Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。
- 最新号:2006-05-18
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#### 32歳モテない男の現代思考 ####
発行日: 2001/12/21■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■
2001/12/21
32歳モテない男の現代思考
第五十一回・羽田と成田と原発と
32歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
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こんにちは、小一郎です。
先週からいろいろとありまして、一週間発行が空いてしまいました。
期待していました方々には、大変お待たせを致しました。
期待してない方も、大変お待たせ気分を味わって下さいませ。
こんなご時世、しかも年末なので悲惨な話しも多いのですが、それは後々に語れ
る範囲で書くことにいたしまして、はじまりはじまり。
−目次−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.首都移転
2.移転できないほんとの理由
3.新首都分建計画
4.人口の平均化
5.整備も集中、そのあと地方…
6.原発とともに住む
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1.首都移転
東京都の石原知事が国会参考人質疑で吠えている。
首都移転なんてとんでもない!ということらしい。
首都でなくなれば「ホテル税」だって「銀行税」だって怪しくなってしまう。
なにしろ首都が移転し、本社が首都に移転すれば元首都は、税収が減ってしまう。
それは、江戸から現代における京都・大阪の凋落を思い浮かべればいい。
その凋落のスピードは、現代らしく最も早いものになるのは目に見えていること
を知っているに違いない(笑)。
東京都一千二百万人の人口を抱える石原帝国の主としては、ヨーロッパの一国と
変わらない都予算と人口をバックにした発言だからこそ注目されるの人物なので
あるから。
そして、この首都である東京に羽田(東京)国際空港を作り上げれば、本当に彼の
発言する「世界に類い希ない」首都となるのは間違いない。
しかーし、目の上のたんこぶ「成田(新東京)国際空港」の存在が、類い希ない理
想の首都への現実を妨害しているあたりである。
一生懸命羽田空港を成田のようにしたい野望が、彼を含めていろいろな政治家に
あるようですがね。
2.移転できないほんとの理由
首都移転計画の初期に、実はいろいろな地名が出た。
諸事情で削られていき、今は三カ所の候補である。
ここで、初期に削られていった各候補地の削られた理由のひとつに「原子力発電
所が近い」という項目があるらしい(…はっきりとは文書に書けないのだそうな)。
原子力発電所は、安全であるという神話の基に建てられたもので、その近くに住
んでいても何ら影響はなく、万が一の事故なども起こらないシステムになってい
る、と言う建前で存在している。
なのに「首都にはあってはならないもの」扱いになっている。
もはや「安全神話」の広告を出していたずっと昔から「危ないもの」なのは分か
っていたのであるが「多少の犠牲」があったところで国家プロジェクトとしては
予算を使いたくて仕方がなかったのではないかと、悪魔的な推察をしたりしている。
政治家、官僚というのは、「危ない」と分かっていても自分に被害が及ばないな
らば、どうでも良いのであって狂牛病やクロイツフェルトヤコブ病など扱い方、
果ては、国民監視システム(Nシステム)まで行程は同じなのである。
であるから、「安全」と歌われながら絶対首都に原発を造ることなく田舎に造る
のである。
ここで、石原帝国の主は、考えた。
もし、首都が移転すると都内に原発が出来ても良いことになってしまう。
これはいけない!!
彼の発言士風を真似れば、「おいおい、冗談じゃないぜ、東京は世界に誇る大都
市だぜ?そんな物騒なもんどっかにやってくれ」そんなところか。
どっかにやっているから「東京電力原子力発電所」が新潟県(北陸電力管内だと思
う)や福島県(東北電力管内)にあるのだ。
しかし、ホントに首都が動くかといえば実はそうでもない。
建設費などの問題もあるが、候補地のほとんどが(すなわち、ある程度土地の開け
たところのある田舎のほとんどが)実は原発に近い。
有力候補と言われている栃木県那須黒磯あたりも、すぐ隣の福島県内の原発が近
い。
原子力発電所は、海辺のある、ある程度は土地のある地域で田舎であることが立
地条件である。
とすると、現首都を除くほとんどの地域に原発事故が起きたときに被害が届いて
しまう範囲になってしまう。
被害が及ばないであろう距離半径を計算すると東京都、首都しかないのである。
それもそのはずで「原発」を造る予定の当時、首都に被害が及ばないように設置
したのであり、まさか首都移転などが議題に上るなどとは思ってもいなかったか
らだ。
3.新首都分建計画
この国は、よく先進国を引き合いに出して「なんとかという国はこうだから…」
と政治を進めることが多い。
首都移転でよく引き合いに出される米国。
NYとワシントンDCの成り立ちの違いを説明されるのだが、世界の警察国家を
名乗るかの国としては、どちらかを攻撃されてもどちらかが機能するという前提
に立っている節がある。
本当の成り立ち方は知らないが、米国の首都という都市に総てが一極集中しなか
ったと言う点では、評価されるべきだと思う。
そこには、多くの国が「首都=人口一極集中」という現実を抱えているのに、首
都でなくとも経済の中心地になれると言うことを立証してもいる。
これを踏まえて「政治の立法府」と「行政の行政府」「裁判所などの司法府」を
日本各地に振り分けよう、というのがバブル時代の絵空図であったはずである。
そして、各府を中心とした新しい街が出来るという構図だった。
考え方は悪くない。
しかし、それが大阪や名古屋、博多などに分かれるのならあまり意味がない。
各機関で働く者や省庁機関そのものは、地元経済に影響を受けない、税金をバッ
クに活動するいわば「第一次需要発生者」なのだ。
だから公共予算しか産業が興らない地方にこそ、行くべきなのである。
たとえば、現霞ヶ関の高級キャリア官僚のいる各省庁などは絶対だ。
主な行政府は、山陰地方に散らばってもらう(鳥取島根に新幹線や高速道路が出
来るかも!)。
国土交通省など「官官接待」も激しい省庁は、島根県西部へ。
六本木や青山の官舎(月2万円程度の家賃)などは、民間に売り払って無駄に遊べ
ないように山間地区に住んで欲しい。
土地売却代金で田舎に官舎が建つでしょう。
政治の中枢、国会は日本の中心地岐阜県北部山間地区か能登半島あたりへ。
能登半島あたりなら、ロシア、中国、香港、韓国、北朝鮮とも交流の取りやすい
空港や港湾が出来るでしょう。
ま、外交の下手を打てば、北朝鮮からミサイルが飛んでくるかもしれませんが。
最後に司法は、青森県東部へ。
人事権を握る国に対して「お上が悪いと示す裁判はしない」という不届きな裁判
官が出ないように六ヶ所村という「だまされ続ける現代の国の多大なる犠牲者」
のいる土地に住んで頂かなくてはならない。
良識の判断は、現場を見てこそ初めて判断できるのであり、状況を左右する調査
官に任せたままではいけないのである。
調査官と同じ立場になって良識を張って欲しいものなのである。
4.人口の平均化
このようにしても東京は、経済の中心地であることに代わりはない。
どうあがいたところで大阪が東京都同じ規模にはなれないし、東京に変わるだけ
の地域が「移転」をしたところで現れることはない。
現に過去「遷都」をした国の旧首都は、大きな街のまま残っていて活気も依然と
変わらぬ位にある。
無いのは、お上からの上達を左右させるだけの資金をつぎ込める場所ではなくな
ったというあたりだろうか。
東京の一極集中の弊害は大きい。
数年前、さきがけと言う党が「連邦国家構想」を発表したが、全国平均的に人口
が分かれるようになれば、その地域ごとの文化もおのずと発展して行くに違いない。
富の分配にも不公平さがなくなりやすく、高騰する土地や物価も今ほどではなく
なるだろう。
極端に高給取りがいなくなった分、極端に貧乏人もいなくなる日本人の「平均好
き」文化がまとまっていくんじゃないだろうか。
イスラムの教えほどではないにしろ、幇助効果のある国造りを目指しても良いよ
うな気がする。
と、偉そうなことを書いてはいるが、美味しいものが食べられる生活はしてみた
いな、と遠目で欲望の眼差しをしていたりするあたりが「あぁ、小市民」などと
思ったりするのである。
5.整備も集中、そのあと地方…
この経済構造改革のなかで地方の「高速道路」や「インフラ整備事業」がたなざ
らしになりそうである。
都会の人から見れば、夜間ほとんど通らない道路や人口の少ない地域の下水道や
光ファイバー網など「無駄」に感じるかもしれない。
むしろ、「そんな予算があるなら都会に一本のバイパス道路でも造ってくれ」と
言いたいところだろう。
しかし、この考え方はあまり正しくない。
大都市で一本の片道二車線バイパスを造る予算で、地方都市と地方都市を結ぶ片
道一車線の県道レベルの道路が出来てしまうのである。
よく北海道の過疎地高速道路が問題になっているが、あそこまで自民党の某代議
士のための道路というあからさまなのを除けば、問題となっている計画道路のほ
とんどは、地方にとって死活問題になっている道路であることが多い。
都会の人は「俺たちの税金が人も通らない地方道路に使われるのはイヤだ」と思
っているが、都会でそれだけの道路を造ろうとすれば数倍の時間とお金と労力が
かかるのである。
それが田舎道では、新たな道路が出来るだけで格段のスピードアップにつながる。
例えるなら、横浜〜所沢間を国道16号を使って走る(東京環状線に高速道路は
ない。ただいま建設中)とたった80キロ程度なのに5時間もかかることが多い。
首都高速道路を経由してもいつもの渋滞で短縮は計れない(もっとひどいこともあ
る)。
地方都市から地方都市は、高速道路一本のおかげで3時間行程が1時間行程にな
ったりする。
都会の人も田舎の人も「税金を払っている」という気持ちは同じだ(払っている
のであって、納めているのではないところが「使われ方に納得していない」と思
っているのが現れている)。
都会の道路整備、インフラ整備が終わってこれから地方に…というのに「国家予
算がないから」では、地方の人ほど意味のないところに投資しやがってってなも
のである。
すなわち、都市に集中しすぎていて許容範囲を超えてしまって「予算を投資して
もかさむだけで、有効な投資になってない」と言うことなのだ。
都会人が田舎に住んでくれれば、そういった無駄はなくなってくるのに、である。
6.原発とともに住む
じゃ、どうしたら大都市圏から田舎に人が移ってくれるだろうか?
答は簡単。
ステータスをなくせばいいのである。
各地方に国の重要機関を設置し直し、東京には経済軸しか置かないようにする。
そして、地方と同じように東京湾岸に同地域で使用するであろう電力量の賄える
大型原子力発電所を建設するのである。
これで「条件」を公平にして東京という土地に対するステータスを落とし、「東
京でなくとも楽しい生活」を送れる地方を創っていくのである。
もちろん、創るのはそこに住む住民であり、投資する企業なのである。
大阪、名古屋、横浜、札幌、福岡でも同じ事が言える。
そこで使う電力は、そこで賄え!と言う原則に則り、電気を使う地区に原発を置
く。
過疎地域には、風力発電や水力発電で十分である。
国家地理の公平性を考えた上で、行動をとってもらえたらとても面白い国になる
と思う。
そうしたら、美味しい思いがない政治家になりたいなんてバカは出てこないんじ
ゃないだろうか。
いまもいないかな?
(終わり)
今回、配信もとのパブジンにて読者の皆様に質問アンケートを設定することにし
ました。
もしよろしければ、以下のアドレスまで飛んで頂いてお答えいただけると幸いです。
後にその答えを元に話題を作ってみたいと思います。
専用ページ:http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9007
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