#### 35歳モテない男の現代思考 ####
発行日時: 2004/11/2■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■
2004/11/01
35歳モテない男の現代思考〜グアム駐在編〜
第八十八回・なかなか進みません。
35歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
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こんばんは。
またまた、久しぶりのメールマガジンになりました。
1.永住権
米国永住権の抽選が毎年ある。
当たるとほぼ無条件で永住権がもらえて米国に住めるのである。
欲しい人には、喉から手が出るものらしい。
私も昨年、試しに応募をしてみた。
まぁ、当たればラッキーくらいなものだから、気にはしていなかった。
そして、ついに当選最後の月、と呼ばれる七月にも通知は来なかったから、外れ
てしまったのだろう。
だが、これを機に私の周りで勝手に「永住権を取ってグアムに住み着く気ら
しい」とか「永住権を取れば他社に引き抜かれる気らしい」とか、果ては、
「また会社を興す気らしい」とか噂をされ、現在の会社の幹部たちが疑心暗鬼
で私を見るようになった。
ただでさえ、元経営者であり、働かない幹部たちがい嫌がるいくつかの提案を、
地元従業員を味方につけて提案した私である。
その技量は解って頂けていると思う。
考えてみれば、若かりし頃は、彼らもその部類だったわけだから、ビザで雁字搦
めにされて身動きがとれないのを良いことに不当とも思える労働条件を当然のよ
うに続けさせる状態から、永住権を取得した過去の従業員同様にこいつも逃げる
に決まっている、と思いこんでいるのだろう。
まぁ、ある意味では、当たっているのだけれど、当選しようがしまいが、もうビ
ザの更新はしないと決めている。
この会社に長くいることは、ある時点を境に、もう、まったくあり得ないのであ
る。
人間、吹っ切れるとサラッとしたもので、働かないくせに文句を言う幹部やここ
に住んでもないのに高額が支払われている幹部ファミリーたちのことすら、気に
ならなくなる。
私が居なくなれば、困るのが解っていても気にもならない。
自業自得だとすら思う。
そんな心境でいる中、10/31のハロウィーンの日に取引先の日系企業に「J
ビザ」と呼ばれる『労働訓練プログラム』を使ってやってきていた若い女性の日
本人従業員たちが、ほとんど水着以下の衣装で、ハロウィンパーティーをやって
いた。
もちろん、パーティーは、男どもも入っているのだが、その男どもはちゃんと選
ばれて呼ばれた人ばかりなのだ。
そこには、日本人の男は絶対居ない(笑)。
もちろん、日本人がいると日本語ばかりになるので、英語圏の人だけを呼んだと
いうのが、建前だ。
でも、目的が「出来うるなら永住権取得」も含まれているから、ちゃんと米国市
民権を持った白人か、有色人種ならば高所得者、なのである。
高所得者でも永住権保持者のフィリピン国籍とかは、呼ばないのである。
そりゃもう、必死に探している人もいるらしい。
何しろ「Jビザ」は、期間が一年から一年半だけの一生に一度だけしか与えられ
ないビザである。
このビザワーカーたちは、取り立て特技や技術がないから『訓練プログラム』で
入国するのであって、その後、いきなりHビザやEビザに成ったりすることはな
いのが普通である。
だから、かもしれない。
米国に住むためにアメリカ人と結婚する。
2年続けば、めでたく本物の永住権が送られてきます。
相手が嫌ならそこで別れて良い。でも、永住権は取られないのだ。
そして、アメリカ人と結婚していても日本の籍には『入籍』しなければ、戸籍上
は、籍を汚していないことになる(米国は、結婚の宣誓をして役所に届け出るだ
けらしい。それを日本の戸籍に知らせる義務もない)。
つまり、バツイチにならない。
単純だけど男にはなかなか出来ないことです。
そして、舌を巻くのは、離婚後のプランがしっかりしていること(でも、私は、彼
女たちの行為に興醒めする)。
日本人が豊かであり続ける限り、米国に住む一部の日本人には、必ず仕事が生ま
れるのをよく知っている。
彼女たちは、立派なビジネスウーマンなのです。
日本で有能に働くほどの能力はなくても外国なら重宝される場所があるのを知っ
ている。
足りないのは、その場所で合法に働ける『資格』なのである。
やっぱり、男は、彼女たちにはかなわないと思う。
だって、単純に考えて日本人の普通の男と結婚してくれそうなアメリカ人って…
ねぇ…聞いたことがない。
2.父親の気持ち
グアムのようなチャペル結婚式のセレモニーで、父親とバージンロードを歩く
父親は多い。
グアムは確かにラフな格好で良いとはいえ、たまに半パンTシャツという方が
いらっしゃる。
まぁ、それでも参列者なら解るのだけれど、一緒に歩く父親がそれでは、ウェ
ディングドレスの娘が可哀想な気がするのだが、どうなんだろう。
今日もそんなカップルがあったのだが、大抵は、そういう父親の娘は、別段気
にもとめないものだから、結構、そのままセレモニーしてしまう(牧師も困っ
た顔をするが、信者でもないし、所詮はフェイクだと思っているのでOKする)。
ただ、たまにコーディネーターやセレモニー会社の人が、一緒に歩かせないこ
とがある。
それを見ていて、なに気取ったこと言ってんだろう?と思う。
確かにセレモニーは、そういう厳粛さがあって良いが、客商売として考えた場
合、OKな人とOKじゃない人がいるのは、基準を持っていないという点で駄
目なんじゃないの?と思ったりする。
今回も厳しいコーディネーターで、結局、普通の服装だった母親に歩いてもら
っていた。
バージンロードを歩いてくる娘と母親を見ていた父親の顔は、どことなく寂し
くもあり、その後、「歩かせてもらえなかった」と言うことが、親族一同に知
れ渡って笑いものにされるんだろうな、と思うと可哀想な気がした。
「ラフな格好で構わない」とパンフに書いてあった内容を理解して、その格好
だったのだろうから、『価値観の違い』と思って歩かせてあげても良かったん
じゃないかなぁ、なんて思った。
3.社風は、出る。
携帯電話が私のところに却ってきた。
10ヶ月くらい前、取引会社の日本人の若い女性従業員が、プリペイドカード式
携帯電話を買いたいのだけれど、高くてなかなか買えないんだよねぇ、と話し
ていた。
その人に自分が購入して使っていない新品の携帯電話を譲ってあげても良いよ
と言って、買った価格の半値で譲ってあげた(当時、ダブルブッキングのオーダ
ーをしてしまったので、余っていた)。
当時、初任給も貰っていない状態だったので初任給を貰ったら、と言うことで話
がついた。
ところが、2ヶ月たった頃、お金を払うのではなく、やっぱり返しますのでお金
は払えません、と言ってきた。
理由は、もっと多機能なものが欲しくなったという若者らしいものだったので、
元の通りに入っていたプリペイドカードを買って、付属品を入れて戻してくれ
ればいいです、と言った。
その後、何度も仕事で会ったのだが、忘れてきたとかなんだとか言って、持っ
てくることはなかった。
最近、私の自宅を知った地元の従業員が、突然、自宅に現れた。
どうしたの?と聞くと、頼まれものを持ってきた、と言う。
それを見てびっくりしたのは言うまでもない。
ボロボロになった外箱に見覚えがあったからだ。
その携帯電話の箱を開けると、元通りにして返すという約束の20ドルのプリ
ペイドカードが入っていなかった。
電源を入れてみると電源は入らなかった。
翌日、バッテリーを入れ替えて使えるようになったが、グアムのプリペイド携帯
電話は、3ヶ月入金しないと電話番号が消去されて、新たに番号取得に15ドル
から25ドル取られる。
結局、再使用するには、数十ドルの費用が必要になるので、しばらく置いておく
ことにした。
後日、その人に会ったら「○○が持っていったでしょ?」と平気な顔をして言
う。
プリペイドとか入ってなかったけど?と言ったら、そんなの入ってたっけ?わた
し知らない、と言い放った。
あきれてものが言えなかった。
一言も謝ることなく、他人に配達を頼み、後は知らん顔。
これで優秀な日本人というのでは、グアムのレベルはよっぽど非道いと思った
(そんなのを日本から呼び寄せるくらいな訳だから)。
ただ、その取引会社は、割と態度が大きいことで有名で、支払いはよいのだけ
れど、社風がとても悪かった(すぐ威張るし、立場の弱い者からタカルし、不正
に私腹を肥やすのがいるし)。
その人もはじめは、そんな人ではなかったのだろう。
その会社でグアム生活約一年、若ければ若いほど『朱に交われば紅くなる』の
は早い。
今期、また新しく入社してきた人がいたが、これまたとてつもなく評判が悪い。
まだ3ヶ月なのに、日本人だからってなにを威張っているのだろう?
社風は、出る。まさに、そんな感じ。
それでも、既得権益の会社は、保つのであるから困る…。
小一郎
●35歳モテない男の現代思考
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