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Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。




#### 33歳モテない男の現代思考 ####

発行日: 2002/7/18

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                             2002/07/17
          33歳モテない男の現代思考〜グアム駐在編〜
                 第七十七回(特別号)・復旧まで

     33歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
     
■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■


 お待たせしています。
 グアムの事情があって発行が遅れています。
 今回は、特別号といたします。


 日本を通過している台風は、グアムに上陸した台風です。
 台風5、6号と勢力の弱い段階で直撃と南部をかすめました。
 それぞれに一週間の間隔をあけてやってきましたが、大した外的被害もなく(近
 隣の直撃された島々では死者も出ていますが)、一部の地区で電柱が倒れたり木
 造家屋(バラック)が崩れたりした程度でした。
 しかし、電気と水は、どういうワケかずっと止まったままで、2週間経った現在
 も復旧されておりません。
 連邦政府の予算が下りないと言うことが大きいのですが、前回大被害をもたらし
 た大型台風(大抵の家屋に浸水や風圧による被害が出ていました)の時に連邦政府
 より出された災害復旧金を政治家どもがほとんど横領してしまい、逮捕者なども
 一部出たのですが証拠もつかめないままの人物も多いので、改めて、前回より被
 害のなさそうな今回には、ブッシュ大統領も予算を認証していないのです。
 また、普通であれば、前回の災害復旧時に連邦政府から送った車両や設備を毎年
 の予算でメンテナンスをして保持するのが筋なのですが、それもしなかったため
 大半が使い物にならなくなっており、一部は売り飛ばされていたりします(その
 お金がどこに行ったのかも不明なまま)。
 そして、同じく自治体予算として軽い災害のための予算を組むのが務めですが、
 今年は地方選挙のこともあり全く予算を組んでおらず、困ったら連邦政府に頼め
 ばいい、と甘ったれた知事が何もしていなかったというのが現状です(この知事
 は、自分がお金ほしさにアルカイダの捕虜兵をグアムに収容しても良いと言った
 知事です。大顰蹙でしたが、彼の地盤は固いのです)。
 GPAはGPAで、予算不足による政府の一般公務員リストラ策で4月に警察消
 防を含め何千人もリストラしたのと同時に、復旧技術スタッフを多量のリストラ
 を敢行した。
 GPAでの予算もないため、発電機タービンのメンテナンスを契約している会社
 とも契約を打ち切った。
 つまり、何かあれば直せるスタッフがほとんどいないという状態をつくっていた
 のである(グアム政府と同じように議員や知事など高いポジションの者の給与は
 据え置きか上がったが)。
 結果として、電力公社GPAは、復旧できる場所が限られ、予算がいつもの給料
 分しかないので極少人数の1〜2チームだけで15万人の島の電力供給施設を直
 すと言うことになっています(他の人は普段の業務がある)。
 そのチームもまず、軍の施設が優先で次に病院と地元有力者の住む地区、官庁街、
 主要道路、そして、その近辺となります。
 最後は、外国人居住地や貧困地区、そして山間部などです。
 アメリカであっても、そういうところの実情は全くお寒く、南洋の小さな島国根
 性を持った上層部が統治している島と言っていいでしょう。
 グアムに限らず、このあたりの小さい島々は、日本の田舎と同じ縮図があると思
 って良いです。
 7月4日より、18日現在に置いて、場所によって一部は水道と電気が来ている
 ところもありますが、私の所(外国人居住区)には来ておりません。
 同じ地区でも道路を隔てた隣のエリアには、電気と水が来ています(普通順々に着
 いていけば、隣のエリアに来た翌日くらいに来る)。
 それは、有力者にコネクションのある人がその地区にいれば災害後すぐに復旧す
 ると言うことがよく解る一例です。

 書こうとすると、グアム政府というローカル政府は、日本の官僚統治機構よりタ
 チが悪く、悪口しか書けないのが情けない。
 観光地として開発していった日本人によって経済が回っていると行って過言では
 ない地区で、その地区に働く人々から税金だけは戴くけれども、面倒は見ません
 と公言しているようなものである。
 それは、選挙権がないからと言うことであり、観光に来た人が見ればわかります
 が、選挙カーには「フィリピン人のため」とか「チャモロ人のため」とかあくま
 で自分たちの利益のことしか訴えません(上記の2人種がグアムの3分の2を占
 める)。
 「グアム島のため」とか「グアムをよくする」なんて事は一言も出ない。
 だから、島の多くの人たちは、貧乏くじを引くような「常識」を持つことなく
 「寄らば大樹の陰」で自分がとりあえず良ければいい、と言う感情に収まってい
 ってしまっている。
 数ある小さな島の国家の中で、シンガポールなどの外からの圧力によって発展し、
 自己改革をしようとするところもあれば、グアムのように本統治国やまわりの国
 家から援助だけで何とかしようという怠け者の指導者が牛耳る島国家(地方政治)
 もある。
 他の多くの島国家がどうかは知らないが、資源のない多くの島国家が生き残るに
 は、人の能力が国家の財産であることを忘れてはならない。
 駄目な地域国家というのは、そこの住民気質が駄目なのではなく、政治中枢が駄
 目であるから住民も駄目になっていくというのを目の当たりに出来る。
 日本もこれを教訓とすべきで、いつまでも「だらだらした」政治家を送り出すシ
 ステムを変えるべきであろうし、昨今独立したばかりの東ティモールも国家とし
 て成長するに当たって必要なことは、トップが汚職にまみれない公平で平等な感
 覚を持った優秀な人でなくてはならないと言うことだ。
 優秀な人は、世界中にたくさんいるのだろう。
 しかし、優秀な人で欲に負けない人はそう多くないらしい。
 それは、大国アメリカやEU各国の首脳が、常に汚い話しがまとわりつくのが証
 明している。
 そういった誘惑から、断ち切れる人物が早くグアムの政府に収まって欲しいもの
 である。

 停電の復旧見込みは全くない。
 ホテルに避難してこれを書いていますが、ホテルも発電機の電源がいつ落ちるか
 解らない。
 しばらく発行は、遅れ気味になります。
 復旧次第、また発行致します。
 では。
 あ、2人ほど減ってしまいました…。

 (おわり)



●33歳モテない男の現代思考
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