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- 最新号:2008-09-20
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031028ビジネス知識源:金融のドレッシング合戦
発行日: 2003/10/29※友人、知人、同僚、部下、上司、取引先への転送は自由です。
<あなたと、チームの、知識とスキルのブラッシュアップを>
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ビジネス知識源
2003年10月28日号:Vol 171
<Vol.171 金融のドレッシング合戦>
【良質な経営・IT・ビジネス・経済知識の提供を目標に】
(読者数: 32,241名)
著者:Systems Research Ltd. chief consultant 吉田繁治
著者へのひとことメール⇒ yoshida@cool-knowledge.com
登録・解除・バックナンバー⇒ http://www.cool-knowledge.com
※150編余のバックナンバーを掲載しています。
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こんにちは、吉田繁治です。家にいるときは、夕刻、犬の散歩に、桜
の古木がある池の土手に出かけます。余命はあと数週と、獣医さんか
ら宣告を受けています。両目は緑内障で失明しています。
匂いを頼りに、土手をよろよろ歩く。あと何回、いっしょに散歩でき
るかと思う。2ヶ月前に予想していた状態よりは、ずっと元気です。
今日は、線香花火の火球を思いきり大きくしたような橙色に膨らんだ
太陽が、山稜に沈む寸前でした。
絵の具の発色を、はるかに超える瞬間の自然の色です。こうした空を
見つめるとき、人は何を思ってきたか。生命と対比したのではないか。
景色は心象を映します。
本稿は、<金融のドレッシング(粉飾)>です。
マネーの構造を透かしてみます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<Vol.171 金融のドレッシング合戦>
【目次】
1.事実と解釈
2.家計貯蓄とは何か?
3.世代別に見れば、一層、明瞭に
4.60代以上は貯蓄を取り崩し、
その下の世代は貯蓄を増やせない
5.米国は、政府、企業、世帯の全部が資金不足になっている
6.資金の大元は?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1.事実と解釈
経済も心象を映す。事実は一つです。事実の解釈は多様です。昨日、
『2003年経済財政白書』を眺めていました。日本経済についての、
政府の解釈集と言っていい。 含まれる事実の数字だけは、面白い。
お読みなることがあるでしょうか?
「日本経済は2001年1月に景気の谷を迎え、景気循環上は景気回
復局面に移行した」 冒頭の書き出しです。多くの作成予算を使って
いる割に、解釈はありきたりです。
この解釈をどう位置づけるか? 小泉政権の経済政策を正当化するた
めに、書かれている意図を強く感じます。事実の解釈に、偏向がある。
経済学が、政治におもねった結果です。御用学者的な内容をもちま
す。
政治的に偏向した、粉飾的な解釈をもつものです。
▼解釈
経済の難しさは、人間の意志に関わりがない自然科学的なものと違い、
人解釈と集合的な意志が、購買や投資を左右することです。
500円である株が売れる。売る人は売る必要があるか、またはこれ
から安くなると思っている。そうでなければ、売らない。買う人は買
う必要よりも、これから高くなると思っている。売買は両方の妥協点
で価格がつきます。それが市場です。
解釈が様々であるから売買が成立します。常に強気の人と弱気の人が
いる。集合的な心理を読むしかない。データでは予測ができないのが
株価です。ポーカーと同じです。裏の裏の裏で、結局は何がなんだか
分からない。
▼基底の変化で、最大の要因
多くの人が見逃している、基底の変化を判断するしか方法はない。集
団心理は、常に餌食になるというのが真理です。
最近での一番大きな変化は、そしてまだ、多くの人がその意味を解釈
しかねていることは、日本の世帯が、2003年6月までの1年間の
集計で<資金不足>に陥ったことだと思っています。
不況の90年代を通じ、少なくとも年30兆円(世帯当たり67万円)
から40兆円(世帯当たり89万円)の資金超過がありました。こ
れが、今年、ゼロどころかマイナスになった。
このことは、今までの前提、つまり国家が国債を発行しても、背景に、
豊富な個人貯蓄1400兆円があるから大丈夫だという前提を壊す
意味をもちます。
・家計部門の黒字・・・年30兆円〜40兆円
・政府部門の赤字・・・年30兆円〜40兆円の国債増発
・企業部門は、留保利益の範囲での投資
国内経済の資金循環では、この3者がほぼ釣り合っていた。
2000年から、最低でも年30兆円はあった家計部門の黒字が、急
速に減り始めた。代わりに、国債の増加分を日銀が引き受けるように
なって、03年10月の日銀の国債残は、92兆になっています。
日銀が、金融機関がもっている国債を買い取ることがなければ、国債
は売れず、金利は急上昇したでしょう。金利の上昇は、金融機関の手
持ち国債の下落によって債務超過幅のを大きくし、同時に、国家財政
の負担増を招いて、財政を破綻させたはずです。
今、日本の国家財政も、金融機関も、そして米国の赤字すらまでを含
め、日銀のマネー増発(=国債購入代金としての現金の振り込み)に
依存しています。
ここ数年は、毎年、ますます第二次世界大戦の「戦時国債」に似てき
たのです。後世の経済史家は、どう名付けるか?
「冷戦後国債」でしょうか?
世帯合計での預貯金はもう増えなくなって、取り崩され減っています
。住宅ローンの返済分が貯蓄に計算されているために、政府統計上貯
蓄があるように見えている。
本稿では、意外に正確に語られることの少ない、家計貯蓄の内容につ
いて調べます。
家計貯蓄こそ経済の基底だからです。年金を含む個人金融資産140
0兆円ということの中身は、世帯貯蓄で見れば、一体どういうものか
? 新聞や、経済マスコミにも、これが分析されるのは見かけません。
日本の世帯が、平均的に金融リッチだというのは、全くの幻想です。
実質がすでに消えてしまった名目上の数字が、共同幻想として伝えら
れているだけです。
共同幻想は、過去を引きずる。
企業マーケティング、商品戦略、販売戦略の基礎データにもなるはず
です。(データは総務省の02年1月から6月の調査を使います)
■2.家計貯蓄とは何か?
▼家計貯蓄とは何か?
全世帯平均の、家計貯蓄で集計される項目は、
(1)預金 1034万円 (現金を含まない)
(2)生命保険 447万円
(3)有価証券 168万円
その他 39万円
【合計】 1688万円、です。 (総務省統計局02年)
(注)そのうち、勤労者世帯(いわゆるサラリーマン世帯)は、同じ
貯蓄項目の合計で1280万円です。経営者、自営業者、農林漁業を
含む、日本の全世帯の1688万円より25%も少ない。これを記憶
しておいてください。以降の記述では、煩雑さを避けるため、上記の
「全世帯」を使います。サラリーマン世帯だけでは、以下の貯蓄が2
5%少ない数字になります。
▼世帯の貯蓄額には大きな格差がある
世帯貯蓄には大きな格差があります。上記の平均値ではあまり有効な
意味はないのです。以下が、貯蓄金額ランク別の分布割合です。以下
に4分分類できるでしょう。
※以下の貯蓄額の構成は、預金(構成比61%)、生命保険(26%)
有価証券(10%)、その他(2%)です。
貯蓄額 世帯構成
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
200万未満 13.3%
200〜 400万円 10.7% (以上小計24.0%)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
400〜 600万円 9.5%
600〜 800万円 8.7%
800〜1000万円 7.4% (以上小計25.6%)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1千万〜1600万円 16.7%
1600 〜2000万円 6.8% (以上小計23.5%)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2000 〜4000万円 16.9%
4000万円以上 10.1% (以上小計27.0%)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
単純化してまとめれば、
(1)400万円未満、
(2)400万円から1000万円、
(3)1000万円〜2000万円、
(4)2000万円以上の4分類として、
それぞれ、ほぼ同数の世帯があるということです。
言い換えれば、4500万世帯は、
最下位の1125万世帯は、貯蓄額が400万円未満
次の1125万世帯は、400万円から1000万円
次の1125万世帯は、1000万円から2000万円
最上位の1125万世帯が、2000万円以上です。
この4分類で、現実的なイメージを描くことができます。自分の世帯
は、預金、生命保険、有価証券を含めれば、今どのランクとか。
(笑え、ませんか・・・)
■3.世代別に見れば、一層、明瞭に
世代別に見ると、イメージが鮮明になります。以下は、世帯主の世代
別に、世帯の年間収入、貯蓄、そして住宅ローンを主とする負債を並
べ、純貯蓄額(貯蓄−負債)を見たものです。
【重要】
30代未満 30代 40代 50代 60代以上 平均
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
年間収入 465 629 780 893 680 748万円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
貯蓄 368 719 1108 1659 2332 1280万円
負債 249 727 845 526 185 607万円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
純貯蓄 119 -8 263 1133 2146 673万円
貯蓄から負債を引いた純貯蓄は、30代未満から40代までは、ほぼ
ないと見ていい。これが平均的な現実です。特に、第一次住宅の購入
世代でもある30代は、純貯蓄がマイナスです。
あなたの世帯は、およそ、どの世代に該当するでしょうか?
他方、
50代の純貯蓄は1133万円、
60代以上が2146万円です。
30代から40代は、多額の住宅ローン残をもつ世帯が多い。この世
代が住宅を買ったのは90年代です。買った後の住宅価格は、大幅値
下がりをしています。住宅を含めた純資産はマイナスです。この世代
は、日本が金融大国というのは全く嘘だと思っているでしょう。
50代は微妙です。バブル期に住宅を買っている世帯は、名目上の1
133万円の純貯蓄は、ゼロかそれ以下になっているでしょう。
60代の多くはバブル以前に住宅を買っています。ここには集計され
ていない年金もあり、負債(185万円)を引いた純金融資産は21
46万円ある。今、(健康であれば)最もリッチな世代です。
日本経済の、過去の蓄積の過半は、60代以上の世代に集中していま
す。<日本人の金融資産リッチとは、実は60代以上のみのことを言
う>というのが明瞭に分かります。
一方で、企業の現場の中心である40代〜30代未満が、過去のよう
には、純貯蓄や住宅の純資産分を増加させることができなくなってい
る。
賃金も上昇していない。これが最近数年、とりわけ1997年の第一
次金融危機以降の、実体です。
こうした世代間の「金融資産、住宅資産の歪み」を作ってしまったの
が90年代の日本経済です。マスコミで語られない生活実態は、こう
したわずかな、統計数字を見ることで知ることができます。
家電の中心になってきた大画面の液晶テレビ、ホームシアターの購入
者に50代以上が多いという理由、販売チャンネルが若い人が多い家
電量ではなく町の電気店ある理由がはっきり分かります。
100円ショップと、高級店の両極化の理由も分かる。
■4.60代以上は貯蓄を取り崩し、その下の世代は貯蓄を増やせな
い
2003年に、日本の世帯が合計で、資金不足に陥った原因は、
(1)60代以上は貯蓄を取り崩す世代であり、
(2)その下の世代は、貯蓄を増やせないことです。
経済は、家計部門、企業部門、政府部門で構成されます。資金循環で
言えば以下でなければならない。
【80年代まで】
(1)家計部門は、貯蓄を増やしていた。
(2)企業部門は、家計の貯蓄を使って投資をする。
(3)政府部門は、財政の赤字をGDPの3%以内に押さえていた。
【ところが90年代は】
(1)家計部門は、貯蓄を年30兆円から40兆円増やした。
(2)企業部門は、負債を返済し、投資は利益の内部留保で行った。
(3)政府部門は、財政の赤字を拡大し、家計部門の資金黒字をほ
ぼ全部、毎年、使って来た。
【00年代になると】
(1)家計部門が、貯蓄を増やせなくなって、2003年はついに
合計では資金不足に陥った。
(2)企業部門は負債を返済し、投資は、利益の内部留保で行って
いる。
(3)政府部門は、財政の赤字を拡大している。
この資金はどこから来たか?
(4)日銀が国債を買い取った。日銀の手持ち国際は03年10月
で92兆円にもになった。
▼加えて急速に財政が悪化した米国
2001年以降、米国が、軍事費と減税で財政赤字を拡大させます。
(1)財務省は、その外為会計を使って、米国債を買い取っている。
日本の外為会計は、60兆円を超えた。
(2)更に、20兆円相当を買い増そうとしています。
(3)その資金は、日銀が「為券」と呼ばれる短期国債を買って、
財務省口座に円を振り込んで供給している。
伝票一枚での、かなり任意な行政の裁量での処理です。
世界の貯蓄マシン、資金供給マシンであった日本人の世帯が、急転し
て、資金の源泉ではなくなったのが01年以降です。
代わりに日銀が、マネーの数字だけを任意に増やす。その裏付けは国
債の購入です。国債発行(利付きの約束手形)は、ほぼ財務省の裁量
です。
借り換え債も含め、借金分を含めれば、年141兆円(03年度)も
発行する。国債の証書は数字だけの紙ですから、感覚はマヒしている
でしょう。
こうしたマネーを、金融の常識の普通のコトバでは「悪貨」と言いま
す。悪貨は水割りの水です。水で薄めても、本源的マネーは増えない
。法で、マネーの形式は作ることができても、内容と価値は作ること
ができないのです。
▼流れが変わるには・・・
以下に示す3つのいずれかがないと、[国債発行→日銀の増加引き受
け]という負債数字の膨張ゲームは、止まりません。
(1)日本の世帯が、以前のように資金収支で40兆円以上の黒字に
なる。40兆円は年間で1世帯平均では89万円の所得の増加か、消
費のカットに相当します。その資金余剰を使って、資金を預かる金融
機関が国債を増加買い増しする。
(2)米国債を売って、日本が資金を回収する。
(3)米国の財政赤字が解消する。
上記(1)の可能性はあるでしょうか? 世帯平均で月8万円の家計
所得の増加か、8万円の消費カットです。どう考えてもムリです。
では、(2)か(3)です。
(2)の60兆円の米国債を売ることができるかどうか。03年での
上半期だけで13兆円も米国債を買い増した日本の財務省が売れば、
あるいは売り姿勢を見せれば、世界で500兆円相当は出回っている
ドル債は、一勢に売りあびせられるでしょう。
これが、ドル基軸体制の崩壊です。
これは、米国が許さない。
■5.米国は、政府、企業、世帯の全部が資金不足になっている
米国の、03年の上期の現状はどうか?
(1)家計部門
95年まで黒字だった家計部門は、03年は2500億ドル(27兆
円)の資金赤字に転落しています。住宅ローンの好調、住宅金融を使
ったローン消費のためです。
(2)企業部門
4000億ドル(44兆円)規模の資金赤字だった企業部門は、03
年では、1000億ドルの資金赤字に縮小しています。2000年の
ITバブル崩壊以降、設備投資を抑えたためです。
(3)政府部門
資金赤字を縮小させた企業部門に代わって、減税と軍事費で5000
億ドル(55兆円)規模の赤字になり、これは、来年はもっと拡大し
ます。7000億ドル(77兆円)を超えるかもしれない。
<もっと資金を>と叫んでいるのが米国経済です。しかし諸外国から
の米国への資金環流は、ドル買いですから、ドルは上昇します。
ところが、今の米政府の、ドル安の示唆は、米国から資金を逃がすド
ル債売りです。ここに、米国の政策混乱があります。皆が、部分しか
見ていないのです。この政策の矛盾は、理解に苦しみます。
米政府に起こっているのはまさに「混乱」です。「ドルは強い。だか
らドル安だ、円高だ、ユーロ高だ、元高だ」とは、意味を成さない論
理矛盾です。
「ドル債を買いドル債を売ってくれ」と言っているに等しい。
こうした、経済の原理に全く沿わない論理矛盾は、危険です。
■6.資金の大元は?
米国は赤字国債の発行分を海外から調達する。
貸し手の最大手が、日本の財務省です。
家計の貯蓄を使い尽くしたので、財務省のマネーの源は日銀の輪転機
です。いや今は、輪転機は回さない。(要は国債という)手形を受け
取った口座振りこみです。まさに手形です。担保は? 日本国です。
こういった「悪貨」となった水増し資金の、上澄みでの流れの構造が
あります。沸騰するかどうかは、国際ホットマネーの動き次第です。
日本の財務省の狙い通り、日銀マネーの過剰流動性で、今「資源の表
層インフレ」に向かいつつあるようです。川の底流はデフレです。表
層がインフレであり同じ川で流れが逆です。
金利=期待インフレ率+リスクプレミム、です。
金利の上昇が間近でしょう。日銀の資産では、92兆円という手持ち
国債価格の5%の下落で、すでに、4兆円強の含み損が生じています。
含み損とは、隠れた損失です。
▼金利上昇で、即刻起こること
国債を最も多額にもっている日銀の、債務超過です。
日銀の自己資本は下のB/Sで示すように(引当金2.8兆円+準備
金2.5兆円+資本金1億円)、合計でたった5.3兆円です。
自己資本比率は、総資産134兆円に対し、4%に過ぎない。BIS
の恣意的な規制で言うなら、国際業務ができる8%の半分です。それ
が、マネーの元締めです。
【日銀のB/S】
[資産の現在高:運用結果] [負債の現在高:資金の源泉]
↓ ↓
(資産) (負債と資本)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
金地金 0.4兆円 発行銀行券 70.0兆円
現金 0.3 当座預金 34.6
買現先勘定 8.4 政府預金 4.1
買入手形 25.4 売現先勘定 16.2
国債 91.9 売出し手形 2.4
外国為替 4.3 その他 1.5
その他 3.4
引当金 2.8
資本金 0.0001
準備金 2.5
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
資産合計 134.1兆円 負債・資本合計134.1兆円
(最新の03年10月7日時点)
あと1%金利が上がれば、92兆円の国債は、今より更に5%下落し
、更に4兆円の損失がプラスされ、合計8兆円の含み損で日銀は債務
超過企業になります。
日銀が債務超過になる恐れがあれば、財務省が、対「りそな」のとき
のような「公的資金」を、数兆円は、日銀に向かって投入することに
なっています。(お笑い)
その公的資金の元は、なんとこれもまた日銀の輪転機です。財務省は
、国債発行しか原資がない。落語のようなお笑い草の、仮想信用のや
りとり構造です。
日銀も、資産内容で、道路4公団のようなものです。
普通の用語では、これをドレッシング、つまり粉飾と言うのですが・
・・当局の神経は一体どこにあるのか? 粉飾は、経済の犯罪です。
まともな議論がないのが、気がかりです。
単純な予測通りに進み過ぎているのです。
マネーの信用の元締めである中央銀行は、債務超過でもいいのでしょ
うか?
選挙の雄叫びが全く虚しい。皆、部分しか見ていない。
see you next week!!
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【ビジネス知識源 読者アンケート 】
読者の方のご意見や感想を、書く内容に反映させることを目的とする
アンケートです。いただく感想は、とても参考になります。
1.テーマと内容は興味がもてますか?
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コピーしてメールにはりつけ、記入の上、以下に送信してください。
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yoshida@cool-knowledge.com
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<122号:株式会社と会計の原理(3)>
【目次】
1.商品の理念は、理念とする顧客から
2.日銀のマネー供給の実体
3.97年からの日銀マネー供給の正体
4.見えるのは新手の株価PKO:その目的は?
5.透けて見える財務省シナリオ
6.キャッシュフローと損益計算
7.期間利益を計算する損益計算の原型
8.事業用の固定資産の減価償却費という経費
【要約】
(1)
あなたと、あなたの会社が理念とする顧客はだれか? どんな顧客に
使ってもらいたいか。なにが競合商品で、どこが競争相手か?
商品への指針は、この定義からです。この定義を顧客創造とも言いま
す。製品開発では競争からくる「相対品質」だけではなく、「絶対品
質」に照準を定めることです。
(2〜5)
日銀を出た増加紙幣はタンス預金になり、銀行預金は国債買いになっ
て、企業からは回収されています。民間企業や買いものに資金が回ら
ないのが、デフレの原因です。
<日銀の資金供給→財務省の外為会計→米国債買い(円売り・ドル買
い)→ヘッジファンドの円資金→日本株の買い>というのが、03年
上期の資金循環です。
日銀の貸借対照表の分析は、実にいろいろなことを見せてくれます。
(6〜8)
損益計算の期間計算の原理を、素朴なキャッシュフローと対照しなが
ら示します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
申込み月の既発行分は、その月の全部を読むことができます。
(1)会員登録で支払い方法とパスワードを決めたあと、
(2)受付メールが送ってきて、
(3)その後、購読誌の登録です。
【↓会員登録の方法の説明】
http://premium.mag2.com/faq/rd_howto.html
【購読誌の登録↓】
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【既発行分のバックナンバータイトル一覧↓】
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/magpre/frame/P0000018
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