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Wing-Mel No.1396 もう発想を切り替える時期〜農業を輸出産業に(OJIN)

発行日: 2008/2/1


        ----------------------------------------------
        ≪ WEB 熱線 第954号 ≫2007/12/14_Fri  
        アジアの街角から:亜洲街巷信息
        http://www.melma.com/backnumber_43159_3934744/  
        より、発行者の許可を得て、転載
        ----------------------------------------------
  
───「まずは平井修一さんのこの記事を読んで頂いて」

☆ 支那の胃袋を日本が支える

日本の農林水産業を「如何[いかん]せん」と常日頃から憂慮してい
る。だっておいらは、先祖をたどれば百姓だから、心配する。食糧
安保のこともあるし、地方の活性化をどうすべきかという命題もあ
る。日本全国、みんながニコニコしている風景であってほしいとい
うのは誰しもの願いだろう。

現場は、本当に不安で悲惨だ。鈴木宣弘・東京大学教授がこうリポートしてい
る。
┌--------「農業協同組合新聞」

いま、農村の現場におじゃますると、米価の予想以上の下落、飼料価格高騰に
よるコスト高で、稲作・酪農・畜産等、多くの農家が大幅な所得減少で、年末
の種々の代金支払いにも苦労し、大規模な人も含めて経営が非常に苦しくなっ
ている。「年が越せない」との声が多く、農家の皆さんにお会いするのがつら
い日々が続いている。

└--------

ため息ばかりなのだ。補償金、補助金のようなバラマキの弊害も大きい。

┌--------
消費者に喜んでもらえるものをつくるのが農業の楽しみなのに、一番の喜びを
とられてしまった感が強いとの嘆きである。余計なことはしないほうがよい、
手を抜いたほうがよいという誘因が働いたのでは、意欲を持ってやれるわけが
なく、とても子供達に継いでもらう気持ちにもなれない。

これでは、意欲ある担い手が、さらに規模拡大して経営が発展することを目指
した政策の意図に逆行してしまうのではなかろうか。これが、最も意欲的な大
規模農家が直面している悩みなのである。我々は、この声にどう応えればよい
のであろうか。
└--------

東大の先生が分からないのだもの、小生だって「どぎゃんしたらよかと」と思
い悩むのである――――。

農業の安定的発展は、我が国の食糧安保にも密接に関わる。百姓が元気でない
と、国民の元気が保てない。日本国際問題研究所(JIIA)のサイトがこう伝えて
いる。
┌--------
その国で必要な食料のうち、国内生産でまかなえる割合を「食料自給率」とい
います。今、日本人は1日平均2619キロカロリーを消費しますが、国内農
畜産物でまかなっているのは、そのうち1047キロカロリーだけ。

つまり、40%が国内産で、残り60%は外国産でまかなわれているのです。
ーーーこれは、主要先進諸国の中では最低です。

食卓の6割を占める輸入農畜産物。今でさえ、外国から洪水のように押し寄せ
ています。その最後の歯止めとなっているのが関税です。WTOの農業交渉で
は、多分野で協議していますが、その関税という垣根をどれだけ引き下げるか
を決めるのが大きなポイントです。
└--------

「自給率向上へ、努力を支える仕組みに」とJA(農協)帯広大正=北海道)梶
伸二専務が言う。

┌--------「農業協同組合新聞」

「農政を改革する」ということに対しては、当然、良い方向に向かうものと理
解し、今回の経営所得安定対策についても、生産者はなんとか所得は確保でき
る、と考えていた。1年目にして期待はずれで残念という感はある。

米でも同じような事態が起きていると思うが、畑作地帯でも、面積が大きけれ
ば大きいほど所得が減っていく、というのが現実ではないか。そうなると経営
面積を拡大しようという意欲も薄れてくる。

一方で、自給率を上げるという政策目標があり、そこに向けて私たちも努力し
て、生産、供給するが、そういいながらも生産意欲が失われるというのでは、
矛盾した話になってしまう。

└--------(談)

我が国はWTOの農業交渉で「防衛」ばかりのようだが、我国の農業のレベル
は、安全、品質の面で世界のトップクラスだろう。輸出力=「攻撃力」は充分
あると思う。しかし現状は哀しいばかりだ。

全国農業協同組合連合会(JA全農)によると、国産農畜産物の輸出への取り組
みは、
┌--------「日本産米の中国輸出」

第1便分24トン(新潟産コシヒカリ・宮城産ひとめぼれ)について、中国国内
では、7月26日より販売開始〜9月20日完売。

新潟産コシヒカリ    :2970円/2kg
宮城産ひとめぼれ    :2820円/2kg

中国産米現地店頭価格水準:  64円/2kg
            :〜320円/2kg
└--------

中国産米の十倍の価格である。日本の市販価格と比べても3倍。小生は2キロ
で1000円=1キロ500円)を愛用している。中国向けが、なぜこんなに
馬鹿げた価格になるのか、記者さんはきちんと追いかけるべきだ。

内需を維持・開拓するのはもちろんだが、支那を核とした外需に攻め込むこと
が農林水産業成長のポイントではあるまいかと思う。「支那の胃袋を日本が支
える」という構図ができれば、お互いにハッピー。

└──────────「平井修一さんの記事ここまで」


己の先見性を誇るわけではありませんが、 OJIN は現在、日本の様々な産品を
中国に輸入して販売する仕事、を大々的に手がけるべく準備中でございます。

農畜水産・工業製品から人材まで、幅広く試行してみようと模索しています。


ーーーどうしてそういう考えに至ったのか。

ひとつには平井さんもご懸念のように、「日本の農村の活性化を如何せん」に
微力ながらでもお役に立つことができないだろうか、ということ。ーーー食料
自給率云々の前に、それをなんとかしようと思うなら、まず、農家が儲かる、
という状況がなければどうにもなりません。

そのためには、(日本の)国内市場だけでなく、中国と限定せず、世界中の市場
に向けて産品を売り捌いて、生産が追いつかない!=価格の高等や安定)とい
う状況にならなければなりません。

日本の農産物は高いから、そんな、売れないだろう?

誰がそんなことを決めるんです?日本の消費者?日本の生産者?

ーーーもうそろそろ、発想を変える時期がきているのではないでしょうか。

高いけれど、日本産の食材はなにしろ「ウマイ!」んです。

そして、世界中を眺めてみれば、そりゃ今日の食べ物にも困窮している地域や
階層もたくさんおますが、いまや世界中のどの国、地域でも、上層の何%か、
何十%かは、日本人の生活水準より遥かに高い水準に至っています。

その水準の人々は、日本の平均的な人々の生活水準よりも遥かに高い消費生活
をおくっています。そこに、確実な需要が存在している、と思われませんか?

旨いものを食べたい!買う金はザブザブあるんだ!

けれど、どこで買えるんだ?誰が売ってくれるんだ?

僅か1億2千万人の市場だけを相手にしていて、日本の農業が儲かるわけがあ
りません!世界何十億人の市場、、対象となるのがそのうちの10%だとして
も、例えば60億人なら6億人!ーーーしかもそれは、日本の水準で考えたら
みんなお金持!

1億2千万人のドングリの背比べ所得人口と、6億人のお金持人口、、誰が考
えたって、行く途は決定!ではありませんか?中国だけだって..どうでしょう
か?13億のうち確実に5%はそういう層がいるでしょうから、それだけでも
う!6千5百万人!です。

金持層が6千5百万人ですよ!

はあ?
そんなにバンバン輸出してしまったら、日本の食料自給率向上はますます悪く
なってしまう?

すみません....ハッキリいいますけど、あなた頭悪いんじゃないですか?

食料自給率って何なんですか?

極端に例えるならば、1億2千万の日本人が毎日食べているものは100%、
外国産輸入品の安いものだけど、日本で生産される農産品は、6億人の胃袋を
満たすために100%輸出される――――。

どんな事態かは措いといて、もしも一朝事あらば、輸出入を全面ストップすれ
ばどうなりますか?
1億2千万人分の食料−6億人分の食料=4億8千万人分の余剰。即ち、食料
自給率500%!ではないんでしょうか?

だから、日本の旨いものはドンドコドンドコ輸出して、日本人は外国産の安く
て不味いものを食べればいいんです!農家はバンバン売れて儲かればいろいろ
工夫してさらに増産に励む、1億2千万の胃袋の40%しか賄うだけの生産力
しかなかったものが、、あ〜ら不思議!?

バイオ技術じゃナンタラ改良じゃ、、たちまち2億人分3億人分生産量増大!

ーーー農家が儲かるようになれば、絶対にそうなります。

全世界的な食料供給の視点で考えても、そのほうがいいだろうと思います。日
本の農業が、高級食材を2億人分も3億人分も全世界に供給して、1億2千万
人分の食料を輸入したら、

差し引き1億人分以上の食料が今よりも余分になる....そうすると現在食うや
食わず状況にある飢餓階層の人々も、もっとたくさん食べられるようになる。


でもさて、そんなに外国に売れるだろうか?

年代にもよりますけれど、子供の頃、どんなものを食べて飲んでいましたか?

その頃、ボジョレーヌーボーだとか、キャビアだとかフォアグラだとか..いや
そんな高級なものじゃなくても、現在普通に食べているものを、その頃想像で
きましたか?

マクドナルドといえば、今では、よほど辺鄙な地方でもお目にかかることがで
きる、ありきたりの食べ物ですが、日本で初めて店開きしたのは、銀座三越の
店頭でした。

銀座といえば、昔も今も日本最高のロケーションで、さらに三越といえば当時
の日本最高ステータスのデパート、の、店頭といえばそのデパートの顔で一番
重要で、したがって家賃も高い場所です。ーーーそこにファーストフード!?

今では考えられませんが、その頃の物価水準からするとえらい高い値段で、で
も銀座っ子が群がって、その後、次々と各地に広まっていきました。

日本の食べ物、、例えば北海道の毛蟹やタラバ蟹の美味しさを、中国人にいく
ら言葉で説明しても理解してもらえません。!上海蟹のほうが美味しい!

中国人は生魚片=刺身)を食べる習慣がありません。日本人が食べていると、
薄気味悪そうな、宇宙人でも眺めるような目でみています。地元の日本料理屋
で無理矢理食べさせてみても、「美味しくない!」ーーーなかには吐き出す人
までおります。

‥‥‥理由は美味しくないからです‥‥‥

ところが!

留学や駐在で日本に住んで、日本で刺身を食べた中国人は、ほとんどが刺身大
好き人間に変身してしまいます。どうして?

‥‥‥日本の刺身はおいしいから‥‥‥

外国の日本料理屋で出している食材は、たまに直輸入物もありますが、そんな
のは稀の稀で、たいていは手近で手に入る材料で、しかも、ただ薄めに切り分
けてこれが刺身!、、日本の刺身は、

‥‥‥まあ、日本人に刺身の講釈をしても意味ないので省略‥‥‥

刺身じゃなくても、本当に美味しい----北海道ばっかりですが----北海道の毛
蟹やタラバ蟹やカボチャやトウモロコシやジャガイモや、、本物を実際に食べ
させれば絶対に大丈夫!お金さえあれば、必ず買ってくれるようになります。


ーーー長くなり過ぎますので今回はここまでにします。


今回の稿では、食べ物のことばかりを採りあげましたけれど、優れた日本の産
品は食べ物ばかりではありません。

もうそろそろ発想を変えませんか?

地産地消も大事な考え方ですけれど、さらに進めて、6億人に売りまくろう!

まあ、インド人にスキヤキを食べさせるのは絶望的でしょうけれど、でも石狩
鍋だったら、喜んで食べるようにはなるでしょう。?五本箸じゃ無理かな(^^;

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