:張景子

*当日、方軍著、関直美訳『私が出会った日本兵』も紹介いたします。

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●情報伝言★「私が出会った日本兵」推薦者丹藤佳紀教授講座のご案内

読売新聞で北京支局長やソウル支局長などを歴任した丹藤佳紀氏(東洋
大学教授)が、7月4日から9月19日までの毎月第一、第三水曜日に、
よみうり・日本テレビ文化センター恵比寿(渋谷区恵比寿南一丁目)で、
「新しいコリア」と題した講座を開く。講座では新大久保駅で、乗客を
救うため身を捨てた留学生の行為や、サッカーW杯で日本と共催するこ
となどで関心が高まっている韓国と韓国人について、最新情報を織り交
ぜながら話す。丹藤氏は日本僑報社発行の「私が出会った日本兵」(原
題「我認識的日本鬼兵」)について「日中不再戦の思いを確認するため
に若い日本人に読んでもらいたい」との推薦の弁を寄せている東アジア
問題の専門家。
受講料など問い合わせは同センター(03ー3473ー5005)まで。

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●読者来稿★相知ることを求めて【上】/『東の隣人』共著者 徐 晨陽

 中国と日本とは、地理的に近い。その地理的な位置はよく「一衣帯水
(一本の帯のような狭い川)」という言葉で描かれている。中国人と日
本人とは、付き合いが長い。その往来の歴史はよく「源遠流長(源が長
い)」という言葉で語られている。

 長く付き合っている隣人のことなら、家族構成や住まいの事情、部屋
の飾り、さらには家族の身長や顔つきについても詳しいはずだ。ただし、
お互い仲のよい隣人でなければ、相手の性格や心を知ることができない。
中国と日本とは近隣ではあるが、仲の良い隣人とは言えない。付き合い
は多いが、心のふれあいは少ない。近隣でありながら、遠く離れている
よう。互いに理解しあっていながら、赤の他人のようだ。中国の『三字
経』に「性相近き、習相遠し」の句があるが、それを「居相近き、心相
遠し」とすれば、両国民の間柄をシンプル且つ正確にたとえられるので
はないかと思う。

 近年、中国と日本との摩擦が多発している。両国間での交流が増えれ
ば、摩擦が増えるのも当然だし、キレイごとだけではもう済ませられな
くなる。だからこそ互いの違いをきちんと理解することが大切で、客観
的に相手の行動様式の特徴を検討することは理解を深める懸橋だと思う。

 筆者は北京大学教授、尚会鵬氏と四半世紀に渡り自分たちの目で観察
し、中国と比べながら日本人と日本社会を理解する努力をしてきた。そ
して、自分達の目で見る日本人、中国人の心の中の日本人像を描きだし、
それを日本の読者の皆さんに知ってもらうつもりで、そして、現在のと
ころ、「居相近き、心相遠し」といった感じのある隣人同士の、[居相
近き、心相知る]ことを求めて、共著で『東の隣人ーー中国人の目で見
る日本人』(日本図書刊行会発行)と題する本を出した。

 近代以来、中国人が書いた日本人についての本や文章は数少なくない。
さまざまな視点で観察し、さまざまな結論を出している。が、北京の日
本研究専門家と東京の在日中国人との合作はこれで初めてのようだ。大
学時代(一九七八年上海外国語学院日本語科卒業)の同級生だった二人
は、卒業後、尚の方が北京大学の院生に上がり、日本・インド・中国の
アジア研究を勉め、北京大学の教授となった。筆者は「民間外交員」と
して、日本人観光客のガイドを務め、十数前に中国の改革・開放の波に
乗って、日本に渡った。異なる人生の道を歩んだ二人のコンビによる『
東の隣人』は、海外で長年研究する学者なりの系統的な理論と、日本で
長年暮らす異なる文化的背景を持つ人なりの身に染みる体験とを結びつ
け、社会学と発達心理学の人の持つ鋭い観察力や力強い分析力が滲み出
る、著者それぞれの条件と長所を生かした作品だとされる。

 『東の隣人』は日本人の国民性を論じる専門書ではない。ただ日本人
と日本社会の幾つかの側面に対する感想をまとめたのみである。「身の
周りのありふれた文化の違いに対する深い認識があるからこそ、日本人
の思考法の特徴や、人間関係の構成、恩を知って恩を返す義理人情及び
中国人と異なる善悪感、性観念等に対する著者の分析は、比較的説得力
を持つ。このエッセイ式の作品の中で、読者はベネディクトの「恥文化
」や和辻哲郎の「風土」、土居健郎の「あまえ」等の理論の通俗な解釈
を読みとれる。が、それよりもっと多いのは、著者が自ら感じ取った、
頗る新しきをもつ比較である。異文化社会に対する観察は、普通、ある
程度の「変色眼鏡」を持ちやすいが、読者は本書の中から、数多くの固
有の見方を乗り越えようとする著者の試みを読み取れる。冷静思考によ
る結論は慷慨激昂(コウガイゲッコウ)より客観性の多い場合がある。」(初
小波「居相近と心相知−−尚会鵬と徐晨陽の新著『東の隣人』を読む」
二〇〇一年四月十五日付『留学生新聞』)
【次号へ続く】
 
このたび、著者たちの委託を受け、下記の既刊書籍が小社から発売され
ることになりました。読者の皆さんにご案内いたします、よろしくお願
い申し上げます。
■東の隣人--中国人の目で見る日本人/尚会鵬・徐晨陽共著/日本図書刊
行会/2001年【内容紹介】中国と日本とは、近隣でありながら、遠く離
れているようだ。「居相近き、心相遠し」の隣人同士の、「心相知る」
ことを求め、北京の日本研究専門家と東京の在日中国人が共に描く日本
人像。本体一八〇〇円+税

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●読者来稿★中国経済の驚異的な発展に思ったこと/秀文

歴史教科書問題で日中関係がこじれているが生椎茸やネギ、畳表にセー
フガード(緊急輸入制限)が発令されて、さらに摩擦が大きくなった。
急成長を続ける中国経済。豊富な人材に安い労働力を伴って、とどまる
ところを知らない。

「中国製のシャツ?だっさーい」
                                      
何年か前まで、日本の若者の間でよく交わされた会話である。事実、中
国で作られたものに粗悪品は多かった。小学校2年の時、中国製の鉛筆
を持っていたが酷い代物だった。芯にロウソクのロウが塗ってあるよう
な書き具合いで、紙の上をツルツルすべってちっとも書けない。鉛筆の
頭の部分についた消しゴムがまた強烈で、消したつもりが却ってノート
を真っ黒にしてしまう。

中国と衣料品貿易をする友人がいる。15年ほど前に中国へ工場視察に
訪れた時、作業場の汚さに驚いたという。中国の工場で縫製した商品を
輸入し販売する会社なのだが辺り一面糸屑の山。足の踏み場もない環境
だったらしい。

ところが近年、スポーツウェアなどを含む製品技術が驚くほど向上した。
人気のユニクロにも使用され、かつて日本の若者が中国製品を色めがね
で見たような心の垣根は取り払われたようだ。
  
中国の輸出品が繊維や農産物とは限らない。人々の輸出である。縁あっ
て上海やハルビンからの留学生と知遇を得たが、誰もが学力優秀な人物
である。日本語の勉強はもちろん、世界で通用するような知識を学んで
行こうとする気概にあふれている。時には、そのエネルギーが空回りし
て華人同士が激しい口論するのを見たことがあるが、そんな彼らのモー
レツぶりにいずれ日本は取り込まれてしまうんではないか?という不安
を感じてしまう。この先、大人しい日本人では到底、彼等に太刀打ちで
きまい。
                       
日本列島全体にむせ返るような餃子パワー....

それなら逆に中国へ出稼ぎに行こう。華僑ネットワークに潜り込み、ア
ジアのマーケットで大いに活躍してみせよう。驚異的なスピードで発達
し続ける中国経済と不況に苦しむ日本。両国の関係はますます厳しいも
のとなりそうだ。21世紀は中国の時代。お互いの経済的立場に逆転す
る日がすぐ目の前まで来ているのかもしれない。

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●独家連載★知恵看中国(10)うちのムコ殿
 
  中国人の夫について語るなら、忘れてはならないのが、私の実家との
関係である。もともと私の父は、結婚大反対だった。何しろ結婚したの
は出会って3ヶ月。まして外国人。娘を持つ父親なら、だれでも理解で
きる心境だろう。私も、ほとんど同意はあきらめていた。ところが、式
の直前、急に反対を翻して、認めてくれたのだ。ちゃんと「おめでとう」
と祝福してくれた。父は、寡黙な人なので、このひと言の重みは心の底
から嬉しかった。めでたし、めでたし・・・・
 
 と行けばいいのだが、そうはいかないのが人生の面白いところである。
とりあえず好スタートを切ったのだが、いざ、お付き合いが始まると、
これがまたハプニングの連続だった。
 
 普通日本では、義理の家族に会うのは大変気を遣うものだ。ところが
夫は、そうではなかった。例えば彼は夏に実家で平気でパンツ1丁にな
って、くつろいでしまうのだ。もうちょっと緊張してよ!思うが、中国
では、義理の親でも甘えたりするそうだ。
 
 あいさつもよく問題になった、実家から、お菓子や、果物など食べ物
をもらうのだが、実家の親から、よく「うちのムコは、感謝の気持ちが
ない。」と文句を言われた。
 
 あれ?ちゃんとお礼はしていたはずなのに・・・・?ときがたつにつ
れ、だんだん分かってきた。彼は、実際に受けたその時はお礼をする。
しかし郵送で送られたものに、その場で電話をしたり、次に会ったとき
のひと言がでないのだ。「イヤー。この間はご馳走様でした。」日本人
はココまで言われないとお礼だと感じない。
 
 そしてご飯。私の実家は日本では普通だが、主人の食欲の前には非常
に少ない量を食べる習慣だった。私たちが遊びに行くと、母がごちそう
してくれるのだが、何しろ量が少ない。そんな時母は、「遠慮なく召し
上がれ。」という。するとあれよあれよという間に、彼はペロっとみん
なの分まで食べてしまう。 
  
 当然、実家の家族は目の玉が飛び出るほどビックリするが、口では何
も言わない。後で私に文句を言って来るのだ。「何だ、お前のムコは!」
それで、私もこっそり彼に「何で、みんなの分まで食べちゃうの?」と
聞くと「だって、お母さんが遠慮なく食べなさいって言ったでしょ。」
・・・・それはタテマエなの!
 
 国際結婚は体力がいるのだ。
 
        異文化コミュニケーター熊谷知恵(くまがいちえ)
                                kumagaic@d2.dion.ne.jp

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●小社動態★中国新聞社・人民日報 小誌のスクープを報道

先週号のトップに取り上げた「●独家報道★高知女子大学教授沈潔博士、
大学院博士課程指導教授に」は、中国新聞社は同日に中国語記事を配信
した。翌日付けの人民日報日本語版はその報道を掲載した。

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●小社動態★『中国人の見た日本の自然と人々』など通販書物のご案内

このたび、著者たちの委託を受け、下記四点の既刊書籍が小社から発売
されることになりました。読者の皆さんにご案内いたします、よろし
くお願い申し上げます。

■現在是我們贖罪的時候/加藤亮一著・王雅丹訳/中国青年社出版/2000年
【内容紹介】『いまはつぐないの時』の中国語版。前首相村山富市は数
回訳者王雅丹に会い、その本を推薦している。「つくる会」の主導で編
集した歴史教科書が検定合格されたいまには、この本の出版は大きな意
味を持っている。本体一〇〇〇円+税

■中国人の見た日本の自然と人々/周秀泉撮影/東方出版/1999年
【内容紹介】上海生まれの著者が北海道から九州まで全国を撮影。中国
人の見た美しい風景と自然の中で生活する人々の表情と匂いを精力的に
活写する。十年間かけてとらえた写真集。本体三五〇〇円+税

■日本語能力試験教程/中森昌昭・蒋 清編著/上海大学出版社/2000年
【内容紹介】日本国際交流研究所と中国上海朝日文化ビジネス研修セン
ター共同企画による、日中両国語の日本語能力試験用の教科書。上巻と
下巻・カセットテープ付け。在日中国人への日本語教育は最適。本体三
五〇〇円+税(セット販売)

■東の隣人--中国人の目で見る日本人/尚会鵬・徐晨陽共著/日本図書刊
行会/2001年【内容紹介】中国と日本とは、近隣でありながら、遠く離
れているようだ。「居相近き、心相遠し」の隣人同士の、「心相知る」
ことを求め、北京の日本研究専門家と東京の在日中国人が共に描く日本
人像。本体一八〇〇円+税

送料は何冊でも380円、注文先:日本僑報社 duan@muj.biglobe.ne.jp

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