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Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。




#### 32歳モテない男の現代思考 ####

発行日: 2002/1/10

■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■
                            2002/01/10
           32歳モテない男の現代思考
                   第五十四回・不純愛と純愛の行方

     32歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
     女性のみなさんは、どう考えますか?純愛。
     男性のみなさんは、どうでしょう?私、汚れた大人?(笑)。
     いいです、それで。いい思いがあるならば(墜ちてま〜す)。

■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■



−目次−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1.墜ちてしまった男たち
2.年上は?
3.セックスの手前で
4.プラトニック
5.間違いなく
6.思い出遠く
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



1.墜ちてしまった男たち

 最近、職業エリートと呼ばれる男たちの猥褻行為が新聞を賑わしている。
 ありがちな学校の先生や、幹部公務員、弁護士やら判事まで「職業」と「下半身」
 には、これといった区別はない。
 たまたま、そういった職業の人だったから記事になっただけで、街でナンパして
 いるようなお兄ちゃんたちがそういうことで捕まっても記事にもならない。
 公平性から考えると、それらの職業の人たちが受ける制裁は、立ち直れないくら
 い極めて重く、その辺のお兄ちゃんであったならさほどのことでもない限り、生
 きてゆけなくなるまでの制裁は受けない。
 偉い職業の人は、それなりの罪の重さを背負うべきと言う考え方もあるが、じゃ
 あ、それ以外の人は軽くていいのか?(比較してということであって、決して軽
 いわけではない)という問題に当たる。
 本来ならば、そういうことを衝いていかなくてはいけないのだけど、今回の話題
 から逸れるので置いておくことにする。
 何故、そういった職業の人が「魔が差した」行為に及んでしまったのか。
 男として、有り体に考えればただひとつ。

 若い女とシタかった。

 うーん、ストレートすぎたかなぁ。
 でも、それしかないよなぁ。
 女子高生あたりの援助交際(売春)の横行なんて、そこそこの富を手に入れたけど、
 その代償として若いときの性欲を抑えてきた彼らと、中高生あたりで化粧品やら
 ブランドものやらが欲しい、手に入れるためなら何でもする貞操観念のない親に
 育てられた連中の利益の一致なわけだからねぇ。
 まともに結婚していても、同世代とは違った「青春時代」の蒼さを持った身体に
 惹かれるのでしょうか。
 でなくば、日本にこれだけ少女ポルノが蔓延るわけありませんしね。
 「お受験」の厳しい韓国、シンガポールなども裏事情はそうなんじゃないでしょ
 うか。
 だから、スッゴイ法律で規制しているとしか思えません(死刑に近いのがありま
 すもん)。
 しかし、幼児ポルノまで行っちゃうと私としては、理解不能な範囲になってしま
 います…。

 まぁ、だからといってアメリカのTVドラマ「○○青春白書(NHKでもやってい
 る)」みたいに十五六歳でちゃんとコンドームを使ってガンガンしてしまうくら
 いの「性成長」も困りますけど。



2.年上は?

 年下の女性を「手込め」にするというあたりは、何となく若い肌に触れたいとか、
 大人になりきれない可愛さ、可憐さを大人の欲望で汚すみたいなサド系の思想が
 入っていると思うが、ここで「じゃ、彼らの女性への興味の対象は、年下のそれ
 も十代まで」だけなのだろうか。
 いや、数は少ないのだけれど、この日本でも十代後半や二十代前半の男が、三十
 代前後の女性を手込めにした事件だってある。
 はて、そう考えると男というのは、上はいくつまでヤレて下はいくつまでならヤ
 リたいと思うのだろう。
 過去、撮影したモデルさんたちに初体験などを聞くと、低いあたりのピークは、
 十四か五歳くらいで身体がふくらみはじめた頃の年齢プラス一年くらいみたいだ
 った。
 もちろん、初潮が始まって一年もしないうちに処女喪失なんて子もいたが、ほん
 の若干名だった。
 もはや、それくらいになると話を聞いているだけで「騙されたんやで、あんた!」
 といいたくなる。
 だから、下はだいたい十五歳くらいと考えていい。
 では、上はとなると難しい。
 自分のことで恐縮だが、二十代前半の頃は、十代は相手に出来ても三十代は出来
 れば遠慮したいものだった。
 何しろ、エッチしたいという感情が湧かないのだ。
 ところが、いざ自分が三十代になってみると範疇に入ってしまい、あの弛みかか
 った二の腕さえ愛おしい部分に見えてしまうから不思議だ。
 四十代の女性にも三十代のような若々しさを持った人がいる。
 三十代に入るとそれから上の年齢の女性は、対数表のように年齢同様の差にはな
 らなくなってくるようだ。
 三十二歳の私としては、上は四十半ばまでくらいなら(その歳で若々しい雰囲気
 を持つ女性ならば)範疇に入るんじゃないだろうか?
 まぁ、結婚となるとまた別の話しで、セックスだけに関して言えばである。
 同様に下は、十五六歳まで体的にはついていけると思う。
 しかし、行為が終わった後の会話は、絶対成り立たないだろう。
 お金を上げるから帰って欲しい、と思うだろう。
 あぁ、捕まった彼らもこの辺の気分なのだろうか?(ヤルだけ以外に用がない)

 ふと、思った。
 男は、たいてい年下を求めていくが、女はどうなんだろう。
 女だって、若々しい肉体を抱きたい、肌に触れたい、とか思わないのだろうか。
 少なくとも、ビールっ腹のぶにぶに体を抱きたいとは思わないと思う。
 それでも、多くは年上を選んでしまっているあたりは、男よりは人間の中身を
 見てくれていると言うことだろうか?
 それとも、それがいいのか、中身以外の何かなんだろうか?



3.セックスの手前で

 二十代の終わり頃までは、セックスにたどり着くまでの行動をあまり苦と思わな
 かった。
 仕事を終えて深夜になっても彼女に会いに行き、少しでも好印象を残そうとした
 し、つながりを持とうとした。
 所謂、行為の挿入まで手取り足取り愛撫を尽くし、悦楽の顔を見てするのが極上
 で苦労とも思わなかった。
 例え、それが幻想であって相手の本命が別にいたとしても、そのときに起こる共
 有する快楽を楽しめた。
 そして、放出する快楽までの苦労の課程を喜べた。
 しかし、今は違う。
 もう、手練手管を施す手間をかけるのがめんどくさいのである。
 ホテルに入るまでの駆け引きみたいな言葉のやりとりがめんどくさいのである。
 100%の保証のない口説き文句は、口にしたくないのだ。
 「えー」とか「どうしよっかなぁ」とか焦らされている行為自体に多少のつき合
 いはしても、ナンパ師の如く次の優しい言葉は出てこなくなったのである。
 はっきりと「ヤリたくない」か「ヤリたい」か言ってもらった方が良くなってき
 てる(無駄がない)。
 ロマンスとか雰囲気とか全くぶち壊しの、野性丸出しの方が疲れない。
 かといってベッドに入って野性丸出しは、これまた困るのである。
 ロマンスを口にするのは、ベッドに入ってからでいい。
 (そう言っているやつの艶事は聞いたことがないが)
 行為事、それまでの無駄に消えていく言葉は、だるいのである。
 交渉ごとっぽいがイヤなのかもしれない。
 それが楽しめなくなってしまった。
 若くないな(笑)。



4.プラトニック

 はたして、プラトニック・ラブなんて言葉があったけど、男女の仲でそのあたり
 の境地になるのは、いつぐらいからだろうか。
 私事ならば「相手を想うだけで幸せ」なんて言うプラトニックさは、小学校高学
 年あたりまでだったように思う。
 中学生になると、相手に対しての性的衝動の方が強くなるのが自然の習いだった
 ように思う。
 これが今まで続いてしまっていて、いくつぐらいにプラトニックさが戻ってくる
 んだろうかと思う。
 体力的なことを考えれば、女性の閉経と共に男性の上がりがあるわけで、欲呆け
 爺さんにでもならない限り、六十あたりにはプラトニックさが戻ってくるのかも
 しれない。
 もっとも、その頃には、プラトニックとか言うものより「慣れ」みたいな関係に
 なっているのだろうけれど。

 男・三十二歳。
 とても、プラトニックなんてなれません(笑)。
 つき合いがあったなら、どうしたって寝てみたいし、いつまでも青春していたい
 のである。
 とても、動物的になってみたり、理知的になってみたりを共に楽しみたいのであ
 る。
 「何もしないでただ想うだけで幸せ」なんて言う境地は、下半身的には拷問でし
 かないのである(笑)。
 ただ、それらに及ぶ時期がつきあい始めてからどのくらいにあると良いのか、と
 いうあたりが判らない。
 現ホストクラブのトップホスト・大学時代の友人は、出逢ったその日でもOKと
 言う。
 身体的には、そう言うの好きだ。
 しかし、理性的なことを言えば抵抗があるのである。
 出逢いの衝撃にもよって違うのだろうが、「運命の人だ」とアメリカンムービー
 よろしく、その日の内に身体を愛し合うという行動は取りにくい人種なのである。
 心情を吐露すれば「したい」のであるが、痩せ我慢をしてまで「いかん!」と言
 っている自分がいるのである。
 誠に損をしていると思わなくもない。
 殻を破ろうと、出逢ったその日にホテルに誘うべく口説いた女性がいないわけで
 はなかった。
 なのにそう言う日に限って、どういう訳か行くホテル行くホテルが満室なのであ
 る。
 さすがに四つ目あたりになるとお互い醒めてきて「合わないんだ、きっと」と思
 うようになる。
 私は、どちらかというと自分の不運を呪ったものだった。
 したいのに出来ないのである。
 何もホテルでなくとも良いのだが、はじめて逢った人を誘うのにそれ以外でいい
 ほどさばけてないあたりも私は、今風の若者ではないのである。
 それから、未練を残したまま本人は格好良いつもりで、また逢う約束をしたりす
 るあたりが軟弱だったりする。

 私は、これを書いていて四国の女性カメラマンを思い出してしまった(第八話参照)。
 そして、対照的な大学時代の女性の友人も…。



5.間違いなく

 「小一郎さん、なんで男の人ってセックスしないとつき合えないんですか?ねぇ
 …」
 泣き声で私のアパートに電話をかけてきた後輩の女性がいた。
 学生時代(私は、二十歳を過ぎてから大学に行きましたので)、学年的には同じで
 も年上と言うこともあってそう言う手合いの相談事には良くつき合わされた。
 彼女もその一人だったのだが、華奢な割に出るとこが出ていて、おまけにベビー
 フェイスという今はやりの「可愛い系」であったため、モテモテだったのが災い
 した。
 とにかく、つき合いを申し出る男の多い事ったらなかったらしい。
 特に所属が医学部だったこともあり、「俺がもてないわけがない」と勘違いした
 男どもが、よってたかったらしい。
 山陰の田舎から来た彼女は、人が純で良いと言うこともあり何人かとおつき合い
 をしたらしいのだが、皆、医学部生にありがちの勘違い野郎でイヤになったそう
 だ。
 その彼女が、卒業後(医大学院博士課程に進学)に恋をした相手が若手の教授だっ
 たようなのだが、過去見てきた「付き合ってすぐの男の行動」にその相手も同じ
 だったことに幻滅したらしい。
 そして、前記の電話である。
 「もう、男なんていりません…」プラトニックを希望して得られなかった彼女の
 私に対する電話口での言葉だった。
 「男って…、小一郎さんもそうなんですか?」
 信頼されていた先輩としては、嘘でも俺は違うぜ、と言うべきだったのだろう。
 しかし、無言になってしまった…。
 私が彼女を恋人としていたなら、多分、その相手と同じく何度目かのデートの後、
 ちゃんとセックスに持ち込んでいたに違いない。



6.思い出遠く

 彼女とは、同じバンドを組んでいた。
 同じサークルの仲間同士で海へ遊びに行った。
 交際をしていた相手も友達だったから知っていた。
 一緒に夜遅くまで飲んだ。
 卒業後も東京や四国で逢って食事もした。
 でも、その後は何もなかった。
 どちらかというと妹な存在だったのかもしれない。
 興味がなかった訳じゃない。
 しかし、学生時代はモテモテだったし、大学院に入ってからは忙しそうだった。
 付け入る隙がなかったと言った方がいい。
 気がつくと相談役になっていた。
 彼女は、性的関係をあまり好まないタイプの人なのかもしれない。
 それでも自分の好みのタイプは、優しく包んでくれる人が欲しいの、などと言っ
 ているあたりから相手をまったくいらないわけじゃないらしかった。
 博士である彼女には、彼女なりの男性遍歴からくる後遺症に悩まされつつ「安ら
 げる人」を求めているらしかった。
 当然、数年前「いつでも言ってよ。おいら空いてるぜ」と伝えたが、「小一郎さ
 んはねぇ…」とつれない返事だった。
 もっとも、彼女の厳格な両親からすれば博士号を持つ彼女と一介の食えるかどう
 か解らない写真家では、釣り合いの取れないものであるらしかった。
 そのあたりを解っている親孝行な彼女としても、受け入れられる選択ではないの
 だろう。

 彼女は今、筑波の研究所で働いている。
 相変わらず独身な彼女は「男はいらない」と言っている。
 私は、何となく寂しい気分で毎年来る彼女からの年賀状を見て「プラトニック」
 に悩んでいた。



(おわり)


 アンケートの質問が変わりました。
 お題は、「日本の政治家は、どれくらいの人が悪いことをしていると思いますか」
 です。
 もしよろしければ、以下のアドレスまで飛んで頂いてお答えいただけると幸いです。
 後にその答えを元に話題を作ってみたいと思います。
 専用ページ:http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9007



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┃  毎週木曜日発行
┃【発行者】    小一郎
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