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Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。




#### 33歳モテない男の現代思考 ####

発行日: 2002/8/15

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                             2002/08/14
          33歳モテない男の現代思考〜グアム駐在編〜
                 第七十九回・感歎

     33歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
     
■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■


 ついにというか、何というか3週間ちかく間が空いてしまった。
 予兆はあった。
 しかし、現実に書くことから遠くなるとなかなか書き出しから終わりまでスムー
 スにいかないものだ。
 気がつけば、題材が陳腐化していたり、的を得なくなってしまったり。
 時代の変化が激しい分、のんびり書いていたのでは間に合わなくなってしまう題
 材もある。
 大した文章ではないのだけれど、その時でないと共感できないというモノがある。
 書ききれないうちに終わってしまう程度の情報には、実は大したものではないこ
 とが多いので、それはそれでいいかな、と思っている。
 それに輪をかけて、何度となく午後7時から11時までの停電に追われると、何
 もやる気が起きなくなるのは不思議だ(事実、何も出来ない)。
 うわさ話では、この地区に次期知事選挙の現職対立候補の支持者幹部邸があるか
 ららしい。
 馬鹿馬鹿しい。
 そんなことに電気を利用するなんて次元の低い…。
 早く現職側が落選して日本のように逮捕していただきたいモノだ(日本と同じで
 現職は捕まえにくいのだ)。
 ただいま、回復した電気の下で書き出しています。


−目次−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1.社会人大学生
2.快決(かいけつ)

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1.社会人大学生

 日本の新聞紙上で、今流行のように「大学院案内」が載っている。
 新卒者の半数以上が大学卒となった今、大学を出たくらいでは例えそれが一流大
 学でも当てにはならない。
 かといって、完全実力社会ではない日本を含めた先進国では、さらに上の大学院
 を目指さなければ「高所得者」にならない(確率の問題だが)。
 30年くらい前の日本が大学を出なくては偉くなれない、と言われたのが今は大
 学院になってしまっている。
 他国のように奨学金の制度がまともにない日本では、益々「お金」がない人の進
 学率が下がってしまう。
 「ある」人の家庭から「ある」人を作る状態になる。
 逆はなかなか難しい。
 以前にもかいたが、経済性の相続みたいなモノである。
 合わせて、18歳人口が減り、各大学に欠員が出始めたのと同じくして30年前
 の高校入学が以前より易くなったように、大学入学も「夜間主コース」の開設や
 「社会人入学」の枠が大きくなり(以前なら数%程度だった)、入りやすくなった。
 普通に考えれば、収入基盤固めに社会人の入学をどんどん認めているだけに過ぎ
 ないのだが。
 それでも、それらによって特定地域の特定職業の人たちにとっは、チャンスが発
 生する(例:東京都内の特殊法人社員など)。
 知らないより知っている、持たないより持っている方が良いのが知識と経験だか
 らだ。
 もちろん、大学院に進んでいくさらに先を行った人たちも大きなチャンスを得る
 のだろう。
 この経済的観点から社会人の「進学熱」が発展したとしても、それは大きな恩恵
 を受ける可能性を持てるという点で評価できる。
 この10年、少しづつだが新規大学の他に「通信制大学」「夜間大学」の設置、
 増員がなされてきた。
 多少、旧文部省の天下り先確保の政策があったとしても、昔、勉強したくても出
 来なかった人たちにとっては大きなチャンスを与えて貰ったことになると思う。
 私は、大学と言うところを2つほど出ているが、写真という仕事を抱えたままで
 学生をしていたので、実のところ全く勉強らしいことをした記憶はない。
 そういう生徒が卒業をすることが「昼間の通学生大学」では当たり前だった。
 留年を何年もする生徒を持つ大学にこそ、恥があったのである。
 これは、入り口が難関で出口が緩いからであって、世界から笑われる教育機関だ
 ったことが知られている。
 これが「本当に勉強したい人たち」だけの大学だったなら、今のように「大学院
 の乱立」などは考えることはなかったろうと思う。
 私が地方公立大に通っていた第四学年だった頃、ドイツから客員教授がやってき
 てその教授がドイツの大学生と同じく英語で講義をした。
 ところが、私を含めて「英語」であることが、まずつまずく要件であり、かつ、
 講義の内容も日本では大学院で行われるような内容のものだったのである(一般
 教養課程に当たる部分が高校でやることだったわけだ。大学では専門分野を学ぶ
 のだ)。
 そのドイツですら世界的レベルから見たドイツの「教育の下落」が深刻であるそ
 うだ。
 つまり、余所の国(ドイツは先進国だが)では、大学で教えることが日本では大学
 院まで行かないと教育していないのだから、現在のゆとり教育だかなんだかで
 「さらにレベルを落とす」ことが日本の将来にとって良いこととは思えない。
 自分を含め、よく考えてみたい。
 欧州の各国の大学を出た者と言えば、地域的歴史的なことがあったとしても、最
 低2カ国語は理解する。
 中国、韓国、果てはパキスタンまでが大学を出ていると言うことは、少なくとも
 母国語以外にひとつの言語を理解しているのだ(パキスタン国内の大学など講義
 は全部英語だ)。
 こんなことが解ってから、恥ずかしながら大学を出ましたなんて外国に来てまで
 言えない(笑)。
 日本国内であれば「遊んでましたぁー」なんて言えば済むが、それは日本の常識
 であって世界の常識ではないのである。
 レジャーランドが大学から大学院にまで伸びる可能性もある、レベルの低下を産
 もうとするシステムを作るのは何故なんだろう?
 もはや、一般的な通学する日本の大学というのは、嫌々勉強した人の集まる義務
 教育機関でしかないのではないだろうか。
 それともそうやって「天下り先」を増やしているのかな。

 一昨年、まともに勉強してみよう、と興味のある講義だけを聴きたくて放送大学
 に入学した。
 仕事の関係で4つの講義のうち1つしか試験日に受けに行けなかったが、割と満
 足している。
 単位とかに拘ると、なかなかひとつのことに集中できない。
 万遍なく「教養」を入れてしまうだけになってしまう。
 聴きたいモノだけを選んで受講した。
 ただ、その半年後、グアムに行くことや国内のスタジオを畳むことなど考えもし
 なかったのだが…。
 と言うわけで今でも学生です(笑)。
 しかし、国外にいると受講できなくなる、というのか単位が認められないので
 (法律で決まっているのがおかしい!)、籍だけの似非学生なのです。



2.快決(かいけつ)

 「人を幸せにしない日本というシステム」という本が、10年くらい前にベストセ
 ラーになった。
 題名だけで買ってしまったのだが、おおよそ書いてあることは的を得ていた。
 ただ、なにかひとつではっきりとした答えが無くて、いくつもの答えがあって「総
 合的に見れば、だから良くない」というようなことで纏まっていたように思う。
 当時の私は、納得したような納得しないようなだった。
 そう、それ!という「スッパリ感」がなかったのだ。
 それがこの間、ある知識人の書いた新聞のコラムで「ほほーっ」と割り切れた。
 それは、日本経済新聞2002年8月6日(全国版)の経済教室のページ(23面)。
 林敏彦・放送大学教授が書かれたもので、先進国の多くの人々は、物質的にも豊
 かになっているはずなのに何故幸せと感じないのだろう、というものに答えてい
 る後半部分だ。
 要約すると、
 「多くの人々は、産・官・学のエリートで構成される仲間内社会(政治中枢や会
 社の幹部たち)の無神経で利益分配の不公平さ(アンフェア)に辟易し、憤りを感
 じている。そして、(2人のスイス人経済学者が発表している論文より)いくら物
 質的に豊かであっても人々の「幸福感」を決定づける関数は、所得などの個人的
 な条件よりも、むしろそれぞれの社会において個人が政治的にどれだけ尊重され
 ているか、という政治的参加度だという。人々は、『結果』以上に公的意志決定
 への参加という『手続き』を評価している。つまり、今起きつつある意識の興り
 は、政府に依存しない独立した個人や企業が、依頼主として代理人たる国家・政
 府に契約の履行を迫る動きである。」
 というものだった。
 昔、前出の本を読んだ時には、このコラムを読んだ時のように「パキーン」と閃
 きのようなものがこなかった。
 歳を経て理解度が増したせいもあるかもしれないが、そのコラムを読んだ時に
 「確かに」と納得した。
 要約が上手ではないので、全文を読みたい方は、その新聞を取り寄せるかHP上
 をたぐっていただければと思う。
 図書館でも読めると思う。
 私は、このことについて、その日痛く感心し「くだらない長文」を書いてしまっ
 たのだが、途中、例によって停電が起き完結することなく挫けてしまった。
 何というのだろう、冷や水を浴びせられるというのか。
 しかし、その程度で消えてしまうささやかな炎なので、偉そうに書き込める程度
 の人ではないのである(笑)。
 ただ、多くの知識人たちの無為の知識放出によって得られたものは多いことを改
 めて思った。
 重ねて私自身が、なんと足らない知識の持ち主であることか、とも…。

 東京の大学に通っていた頃、(もちろん写真の撮影業務はしていたが)弱っちい
 「柔道部」に所属していた。
 当時は、華奢ではあるが(最近は太ってしまったが)、それなりに締まっていた体
 だったのである。
 そして、初段試験を受けた。
 高校生が一生懸命になって「一級」から「初段」への昇進のためにいくつもの試
 合を勝ち抜て得た初段と違って、講道館から審査官が出張してきて「型モノ」を
 しっかり審査して「初段」をくれるというモノだった。
 同じ初段なのに「大きな違い」があったのだ。
 それは、初段というモノが成人以上で柔道をする者にあたり、はじめの資格であ
 り(級は、成人未満の者に与える階級なのだ)、それ以下がないスタートラインだ
 からだ。
 だから、段位認証の時、先生から「初段に相応しい行動と実力をつけるように」
 と言葉を戴いた。
 つまりは、段位は認める代わり、しっかりと実力を相応しいものにしなさいと言
 う訓辞なのである。
 それをふっと思い出した。
 日本での大学卒業というのは、世界での大学卒業と違い、「学士」だけれども学
 士たる者に相応しい努力を続けなさい、と言うことなのかもしれない。
 しかし、いつの間にか「資格」になってしまった大学卒業は、その本意を解釈さ
 れることなく入ってしまえばOKのレジャーランドとなり、パープリン卒業生を
 輩出してしまったのではないだろうか。
 この解釈を広げていけば、(非常に日本的な解釈であるが)国家公務員試験なども
 「合格者」は、その「合格者」たるに相応しい努力をし続けることが約束されて
 いるからこそ、好待遇が約束されているのではないだろうか。
 それを怠り、好待遇にアグラをかき、何の努力もせず、自己の利益だけを追う者
 は、努力と結果の履行を迫っても良いのではないだろうか。
 改めて、それを計るのには、彼らに再度「試験」すべきではないだろうか。
 事を同じにして、大手企業幹部や有力者と呼ばれる方にも「初心」と「本意」を
 思い出して頂くためにも、ある程度の年限で「試験」することは、やぶさかでは
 ないと思うのだが、如何だろうか。

 ところで、私はちゃんと勉強して卒業したし、今も努力をしていますという方で
 ご立腹の方は、メールを下さいませ。
 「ごめんなさいメール」をお送りしますのでそれでお許しを(笑)。


(おわり)


 ちょっとばかり日本に帰ります。
 グアムの方が涼しいらしいので、気が重いのですが…。


●33歳モテない男の現代思考
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