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個性派ライターによる映画レビューのマガジン。毎週1〜2本、新作映画を中心に言いたい放題で斬りまくります。

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Cinemaの王国 vol.524〜『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

発行日: 2008/6/27


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今週3本目は19年ぶりに帰ってきた話題の『インディ・ジョーンス』を取り上
げます。こういう復活作品は失敗も多いのですが、はたして?

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【INDEX】
◆1.今週のこの1本!
  ―『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』―
◆2.メールちょうだい
◆3.ぽちのひとりごと
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◆1.今週のこの1本! 〜『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの
王国』〜
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●『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(INDIANA JONES AND
 THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL)
(2008年 アメリカ)(上映時間2時間4分)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレ
ン・アレン、 ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート、ジム・ブロードベン

*日劇PLEXほかにて全国公開中
ホームページ http://www.indianajones.jp/
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<ストーリー>
1957年、女士官イリーナ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連兵が米軍基地
を襲撃。宇宙の神秘を解き明かす力を持つ"クリスタル・スカル"を探し求める
彼らは、インディ(ハリソン・フォード)を捕まえ、「あるもの」の捜索を強
要する。スキをみて脱出し、考古学教授を務める大学へと舞い戻るインディだ
ったが、そこに一通の手紙を携えたマット(シャイア・ラブーフ)という青年
が現われる……。

<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
悔しいけれど面白い、これぞエンタメ映画の王道だ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんと19年ぶりに帰ってきたインディ・ジョーンズ。今回の舞台は1957年。米
ソ冷戦を背景に、南米アマゾンの山奥に眠る秘宝クリスタル・スカルを巡って、
インディとソ連の精鋭部隊が激しいバトルを展開するというのは、過去の作品
と似たようなパターン。しかし、いろいろと変わった味付けがしてあります。

まず、オープニングが強烈。インディったら、すでに捕まっちゃってます。相
手は、女士官イリーナ(ケイト・ブランシェットの女王様キャラがスゴイ!)
率いるソ連兵。米軍基地を襲撃した彼らはインディに命じて、「何か」を捜索
させます。その「何か」というのが、なんと1947年のロズウェル事件で米軍が
撃墜したUFOから回収した異星人だっていうんですから、いやはやスケールがデ
カい。というか何でもアリなの?

その後、インディは脱出を図るのですが、そこで遭遇するのが閃光きらめくキ
ノコ雲モクモクの核実験! やっぱり何でもアリなんだ?

でもって、大学に戻ったインディのところに、『ディスタービア』のシャイ
ア・ラブーフ演じるリーゼント頭のナイフ少年マット(お前は「ウエストサイ
ド・ストーリー」か!?)が出現。それをきっかけに、インディはお宝探しに
出て、そこで再びイリーナたちソ連兵などとバトルを展開します。

この映画の最大の心配は、はたして65歳のハリソン・フォードがちゃんとアク
ションをこなせるのか?というところ。しかし、心配はご無用。よくよく考え
たら、このシリーズは、考古学者のインディがドジを踏みながらも、最後には
どうにか勝つというお話。完全無欠なヒーローよりは、ややユル〜イ感じなわ
けです。なので、ハリソンの年齢によるヨタヨタさが、けっこう良い味になっ
ていたりします。

おまけに、今回は最初から、「もう50代でヨレヨレ」という設定にしているの
で、そんなに違和感がありません。若いシャイア・ラブーフに「じいさん!」
とか言われちゃうんですから。

それでも頑張るところは頑張ってます。特に後半はアクションの連続。まさに
怒涛の展開で、危険な場所でのカーアクションに加え、謎の現地人、軍隊アリ
などの動物、巨大な滝など、次々に立ちはだかる危険に向かっていきます。シ
ャイア・ラブーフやケイト・ブランシェットなどのバックアップもあって、か
なりスリリング。息が抜けない展開です。

いやぁ〜、米ソ冷戦、核実験、宇宙人、ナスカの地上絵、UFO、古代文明など、
いろんなネタを詰め込んで楽しませるんですから。この波状攻撃はスゴイです。

アクションだけでなく、意外なドラマも展開。実はマットという青年は、イン
ディにとって思わぬ存在。そこに、彼の母親として、『レイダース/失われた
アーク《聖櫃》』のカレン・アレン演じるマリオンが登場して……。え? そ
うなの? そうなんだ? それって家族愛の物語?

クライマックスは、まるでスピルバーグ監督の「あの映画」みたい。

これぞハリウッドの底力。ていうか、これぞルーカス(製作総指揮)&スピル
バーグコンビの底力ですね。お金をかけて、ここまで徹底してつくりこんだら、
それは面白くなりますよ。悔しいけれど……。

《ぽちの満足度》
★★★☆☆(+1/2★)

《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆(+1/2★)
(極上のエンタメ映画。面白いのだから仕方がない。エンタメ映画としては一
級品です。)
                             (ぽち)

〔鑑賞データ〕
2008年6月21日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時30分の回

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◆2.メールちょうだいッ!!
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「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。

▼今週は(Lotta)さんから、『JUNO』の感想をいただきました。
<主人公がキラキラしていて、ストーリーも楽しめました。ただ、1点ふにおち
ないのは、JUNOがエコー写真を見ても、おなかを赤ちゃんが蹴っても、大
変な思いをして出産しても「母性本能」がなく、ドライなところです。でもこ
の映画で、ポーリーと2人で育てる結末よりは、子供を欲しがっているヴァネッ
サにあげてしまうほうが良い結末ですね・・・・矛盾してますが。>

また、(ワンちゃん)さんからは『奇跡のシンフォニー』の感想をいただきま
した。<『ネバーランド』『スパイダーウィックの謎』の子役フレディ・ハイ
モアが主人公の少年を好演。その笑顔・可愛さ・瞳の輝きには、男の私でも参
ってしまいました。ストーリーの行く着く先は分かっているのですが、
音楽の力と親子愛が、涙を誘います。>

ありがとうございました。

みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ
スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン
ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合
もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp

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◆3.ぽちのひとりごと
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*有名作家数人にインタビューする仕事の依頼が来たのだが、どうやってアポ
を取ればいいのだ???

*明日公開の映画では『告発のとき』『歩いても 歩いても』などが気になり
ます。
                           (ぽち)

 
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