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Cinemaking vol.145
発行日: 2002/9/27★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・
=週刊「Cinemaの王国」= vol.145(2002. 9.27)
http://homepage1.nifty.com/pochie/
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【INDEX】
■1.今週のこの1本!
―『サイン』―
■2.今週のもう1本!
―『イノセント・ボーイズ』―
■3.ニュースのツボ
■4.メールちょうだいッ!!
■5.ぽちのひとりごと
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■1.今週のこの1本!■
『シックス・センス』『アンブレイカブル』のM.ナイト・シャマラン監督の
新作がついに登場! さっそく行ってまいりました〜。
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●『サイン』(SIGNS)
(2002年 アメリカ)(上映時間1時間47分)
監督・脚本・出演:M.ナイト・シャマラン
出演:メル・キブソン、ホアキン・フェニックス、ローリー・カルキン、アビ
ゲイル・ブレスリン、チェリー・ジョーンズ、パトリシア・カレンバー
*日比谷スカラ座、渋東シネタワーほかにて全国公開中
ホームページ http://www.movies.co.jp/sign/index.html
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<ストーリー>
元牧師のグラハム(メル・キブソン)のトウモロコシ畑に、ある朝突然、巨大
なミステリーサークルが出現する。やがて同様のミステリーサークルが世界中
に出現。グラハムは子供たちとともに、恐るべき事態に直面していく……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「天才的サギ師」シャマラン監督にダマされてみるのも悪くない!?
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『シックス・センス』『アンブレイカブル』に続くM.ナイト・シャマラン監
督の話題作。彼の今回の脚本料は、史上最高の1000万ドルとか。ボクの脚本料
の何千倍なんでしょうか。うらやましすぎるゾ〜〜〜!! (^0^)
誤解を恐れずに言えば、シャマラン監督は天才的サギ師です。
いかにも謎めいたタッチでハッタリをかましまくり、観客を魅了する。で、最
後に「あらららら……」というオチをつける。オチがわかっちゃえば「な〜ん
だ」となるわけですが、そこに至るまではけっこう楽しめる。
ほら、サギ師にだまされてる間はみんな幸せでしょ? お金がたくさん儲かる
とか、幸せな結婚ができるとか、夢と希望に満ちあふれてるもん。
それが最後に虚構だとわかって、みんな落胆したり怒ったりするんです。結末
さえ無視しちゃえば、そこに至るまではけっこう充実した精神状態。
シャマラン監督の映画はそういう映画なんですヨ。
今回の主人公は元牧師のグラハム。自分の弟と2人の子供とともに住んでいる
。妻はどうやら亡くなったらしい。
ある朝、グラハムのトウモロコシ畑に巨大なミステリーサークルが出現する。
誰かのイタズラなのか? それとも何かの兆候(サイン)なのか?
やがて世界各地で同様なミステリーサークルが出現。そして、上空には無数の
UFOが姿を現す。
そして、グラハム一家は恐るべき事態に直面していく……。
今までも不可思議世界を素材に取り上げてきたシャマラン監督。今回はミステ
リーサークルだの、UFO話だのを取り上げているわけですが、いまどきこの
程度の素材じゃ誰も驚きやしません。別に目新しくも何ともない。
でも、そんなことはどうだっていいんです。どんなにネタがつまらなくても、
この人の手にかかりゃイチコロ。バツグンのテクニックで最後まで観客を飽き
させない。まさに天才的サギ師ぶりが大爆裂ですぅ〜〜〜!! (^o^)/
ミステリーサークルの真相。グラハムの妻の死の真相。そんな肝心のところは
、当然ながら最後のほうまで隠しておきます。そして、チラチラとその断片だ
けを見せていく。
だから、観客は「何なんだこれは?」「きっと何か大きな謎があるに違いない
」と不安や期待をどんどん募らせていくんです。 (・_・?)
伏線の張り方も効果的。あとになって意味を持つことを話の途中に織り込んで
いくんですが、同時にあんまり意味のないこともいかにも意味ありげに描いて
いく。それによってますます観客の心は混乱していく。 (?_?)
特に今回は、舞台のほとんどがグラハム家の家の中とトウモロコシ畑で、外界
の様子はテレビなどを通して描かれるのみ。その凝縮された空間で、登場人物
の行動や心理に的を絞った描写を展開。おかげで、観客はグラハム一家と一体
化して、彼らと同じ恐怖や絶望を感じることができるのだ。
このスリリングさや、ミステリアスさは、これまでのシャマラン作品の中で最
高かも。いやぁ〜、ホントにうまい脚本と演出ですねぇ〜。
ただし、最初に言ったように結局はハッタリなんですヨ。最後に明かされる真
実やオチは別にどうってことはない。前2作のオチもボク的にはちっとも驚か
なかったんですが、今回はさらに平凡なオチ。ホアキンたらフォームがまだま
だ甘いなぁ〜。 (^0^)
だから、もしもこの映画を楽しむなら、サギであることを知りながら、あえて
その術中にハマるのがベスト。ラストの展開には期待しないで、そこに至るま
での過程を楽しむべきです。
また、ドラマ的な深みも期待しないで下さい。一応、信仰を捨てた元牧師が、
事件を通して変わっていく……みたいなテーマが描かれるんですが、はっきり
言ってありきたりでつまらんメッセージしか伝わってきません。だから、どう
したんだよ! (`ヘ´)
ちなみに、いつも自ら出演するシャマラン監督。今回はさらに露出が増えて、
メル・キブソンと堂々と渡り合っておりました。
そういう意味でも、彼がやりたいことは全部やっちゃってる映画だと思います
。彼のサギ師ぶりにハマれるかどうかが、この映画を楽しめるかどうかの分か
れ目。さて、あなたはどうですか?
《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆(+1/2★)
(天才的サギ師ぶりがますます冴え渡る。ただし、個人的には、そろそろ飽き
てきちゃった。「もうちょっと違ったこともやってくれないかな」って感じ。)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2002年9月24日(火)池袋HUMAXシネマズ4にて。午前11時20分の回。
混雑度/B(大劇場で3分の1ぐらいの入り。休日はかなり混雑するかも。)
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*この作品のもう少し詳しいデータ(製作、撮影監督等)をホームページに載
せておきました。
http://homepage1.nifty.com/pochie/vol145signs.htm
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜
■2.今週のもう1本!■
2本目はジョディ・フォスターが製作にも参加した青春映画です。
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●『イノセント・ボーイズ』(THE DANGEROUS LIVES OF ALTAR BOYS)
(2002年 アメリカ)(上映時間1時間44分)
監督:ピーター・ケア
出演:ジョディ・フォスター、キーラン・カルキン、エミール・ハーシュ、ジ
ェナ・マローン、ヴィンセント・ドノフリオ
*日比谷みゆき座、新宿武蔵野館ほかにて全国公開中
ホームページ http://www.innocent-boys.jp/
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<ストーリー>
厳格なカトリック校に通う14歳のフランシス(エミール・ハーシュ)、ティム
(キーラン・カルキン)たち4人組は、いつも問題を起こし校長のシスター・
アサンプタ(ジョディ・フォスター)から目の敵にされていた。そんな中、フ
ランシスはあこがれの少女マージーとつき合い始める。一方、ティムの発案に
よるイタズラはどんどんエスカレートし……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
青春の輝きと残酷さを描いた映画。アニメがジャマだぁ〜〜〜!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キャーッ!! イケてる男のコたちがたくさん登場ヨ。うれしいぃ〜〜〜!!
O(^-^)O (て、アンタ何者だ?)
まあ、要するに、日本でいえば中学生ぐらいの子供たちの反抗と挫折を描いた
映画。スティーブン・キング原作の名作『スタンド・バイ・ミー』と似た素材
の青春映画です(こっちのほうがかなり苦〜い内容だけれど。)。
原作は31歳で亡くなった作家クリス・ファーマンの処女作にして遺作「放課後
のギャング団」。
物語の中心人物は、フランシスとティムという2人の生徒。彼らを含む4人の
悪ガキは、厳格なカトリック校に反発して、酒やタバコは当たり前、いっぱい
悪いことをして女校長から目の敵にされている。
そんな中、フランシスはあこがれの美少女マージーとつき合い始める。だが、
彼女にはどことなく陰がある。
一方、ティムは以前から仲間とともに続けていたイタズラをエスカレートさせ
、ついにとんでもないことを計画する……。
根っからの悪人というわけではないけれど、子供時代特有の反発心などからつ
い悪事に手を出してしまうことがあるもの。だが、それが思いもしないことを
引き起こして、取り返しのつかない悲劇を生んでいく。 W(゜O゜)W
こういう映画のポイントは、いかに子供たちの心情や行動を生き生きと描き出
すかにあります。そういう意味では、まずまずよくできた映画だと思う。
なんといっても、主役のエミール・ハーシュやキーラン・カルキン(ご存知マ
コーレ君の弟ね)など、登場する子供たちがみんな輝いている。いかにも子供
らしい笑顔と、悪魔のような表情が同居するさまがなんともいえないんですよ
ね。陰のある少女役のジェナ・マローンの危うさも良かった。
そして、この映画がユニークなのは、主人公フランシスがマンガが得意で、自
分たち4人がヒーローで校長を悪のボスに仕立てた自作のコミックを描いてい
るところ。その名も「アトミック・トリオ」! 彼らは最強のヒーローに変身
し、シスター・アサンプタの顔をした尼ゴジラ率いる悪の軍団と戦うのだッ!
というわけで、物語のところどころで、彼らの内面を象徴するものとしてアニ
メがたくさん挿入されているんです。それも「スポーン」のトッド・マクファ
ーレンが製作に参加した本格的アニメ。アニメファンには涙ものかも。(T^T)
でも、ドラマ的にはそのアニメが逆効果になっている気がします。そこで流れ
が止まっちゃって、子供たちの切ない思いや、ジリジリした心情があんまりリ
アルに伝わってこないんです。おもしろいのはおもしろいんだけどサ。
そのせいか、子供たちの行動の動機付けがイマイチ曖昧に思えます。たぶん周
囲の大人や世の中に対する反発が、彼らを無鉄砲なイタズラに駆り立てている
んだろうけど、それがアニメが入ることによってボヤけちゃってる。考えよう
によっては、ただの悪ガキの暴走にしか思えないんですよね。そこがどうにも
弱いよなぁ〜。 (´ヘ`;)
個人的には、アニメはナシにして真正面から描いてくれたほうが、もっと心が
揺さぶられる映画になったと思うんですけれど。
衝撃のラストにも「ああそうですか」ってなもんで、イマイチ感情移入できま
せんでした。うーん、残念。もっとヤケドしそうなぐらいの、ヒリヒリするよ
うな、つらさや切なさを味わいたかったよ〜ん。クーガーはコワかったけど。
まあ、それでも青春時代の輝きと残酷さは、それなりに表現されている映画だ
と思います。製作にも参加しているジュディ・フォスターがほれ込んだという
原作を読んでみたくなりました。
ただなぁ、ジョディ・フォスターはもっと意地悪なほうがよかったゾ。『パニ
ック・ルーム』の鬼の形相をもう一度見せてくれぇ〜〜〜!! (^。^/)
《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆
(アニメがどうにもジャマな感じ。「あれがあるからこそ良い映画だ!」と思
う方もいるんでしょうが、個人的には好きになれませんでした。ゴメン)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2002年9月26日(木)テアトルダイヤにて。午前11時45分の回。
混雑度/B(平日の午前中にしてはそれなりに……。)
------------------------------------------------------------------
*この作品のもう少し詳しいデータ(製作・撮影監督等)をホームページに載
せておきました。
http://homepage1.nifty.com/pochie/vol145innocentboys.htm
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■3.ニュースのツボ■
<「オーシャンズ11」の続編を製作!?>
☆大家さん/ソダーバーグ監督がジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、
ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン他前回のメイン・キャストたちに声を
かけているとか。舞台をヨーロッパに移し、タイトルは『オーシャンズ12』だ
というウワサもあるらしい。
★熊さん/数を増やせばいいってもんじゃないんだから。でも、12人目は誰が
やるの?
○ハマダコーイチさん(特別出演)/私なんかどうでしょう。カジノといえば
、私。かつてラスベガスで、すってんてんにされたハマコーだぁ!
☆大家さん/そういえば、この方をテレビドラマの主役にした無謀なテレビ局
があったけ。もうみんな忘れてるだろうなぁ〜。
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜
■4.メールちょうだいッ!!■
「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。
みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや「こんな作品を取り上げて欲し
い」といったリクエスト、自分が観た映画の感想、映画に関する疑問・質問な
ど、気軽に下記までメールをくださいネ。できれば名前(ハンドルネーム可)
を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合もあります。載
せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで
fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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■5.ぽちのひとりごと■
*そろそろ10月なので、誌面をリニューアルしようかと考慮中。でも、どこを
どうすればいいか全然思いつかん(笑)。なんかアイデアがあれば教えてくだ
さいませ〜。
*先週末に久しぶりにスタジオに入ってベースを弾いたら、指がつってしまっ
た。ナマっとるなぁ〜。ちゃんと練習しなきゃ。
(ぽち)
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☆このメールマガジンは
・『melma!』 http://www.melma.com/ ID:m00025647
を利用して発行しています。
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■週刊「Cinemaの王国」 vol.145 2002. 9.27
●編集発行人:ぽち
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(発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面
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団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ
ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。
●Copyright(c)1999-2002 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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