| >> 記事トピックス一覧 |
HIDEKIWADA[2004/1/6] 年頭所感、教育界のラルフ・ネーダーになりたい
発行日: 2004/1/6━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 和田秀樹公式 HIDEKIWADA.COMマガジン ■ 2004年01月06日号
http://www.hidekiwada.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
HIDEKIWADA.COMマガジンでは、和田秀樹の新刊情報、テレビ・ラジオなどの
出演情報などの他に、和田秀樹の最新エッセイをお届けしています。
◆バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
--> http://www.melma.com/mag/76/m00018676/index_bn.html
■インデックス―――――――――――――――――――――――――――――――
・今号のメールマガジン
・新着情報(新刊・TV/ラジオ出演情報)
・Web情報(HIDEKIWADA.COM更新情報、連載サイト情報など)
・メルマガエッセイ74「年頭所感、教育界のラルフ・ネーダーになりたい」
・編集後記
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■今号のメールマガジン―――――――――――――――――――――――――――
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今号のエッセイでは、年始恒例の和田秀樹の「年頭所感」をお届けします。
また、今号のエッセイでも取り上げられている『学力向上!親の会』が発足
しました。1月9日(金)から入会受付開始します。
年末年始にかけて新刊も多数発売されましたので、新着情報もご覧ください。
■新刊書籍/掲載紙情報―――――――――――――――――――――――――――
◆新刊情報
和田秀樹の新刊や連載している雑誌などをご紹介します。
◎『痴呆介護の基礎知識』オークラ出版 ISBN4-7755-0265-4 1,429円+税
和田が本業の老年精神医学の立場から15年以上の経験をもとに痴呆介護の
本当のところを親切にアドバイスします。
痴呆介護を必要以上に怖れなくて済むための必読書です。
◎『「稼げる能力」を磨く勉強術』青春出版社 ISBN4-413-03447-3 1,300円+税
転職予備校校長でもある和田秀樹がすぐに転職というよりむしろ、転職に
耐えられる、そしてチャンスを活かせるポテンシャルを身につけるには
どうしたらよいかを説きます。『クビ!論』でおなじみの人材コンサルタント
梅森浩一氏との対談も実用的です。
◎『和田式 脳のアップデート術』PHPエル新書 ISBN4-569-63349-8 760円+税
これまで、さまざまな能力開発方法を説いてきた和田が、これまで身につけて
きたことや、今の能力をさびつかせず、常に時代に対応できるようにするには
どうすればいいかをアップデートという観点から考える意欲作です。
◎『なぜか「できる人」の7つの疑問力』海竜社 ISBN4-7593-0794-X 1300円+税
9.17の日朝首脳会談以降、マスコミの論調がワンパターンになり、疑うことを
知らなくなったことに対して憂えている和田が、疑うことによってどのような
能力が身につくかを説いた、和田にとって最近もっとも言いたい、書きたい本
でした。「当たり前」を疑うのが現在のトレンドだ!
◎『数字のどこをみているんだ!』和田秀樹監修 宝島社 ISBN 4-7966-3819-9
1,300円+税
最近、マスコミや「当たり前」と言われていることに常に疑問を感じ続け、
疑問を呈することの意義を訴える和田が、数字を用いて今の一般常識がいかに
ウソで、でまかせが信じられているかを見事に解き明かす。数字をみれば
疑う力も倍増すること間違いなし。
■Web情報――――――――――――――――――――――――――――――――
◎受験生の子を持つ親、教育関係者に送る「学力向上!親の会」現在準備中です。
1月9日(金)より入会受付開始します。
--> http://www.oyanokai.jp
◎和田秀樹監修の大学受験指導 緑鐵受験指導ゼミナール
H16年度の資料請求を受付開始しました。
--> http://www.ryokutetsu.net
◎ビジネスマン向けニュース・情報サイトBB-WAVEのコンテンツ
「THE GROOMING MIND」にて、「ヘヤケア今どき事情」を好評連載中です。
--> http://bb-wave.biglobe.ne.jp
◎eS Books「ヒデキワダドットコム書店」随時更新しています。
--> http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/hidekiwada/
◎50歳からのエルダーコミュニティサイト「遊学舎」で 「50歳からの活力人生」を
好評連載中です。
--> http://www.yugakusha.net
■メルマガエッセイ―――――――――――――――――――――――――――――
【 年頭所感、教育界のラルフ・ネーダーになりたい / 和田秀樹 】
2003年は、自分でもよく働いたと思う。
著書も2002年よりさらに増えて、アマゾンで見る限り、年に55冊も出した。
さらに転職予備校( http://www.tenshoku.tv )や社長向けの心理サポートの会の
「和親の会」(http://www.hidekiwada.com/washin/ )などもはじめて、本当に
忙しかった。
今年は、私は教育の年にしたいと思っている。
私だけの力だなどと僭越なことをいうつもりはないが、必死でゆとり教育反対や
今回の新学習指導要領の問題点を追求してきたかいがあって、ようやく世論も
ゆとり教育を問題視する声が過半数を超えてきたし、文部科学省もゆとり教育の
歯止め規定を撤廃したり、最低限であることを明示したりとかなり言うことが
変わってきた。
しかし、私は、まだまだそれでは足りないと思っている。
一つには、最低基準であることを明示したところで、受け皿である学校が変わら
ないことにはどうにもならないことがある。
学校のほうが、指導要領どおりにやっていればいいと思っている限りにおいては、
結局、これまで通りの内容しか教わることができない。四桁以上の足し算や
引き算は学べず、電池は2つまでしかつなぐことができず、小数点第二位以下の
計算はできず、単位分数でない分数の掛け算や割り算もできず、さらに三角形の
合同や対称も習えず、また中学3年間で学べる単語の数は100個そこそこという状態は
変わらないのだ。
実際、学校完全週休2日制が導入され、総合的学習の時間が新設されたため、
授業時間は2割も削減されたままだ。これでは、それ以上のことを教えていいと
いわれても多くの学校ではそうはいかないということだろう。
一方で、最低基準であることを明示したことは、進学名門校には朗報だ。
中高一貫校や大学が入試問題で学習指導要領を逸脱したことを出題しても文句を
言われなくなった。当然、対策塾や予備校もそれにあわせたカリキュラムになる。
これはとりもなおさず、公立学校のいうなりに勉強していたら、学力的に中高
一貫校やその対策塾に通う子どもたちに太刀打ちできないということを意味する。
このような形で、地方の子どもと都会の子ども、親が教育熱心な子どもとそうでは
ない子ども、そして金持ちの子どもと貧乏な人の子どもの学力格差が広がるのだが、
そのことについてはあまり触れられない。
実際、ジャーナリストの斉藤貴男氏のインタビューで明らかにされるように、
もともとゆとり教育とは、これを答申した中央教育審議会会長(当時)の三浦朱門氏
に言わせると、「できる人間には限りなく伸びてもらって、できない人間には実直な
精神だけもってもらえばいい」という趣旨ではじめられたものなのだ。
問題は、こういうことがあまり報じられず、世間に知らされないまま、ゆとり教育
ということばだけが先走ったり、逆にゆとり教育の方針を文部科学省が転換したりと
いうニュースが流れることだ。
ことの本質が伝わらないまま、これで大丈夫になったと思う親はやはりバカを
みることだろう。
私は、教育というのはある種のサービス業と考えているし、それを受ける側は、
消費者と考えている。
だから、教育を受ける側がきちんとした情報を開示され、またどのような教育商品
が消費者にとってよいものなのかを知るきちんとした情報源をもち、またそれに
したがって、教育という商品の品質向上を要求する、あるいは悪徳商品をつるし
上げるというような形の教育の消費者運動があれば、教育はよくなると思っている。
教育の世界にもラルフ・ネーダーが必要なのだ。
そこで、私は本年度から、そういう教育消費者としての親たちと一緒に教育情報を
与えていき、場合によってはオンラインで相談に乗れるシステムとして、
『学力向上!親の会』を組織した。私自身が教育の世界でのラルフネーダーに
なりたいと僭越ながら思っている。
確かにラルフ・ネーダーは中立の立場に立つ弁護士だったが、私は実は受験産業の
オーナーでもある。自分が商売をしていて消費者運動はないだろうと思われるかも
しれない。
しかし、私はこういう形で消費者の声を聞くことで、自分のビジネスのほうの
商品も消費者に喜ばれるものにしたいと思っている。教育界の「大地を守る会
(うちで愛用している自然食品の会員組織)」にもなりたいのだ。良心に恥じない
ビジネスをやっていれば、消費者運動を組織してもいいだろうと信じている。
ついでにいうと私の教育ビジネスである「緑鐵受験指導ゼミナール」では、
もう一つ日本に欠けている教育としてのエリート教育を行うために塾も始めたいと
思っている。東大に受かるだけでは足りない時代に、受験技術だけでなく、留学の
紹介や、文化人とのティーチインやディスカッションを通じて、日本の明日を担う
人間が養成できれば、教育者冥利につきると私は夢見ている。
これが、私の年頭の夢である。
◆エッセイのご意見・ご感想はこちらからお願いします。
--> http://www.hidekiwada.com/contact/
■編集後記―――――――――――――――――――――――――――――――――
新年明けましておめでとうございます。紙面を少しリニューアルしましたが
いかがだったでしょうか? 少しは読みやすくなりましたか? 是非ご感想を
お聞かせください。
今年も和田の活躍にご期待くださいね!
次号発行は、1月15日を予定しております。次号もご期待ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆配信停止をご希望の方は、http://www.hidekiwada.com/magazine/ で、
ご登録のメールアドレスを入力することで、購読解除できます。
◆和田秀樹への執筆・講演・セミナー・取材依頼及びご意見・ご感想は、
http://www.hidekiwada.com/contact/ の投稿フォームからお願いします。
Copyright (c) 2001-2004 Hideki Wada Institute, co
※掲載記事の無断使用・転載を禁じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンはmelma( http://www.melma.com )を利用して配信しています。
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
- 日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万4千部突破!
- 疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」
- 環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。 と、思ってたので...
- 週刊アカシックレコード
- 02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
- 社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!
- シリーズ第3弾「世の中は自分のためにお金を出して実験してくれている・編」がスタート! 実は、“見方”がわかれば、世の中は“ヒント”だらけなのです。こ...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)









