HIDEKIWADA[2007/12/25] 文部科学省は何も変わっていない
発行日時: 2007/12/25━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 和田秀樹公式 HIDEKIWADA.COMマガジン ■ 発行部数:11885 2007年12月25日号
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出演情報などの他に、和田秀樹の最新エッセイをお届けしています。
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・メルマガエッセイ164「文部科学省は何も変わっていない」
・編集後記
■今号のメールマガジン*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
2007年も残りわずか。年末の慌しさの中でいかがお過ごしでしょうか。今回
の和田エッセイでは、文部科学省の変わらない体質を新たな角度から指摘して
いきます。他にTV情報等ございますのであわせてご覧ください。
また、HIDEKIWADA.COMマガジンは、今号が2007年を締めるラストメールマガ
ジンとなります。この一年、ご購読いただき誠にありがとうございました。
2008年も変わらずHIDEKIWADA.COMマガジンをお届けいたしますので、宜しくお
願い申し上げます。
■新着情報*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
☆★和田秀樹初監督作品『受験のシンデレラ』モナコ映画祭グランプリ受賞★☆
受験に役立つ必勝テクニック(和田式勉強法)を満載した、和田秀樹の初監督作
品『受験のシンデレラ』が、モナコで行なわれた「第5回 暴力描写のない映画
のためのモナコ国際映画祭(2007 Angel Film Awards Monaco International Film
Festival(12月8日より3日間祭典))」にて、グランプリを受賞しました!!
◎受賞内容…最優秀作品賞・最優秀女優賞・最優秀男優賞・最優秀脚本賞
詳しくは下記「VARIETY JAPAN」ニュースを参照ください。
http://www.varietyjapan.com/news/movie/u3eqp3000001t6vp.html
◆TV情報
◎朝日ニュースター 年末年始5時間スペシャル「この国の行方を問う」
12/30(日) 夜7:00〜11:50 12/31(月) 午後1:00〜5:50
1/1(火) 夜7:00〜11:45 1/3(木) 朝8:00〜昼0:45
★好評連載情報
読売新聞の毎週土曜日夕刊にて、「週間KODOMO新聞」連載中!
毎回中学入試レベルの問題とコラムを紹介。子どもの家庭学習の一環として、
また脳の体操などにもたいへんおすすめです。読売新聞購読他、キヨスク各店
でも購入可能です。
◆新刊情報
◎『『中学生の正しい勉強法』
瀬谷出版 1,260円 ISBN:978-4-902381-11-5
目先の試験だけでなく最終目標である大学受験を見据えた学習戦術と、中高一
貫校に負けない先取り学習法など、だれでも必ず伸びる正しいやり方を紹介し
ます。英語・数学をメインに7つのモデルプランと、和田式・参考書活用マニ
ュアルも収録。
◎『「場の空気」を読むのが上手な人下手な人』
新講社 1,365円 ISBN:978-4-86081-179-2
「場の空気」を大切にする日本社会。最近では、若者でも空気の読めない人
間を孤立させる傾向にあるようです。本書では、空気を読む方法から空気の読
めない人の傾向、そして自分なりの「空気」をもつことの大切さを説きます。
◎『「感情の整理」が上手い人下手な人 』
新講社 900円 ISBN:978-4-86081-180-8
人に好かれる「機嫌のいい人」になるために大切な、物事の考え方、感情の
コントロールの仕方など、自分の感情とうまく付き合い、円滑な人間関係を築
く法を教えます。『「感情コントロール」で自分を変える』の新版です。
◎『「うつかな」と思ったらまず読む本』
海竜社 1,470円 ISBN:978-4-7593-0991-1
「うつ」という病気は身近にある病気なのだという理解が社会的に広がって
います。しかし、実際にどのような病気なのか、どのような治療法があるのか
といった基本的な情報はなかなか浸透していないのも事実。本書では、うつに
ついての正しい知識や、うつ病の人との接し方、うつになりやすい人など、多
岐に渡りていねいに解説します。ストレスフルな社会に生きる方には是非手に
とっていただきたい本です。
■Web情報*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
◎和田秀樹監修の中高一貫校「磐城緑蔭中学校(男女共学)」が開校しました!
--> http://www.ryokuin.ed.jp/
◎国際医療福祉大学大学院が2007年4月より、修士課程臨床心理学専攻を開設!
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◎子を持つ親・教育関係者におくる教育・学習(受験)マガジン、『学力向上!
親の会』随時入会受付中! 現在、12月新規会員募集中です。
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(H20年度入学新中1年生を対象とした、期間限定募集です)
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◎和田秀樹監修の大学受験指導 緑鐵受験指導ゼミナール
H20年度の資料請求を受付中です。
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◎和田が物申すブログ「和田秀樹のそれ言っちゃダメ!」が連載中!
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★新刊ピックアップ+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『心の習慣ひとつでお金が集まる人になる』
新講社 900円 ISBN:978-4-86081-168-6
諦めない心がチャンスをつくり、お金に好かれる人となる——格差社会の中で、
お金が集まる人になるための秘策、心理戦略を大公開。『「お金が集まる人」の
心理学』の新版です。
『3分で「モチベーションを高める」技術』
新講社 1,365円 ISBN:978-4-86081-171-6
一冊に、あきらめグセを勝ちグセに変えるテクニックを満載しました!モチベ
ーションの高め方や下げてしまう要因などを例などを使い丁寧に教えます。
『「か弱き、純真な子ども」という神話』
中央公論新社 756円 ISBN:978-4-12-150254-4
「子どもを傷つけないようにしよう」という社会の風潮から、安全な子育てを
安易な過保護と取り違え、教育を歪ませています。子どもが本来持つ力強さを本
書で明確にし、精神医学からトラウマ理論やいじめ問題の変遷をまとめ、子育の
中で知っておいて欲しいこと、子どもに教えて欲しいことを切実に伝える教育書
です。
『10倍賢く見せる技術』
PHP研究所 500円 ISBN:978-4-569-69459-7
自分を賢くみせることは、能力を磨くことと同じくらい大切なことです。本書
では、心理学を応用しながら賢い自分を演出する術を公開していきます!『人は
見かけで決まる』を改題し、お求め安い廉価版となりました。
『3分で「人間関係がよくなる」技術』
新講社 1,365円 ISBN:978-4-86081-167-9
出会ってからの3分で、人の第一印象はある程度決定します。この「最初の
3分」から上手に導く人間関係術を一冊に丸々詰めこみました。お互いが元気に
なれる素敵な関係を目指しましょう。
『国語力をつける勉強法』
東京書籍 1,470円 ISBN:978-4-487-80196-1
日本人の国語力低下が問題になっていますが、国語力の差は格差社会の差に
直結するといわれるほど重要なものです。国語力が低下している背景からその危
険性、また国語力をアップさせる実践的勉強法まで網羅した「国語力」の教育書
です!
■メルマガエッセイ*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
【 文部科学省は何も変わっていない / 和田秀樹 】
福田内閣の人気がない。
安倍前首相の公約のせいで、それができないことを告白する役回りなのだから
確かに損な部分もあるだろう。しかし、このくらい人気がないと、参議院で過半
数割れもあいまって、まともな政治運営ができないだろう。
ポピュリズムと批判されるかもしれないが、大衆の気分は移り変わりやすいも
のだ。ちょっとしたことで人気が挽回できれば、予算も含めて、政治の流れがず
っとやりやすくなる。現にナベツネ氏が打ち明けたように、一時は小沢氏のほう
が手詰まりで、自分から連立をもちかけたくらいなのだから。
今のご時世、やりたいことがあるのなら(ないのが問題という見方も強いが)、
まず人気を高めておいて、それから好きなことをやるというのが、賢明な手順と
いうものである。
小泉元首相は郵政の前から、公約を守るスタンスを貫き通し、受け答えのパフ
ォーマンスも抜群だった。安部前首相は、拉致問題で人気者になった。人気があ
ればこそ、できることはたくさんある。
たとえば、薬害肝炎の政治決着という手もあるだろう。と思っていたら、これ
までも、それが人気取りにつながった二匹目のドジョウという感じで本当にやっ
てしまった。舛添大臣のうれしそうな顔を見る限り、これで人気復活と思ってい
るのかもしれない。
ただ、私はこの程度のポピュリズムでは、手ぬるいと思っている。たとえば、
強引に押し通すと命取りになりかねない新テロ特措法の問題について、思い切っ
てあきらめるという手はないだろうか?
予算もとってあるし、油も買ってあるのなら、それを灯油高で買えない寒冷地
の低所得者支援に配るというのはどうだろう。人の命を助けるためという緊急の
名目で、そのくらいのことをすれば、少なくとも悪くはいえないだろう。アメリ
カには、「民主党政権ができるよりまし(とアメリカが思っていないのかもしれ
ないが)と思って、目をつぶってくれませんか?」と頭が下げられないのだろう
か?
少なくとも、薬害肝炎問題で政治決着程度のこともなかなかできないほど、官
僚に気を遣っていることが、この内閣の不人気の原因としかいいようがない。
官僚というのは、口先とやることは、まったく違う。はるかにしたたかな連中
だ。
たとえば、文部科学省は、ゆとり教育を見直すという方向性ということになっ
ているが、本音は明らかに違う。アメリカに洗脳されて、わが国の愚民化を推し
進める売国官庁である。だから、今、見直すといいながら、施行は2011年からな
どというふざけたことを平気でやる。
私は、文部科学省がゆとり教育路線を変える気がないと確信したのは、その別
働部隊である文化庁が、これまで通り、売国的態度を変えていないからだ。
ゆとり教育の宣伝役だった河合隼雄氏や、斉藤貴男氏のレポートで、「できな
いやつはできないままでいい」と言明した三浦朱門氏を歴代長官にいただき、さ
らにゆとり教育のスポークスマンの寺脇研氏が文化部長を務めたこともある恐ろ
しい役所である。
しかし、文部科学省も路線変更したといわれているので、多少は変わったかも
しれない(実際には反日映画、自虐史観映画に助成金を出し続けていることも知
っていたが)と思い、私の映画『受験のシンデレラ』にも助成金の申請を行なっ
た。
年間35作品も助成しているし、勉強の大切さを訴えているだけでなく、格差社
会に対するアンチテーゼであるし、またこの4月にがん対策基本法が施行された
のに、まだまだがんの緩和ケアの啓蒙が遅れていることもあって、この映画はで
きはともかくとして、国益にかなっていると信じているからだ。
結果的には、文化庁には、はねられた。
こういうと、それは素人が初めて作った映画で、「出来」の問題でしょといわ
れるかもしれない。確かにそういわれても、「じゃ、映画を見てよ」としかいい
ようがなかったし、負け惜しみといわれても仕方がない部分があると思っていた
ので、これまでは、文化庁を不快に思いながら黙っていた。
しかし、やっと反論の材料ができた。
モナコ国際映画祭で、グランプリ(ベスト・フィルム・アワード)をもらったの
だ。
カンヌで監督賞をとったことがあるパーヴェル・ルンギンの新作や、ハリソン
・フォードがナレーターを務めるダライ・ラマのドキュメンタリーを破ってのグ
ランプリだから、小さな映画祭とはいえ、文化庁がダメ映画の烙印を押す資格は
ないだろう。もともとは、非暴力映画の応援のために、ポール・マッカートニー
らが支援してはじめた映画祭だそうだ。
私は、日本が認めてくれなかった際に、外国人の評価に助けられることが多い。
たとえば、精神分析の学会では、3年も留学したのに、いまだに座長にしても
らったことがないが、自己心理学の分野では、私以外に英文の論文をアクセプト
された精神分析家は日本には誰もいない(私はすでに2本アクセプトされている)。
第一、えらそうな顔をして精神分析学会で、英文の論文を雑誌にアクセプトされ
たお偉方は(たとえば分析学会の運営委員……よその学会なら理事に当たる)でも、
2人か3人しかいないはずだ。いくら干されても、外国から認められれば、自分
のレベルが証明されるので、外国のコンペに出したくなるのだが、今回も政界だ
ったようだ。いろいろと素人の批判はあるようだが、私は学問の世界でもニ流で
はないことをいっておきたい(Lancetにだって論文が載っているのである)。
この映画の受賞にしても、二流の映画祭といわれるかもしれないが、日本では
大新聞で取り上げてくれたのは東京新聞だけだし、テレビではまったく無視され
たが、BBCでは世界に向けて受賞をON AIRしてくれている。
いずれにせよ、文化庁は暴力映画のほうが好きかもしれないが、税金を使って
運営していることくらいは考えてほしい。
おそらくは、文部科学省を批判し続けてきた和田が撮ったからか、子どもに勉
強を勧める映画という理由で落としたのだろう。
要するに、相変わらず、日本の文部科学省は、子どもの学力が下がり続けて、
日本をアメリカの完全な属国にしないと気がすまないのである。
そのために、勉強を勧める映画を弾圧し(モナコでグランプリを取らなかった
ら、堂々と、「あれは質の問題ですよ」と冷笑していたことだろう。そして、売
国映画、反日映画にはお金だけでなく「すばらしい作品です」というお墨付きを
与える。かくして、映画関係者に、反日的映画つくり、反勉強的映画作りを勧め
続けるのが、文化庁という役場の仕事なのである。反論があるなら堂々と出て来
い。売国役人めが!)
こういう際にこそ、大臣が、きちんと「政治」を行い、文部科学省を、あるい
は文化庁を「国益」に基づく省庁に叩きなおすべきだろう。
渡海紀三朗とかいう建築士あがりの、おそらくは教育のことを何もわかってい
ない大臣には期待すべくもないが。
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★刊行本ピックアップ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『子供を東大に入れる母親のちょっとした「習慣術」』
和田寿栄子/著 祥伝社 1,260円 ISBN:4-396-61260-5
受験の神様和田秀樹を育てた母が教える家庭教育のすべてを大公開!息子2人
を東大卒の医者と法曹人に育て上げた、「和田家の家庭教育」から、トップを目
指す力を学びましょう!
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■編集後記*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
2007年早くも最終週となりました。年を経るほど一年が短くなるといいますが、
私の2007年は、相変わらず旅行やイベント盛りだくさんだったので、思い返すと
意外に長く感じます。毎年、中身の濃い一年だった!といえる生き方をしたいで
すね。
それでは皆様、良いお年を! 来年も宜しくお願い申し上げます。
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この記事へのコメント
全2件表示和田先生の卓見にはいつもハッとさせられます。新年も、和田先生がよりいっそうご活躍されることをお祈りしております。日時:2007年12月26日
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