コミュニティ「癒しの郷」を創ろう |
21世紀の理想の暮らし方、コミュニティ社会を創ろうと仲間を募集しています。非血縁の大家族で暮らそう。健常者から要介護者まで、男女年令問わず。
創刊日:2000-10-09
最新号:
2009-11-05
発行周期:不定期
読んでる人:242人
コメント数 :
10
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バックナンバー:
最新号のみ
発行者サイト:
あり
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**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう** 250号 2009.11/5
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前号に引き続き、小冊子の第2章を紹介します。なお、小冊子の題名は
『別の宿を求めて・・・競争のない暮らし・文明の作り方・・・』となりま
した。
第2章 競争のない生き方・暮らし方
1 競争のない社会
意識の進化を考えると競争のない社会を作るべきなのですが、人類は元々
そういう社会で暮らしていました。採集によって各自が自給自立していた時
代は、共同はあっても競争はありません。今でも、太平洋上の小さな島国で
はそういう暮らし方をしています。
また、分業を行っていても、競争のない世界があります。それは、枠(垣
根)のある社会の中で分業を独占する仕組を作っている社会です。19世紀
半までの日本はそういう社会でした。
今の考え方からすれば、分業を独占で行うのは良くない事のように感じら
れますが、夫婦の世界はそれが基本になっています。夫婦はお互い分業を行
っていますが、ここに自由競争という考えはありません。お互い独占を守り
無競争世界を作っています。このために、家庭は安らぎの場になっています。
これは、夫が外で働き、妻が家庭を守るという固定した働きを意味するの
ではなく、分業によって補い合う働きを意味します。
夫婦の分業方法を是とするなら、社会もまたそうであるべきです。宇宙は
相似象的な構成で作られており、夫婦の拡大世界が社会である以上、両者の
原理に矛盾があってはなりません。
夫婦の分業が独占になるのは、他人が介入できないように制度的な枠(垣
根)を作っているからです。そのことに異議がないなら、社会にも適宜枠を
設けるべきです。
電話や車のない時代は、万人に等しく距離の制約が働きましたから、社会
の枠(垣根)は自動的に作られていました。地域内の業者と地域外の同業者
が互格で競合することは物理的にありえないことでした。そして、距離の枠
が働かない時は、夫婦のような制度的な枠(同業者組合など)を作って、同
業者が過剰にならないような工夫をしていました。これが昔からの日本の社
会でした。
そのような安定した社会が壊れたのは、近代になって欧米から自由競争と
いう思想が入ってきたことと、通信・交通の発達で距離の制約が破壊された
ことによってです。
競争による切磋琢磨が良いことなのか、枠を作っての無競争が良いことな
のかは、宇宙の仕組から考えてみるべきです。
太陽系の中に、他の恒星系の惑星が入ってきて自由競争をするのが良いこ
となのか。地球に、火星や木星の生命体が入ってきて自由競争をするのは良
いことなのか。日本に、大陸の動植物が入ってきて自由競争をするのは良い
ことなのか・・・。
しかし、どんな例を上げたところで、今の時代は自由競争が好きな人が多
いですから、全社会的に枠を設けて行くということは望めないでしょう。
そこで、平和な社会がよいと思う人から順に、独立完結した世界を作り、
そこに枠(垣根)を設けて競争のない社会を作ったらよいと思うのです。熱
帯雨林地域の少数部族は、100〜200人ぐらいの人口で独自の言葉を持
っていますから、それぐらいの人数がいれば人間は完結した世界が作れるの
でしょう。
また、アメリカ合衆国の『アーミッシュ』(プロテスタントの一宗派)の
ように、文明の中にあっても独自の枠社会を作っている人たちもいますから、
方法はいくらでもあるといえます。
2 小さな枠社会の考え方
今の競争社会から離脱し自給自立することは、思っているほど難しいこと
ではありません。技術より考え方の問題です。自然に在るものと、自分で作
れるもの(古代人よりはるかに多くのものが作れます)だけで、暮らしを組
み立てればよいわけです。車は必要かどうかではなく、自分たちで作れる道
具なのかという判断をします。単純です。作れないものを使おうとすると、
今の競争社会から出られなくなります。
人類が有史以来グループを作って暮らしてきたのは、一人で出来ないこと
は、皆の力を合わせること(合力)で処理するためです。
ところが、今日の専業者の組み合わせによる分業体制では、その合力が使
えません。設計の応援に営業が加わっても人数倍になることはありません。
かえって足手まといです。又、専業者による分業体制は、どこかに欠落が出
ると全体が動かなくなります。企業はそういう時、外部市場から人員を入れ
たり、仕事を外注したりして対応しています。
しかし、新しく作られる「小さな枠社会」には、増員市場も外注先もあり
ません。したがって小さな枠社会の分業は、専業者(スペシャリスト)では
なく総業者(ゼネラリスト)で組むことになります。
総業者というのは、一人であっても自給自立で生きようと思う人のことで
す。思いのあるところに技術や知識は集まるもので、やがてゼネラリストに
なります。
そういう人が集まって、それぞれ得意な部分を出し合って分業体制を組め
ば、一人で自給自立するより、また自給自足者の集団(かっての農業集落の
ような集団)よりはるかに高度な生活(社会)が実現します。
このようなメンバーによって組まれた分業体制は、どこかに欠落が出ても
誰れでも穴埋めができますし、どこかの部門が忙しくなれば全員で応援する
こともできます。合力が使えるのです。許容力があり安全度の高い社会が実
現できます。これが「小さな枠社会」を作るときの基本的な考え方です。
3 小さな枠社会の組み立て方
この部分はメルマガで長々と書いて来たことの要約のようなものですから、
ここでは省略します。
第3章 新しい文明の作り方
四つの文明の可能性
前章で、小さな完結社会(枠社会)の考え方と作り方を紹介しましたが、
それが社会全体にどのようにかかわり、どのように広がり、どのように新し
い地球文明になって行くのかをシュミレーションしておきます。
1 枠社会とグローバル社会が重層する文明
永遠に続く文明はありません。それには大きく二つの理由があります。一
つは、外部条件が変化してそれまでの文明をサポートできなくなるケース。
今までの文明は、地球の資源を一方的に消費する文明でしたから、外部条件
は刻々と変化しており、すでに樹木と淡水は今までの文明をささえる量を失
っています。
もう一つは、文明を作っている人間の意識変化です。意識は静止すること
がなく、退化か進化への変化を起こします。どちらに変化してもそれまでの
文明は維持できなくなります。
そのような変化によって、文明の収縮や混乱が起きると個人の生活もその
影響をダイレクトに受けますから(ホームレスはすでにその被害者)、それへ
の対応技術が必要になります。
環境の全体枠が縮小した場合、単細胞生物は合体して個体数を減らすとい
う方法を取ります。企業は、工場を統合したり合併したりして、やはり数を
減らすという方法を取ります。
人間の場合は、世帯数を減らす(複数の世帯を一世帯に統合する)のが倫
理的で効果的な方法ですが、現時点ではそこまでの社会技術を持っていませ
ん。
しかし、事態が進行すれば背に腹は変えられないという人が出て来ますか
ら、いずれ統合化を実行するでしょう。ただし、第2章で紹介したような家
族統合の方法を発見するには少し時間がかかると思います。
以下、省略 小冊子「別の宿を求めて」を御覧ください。
2 小さな枠社会が無数に存在する文明
先の暮らし方の進化形ですが、既存社会から出た人達が小さな枠社会で自
給自立できるようになると、外の社会は有っても無くても、又、同じような
枠社会がどこにあろうと全く関係なくなります。
20世紀始めアマゾン川流域には1000ぐらいの部族社会があり、それ
ぞれ言葉が違うことから、単独で独立社会を作っていたと考えられています
(今は森林伐採により半分以下になっています)。
それと同じように、小さな枠社会がそれぞれ自給自立し、それが地球上に
無数に存在する文明スタイルも考えられます。
小さな枠社会で止まる理由ですが、今の人間の脳は、脳科学的に見ても文
化人類学的な調査から言っても、150人ぐらいの人間関係を処理するのが
限度だろうと考えられています。150人の人間関係を、数学的に単純計算
すると11,175通りになるとかで、これだけでも手に余るような関係で
す。したがって、それ以上の人数集団を作ってもあまり意味がないとも言え
ます。集団が大きくなると「調和の原理」が働かなくなり、管理体制が必要
になります。
ただし、150人の世界では、いくら分業を駆使しても今の文明のような
道具世界は作れませんが、道具が無くなれば意識面では最も進化しやすい状
態になります。
以下、省略 小冊子「別の宿を求めて」を御覧ください。
3 小社会の連合社会という文明
小さな枠社会が単独で存在するのではなく、それらがゆるやかに連携して
行く文明スタイルも考えられます。一つの例ですが、アメリカ合衆国に暮ら
す『アーミッシュ』(宗教改革のときに生まれたプロテスタントの一宗派で、
18世紀に多くが新大陸に移住し、独自の文化の中で暮
らしている)は、150〜200人のコミュニティ社会を作り、人口が増え
ると分家コミュニティを作るという方式で拡大して行き、現在千を越えるコ
ミュニティになっています。
コミュニティ間のつながりはゆるやかで、毎年の連合イベントのとき物々
交換や情報交換が行われる程度で、全体(20万人)の統括機関は持ってい
ません。宗教的な教えのみで統一が保たれています。
注目すべきは、合衆国にいながら合衆国の文明を利用せず(電気も直接引
かずバッテリー電気を使っており、車、電話、インターネットなども使わな
い)、150〜200人で維持できる独自の文化と制度の中で暮らしてきた
ことです。
『アーミッシュ』のコミュニティ社会の拡がり例は、小さな枠社会が増え
ていったとき、ゆるやかな連合という形で文明が生まれる可能性を示してい
ます。この場合も、既存文明を生きる人と「小さな枠社会」を生きる人との
二重構造になります。
以下、省略 小冊子「別の宿を求めて」を御覧ください。
4 集団を社会の単位とする文明
これは、今の様な国家があるという前提ですが、「新しい文明は、個人で
はなく自給自立できる集団(小さな枠社会)を社会の最小単位とする文明に
なる」と、ある人たちは言っています。
今は個人が社会の最小単位ですが、これが自給自立できる集団に変わると
言うのです。イメージしにくいかもしれませんが、今日の産業界と同じよう
になると考えれば解りやすいかもしれません。仕事をしているのは個人です
が、すべては会社(団体)の名において成されます。それと同じように、日
常生活もすべてが「小さな枠社会」の名において成されるようになるという
ことです。
そういう社会になれば、私たちは「調和(平均)の原理」が働く枠の中で
暮らし、社会全体としては分業体制を取り今のような道具文明を保つことが
できます。
ただし、社会単位を個人から集団に移行させることは、技術的には可能で
あっても社会的に実行するのは難しいと思います。
実行するとすれば、まず『憲法』の条文の中の「個人」という部分(権利
と義務が謳ってある)を、すべて「集団」に置き換える必要があります。普
通にはそんな変更は出来ないでしょう。
そんな事が出来る時というのは、国家が機能しなくなるような事件があっ
た時です。そんな事があると行政は有って無きがごとしですから、
人々は生きるために集団、徒党を組みます。つまり、世帯の統合化、グルー
プ化が行われます。これに乗り遅れた人は生きて行けないですから、社会は
短期間の内に集団の集合体となります。
それで現実が動いて行けば、つまり取引が集団対集団で行われるとか、個
人は何をするにも所属する集団が問われるとか・・・になって行くと、その
後の法律は集団を社会の単位にしたものになります(集団を作るとき、2章
で説明したような組織の方法を知らないと、運営で10〜20年苦しむこと
になります。共産主義崩壊後の東欧諸国はそうなりました)。
以下、省略 小冊子「別の宿を求めて」を御覧ください。
5 私の未来予測
以下、省略 小冊子「別の宿を求めて」を御覧ください。
以上、今回はとても長くなりましたが、小冊子の概要を抜粋紹介しました。
なお、小冊子はPDFにしていつでも皆様にプリントアウトして読んでいた
だけるようにしました。「クモの糸」トップページに「小冊子」の入口を作
っていますので、どうぞ御活用ください。
●●●●お知らせ
当メルマガも丸9年経ち、250余号発行してきました。これも皆様のお
陰と感謝しています。
10年目に入り、251号からまた新たなステップへの内容にしていきた
いと考えています。次号からは発行日を決めずに随時発行としたいと思って
いますので、今後も引き続きご愛読の程、宜しくお願い申し上げます。
・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・今回の文章は今までの中で最長かもしれません。250号というこ
・・・・とでキリがいいもので、むりやり詰め込んでみました。長過ぎて読
・・・・むのが面倒な方は「クモの糸」サイトから小冊子をプリントアウト
・・・・してゆっくりお楽しみください。この小冊子は製本すればA5サイ
・・・・ズの小さな冊子になりますので、必要に応じて何部でも作れます。
・・・・次号251号からは、タイトルはそのままですが、気持ちは新たに
・・・・「新・癒しの郷を創ろう」という内容でお送りします。どうぞ宜し
・・・・くお願いします。
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**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう** 250号 2009. 11/5
○発行者 「癒しの郷」建設請負人
○URL http://www.kumonoito.jp
○ご意見・ご質問はこちらへ info@kumonoito.jp
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