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□HIDEKIWADA.COM マガジン 2003年1月15日号
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■インデックス―――――――――――――――――――――――――――――――
・今号のメールマガジン
・新着情報
・WEBSITE 更新情報
・メルマガエッセイ50 次は警察改革だ /和田秀樹
・編集後記
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■今号のメールマガジン
お待たせしました。和田秀樹監修のネットカウンセリングサービス
「ココロクリニカ」がついに公開されます。
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→ http://www.melma.com/mag/76/m00018676/index_bn.html
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■新着情報
◎ラジオ
・1月16日 朝日放送ラジオ『東西南北龍介がいく』出演予定
◎サービス
・1月20日 和田秀樹監修のネットカウンセリングサービス「ココロクリニカ」
公開予定です。
URL: http://www.kokoroclinica.net
新刊本については、次の今月下旬から来月頭にかけて続々発売されますので、
ヒデキワダドットコムの方を随時ご確認くださいね。
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■WEBSITE 更新情報
・1月20日ネットカウンセリングサービス「ココロクリニカ」公開予定!
URL: http://www.kokoroclinica.net (20日までこのURLは使用できません)
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和田秀樹の自信作です。日本の現状をうつ病と考え、その処方箋と
心理学的な仮説を次々と提示します。
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■次は警察改革だ
役場の改革は、世間から見るとふざけるなというところもあるが、少しずつ
進みつつある。あの大蔵省でさえ、大蔵省汚職事件をきっかけに解体したし、
郵政は民営化の方向、外務省も機密費などにチェックの手が入った。
そういう中で、文部科学省と厚生労働省がいまだに社会主義国のようなことを
続け、教育や医療・福祉が規制だらけで、結局非常に費用対効果が悪いものに
なっているので、私は批判を続けてきた。
敵もさるもので、大学評価・学位授与機構なるものを通じて、大学の医学部に
ついては入試面接をやらなければ独立行政法人化以降の予算を減らすぞと恫喝を
かけて、医学部は教授たちによって面接を受けなければ入学できないことになり、
満点でも落とす資格を大学教授に与えた。要するに大学病院での医療ミスの内部
告発が多くなったり、私のような大学型の医療を批判するのがうっとうしくなった
のだろう。いうことを聞かないとおたくの子どもは医者になれないよというわけだ。
しかし、私は戦い続ける。全国の医学部教授に嫌われても、大学病院型の医療
では、高齢者の長寿に寄与しないし、老人医療費も高くなりすぎる。実際、地域
医療の盛んな長野県は老人医療費は日本最低なのに、最近発表された統計でも
平均寿命は男性1位、女性3位なのだ。自分の子どもには、医者を諦めろと
謝った。大学受験技術については自信があるが、面接官には自分の子どもである
のがばれない方法はないからだ。
自分の子どものためという私的理由のために、日本の医療財政や患者を犠牲に
するわけにはいかない。今後は、大学病院の批判者の子どもが安心して医学部入試
に臨めるように(医学部の教授側はそんなことは絶対しないというかもしれないが、
受ける側の精神的な不安はまったく考慮されていない。この精神的な不安のために
肝心のペーパーテストに悪影響が及ぶことも十分にあり得る)、この撤回に向けて
闘っていきたい。
そういうわけで、今後とも医療と教育の面では批判者であり続けるつもりだが、
もう一つ、批判者としてがんばりたいのは警察問題についてである。はっきり
いって今の警察のままでは、日本人の生命は保証されないどころか、生命に悪影響
さえある。
最新の犯罪白書によると、平成13年における交通関係業過を除く刑法犯の検挙率は、
19.8%(前年比3.8ポイント低下)と、戦後初めて20%を割り込み、戦後最低記録を
更新した。これは、先進国でも最低レベルでアメリカ以下である。
私は実際には、これよりもはるかに低い世界最低の警察だと考えている。
なぜか?
それは、実質的には犯罪のほとんどを見逃しているからだ。つまり、非合法黙認が
多すぎるのだ。
たとえば、新宿の歌舞伎町という町では、非合法のポルノが当たり前に売られ、
非合法の公然わいせつを行うストリップ劇場や、非合法の売春であるソープランド
が軒を並べている。
それどころか、日本中のほとんどの町で非合法のギャンブルであるパチンコ屋が
盛業し、22兆円産業といわれている。形式上は景品をあげるシステムになって
いるが、景品買取が隣にあってはっきり換金できる。こんな脱法行為が許される
なら、石原都知事も国になどお伺いを立てなくても、いつでもカジノを始められる
ことになる。景品で渡して、隣に都営の(売り手と買い手が同じではまずければ、
都の外郭団体を作って)景品買取所を作ればいいのだから。もちろん、歌舞伎町の
バカラとばくだって同じやり方でいくらでも賭博ができる。
要するに法律があって、違反をしている人たちをまったく取り締まっていない
のだから、つまり、こういう形で見逃されている人たちは警察のいうところの
刑法犯の認知件数に含まれていない。検挙率の分母はこの刑法犯の認知件数なの
だから、刑法犯の発生件数を本当の分母と考えると、検挙率ははるかに低くなる。
世界最低になるはずだ。
アメリカであれば、ささいな駐車違反でもすぐに警察が取り締まる。だから、
違法駐車はまずお目にかかれない。ポルノは解禁されていても、18歳未満の出る
ものは厳しく禁止されており、最近になってインターネット販売が出ているよう
だが、ポルノショップで扱われることはありえない。酒にしても、ポルノにしても
未成年者への販売は厳しく、IDを見せろと要求される。
さらに日本の警察のたちの悪いところは、いっぽうで非合法黙認をしながら、
気まぐれに摘発を行うことだ。法律を犯した者に対して公平に取り締まるのでなく、
どこを取り締まってどこを取り締まらないのかは警察が勝手に判断するのだ。
これはもちろん不正の温床になる。非合法黙認のビジネスをやっている人たちから
の何らかのお礼の噂は絶えないし、現実にパチンコ屋の組合やソープランドの
親会社などへの天下りは珍しくないとされている。あるいは、商店街の前の道の
駐車禁止を取り締まらない代わりに商店街の理事に天下るなどという話もある。
この手の警察利権は、警察OBの政治家も享受しているようで、警察官僚出身の
政治家は庶民面をしてはいるが、みんな政治献金の金額の上位者に名を連ねている。
現実には、パチンコやソープランドで儲けた裏金がずいぶん北朝鮮に渡ったと
されている。このような非合法黙認を許して、北朝鮮の悪事の資金作りに協力
してきた警察官僚上がりの議員たちが、今さら北朝鮮を許すなといって正義の
味方面をするのを見ると、なんともやるせないものを感じるのは私だけでは
あるまい。
法を犯した者は、情実をからませずに一律に罰するという秩序が回復され
なければ、警察がしっかりするわけがない。その上で、この法律は厳しすぎると
気づけば(たとえば、駐車禁止であれ、30キロ制限の道路であれ、パチンコ
賭博であれ、売春禁止であれ、守れないような法を課していることに気づけば)、
そこは立法府である国会があるのだから、そこで法を改正すればいいのである。
警察が裁量行政をしてくれるから、建前で守れないような法律をいい加減に作る
ことほど立法府の責任放棄はない。法を作る以上、必ず守ってもらうというのが
筋だろう。
天下りや利権という点では、信号業者との癒着も許しがたいものがある。
青色ダイオードは言わずとしれた日本の発明品であるが、これの場合、旧来の
信号機より補修がはるかに少なくて済み、安上がりだということでアメリカでは
かなりの信号機がこれを使ったものになっている。ところが、日本の場合は信号の
補修業者が警察の天下りで占めているため、なかなか青色ダイオード化が進まない。
また、左折信号を一つつければ渋滞が解消するような交差点はいたるところに
あるのに、それもつけない。これも警察と信号業者の癒着があるからと
信じられている。実際、アメリカで200万円の信号機が日本だと600万円する
のだいう。
こんなに上層部が腐った組織では下の人間がまじめに仕事をすると考えるほうが
甘いだろう。これまでは、日本人にはまじめなメランコ人間が多かったが、今は
周囲の環境に染まりやすいシゾフレ人間が主流となっているのだから、個人の
まじめさに期待がしにくくなっている。やはり組織全体のたがをしめてもらわない
と困るのだ。
また警察組織にはインセンティブも足りない。
最近、東大法学部の学生の間で、警察官僚になりたいという人が増えていると
いう。昔の大蔵省のように20代で税務署長などというエリートコースが
つぶされた今、いまだに20代で署長になれたり、エリートコースがはっきりして
いる官僚組織は警察がいちばんということらしい。
いっぽう、検挙率がいかにいい腕のいい警察官でも、面倒くさい試験に合格
しないと昇進できない。要するに閑職にいる人ほど試験勉強ができて昇進しやすい
のだ。もちろんセールスマンと違って検挙率の高さは給料に直結しない。
つまり腕のいい刑事が、地位的にも経済的にも恵まれない。
ところが、昔ながらのエリートコースには手がつけられていない。こんな
システムで、やる気が出るのか? 職人気質の多かったメランコ人間の時代には
それでよかっただろうが、実利がないと動かないシゾフレ人間の時代には、
これでは機能しまい。このような状況下で、警察は手抜きをやり、検挙率が低下
したり、桶川のストーカー事件のように犯罪被害者を取り合わなかったり
しているのだ。
いっぽうで、私が手抜きと考えるのは、事情も聞かず、捜査もせずに、一方的な
シナリオ通りの事件処理をすることだ。
痴漢冤罪の事件が後を絶たないのも、被害者が誤認している可能性を一切考えずに、
自分たちの見込み捜査で加害者扱いされている人間を泣き寝入りさせているからだ
という。状況の検分が一切ないままに、痴漢行為を認めないと、ここから出さない
と脅すのでは、北朝鮮や戦前の犯罪捜査と変わらない。
実際、日本の警察では冤罪が起こって当たり前だと思う事件に私の家族が
遭遇した。私の妻がガレージから車を出そうとした際に側面に自転車があたって
きた。自転車に乗っていた女性は倒れるとなぜか警察を呼べと言ったそうだ。
そして、その後、あちこちに携帯電話をかけまくるのだが、警察が来たとたんに
泣き出したという。「前にもこんなことがあったのにトラウマです」と。
おそらく前にもこんなことがあって、いくばくかの慰謝料をせしめたので、
警察を呼べと言ったのだろうが(痴漢冤罪の場合とまったく同じ構図である)、
警官のほうは妻の言い分はまったく聞かないまま、被害者と称する女性の言い分
のみを聞く。しかし、車と自転車があたった跡が見つからない。やっと妻の言い分を
聞いて、車の側面に自転車のタイヤの跡が見つかったのだが、やはり運転者の前方
不注意ということにされて、人身事故の扱いを受け、警察に出頭させられた上、
長年無事故無違反であったのに、その記録も途絶えてしまった。
こんな手抜き捜査をやっていたのでは冤罪がいくら起こっても不思議でない。
私は死刑廃止にはもちろん反対だが、警察内部の事情を知り尽くしている亀井
静香氏が、冤罪の危険があるから死刑廃止を唱えるのは理解できる気がした。
もちろん、痴漢冤罪の場合、社会的生命や職を失うということをまったく理解
しないのは警察であるが、このような手抜き捜査に対して、国や当の捜査官が
損害賠償したという話は聞かない。
このように警察は我々の身を守ってくれないのに、冤罪のおそれが強くていつ
冤罪被害に会うかわからない。それだけでなく、警察は地球環境の敵でもある。
石原都知事はディーゼル車を目の敵にしているが、ヨーロッパではディーゼル車
のほうが環境にいいという風にするのがトレンドだ。どちらが正しいか
判断できないが、一つ言えることは、現在の車はディーゼル車であれ、
ガソリン車であれ、通常走行している際の環境被害は大したことはないということだ
(もちろん二酸化炭素は排出されるので温暖化には悪影響はあるが)。
いちばん環境に悪いのは渋滞時である。
警察がしっかりすればかなりの渋滞解消ができる。手信号が実際の信号に優先
するのだから、腕のいい警察官がいれば左折車や右折車を流したり、交通量の
多い車線を流すなどが可能なはずだ。左折信号を増やせば歩行者が横断していない
ときに車が流れて、渋滞の解消になる。駐車違反を本気で取り締まれば、アメリカの
ように3車線の道は3車線で使える。また、アメリカのように信号機を車の通行量で
青の時間を変えられるようにしておけばやはり渋滞は和らぐ。
こういうことを一切しないで警察官が交差点にたっていれば渋滞が起こる。
この環境被害や経済的損失はかなり大きいはずだ。
警察が犯罪者の2割も捕まえることもできず、旧来型の官僚と同じで天下りの
ために利権活動を続け、さらに冤罪をまきちらし、さらに地球環境を悪化させている。
次に槍玉にあげられるべきはまさに警察組織だろう。
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『試験に受かる人 落ちる人』幻冬舎 1,300円(税別) ISBN4-344-00284-9
和田が試験に落ちる人のパターンを分析しつつ、ありとあらゆる試験に
強くなる自分の作り方を伝授します
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■編集後記
現在、1月20日公開のココロクリニカの準備に、hwiのスタッフは追われて
大変忙しい日々を送っています。(いつでも忙しいような気もするのですが・・・)
というわけで、ココロクリニカをよろしくお願いします!
なお、次回発行予定は、2月1日を予定しております。次回も乞うご期待!
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