Cinemaの王国 |
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☆週刊「Cinemaの王国」☆ vol.122(2002. 4.19)
http://homepage1.nifty.com/pochie/
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なんか冬から急に夏になっちゃった感じですね。4月なのにTシャツ1枚で過
ごせるんですから……。
これって、やっぱり異常気象じゃないの? 地球の事がちょっと心配です。
まあ、ビールがおいしく飲めるのはうれしいんですけど。(笑)
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【INDEX】
■1.今週のこの1本!
―『光の旅人 K−PAX』―
■2.今週のもう1本!(先取り編)
―『陽だまりのグラウンド』―
■3.ニュースのツボ
■4.メールちょうだいッ!!
■5.ぽちのひとりごと
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■1.今週のこの1本!■
先日『シッピング・ニュース』が公開されたばかりのケビン・スペイシーの次
の主演作が公開になりました。かなり変わったSF映画です。
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●『光の旅人 K−PAX』(K−PAX)
(2001年 アメリカ)(上映時間2時間1分)
監督:イアン・ソフトリー
出演:ケビン・スペイシー、ジェフ・ブリッジス、メアリー・マコーマック、
アルフレ・ウッダード、デヴィッド・パトリック・ケリー
*日劇3、渋東シネタワーほか東宝洋画系にて全国公開中
ホームページ http://www.k-pax.jp/
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<ストーリー>
マンハッタン医学協会の精神科部長を務めるマーク・パウエル(ジェフ・ブリ
ッジス)のもとに、ひとりの患者が転送されてくる。プロート(ケビン・スペ
イシー)というその男は、自分は地球から1000光年離れたKーPAXという惑星
から、光エネルギーに乗ってやって来た異星人であると主張する。患者たちは
彼が異星人であることを疑いのない事実として受け入れるが……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
"癒し系"エイリアン映画登場! 独特のホンワカさに浸かってみる?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エイリアンの映画といえば、SFX使いまくりのド派手な映画を想像しがち。
でも、この映画はまったく違います。最初から最後まで穏やかな雰囲気がスク
リーンを支配。それどころか登場するエイリアンときたら、なんとまあ人間を
癒しちゃうんですから……。 (*^。^*)
スリの疑いで連行されたプロートという男。彼は「自分は1000光年離れたK−
PAX星からやってきた異星人だ」と主張する。
今の世の中でそんなことを言えば、頭がおかしいと思われるのは当然のこと。
そこで、彼はある病院に送られる。
その病院の精神科部長がマーク・パウエル。マークは初めのうちプロートを妄
想患者だと思い、治療にあたろうとする。だが、プロートはK−PAX星のこ
とをリアルに説明する。おまけに、バナナを皮ごと食べたり、天文学者も驚く
ような星の軌道計算を披露したり、犬と会話をするなど不思議な能力を発揮。
そんな彼の様子を見ているうちに、マークの自信は揺らぎ始める。 (~ヘ~;)
やがてプロートは星に帰る際に、一人だけ地球人を連れて行くと言い出す。彼
が異星人だとすっかり信用した周囲の患者たちは、「自分を連れて行ってくれ
!」と色めきたつ。
一方、マークは催眠療法でプロートの過去を探り始める。
プロートが星に変える日はもう間近。はたしてそれまでに彼の正体はわかるの
だろうか?
映画全体を引っ張るのは、「プロートって、いったい何者?」という興味。
その中で、前半はプロートの不思議なエピソードが淡々と積み重ねられていき
ます。ドキドキ&ハラハラなところはほとんどナシ。それでも全体を包むムー
ドが心地よいので、知らず知らずに引き込まれてしまいました。
プロートのキャラが魅力的なんです。
彼はまるで仙人のような人物。ミステリアスさと同時にホンワカしたムードを
漂わせている。何事に対しても落ち着いた態度で接し、考えることも純粋で曇
りがない。彼によれば「目には目を」などという考え方を持つのは宇宙の中で
地球人だけ。宇宙には争いもなく、悪人もいないという。
おやおや、なんとも甘っちょろい理想主義。あんまり甘すぎて虫歯になっちゃ
うゾ〜〜!! (`ヘ´)
な〜んて思ったりもしたのですが、観ていてそんなにイヤミな感じはしません
でした。
何しろケビン・スペイシーがうま〜く演じているんですよね。無表情に異星人
のミステリアスさを出しながらも、存在感は失わない。独特のホンワカ・ムー
ドで包みながら、チラッと理想論を語るから、あんまり反発を感じないんです
。見た目は異星人というよりはただのオヤジなんですけどね。 (^。^/)
そんなプロートと接しているうちに、マークや患者たちは次第に癒されていく
。患者たちは明るくなり、マークは家族に目を向け始める。これが前半の大き
なテーマです。
(ちなみに、プロートによればK−PAX星人は結婚をせず、家族も持たない
とか。実は、これが後半のプロートの正体探しに大きく関わってきます。)
マーク役のジェフ・ブリッジスの存在感も見逃せません。こちらもけっして極
端に染まったキャラじゃないだけに、演じるのは意外に難しい役どころ。そこ
で人間的な弱さをさりげなく出すところはサスガですねぇ〜。
ただし、彼がプロートに癒されるというテーマを考えれば、もう少し家族を犠
牲にする仕事人間の側面を強調した方がよかったかな、という気も……。
さてさて、後半になると、プロートの正体探しの要素が強くなります。いわば
SFとミステリーを合わせたような魅力が楽しめるワケ。
ただし、ここも前半同様にどちらかといえば淡々と話が進んでいきます。
しかし、マークがプロートに対して催眠療法を行ううちに、ようやく少しずつ
ザワザワした感じに。
クライマックスでは「ギョッギョッ」としてしまう劇的展開に突入。一応、プ
ロートの正体が示されるものの、すべてをクリアにするのではなく、最後まで
ミステリアスさは残しています。
まあ、スッキリせずに不満に思う人もいるでしょうけど、映画全体の流れの中
ではあれしかなかったかなという感じのラストです。
この映画の大きな欠点は、ストーリーにヒネリがなくて、起伏に乏しいところ
。特に後半のプロートの正体探しにはイマイチ深みがない。もう少し、ストー
リー的なおもしろさを追求して欲しかった気がします。
それでも、あの独特のぬくもり感はたまりませんね。登場人物がプロートに癒
される様子を見ているうちに、観客もぬくぬくした気分になってきます。特に
ストレスのたまった人は、かなり癒されるんじゃないかなぁ〜。 (#^.^#)
ただし、SFにしては地味だし、はっきり白黒のつく映画でもないので、個人
的に好き嫌いは分かれるかもしれませんね。
それにしても、まさかエイリアンに癒されるとは思わなかったヨ〜。(笑)
SFまでが癒し系になっちゃうってのはどーなんでしょう? やっぱりそれだ
けみんなストレスたまってんの?
まあ、世界中がメチャクチャなのは確かでしょうけど。
《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆(+1/2★)
(癒されたい人にオススメ! いわゆる「エイリアン映画」のイメージを離れ
て観にいきましょう。もちろんお腹からエイリアンが飛び出したりはしませ〜
ん。)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2002年4月15日(月)シネマサンシャインにて。午後2時15分の回。
混雑度/B(40人ほどの入り。平日昼間にしてはまずまずという感じ)
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*この作品のもう少し詳しいデータ(製作・撮影監督等)をホームページに載
せておきました。
http://homepage1.nifty.com/pochie/vol122kpax.htm
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■2.今週のもう1本!(先取り編)■
今週も先取り編で行きます。明日から公開になるキアヌ・リーブス主演の感動
作を取り上げました。
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●『陽だまりのグラウンド』(HARDBALL)
(2001年 アメリカ)(上映時間1時間46分)
監督:ブライアン・ロビンス
出演:キアヌ・リーブス、ダイアン・レイン、ジョン・ホークス、D・B・スウ
ィーニー、マイク・マッグローン、スターリング・エリージャ・ブリム
*明日(4/20)から丸の内ピカデリー2、渋谷シネパレスほかにて全国公開
ホームページ http://www.hidamari-ground.com/
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<ストーリー>
ギャンブルにのめりこんで落ちぶれたコナー・オニール(キアヌ・リーブス)
。執拗な借金の取り立てに苦しむ彼は、幼なじみで保険会社のエリート、ジミ
ーを訪ね借金を申し込む。そこでジミーが持ち出したのは、週500ドルで少年野
球チームのコーチをする話。嫌々ながらお金のために承諾するコナーだったが
……。
<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
わかっちゃいるけど感動しちゃう。お子ちゃまたちの演技に感服です!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ダメ男がひょんなことから少年野球チーム(こっちもダメチーム)を指導して
、やがて子供たちに自信を与え、自分も立ち直っていく。
キャッチコピーはズバリ「僕は、野球を教えた。子供達は、僕に人生を教えて
くれた。」
ってクサイよなぁ〜。もろ定番の感動物語だもんなぁ〜。イヤだなぁ〜。
(´ヘ`;)
なので、ちょっと引いて観たんです。ところが、これが意外にまあ……。
主人公コナーはギャンブル大好きのダメ男。バスケ試合に賭けてボロ負けして
、総額1万1千ドルの借金を作ったうえ、バーで大暴れして留置所にぶちこま
れる。
親友ティッキーに保釈金を払ってもらい留置所から出たものの、待ち受けてい
たのは執拗な借金の取り立て。
困った彼は、保険会社でエリートの道を歩む幼なじみのジミーを訪ねて借金を
申し込む。ところが、ジミーは「週500ドル払うから少年野球チームのコーチ
をしてくれ」と依頼。
子供など相手にしたことがなく困惑するコナーだが、背に腹は変えられず仕方
なくOKする。
こうして少年野球チーム<キカンバス>のコーチになったコナー。だが、チー
ムはユニフォームもなく道具もボロボロ。それでも子供たちの瞳は野球への情
熱で輝いている。
コナーは彼らを指導するうちに、野球以外でも子供たちの生活と深く関わるよ
うになる。そしてコナーと彼らの絆は深まっていくのだが、そんな中ある悲劇
が起きる……。
ま、よくある話だし、展開もほぼ予想がついちゃう。こんなお決まりの映画で
感動なんかできるかぁ〜〜〜!!!
と言いたいところですが、これが意外に楽しめちゃいました。 (*^_^*)
展開時代はつまらないから、あとはその場その場でどううまく見せて、感動に
つなげていくかが勝負。その点、なかなかよくできた映画だと思いました。
子供たちがスラム街に住む黒人で、殺人、暴力といった現実に直面していると
いう設定が効果的。リアルで、このテの感動物語にありがちなウソくささを消
しています。それを物語の後半部分の重要なネタにつなげたところも、巧みな
脚本だと思います。
しかも、その子供たちひとりひとりの個性がクッキリ表現されているんですよ
ねぇ〜。
「キカンバスだけに言うこと聞かんバス」てのは冗談ですが、みんなユニーク
なキャラで魅力タップリなんですヨ。ラップを聞かないと投球できないピッチ
ャーとかサ。マンガの「ドカベン」並みのユニークさです。悪球打ちの岩鬼や
秘打白鳥の湖の殿馬はいませんけどね。 (^0^)
演じるのは、ほとんどシロウト同然の子供たちだとか。でも、それがかえって
自然な感じを出していてよかった。
そして、最大の勝因はお説教くさくないこと。
こういう感動物語って、「どうだ感動しろ! これでもか〜!!」とばかりに
感動の押し付け爆弾をぶつけてくる映画が多いでしょ? でも、この映画には
そういうところがないんです。おかげで、コナーと子供たちの心の交流も素直
に受け止められました。
映画では、主人公のコナーとダイアン・レイン演じる女性教師エリザベスとの
ロマンスも描かれますが、これもまたわざとらしい感じではない。
本筋から外れない範囲で控えめに描かれるので、全体の雰囲気を盛り上げる役
目を果たしています。
後半は、キカンバスが大会に出場して旋風を巻き起こす様子が、テンポよく描
かれます。このあたりでは、かつての『がんばれ! ベアーズ』のようなスポ
ーツ映画の痛快さも味わえます。このへんの見せ方もかなりのもの。(そうそ
う、あのサミー・ソーサも特別出演してますヨ。)
その反面、前半の描き方がややお決まりっぽいのと、テンポがモタっているの
がやや不満。 (`ヘ´)
それに、キアヌったら、やっぱしこういう汚れ役は似合わんなぁ。ヨレヨレに
くたびれていても、どこかダンディーなんだもん。カッコよすぎじゃない?
外見はともかく中身ももっとボロボロにならないと、そのあとの再起の物語が
生きてこないと思うんだけど……。
全体を通して観たら、よくまとまった楽しい映画だと思います。
感動を押し付けずに、あくまでも楽しく見せたところが正解。それに、なんた
って子供たちの個性がいいしね。
もともと、こういうストレートな感動物語が好きじゃないボクも、けっこう感
動のツボにハマってしまいました。
でも、どっかの評論家みたいに泣けはしなかったぜ……。
《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆
(定番モノと知りつつもつい感動。お子ちゃまたちの生き生きとした演技に脱
帽です。感動したい方と子供好きな方はぜひどうぞ)
<ぽち>
〔鑑賞データ〕
2002年3月14日(木)配給会社試写会(ヤクルトホール)にて。
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*この作品のもう少し詳しいデータ(製作・撮影監督等)をホームページに載
せておきました。
http://homepage1.nifty.com/pochie/vol122hardball.htm
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■3.ニュースのツボ■
<本年度ラジー賞で圧倒的な強さを見せた作品が日本上陸!>
☆大家さん/裏アカデミー賞こと、ラジー賞で最悪作品賞、最悪主演男優賞、
最悪カップル賞、最悪監督賞、最悪脚本賞の5部門に輝いた「Freddy Got Fin
gered」が、8月にビデオリリースされるとか。
★熊さん/それって、ドリュー・バリモアと電撃離婚したトム・グリーンが監
督・脚本・主演を務めたんでしょ?
☆大家さん/そうそう。本人は堂々とラジー賞の授賞式に出席したらしいね。
シャレがわかるというか、ヤケクソというか。
★熊さん/で、どんな話なんですか?
☆大家さん/「職なしグータラ30男のハチャメチャぶりをグロ度&ナンセンス
たっぷりに描いた」作品。あれ? これって熊さんのことじゃないか。
★熊さん/あらら、ホントだ。(*^。^*) て、笑ってどーする。冗談じゃない
ゾ〜〜〜!! (▼、▼メ)
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■4.メールちょうだいッ!!■
「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。
みなさんも、「Cinemaの王国」へのメッセージや「こんな作品を取り上げて欲
しい」といったリクエスト、自分が観た映画の感想、映画に関する疑問・質問
など、気軽に下記までメールをくださいネ。できれば名前(ハンドルネーム可
)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合もあります。
載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで
fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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■5.ぽちのひとりごと■
*パソコンのキーボードを買い換えました。いくつかのキーが反応しなくなっ
ちゃったんですよね。まだ4年しか使っていないのに……。もしかして、ボク
ってものすご〜い怪力なんでしょうか。(笑)
でも、新しいキーボードはさすがに使いやすくて疲れません。これで980円は
超お買い得だぁ〜〜〜!! (^o^)/
<ぽち>
━━<CM>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<ぽちのウキウキなお店>ってなに?????
→ http://www.emzshop.com/pochieshop/
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・『melma!』 http://www.melma.com/ ID:m00025647
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■週刊「Cinemaの王国」 vol.122 2002. 4.19
●編集発行人:ぽち
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●Copyright(c)1999-2002 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
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