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Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。




#### 33歳モテない男の現代思考 ####

発行日: 2002/4/11

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                             2002/04/09
           33歳モテない男の現代思考〜グアム駐在編〜
                 第六十六回・Blue

     33歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
     
■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■



−目次−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1.営業センス
2.気が乗らない
3.気が乗らないもう一つ
4.プライベート・ダイアリー

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1.営業センス

 俗に「営業センス」と呼ばれるものがある。
 性格や外見などの条件もあるのだろう、複合的なものである。
 私は、この営業センスというものが、少し足りない。
 少し足りないと言うあたり、全くないわけではないぞ、と反しているのである。
 しかし、事務所3つ、スタジオ1つ、会社1つを壊した人物としては、あまり説
 得力がない。
 今グアムでの仕事先であるボスのスタンスにそのことを自覚したことがいくつか
 あったので書いてみる。
 今の会社に「写真制作部」がある。
 この制作部と撮影部(私が長であるが)の共同制作で某「海外チャペル」などのブ
 ライダル事業をしている業者に写真を納めている。
 ブライダル業者は、たいていスケジュールや件数の都合もあり、何社も撮影会社
 を使っている。
 そこで、自然と撮影会社各社の技量の差が写真に出てくることがある(と言うか、
 格差がばっちりある)。
 この差は、見比べれば一目瞭然なのだが、悪い方だけ見本を見て「こんなもんで
 す」と説明を受けると写真の奥深さを知らない一般の人は、勢いも相まって心に
 引っかかるものを持ちながら「あぁ、そうなんですか」といって回答してしまう。
 日本に帰って写真を改めてみると「なんじゃこりゃ」というのが結構あったりし
 て、クレームになったりするらしいのだが、多くの日本人の寛大な心と写真をよ
 く解っていないから強く言えないと言うあたりに助けられている。
 そういう撮影会社が存続できているのは、上質の撮影をこなす会社数が(カメラ
 マンの数)不足していることと、ブライダル会社により「美味しい条件(普通のリ
 ベートに上乗せするやつ)」を付けて食い入ってくる営業力の高さである。
 そのあたりの腹黒いやりとりは、上層部でないと分からないことであり、私のよ
 うな営業センスに欠けるものには、理解しにくい所である。
 ただ、「違うなぁ」と思ったのが、利益を出すとは、『客のためにあらず、我ら
 のために客に払わす』という概念がないと出来ないことなんだなぁ、と言うこと
 だ。
 上記の例でいけば、何社も撮影会社が入っていようとブライダル業者さんでお客
 が見て欲しいと思った「撮影サンプル」は一つである。
 しかし、サンプルを撮った会社と実際の撮影の会社が違ったら、そして、上がり
 に差が出たら…当然クレームですよね。
 でも、お客にとっては二度と同じシーンはやってこないのである。
 このクレームを聞いて「うちが撮影しているサンプルを他社が撮影する場合には
 使わないでもらうか、せめてサンプルのレベルを落とすべきだ」と撮影部として
 は、ボスに訴えた。
 しかし、ボスと制作部の長の意見は違った。
 うちのサンプルと違うとクレームが来る方が、うちはありがたい。
 そのうち、じゃぁ貴社が全部やって下さい、と美味しい思いが出来るかもしれな
 いからね、と言う。
 仮にそうなってもレベルを維持するだけの技量を持つ撮影部の人間が足らないか
 ら、そんなことは出来ないのだが、会社としては美味しい話しになる。
 しかし、撮影を頼まれたお客としては、見本正味と違うのでがっかりすると言う
 犠牲を払う。
 客の立場に立つか、株主(経営者側)の立場に立つか視点の違いなのである。
 汚いようだが、客の不満が高まらなくては、写真でも何でもモノは良くなってい
 かないと言うことなのだ。
 文句を言うお客は嫌われるのが確かだが、文句を言うお客こそ(正しい文句であ
 れば)レベルを上げてくれるお客なのである。
 しかし、客を黙らせてでも「これがよいのです」と押し進めれば、文句を言わな
 い理解度の少ない日本人のこと、商売としては美味しく成り立つのである。
 多少、ストレスになりつつある産業構造の一つである。
 皆さん、欲しいな、と思うものは自ら勉強して言ってからお買い求めをしましょ
 う。
 それは、コーヒーだって写真だって同じなんですから。



2.気が乗らない

 先週、1.の途中まで書いたところから、再度書き始めた。
 もう少しでまとまりかけたところで、グアム名物・停電。
 最近、帰りがいつも遅いので少しずつ貯めて書こうかなと思った矢先、気を殺が
 れる。
 そして、締め切り間際の日、安定電源を買ってきて停電に備えて書き込む。
 まとまりかけた頃、セーブをしようかなと思ったら電力ダウン。
 すぐ復旧した一瞬のダウンだったのに安定電源は全く用を足さなかった。
 アメリカ製、SyberPower575SL…子供だましだった(100ドル近くもしたのに)。
 かくして、データは二回飛び、打ち込んだ時間は帰ってこなかった。
 今週は間が悪かったのだろう。
 やる気も起きず、発行を諦めた。



3.気が乗らないもう一つ

 ローカルジャパニーズという言葉がある。
 いわゆるこっち生まれのこっち育ちで日本国籍の人や結婚してこっちの永住権を
 得て生活している「グアム主生活の日本人」のことである。
 彼ら、彼女らは、ここでしか働くことが出来ない人たちでもあり、日本では学歴
 もなくどうにもならないアメリカ人なのである。
 しかし、日本語に精通しているので大抵、日系企業に働きに来る。
 ここで、私のような日本からピサで来る者と衝突が起こるのだ。
 私のような者が仕事を覚えてしまえば、ローカルジャパニーズが「ジャパニーズ」
 でしかできなかったことが減ってしまう(仕事が減る)。
 そして、仕事が減って、その人に頼る仕事が無くなれば、当然レイオフになる。
 これを恐れてなのか、とにかく私に業務の一切を教えない。
 必要なことを聞いても答えない。
 そして、必要以上に現地スタッフに英語で「自分の方が日本から来たやつより優
 秀だ」と確認させる。
 こちらも教えてもらえないから、仕事の引き継ぎさえ出来ない。
 そして、ボスにそういう自分を常に甘えた、親しみを持った態度で接していく。
 この二面性を直視した私は、この者を辞めさせたいのだが、管轄が違う。
 なにより、そういう者は、ボスとのよい関係を私的に繋いでいるのでやっかいだ。
 日本で言うなら、腰巾着とか親族・縁故雇用だろうか。
 回りで付き合ってメリットがないと友達にならないというタイプのあれである。
 仕事上、引き継ぎがないから当然ミスが出るのだが、そのミスは絶対自分の製だ
 とは認めない。
 あまつさえ、自己保身のための嘘も平気につく。
 今までは、私がボスだったからこういう馬鹿は、とっととクビにしていたのだが、
 ボスでなくなった宮仕えとしては、腑が煮えくりかえるほどの緊張が走ることが
 ある。
 仕事以上に疲れるのだ。
 ジャパニーズなくせして都合の良いところだけアメリカンだからたちが悪い。
 私が新たに立ち上げた時には、ローカルジャパニーズは使うまいと思った。
 「言葉」だけの特権は、持たせるとろくな事がない。
 所詮言葉をしゃべることが出来るというのは、コミュニケーションが出来ると言
 うことだけであって、仕事が出来るわけではないのだ。
 そういう「仕事」という観点だけで見ると日本語や英語がよく解らないまでも理
 解しようととする態度や「働き」で見せてやろうとする態度を見せてくれる韓国
 系や中国系の人の方が優秀で大切なのではないかと思う(フィリピン系は、そう
 いう人が少ないように思う)。
 そんなわけで、そいつがまともに答えない分のしわ寄せもカバーしているので、
 すます時間が遅くなっていくのである。
 パートはパートらしく、決裁権もないのに上司の上に立とうとするんじゃないと
 怒鳴ってやりたいことが、多いのである。
 ああ、なんかサラリーマンみたいでイヤだなぁ、この生活。
 四国の長曾我部元親も豊臣秀吉傘下になった時、こんな気分だったんでしょうか
 ねぇ。
 んなわけでちょっと、ブルーだったのだ。



4.プライベート・ダイアリー

 これを書き始めたのは、私的通信の延長だった。
 事業をはじめた頃、日誌をつけていたのが始まりで、事務所設立、営業写真スタ
 ジオ設立、と日を追う毎に書いていった数人への電子メールから百数十人の電子
 メールとなり、「一般公開の形にした」メールマガジンへと変貌をした。
 私的だったものを公開型にしたので、それまで配信していた私的通信をしていた
 人には、一切送っていない。
 ただ、メルマガスタンドから配信はしているので自分で捜して下さい、と紹介し
 ている。
 それくらい不親切にしているのは、「彼ら」が出てくることもあって、仲間内で
 は一部出せない文章があるからである。
 だから、この発行における読者は貴重なのであるが、私がグアムへ移転してより
 このメールマガジンが「グアム生活記」となりつつあるのを感じている方もおら
 れると思う。
 このメールマガジンのタイトルは、その名の通り「女性にモテる事のない淋しい
 33歳独身男性」のいち考え方である。
 あくまで、「グアム生活記」ではないのでこの辺の区別をそろそろつけなければ
 ならないと思っている。
 読者の方で、別に一緒でも良いよとおっしゃられる方もいらっしゃるかもしれな
 い。
 でも、分けようと思う。
 あくまで、私の現代思考と生活記は、愉快度が相反する。
 「33歳モテない男の現代思考」は、どう考えても世の中の役に立ったりはしそう
 もない(だから、優良メールマガジンとか言うものに自薦したことがない。他薦
 は嬉しいけど審査はどうかなぁ?…役に立たないのでは?してみて欲しいけど)。
 だけども、「グアム生活記」ならば、これからこっちに生活するかもしれない人
 や旅行者の方に役立つかもしれないのだ(内容によりけりだけど???)。
 そういうことで、グアムの主生活的なものは、このメールマガジンでは除いてい
 こうと思います。
 今まで通り、週一で発行できると良いのですが、内容がシュールなだけに遅れて
 発行してもご勘弁下さい。
 尚、「生活日記」っぽいものもそのうちメルマガスタンドに載せてみます。
 いろいろと一つ一つのことでネタはあるのですが、書ききれるかどうかは、別問
 題ですのであまり期待せんとお待ち下さい。
 それよりは、このメルマガへ「冷たーいご感想」や「罵声なご意見」などお待ち
 しています。
 あ、たまに、暖かいメッセージなんかは、嬉しいです。
 では。


(おわり)



 新たな質問は、「国家予算が無くなった時、以下の四つからまず何を削るべきで
 すか」
 1.消防・警察関連の予算
 2.年金支払いの予算
 3.医療保険・福祉予算
 4.学校教育予算
 専用ページ(マガジン詳細ページ)
http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9007




●33歳モテない男の現代思考
┃  毎週木曜日発行
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