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Cinemaの王国 vol.501〜『クローバーフィールド/HAKAISHA』

発行日時: 2008/4/9


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1週間ぶりの発行です。先週は、500号おめでとうメールをたくさんいただき、
ありがとうございました。本日より、また気持ちも新たにお届けしたいと思い
ます。

今週は2回発行。本日は、先週末より公開になった話題の大作『クローバーフ
ィールド/HAKAISHA』を取り上げました。なお、あさっては、こちらも先週末
から公開になった『おと魂(たま)♪』を取り上げます。

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【INDEX】
◆1.今週のこの1本!
  ―『クローバーフィールド/HAKAISHA』―
◆2.メールちょうだい
◆3.ぽちのひとりごと
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◆1.今週のこの1本! 〜『クローバーフィールド/HAKAISHA』〜
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●『クローバーフィールド/HAKAISHA』(CLOVERFIELD)
(2008年 アメリカ)(上映時間1時間25分)
監督:マット・リーヴス
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・
ユーストマン、 リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラー
* 新宿トーアほかにて全国公開中
ホームページ http://www.04-05.jp/
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<ストーリー>
ニューヨークを突然、巨大生物が襲う。ロブ(マイケル・スタール=デヴィッ
ド)は、恋人を救うために、ビデオカメラを持ったハッド(T・J・ミラー)、
リリーらとともに被害が甚大な地域へと足を踏み入れるのだが……。

<レビュー>
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ユニークな仕掛けで描かれたパニック映画。中身は何もないけれど……
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ニューヨークに謎の巨大生物が出現。軍隊が出動するものの、手の施しようが
ない。破壊し尽くされる街。そして逃げまどう人々……。

そんなありがちなパニック映画の筋立を、ユニークな仕掛けで描いたのがこの
映画。犠牲になった一市民によって撮影されたビデオ映像という設定で、ドキ
ュメンタリー風につくられています。

冒頭は、イチャつく男女の映像。なんじゃ、こりゃ?
実は、これ消し忘れの映像。しかも、この男女こそが、この映画の唯一の人間
ドラマの当事者なのです。

続いて、登場するのは、日本に転勤になる主人公ロブの送別パーティーの映像。
ハッドという男が、記録係としてビデオを回し続けます。どうでもいいような
パーティー風景が延々と続き、正直、退屈でたまりません。いくら全編プライ
ベートビデオという設定でもねぇ〜。

と思ったら、スタートから20分ほどで、ついに謎の巨大生物が出現!!!
その正体をチラチラとしか見せず、逃げまどう人々や破壊される街の映像で、
臨場感と緊張感を煽っていきます。さすがにこのあたりは、かなりの迫力で見
応えアリ。

その後、主人公は恋人(冒頭の消し忘れビデオの相手)のピンチを救うために、
撮影者ハッドや知人の女の子たちと、危険地域に向かいます。周囲の人間が1
人ずつ犠牲になる展開も含めて、この種の映画の定番パターンですが、それな
りにスリリングで楽しめます。

しかし、その後がダメです。エイリアンの出来損ないのような生物(巨大生物
とは別)が主人公たちを襲うに至って、それまでのリアルさは消し飛んで、オ
バカなB級テイストが漂い始めます。

そして、決定的にダメなのが、問題の謎の巨大生物の全貌をそのまま包み隠さ
ず見せてしまうこと。だって、グロテスクではあるものの、あまりにつくりも
のすぎて、驚きや恐怖が感じられないんですもの。ボクなんかむしろ笑ってし
まいました……。

当事者が撮ったビデオ映像で見せるというのは、『ブレア・ウィッチ・プロジ
ェクト』と同じ手法。襲いくるバケモノをチラチラと映すことでコワサを煽る
点では、スピルバーグの『宇宙戦争』とも似ています。

しかし、とてもその両者に及ぶ映画ではありません。『ブレア〜』には、「こ
れ、ホントにドキュメンタリーでは?」と思えるリアルさがあったけれど、こ
の映画にはそれがナシ。かといって、『宇宙戦争』のようなドラマ性や時代性
があるかといえば、そんなものもまったくナシ。中身はスカスカで、後に残る
ものが何もありません。

この映画の唯一の魅力は、テーマパークのような楽しさ。そういえば、配給会
社自ら「アトラクションタイプの映画です」と言ってましたっけ。ただ、それ
だけの映画ってことですね。

《ぽちの満足度》
★☆☆☆☆(+1/2★)

《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆
(仕掛けはユニークだけど、中身はスカスカ。観終わっても何も残りません。
テーマパーク代わりに楽しむのならいいかも……。)
                                                    (ぽち)

〔鑑賞データ〕
2008年4月5日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時の回

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◆2.メールちょうだいッ!!
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「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。

▼先週は、『寝ずの番』の感想とともにお祝いコメントをくださった(石川)
さんをはじめ、たくさんの皆様から500号祝福メールをいただきました。本名の
方が多く、お名前を出していいのかどうかわかりませんので、細かな紹介はし
ませんが、心からお礼申し上げます。

みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ
スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン
ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合
もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp

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◆3.ぽちのひとりごと
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*あさって取り上げる『おと魂(たま)♪』がなかなか良いですッ!
                         (ぽち)

 
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