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運ちゃんのひとりごと
2001/MAR/17TH 第三十五回 講読者数155名
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みなさんこんにちは。あさやんです。
弥生三月も後半に入り、花粉も春を喜ぶが如く飛び回っております。
私も花粉症で、特に目がやられています。
ラジオによれば、今日のお昼頃がこの春最大の花粉の量になるとのこと。
そうか、それであさやんの目が充血しているんだなぁ。
擦りすぎて目のまわりがガサガサです。
私は汗っかきで、顔や頭から大量の汗をかくので、その汗に乗せられて花粉が目に
入ってくるのです。
しばらくこんな日が続くのかと思うと、気が重いです。
さて、研修部長解任のお知らせです。
先日木曜日をもちまして、私あさやんは研修部長を解任となりました。
今週は、月曜日に和歌山の新宮に行き、水曜日に西宮というスケジュールでした。
福井から和歌山の新宮までは距離にして400km位あるのですが、この間高速道路が
わずか80kmくらいしか利用できず、位置的に近そうなイメージがあるのですが、
関東方面に行くのとそうは変わらない場所です。
私も新人のやる気を試すには格好の場所であると位置付け、会社を出てから戻るま
での間を全部新人に任せることにしました。
前回もお知らせしたとおり、この新人、自他ともに認めるお調子者。
ゆえに、なんだかんだ言って、私に運転を変わらせようと何度も試みていたのです。
今日は、はなから運転する気がなかったし、場所も最初にポイントを伝えただけで、
あとは地図を見ながら走りなさいと指示した。
今回は道中長いので、その間、変なところに入りこんで違うところに行かれても困る
ので、絶対に間違えては困る地点を教え込んだ。
今回は、すべてひとりで行なうことを前提に進めているので、私は日本酒を飲んで
うしろの寝台に下がり、早々に寝ることにしました。
相手もよっぱらいを起こしてまで、場所を聞いてはこないでしょうから、いい加減
観念したようです。でも、この新人にはこれくらいの事をしなければならないんです。
人に場所を聞くことをいけないとは言いませんが、少なくともうんちゃんていうのは、
頭のなかが一種のカーナビでなければならないと思っていますから、その運ちゃんの
精神というものを植え付けたかったのです。
知らない道をどんどん走って、自分の地図を詳しくしなければならない。
時にはとんでもない道に入り込んでしまうこともあるでしょうが、それは経験です。
みなさん、知らないところをドライブして、とんでもないところに入ってしまった経
験はありませんか。
私も何度となくあるのですが、そのなかで三重県の湯ノ山温泉近くにある国道306号は
驚きました。まだ、深夜だったので何とか抜けてきましたが、昼間であったならば、た
いへんなことになっていました。あとは、和歌山県の十津川村の国道168号も一部分狭
いところがあって、昼間ならばダンプとにらめっこすることになるところでした。
最近では、奈良県の都祁村や室生村の村道にまぎれ込んでしまって、往生しました。
道路幅は、大型車いっぱい、木の枝は飛び出ていてトラックはあざだらけ、バックは
できないんです。第二次世界大戦当時の日本軍の心境です。前進あるのみ。
まあ、生きては帰れましたが、そこのお客さんの所で聞いたところ、前2軸の大型が
同じところに突っ込んでいったが、曲がりきれず途中で前進不可になったという話を
聞かされました。私のトラックはダンプとウイング車の中間くらいのホイールベース
なので、割と小回りがききます。だから何度もこのトラックに助けられました。
まあ、それはともかく、何とかお客さんの所に到着した模様です。
途中、私も何度か目を覚まし、薄目でその運転を見守っていましたが、面白いですね。
そのお調子者、時折、私のほうをチラチラ見るんですよ。
あとで話を聞くと、高速の乗り口を間違えて、余分に走ってしまったとのこと。
私はそんなことでは怒りません。それで次回から間違わなければ良いんですから。
正直、新人も心細かったことであろうと思いますが、ひとり立ちすれば、これがあたり
まえになる訳ですから、これで結構自身が付いたんじゃないかと思いますね。
帰り荷が名古屋で、今度は時間制限つきの運行です。
空荷ですから、ワインディングもスイスイこなしていきました。
だいぶトラックの感覚がつかめてきたようです。落語家の世界ならば、"真打ち近いよ"
というところでしょうが、ひとり立ちの気配を匂わせてきたのはこの頃です。
シフトチェンジや排気ブレーキの入れるタイミング、その他の動作がそれらしくなって
きた。私も極力、寝台で寝たきり老人を決め込んでいたのですが、本来ならば新人がぼ
ちぼち運転を変わって欲しいと言ってくるはずなのですが、どうも自身が付いてきたの
か、ずっとハンドルを握り締めていました。
自分でやれるという自身を持った人間は強いです。
帰り道、ラーメン屋に入っていっしょに食べていたが、その時私が、『何とか次回から
ひとりでやってもらえるよう、会社に働きかけてみるわ。』
新人の嬉しそうな顔を見て、ひよこがにわとりになる瞬間を見たような気がした。
この人はやっていけるでしょう。私の結論です。
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【どっかで見たなぁ】
どこかのサイトで見たのですが、『運ちゃんの目は鋭い』という意見がありました。
皆さんはどのように思われますか。
社会にはいろんな職業があり、皆さんそれぞれにけがや病気をしないように従事され
ていることと思いますが、運ちゃんも例外ではありません。
大切な荷物を積んで走っているわけですから、荷物を傷つけてはならない。
周囲のさまざまな外敵(トラックからすれば、レジャッコといわれる乗用車、飛び出す
歩行者、いきなり変わる押しボタン式信号機など)から身を守るために、常に周囲の状
況を把握していなければなりません。そういえば、免許の更新の時にビデオでやって
いましたが、優秀なベテランドライバーほど周囲の動きに注意を配っているようです。
つまり、視点が常に定まらず、何があっても即行動できるという習慣ができていると
いうことです。ここで、視点が定まらないというのは、キョロキョロ落ち着きが無いと
いう意味ではありませんからね。
ですから、運転中は常に緊張の連続ですから、目も鋭くなっていくのです。
運ちゃん以外でも、警察の特に捜査関係の人たちは、人を疑うのが仕事ですから、その
ような目つきになるし、人をだましたりする人はそのような目つきになったり、物取り
の人は物取りの目つきになる。何かしようとしている人の目つきは危ないですね。
目は口ほどにものを言うとは有名な言葉ですが、目つきでその筋がある程度読めるもの
ですね。ただ、運ちゃんでも見た目ボーっとしたような目つきをしている人がいますが、
それでもその人なりに緊張しているのではないでしょうか。(擁護します。)
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【あさやんから】
トラック業界の春闘も今日が山場のようです。
私の会社は組合がないので関係ありませんが、それでも運送業界の状況を見るにはひと
つの指標になります。
二月後半から三月始めにかけて、名の通った運送会社がいくつかつぶれまして、相変わ
らず厳しい状況が続きますが、荷物が無いんじゃなくって運賃が安くて経費倒れする訳
ですから、私たちもアイドリング・ストップや他の経費削減に協力していかなければな
らないと思います。(えっ、どこがつぶれたかって? それは私のホームページを開いて
そのなかのカーゴニュースをアクセスすれば出て来ます。このカーゴニュース、アップ
デイトな内容で私も一押しのサイトです。いちど見てください。)
それでは次回をお楽しみに。
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【発行者】
あさやん peugeot@hkg.odn.ne.jp
ホームページ http://asayanunchan.hoops.ne.jp
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