トップ > エンターテイメント > 映画 > Cinemaの王国

個性派ライターによる映画レビューのマガジン。毎週1〜2本、新作映画を中心に言いたい放題で斬りまくります。

  • 最新号:2008-09-05
  • 発行周期:毎週金曜+不定期の水曜
  • 読んでる人:340人
  • 創刊日:2000-12-02
  • Score!:-点
  • コメント数 : 2
  • メルマガID:25647
  • バックナンバー:全て公開
  • 発行者サイト:あり
  • >> 月間ランキング



Cinemaの王国 vol.345〜『ゲド戦記』

発行日: 2006/8/4

★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆

☆   「Cinemaの王国」  vol.345(2006. 8. 4)
★☆
☆★☆             http://homepage1.nifty.com/pochie/
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


=======================================================================
このメールマガジンは、ほとんど自腹で年間100本以上の映画を観るライター
(ぽち)が、観た映画の感想を書くマガジンです。
=======================================================================
///////////////////////////////////////////////////////////////////////

先週号で「来週から配信スタイルを変えるかも」と言いつつ、結局今週はいつ
もと同じです。なぜかといえば、取り上げる映画が1本だけになってしまった
ので……。何の映画かといえばスタジオジブリの新作アニメ『ゲド戦記』です。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【INDEX】
◆1.今週のこの1本!
  —『ゲド戦記』—
◆2.メールちょうだい
◆3.ぽちのひとりごと
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆1.今週のこの1本! 〜『ゲド戦記』〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●『ゲド戦記』
(2006年 日本)(上映時間1時間55分)
監督:宮崎吾朗
声の出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、小林薫、夏川結衣、香川照之、内藤
剛志、倍賞美津子、風吹ジュン、菅原文太
* 日劇PLEXほかにて全国公開中
ホームページ http://www.ghibli.jp/ged/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<ストーリー>
2匹の竜が、突如、共食いを始めた。それは、世界の均衡が崩れ始めた証だっ
た。世界では様々な異変が起こり始める。偉大な魔法使い、大賢人ハイタカ
(ゲド)は、災いの原因を探る旅に出る。やがて彼は、心に闇を持つ少年、エ
ンラッドの王子アレンと出会う。影におびえるアレンを伴ったハイタカは、
ホート・タウンの街はずれにある幼なじみテナーの家に身を寄せる。そこには
両親から虐待されて捨てられた少女テルーも住んでいた。彼女は、自暴自棄に
なっているアレンを受け入れようとしない。そんな中、魔女クモの魔の手が彼
らに迫るのだが……。

<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
親の七光り映画なれど志の高さとチャレンジ精神は評価
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まあはっきり言って親の七光り映画ですね、宮崎吾朗監督は、あの世界的なア
ニメの巨匠宮崎駿監督の長男。最初からアニメを志していたわけではないよう
で、普通だったらこんなに早く監督デビューはできないでしょう。

しかも、この映画の原作はアーシュラ・K・ル=グウィンによる世界的ファン
タジー小説ですが、それがあまりにも壮大な物語ということもあって、お父さ
んの絵物語「シュナの旅」を原案にして、その枠組を使っているようです。

とはいうものの、そんな恵まれた環境に甘んじることなく、かなりのチャレン
ジをやらかしているのも事実。

基本的な構図は、正VS悪という比較的わかりやすい物語。永遠の命を得よう
とする魔女とそれを阻止しようとする大賢人ハイタカ。その狭間で揺れる主人
公アレン。そして、悲しい過去を持つ少女テルー。そうした人々のドラマはな
かなか見応えがあります。

クライマックスの対決シーンもスリルがあって、けっこうハラハラさせられま
す。ラストもそれなりに感動的。

しかし、それを通して描かれるテーマは実に重たいもの。
「世界の均衡が崩れつつある」「人間の頭が変になりつつある」という、まさ
に現在の世界をそのまま映し出したような世界を舞台に、「生と死」という
テーマを徹底的に追いかけているのです。「死があるからこそ生を大切にしな
ければならないのではないか」という監督のメッセージがグイグイと迫ってき
ます。

主人公アレンが父殺しで、精神不安定という屈折した人間なのも、アニメとし
ては異色かもしれません。彼が、大賢人ハイタカや幼なじみのテナー、少女テ
ルーらと出会う中で変わっていく成長のドラマが描かれます。

混乱の世の中ということもあって、全体のトーンもかなり暗い感じ。いくらジ
ブリのパワーがあって、有名俳優がたくさん声の出演しているにしても、これ
だけ自分の作家性を貫いた姿勢には素直に拍手を送ります。

ただし、原作を知らない筆者には、よくわからないところが多かったのも事実。
登場人物の関係性なんかがもっとわかると、より深みのある物語としてとらえ
られたのでしょうが。そのへんのわかりにくさがこの映画の難点かも……。

映像はさすがに素晴らしく、特にCGに頼り過ぎないマンガっぽい感じを残し
た映像が魅力的です。

とにもかくにも監督デビュー作としては、まずまずの映画だと思います。次回
作に期待しましょう。

《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆(+1/2★)
(ジブリ作品、それもテーマ性のしっかりした作品が好きな方は、それなりに
楽しめるのではないでしょうか。ただし、原作を読んでいない人が多いと思う
ので、ある程度のわかりにくさは覚悟してください。)
                            <ぽち>
〔鑑賞データ〕
2006年7月30日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時の回



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆2.メールちょうだいッ!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。

みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ
スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン
ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合
もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
・ホームページの掲示板もオープン中です。いつも書き込みありがとうござい
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆3.ぽちのひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*先日、時間が空いたので、『ハチミツとクローバー』を観ようと思ったので
すが立ち見で断念。映画サービスデーで1000円のうえ、夏休みだしね。最近、
立ち見で映画を観る根性はさすがになくなりました。

*明日からは『森のリトル・ギャング』が公開になります。夏の恒例『釣りバ
カ日誌』も……。
                             (ぽち)

〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜
☆このメールマガジンは
■『melma!』 http://www.melma.com/  ID:00025647
の配信システムを利用して発行しています。
====================================================================
■週刊「Cinemaの王国」  vol.345 (2006. 8. 4)
●編集発行人:ぽち
●登録・解除はこちらからお願いします。
   http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html
 (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面
  倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。)
☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の
団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ
ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。
●Copyright(c)1999-2005  ぽち  fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
====================================================================

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

当たる懸賞 TOKUTOKU
豪華商品を当てた人はみんな読んでる?。毎日、厳選したお徳懸賞・プレゼント情報を探し出してき、それをメールマガジンでお届けする。ひと目で分かりやすいの...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
子ブタタウン☆ぷひ☆
□あっちこっちの美味しい情報や楽しい話題を中心にグルメと旅行のプレゼントや懸賞情報をお届けします
こんな映画は見ちゃいけない! 
映画批評系メルマガで読者数No.1! プロの編集者が簡潔な文章と的確な表現で書き下ろす「1分で読める新作映画批評」です。映画紹介だけのメルマガにはな...
欧州映画紀行
ヨーロッパ映画専門マガジン。フランス映画を中心に、レンタルビデオで見られる欧州各国の秀作を紹介します。作品中の町並みや物語を通して、家にいながら欧州...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

三井住友銀行カードローン
金利 年6.0%〜12.0%。最高500万円までお借入可能。
最短30分審査、即日カード発行可能。
お申込はこちら⇒

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


注目情報


新着記事トピックス