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HIDEKIWADA[2008/04/22] 飲酒事故減少報道にだまされるな
発行日時: 2008/4/22━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 和田秀樹公式 HIDEKIWADA.COMマガジン ■ 発行部数:12250 2008年4月22日号
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和田秀樹初監督作品の映画『受験のシンデレラ』はまだまだ公開上
映中!首都圏在住の方は上映映画館へぜひ足をお運びください。今回
の和田エッセイは、飲酒事故減少報道の信頼性から飲酒運転の問題を
あらゆる角度から切り込みます。新着情報とあわせてご覧ください。
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【 飲酒事故減少報道にだまされるな / 和田秀樹 】
飲酒運転を厳罰化した改正道路交通法が昨年9月に施行されてから半年間
で、前年同期に比べて飲酒運転による事故が前年同期に比べて2割以上減っ
たと大々的に報じられた。
死亡事故に関しては前年同期に比べて14.4%減の172件になったとのことだ。
確かに死亡事故は29件減っている。
ただ、本当にこれが素直に喜べる数字なのだろうか?
死亡事故についていえば半年で29件。年間で60件程度の減少である。
1県あたりにすれば、1件強といったところだ。
ただし、今回の発表では全体の死亡事故の件数が増えたか減ったかは報告
されていない。
飲酒をしていない夜間運転で、かえってスピードを出して死亡事故が増え
ていないかどうかはわからない。
実際、この半年間の飲酒による死亡事故は172件とのことだが、厳罰化の前
でも201件に過ぎなかった。ものすごい数に思われるかもしれないが、死亡事
故全体の1割に満たないことは確かだ。
今はどうかわからないが、死亡事故の6割以上は夜間である(平成17年の警
察庁の統計では64.7%)。スピードも出しがちだし、前方も見えにくいのだか
ら、十分ありえる数字だ。
これについては統計がないが、地方によっては夜間運転の半数以上が飲酒
運転のこともある(これは、その地域地域の人に聞いた話だから、統計的な根
拠はないが)そうだ。
この話が本当だとすると、夜間の飲酒運転をする人が飲まない人より本当
に危ない運転をするとすれば、死亡事故の64.7%×1/2=32.3%は飲酒運転に
よるものでないといけない。しかし、実際には1割にも満たなかった。飲酒
死亡事故がすべて夜間におこったとしても、夜間事故の9割近くは非飲酒者
によるものなのである。
逆にいうと、よほどの量の酒を飲む人間や確信犯以外は、飲酒をしている
ときのほうが慎重に運転するということになる。これは、ドライバーの心理
として納得できるものだ。
要するに、飲酒運転については結果責任を厳罰化することのほうが意味が
あり、飲酒運転すべてに厳しい取締りをすることにどれだけ意味があるかは
かなりの疑問がある。
スピード違反や携帯電話運転のように、飲酒以上に危ないと考えられるも
のはたくさんあるのに飲酒運転だけ厳罰化されるのはどういうことなのか?
あるいは、飲酒をすれば危険性が高まる(実は統計上、そうでもないのは
上記の通りだ)のは、運転だけではない。
電車の中で痴漢をする確率も高くなるし、暴力をふるう確率も高くなる。
飲酒運転を厳罰化するなら、飲酒者を電車に乗ることにも罪を重くするの
でないとフェアではない。
しかし実際には、予防的に飲酒者を電車に乗せなかったり、禁酒法をつく
るのではなく、飲酒して痴漢を働いたり、飲酒をして暴力をふるってからは
じめてつかまる。
当たり前のことである。なぜ運転だけがいけないのか?
飲酒事故は、飲酒をしてない事故より罪が重いが、飲酒の上での痴漢や傷
害は、酒を飲んでいないでやったときより示談も通りやすいという。もちろ
ん、車は凶器だから、そのくらいは仕方ないだろう。もちろん酒を飲む人間
には、凶器を持たせない、銃刀法の許可を与えないくらいでないとこれもフ
ェアでないが。
飲酒運転が危ないということすら、統計的に根拠がないのに、ここまで厳
しくすることがどういう影響を及ぼすのか?
地方では、飲み屋がかなりつぶれているという話を聞いた。
そうでなくても人口が減っているのにダブルパンチだ。
店主や従業員の中には自殺している人もいるかもしれない。飲酒死亡事故
の犠牲者は、マスコミがみんな同情するし、補償も受けられるが、自殺者は
自己責任(精神科医からいわせるととんでもない話だが)と考えられるから補
償も受けられず、家族も悲惨なことになる。
仲間と飲むことができず、家で飲酒をする機会が増えるというのもアルコ
ール依存のリスクファクターであるし、うつ病の人がそういうことをすると
自殺の危険因子である。
電車のない地方で、飲酒運転を厳罰化するということは、外で飲むな、外
で飲む回数を大幅に減らせということに等しいし、友達の家に遊びに行って
も飲むなといっているに等しい。
やっと地方から東京や大都市への流入がだいぶ減ってきて、地方の定住人
口が増えつつあるようになってきたのに、お酒の好きな人は東京への移住だ
って考えるかもしれない。地方のほうがつまらなくなっているのは確かだ。
要するに東京のマスコミと警察が、もともと飲酒事故など大して多くない
のに、無理やりに自分たちの正義を押し付けているのである。
そして地方の文化は蹂躙され、地方の人間の楽しみは奪われる。
と思ったら、ふとこの厳罰化のバックグラウンドについて仮説が生まれた。
地方の人間が酒の楽しみを奪われればどこにいくか?
おそらくパチンコ屋だろう。
最近、パチンコ屋の売り上げが落ちているらしい。大量の天下りを出して
いる警察としては困った問題のはずだ。酒を飲むことを禁止すれば、ほかに
楽しみがない地方の人間はパチンコ屋に行くと考えても不思議はない。警察
が飲酒運転を厳罰化するのと引き換えに、警察官のパチンコ屋への天下りを
絶対に禁止してほしい。
さらに深い仮説として考えられるのは、北朝鮮のスパイだ。
佐藤優氏によると、北朝鮮のスパイ教育は、陸軍中野学校の流れをくみ、
マスコミ操作、世論誘導にたけているという。拉致発覚の前には、拉致のフ
レームアップ説や地上の楽園説を流していた。
私は、拉致がばれてからも彼らのマスコミ操作は続いていると考えている。
そのために、これだけ北朝鮮バッシングが続いているのに、総連がやって
いるパチンコ屋の税務調査がほとんど行なわれていない。マスコミ操作もう
まいし、拉致議連と称する政治家もおそらくまるめこまれている(金の力で
だろうが)。
これでは、北朝鮮の資金源が断たれるわけがない。経済制裁で失った貿易
額は年間600億円だが、総連系のパチンコ屋の売り上げだけで10兆円以上ある
のだ。
彼らは人が死ねば日本のマスコミが大騒ぎをして、法律が簡単に変わるの
も知っている。ひょっとしたらライバルである民団の資金源の一つとされる、
闇金やサラ金をぼろぼろにするために、わざと金を借りている人間に自殺を
させたのかもしれない。
今回の福岡で起こった3人殺しの飲酒事故の犯人は、さすがに北朝鮮に金
をもらってやったわけではないだろうが、彼らはやる気になれば、そのくら
いのことはやりかねない。
日本のマスコミは、人が死ねば、統計数字など一切見ずに、感情的に法律
を変えろと騒ぐことをよく知っているからだ。受験生が自殺すれば、勉強は
悪ということにされ、国力ががた落ちになる。
アホなマスコミと、外国のインテリジェンス活動(アメリカだって、USIA
などの力でアメリカに有利な経済政策をやるように世論誘導を平気でしている)
がある限り、日本の将来はたまったものではないように思えてならない。
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■編集後記*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今年は花粉のシーズンが長かったように感じます。花粉症さえなければ
春という季節はかなり好きな季節なのですが…これから梅雨にはいるま
での期間の気候は特に好きです。青空にピクニックが一番似合いますね。
今年こそは一度くらい、バケットに昼食詰めて芝生に寝転ぶベタなピク
ニックをしてみたいです。
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