Cinemaの王国 |
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=週刊「Cinemaの王国」= vol.215(2004. 2.13)
http://homepage1.nifty.com/pochie/
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【INDEX】
■1.今週のこの1本!
―『ラブ・アクチュアリー』―
■2.今週のもう1本!
―『嗤う伊右衛門』―
■3.今週のニュースあれこれ
■4.今週の新作映画公開情報
■5.メールちょうだいッ!!
■6.ぽちのひとりごと
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■1.今週のこの1本!■
みなさん元気ですかぁ〜〜〜!!(て、お前は猪木か?)
日中はやや暖かくなったものの朝晩はまだまだ寒いので、カゼひかないでね。
今週はポッカポカの映画からスタート!
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●『ラブ・アクチュアリー』(LOVE ACTUALLY)
(2003年 イギリス)(上映時間2時間15分)
監督・脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、ローラ・
リニー、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイ、ロー
ワン・アトキンソン、ビル・ナイ
*日劇PLEXほかにて全国公開中
ホームページ http://www.uipjapan.com/loveactually/
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<ストーリー>
イギリス、ロンドン。クリマスを目前にした人々のドラマが始まる。首相のデ
ヴィッドはポッチャリタイプの秘書ナタリーにひと目ぼれ。最愛の妻を亡くし
たダニエルはその息子サムの片思いの相談に。恋人に弟をとられた作家のジェ
イミーの前には外国人のオーレリアが現れる。会社社長のハリーは部下に言い
寄られ、妻カレンとの間で揺れ始める。新進画家マークは親友の妻を好きにな
り……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さまざま愛の形を描いた群像劇。心がポカポカしてきます
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カップルじゃ〜〜〜!! 客席はカップルばっかりじゃ〜〜〜!!(∋_∈)
カップルの波にもまれながら、単身映画館に突入で〜〜〜〜す!!(^o^)/
『フォー・ウェディング』、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジッド・ジ
ョーンズの日記』を生んだスタジオ、ワーキング・タイトルの映画。でもって
監督は、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジッド・ジョーンズの日記』な
どの脚本を書いたリチャード・カーティス。
とくれば、こりゃあ〜、ガチガチのラブコメだと思うでしょ。
ま、確かにラブコメはラブコメ。でも、そのへんのラブコメとは全然違います
。とにかくアナタ、カップルだけに独占させとくのは、もったいないようなユ
ニークな映画なんですから。
まず登場人物がスゴイ。主要な人物が19人。そして9つのエピソードが同時進
行するという群像劇。
これだけでもフツーのラブコメではあんまり見られない構成。おまけに取り上
げられるのは「愛」。といっても恋愛だけじゃなくて、親子の愛、姉弟の愛、
仕事のパートナーの愛など、いろんな愛の形なんです。
そのなかでも魅力的なのがキャラクター。
首相と秘書。妻を亡くした男とその義理の息子。恋人に弟をとられた作家とメ
イド。デザイン会社を経営する男と妻。スターの代役としてカメラの前に立つ
男と女。はては「アメリカに行けば好きなだけヤレる!」と信じるモテない男
まで出てきてさぁ大変。
いろんな登場人物がバラエティーに富んだドラマを展開するので、観客は必ず
誰かに共感できるってワケ。 (^-^)
フツーここまでたくさんの人が登場すると、話がとっ散らかっちゃうものです
が、この映画ではそうはなりません。テンポよくポンポンとシーンをつないで
、うまいこと一つの束にまとめていきます。
で、笑えるんだ、これが。コメディーとしてのポイントはかなり高い。
誰にでもウケるネタも多いけど、ボク的に気に入ったのは政治ネタや音楽ネタ
などのマニアックなネタ。
老ロックスターがバックにエッチなオネエちゃんバンドを従える図は、惜しく
も去年亡くなったロバート・パーマーのプロモ・ビデオそっくりだったりして
……。アメリカ大統領(なんとビリー・ボブ・ソーントン!)やサッチャー元
首相、ブレアー首相などをコケにする皮肉タップリのところも、とっても笑え
ます。 (^。^/)
こうして楽しく笑いながら、たくさんの「愛」の姿を見ているうちに、なんだ
か温かな気持ちになってくるから不思議なもの。
ポジティブだけどけっしてお気楽でないし、優等生的な描き方もしていない。
皮肉や苦味がタップリで、ラブコメにありがちなお決まりの幸せパターンばか
りじゃない。それがとってもいいんです。
危機にある中年夫婦の奥さんが、ダンナから好きなジョニー・ミッチェルのC
Dを送られて、一人で涙にくれるシーンがあるんですけれどねぇ〜。あれなん
か良いシーンでしたねぇ〜。ああいう深みのあるシーンがあるから、ただのラ
ブコメで終わらないんですよね。
「世の中は愛にあふれている」な〜んて言われると、「なーにお気楽なこと言
ってんの!」と言いたくなるヒネクレ者のボクですが、思わず「そうだよなぁ
〜」とうなづいてしまいました。つくり手の温かで優しい気持が伝わってくる
し、イヤミがまったくないんです。だから、素直に受け入れられる。
オープニングとラストを空港でつなぐオシャレな構成も見事。
愛に関する曲を集めた音楽もステキです。
役者さんもバラエティーに富んでいて楽しい。
なかでも老ロッカーを演じたビル・ナイのハジケ方は最高!
ヒュー・グラントの首相も意表をついていておもしろかったし、チョロっとだ
け出るローワン・アトキンソンも笑わせてくれました。
お子様から中年夫婦まで、いろんな「愛」を描いて共感させる映画(できたら
老カップルも出して欲しかったけど)。
さすがにこれだけたくさんのエピソードを描くと、ややツッコミ不足だったり
、「ボクならもうちょっとヒネッて描くけどなぁ〜」という物足りないエピソ
ードもあるけれど、全体としてはそんなに気になりませんでした。
観終わって心がポカポカすることは間違いなしですヨ〜〜〜〜。愛ってステキ
! (*^。^*)
《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆(+1/2★)【かなりオススメ。観たほうがいいんじゃない?】
(ラブコメだからって敬遠しないでネ。カップルじゃなくてもオススメ。)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2004年2月10日(火)シネマサンシャインにて。午後4時50分の回。
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜
■2.今週のもう1本!■
2本目は舞台演出家として有名な蜷川幸雄監督の映画です。
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●『嗤う伊右衛門』
(2003年 日本)(上映時間2時間7分)
監督:蜷川幸雄
出演:唐沢寿明、小雪、香川照之、池内博之、椎名桔平
*ヴァージンシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開中
ホームページ http://iemon.com/web/
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<ストーリー>
浪人の伊右衛門(唐沢寿明)は、御行乞食の又一(香川照之)の仲介で、病気
で顔の片側が崩れてしまった岩(小雪)に婿入りする。しかし、腹黒い与力・
伊藤喜兵衛(椎名桔平)の策略で離縁させられてしまい……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
復讐劇のスゴミは魅力だが、主人公夫婦の心情が描ききれず
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「嗤う伊右衛門」て難しいタイトルやなぁ〜。 (~ヘ~;)
なに? 原作は京極夏彦の小説? すんません。読んでませ〜〜ん!(と開き
直る)
どうやらあの「四谷怪談」をベースにした話みたいです。といっても、極悪人
の夫・伊右衛門は妻の岩を愛する真面目な夫に、岩も幽霊ではなく伊右衛門を
愛する妻として描かれています。で、サブタイトルに「エターナル・ラブ」な
んてつけたワケね。永遠の愛の物語ってことですか……。
ストーリー的にはこんな感じ。
浪人の伊右衛門と顔が崩れたお岩さん。心に傷を持つ2人が結婚して、少しず
つ心が通い合う。ところが、かつて岩の顔が崩れる前に言い寄っていた筆頭与
力・伊藤喜兵衛が、二人の仲を裂こうと画策する。
愛し合う2人を引き裂こうとする極悪非道の上司。その悪の所業にやがて復讐
の刃がぁ〜〜〜。 (▼、▼メ)
という話なのですが、いきなりボクは引いちゃいましたぜ。 ┐(´-`)┌
セリフがねぇ、なんだかとっても仰々しいのよ。役者の演技もワザとらしすぎ
るし。いくら時代劇でもちょっとねぇ〜。
ま、監督が蜷川幸雄だから、演出が舞台みたいに大げさになるのは仕方ないと
しても、脚本(筒井ともみ)までそっちに走っているのはどーなんですか?
個人的にはこういうのは勘弁して欲しい。 (´ヘ`;)
特に気になったのが、伊右衛門とお岩さんの心の揺れ動き。最初はギクシャク
していたのが、しだいに仲良くなっていくというのだが、それがほとんどセリ
フだけで描かれるので素直に心に入ってこない。おまけに、「しだいに仲良く
」ならなくちゃいけないのに、描き方が雑でそのあたりがうまく描けていない
んです。
この2人の結びつきがきちんと描けないと、あとあとのオドロオドロしいドラ
マが生きてこないんだよねぇ〜。
しかも、2人の心情以外にも、伊藤だの、又一だのが抱えた闇の部分まで描く
から、伊右衛門とお岩さんの「エターナル・ラブ」の世界に素直に入り込めな
いんじゃ〜〜〜! 欲張りすぎだよ。このシナリオったら。
でも、さすがに映像はきれいです。舞台同様に、蜷川監督の美意識が炸裂して
、まさに芸術的な映像。暗めのタッチが独特の雰囲気を生み出しています。
役者もいいですねぇ〜。 (*^_^*)
特にお岩さん役の小雪は絶品。顔が崩れるという悲劇にあいながら、キリリと
生きていく強さがすばらしい! これに比べれば『ラストサムライ』の時の演
技なんて、小さい、小さい。
その夫役の唐沢寿明や、ニセの坊さん役の香川照之、池内博之や六平直政あた
りの演技も見事でしたが、そのなかでも椎名桔平の悪党ぶりはスゴイです。ボ
クなんか伊右衛門に代わって、成敗したろうかと思いましたもん。ホント。て
めぇ〜なんか人間じゃねぇ。叩き斬ったるぜ!!!! (`´メ)
前半の伊右衛門と小雪の心のふれあいは全然でしたが、後半のオドロオドロし
い復讐劇は、バツグンにおもしろくなります。ゾクゾクするようなすさまじい
展開。限定された空間で、ただならぬ緊張感と迫力が漂います。
特にクライマックスのスゴミは出色。舞台的な仰々しさが、逆にここでは生き
ています。
蜷川監督らしい映像美や役者の演技に見どころがあるだけに、もう少し全体を
スッキリさせて楽しませて欲しかった、というのがボクの結論。
ところで、ラストのあの俯瞰は何なんですか? (・_・?)
いきなり現代の東京に飛んじゃうってのは、どういう意味なの?
いまも四ツ谷あたりじゃ、お岩さんと伊右衛門の怨霊がうごめいているとでも
いうんでしょうか??? うらめしや〜〜〜〜〜〜。 〜〜〜〜〜(m--)m
《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆(+1/2★)【ちょっとだけオススメ。おヒマでしたらどうぞ】
(蜷川監督らしい映像美とスサマジイ迫力は買うけれど、主人公夫婦の心情の
描き方が雑すぎて……。)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2004年2月7日(土)シネ・リーブル池袋にて。午後4時25分の回。
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■3.今週のニュースあれこれ■
◎コリン・ファレルが、ロケ先のバンコク市内のホテルで足を踏み外しケガ。
◎『スター・ウォーズ』旧3部作のDVDが9月に全米発売。
◎『インディ・ジョーンズ4』、脚本にダメ出しで撮影延期に。
てな感じの今週。
『インディ・ジョーンズ4』はフランク・ダラボンがせっかくシナリオを書き
上げたのに、プロデューサーのジョージ・ルーカスがダメ出ししたとか。『シ
ョーシャンクの空に』『グリーン・マイル』の監督にケチつけるなんてさすが
ルーカス!? でも早くつくんないとハリソン走れなくなっちゃうヨ。(笑)
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■4.今週の新作映画情報■
<今週末(2/14)に公開のおもな新作映画>
● 『クリビアにおまかせ!』
→ http://www.klivia.jp/
● 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
→ http://www.lotr.jp/
● 『HEAT −灼熱−』
→ http://www.kss-movie.com/heat/index.html
● 『恋する幼虫』
→ http://www.vesta.dti.ne.jp/~rings/
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■5.メールちょうだいッ!!■
「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。
◆今週は『シービスケット』の感想から。
<久しぶりにいい作品に出会った感じがしました。実話をもとにしているので
、制作側も大変であったかと思うのですが、原作を読んでいない人や、我々日
本人のために時代背景を説明してくれながらのストーリー展開は、ありがたか
ったですね。わからないところが少しあったので、僕は、原作も読んでみたの
ですが、原作もなかなかのものでした。映画以上の出来事が細かく記載されて
あり、映画を2度楽しめました。 (じゅんじ)さん>
<観終わった後、久しぶりに、とてもさわやかな気分になれました。登場人物
が、皆、なんて、やさしいんだろう。と、感激しました。あの淡々とした描き
方、ぼくは、大好きです。 (としお)さん>
◆なかなか評判がいいッスね。続いては『MUSA−武士−』の感想。
<偶然の出会いから「敵の姫」を守ることになった武士たちと、追撃する元軍
との壮絶な戦いが始まる・・・というような話で、単館上映ながらリピーター
が多いとの一部で評判になっているもので興味を持って観に行きました。人の
見方に違いがありますが、人物の個性の描き方が丁寧といえず、内容も黒澤作
品と似通ってる感じが強い。黒澤作品をあまり観てない人にはうけるかもしれ
ませんね。 (badboy)さん>
◆韓国映画にしては珍しい大河歴史ロマン。東京では終わっちゃったんだよな
ぁ〜。ビデオで観ようかなぁ〜。
メールをくださったみなさん、ありがとうございました。m(._.)m
みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ
スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン
ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合
もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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■6.ぽちのひとりごと■
*明日はバレンタインデー。チョコがもらえるアテはないのだが、ロッテリア
のバレンタインのスクラッチで「サーターアンダーギー(1個入り)」という
のが当たった。でも、それってなに?
(ぽち)
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☆このメールマガジンは
・『melma!』 http://www.melma.com/ ID:m00025647
を利用して発行しています。
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■週刊「Cinemaの王国」 vol.215 2004. 2.13
●編集発行人:ぽち
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(発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面
倒でもホームページまたは上記システムからお願いします。)
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団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ
ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。
●Copyright(c)1999-2004 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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