Guam在住の36歳・男・独身の小一郎が「何でこんな国なんだ」〜「身近なHな話し」のことまでノンフィクションで語っていきます。
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31歳モテない男の現代思考
発行日: 2001/1/18■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■
2001/1/18
31歳モテない男の現代思考
第十七回・長男の喜劇
31歳独身男性が何故独身のままなのか。謎を解明して下さい。
■―――――――――――――――――――――――――――――――――――■
1.年賀葉書
一月十五日年賀葉書の当選番号が発表された。
我が事務所に届いた三百を数える葉書を下二桁だけまず読みとっていく。
百を越えたあたりで「そろそろなんかないかなぁ」と思い、二百を越えたあた
りで「おーい」ってな感じ。
残りわずかになってきて嫌な予感。
そして、的中。
一つもあたりがない……。
下二桁くらい当たりそうなものだがねぇ。
なかなかブルーにさせてくれました。
くじ運が悪いというのは、あまり嬉しくないのだな……。
2.嫁ぐ者、貰う者
実家の妹が結婚することになったらしい。
らしいというと可笑しいが、彼が年末年始にかけて実家に泊まりに来て「挨拶」
をした。
その後、式も五月にすることになったと次期家長と目される長男の私に電話があ
ったのだ。
長男とはいえ、十年以上実家というものから離れて住んでいる身としては、今更
「お兄さん、後はよろしく」では困るのだ。
妹には、私が小さいけれども実家という「財産」を相続放棄することを伝えてい
る。
それがすなわち「跡を継ぐもの」に対する礼であり、「跡を継いで婿殿をもらっ
てね」という意思表示でもあったのだ。
しかし、「財産」は戴きますが、結婚相手が長男なので嫁に行きます、と伝えら
れては両親には申し訳ないが貧乏くじだけを引くのと同じ感覚ではないだろうか。
はたして、電話口で語る妹は「早く実家に帰ってきて下さい」なのだった。
三十一という年齢に、更に主たる財産もなく両親の面倒がついてきますと言う男
に誰が嫁になど行きたいと思うのか。
私の立場は、ますます伴侶を捜すなどと言う条件から遠く離れていっている。
3.過ぎたる希望の歳
若いうちというのは、惚れたはれたで相手の将来性や収入(財産)や両親のことな
どあまり気にしないで勢いで結婚までたどり着くだろう。
それが、女・二十五を過ぎたあたりから、かなり計算が入ってくるようになる。
相手の男が三十も過ぎたあたりであれば、まさに「そいつの将来知れたもの」で
あり、出世街道から外れていたり、事業の波から外れていれば、『苦労はごめん
です』ってなものだ。
すでに、相手に『希望を持てる歳』ではなくなっているからかも知れない。
男・二十代の前半ならば、やんちゃどころがあっても「まぁいいか」と将来を共
に楽しんで行動できるだろう。
男・二十代の後半ならばそろそろ落ち着く頃かなと多少の不安定要素があったと
してもちょうどいい頃合いだろう。
しかし、三十代にはいるとこれが「将来性」ではなくて「現在財産をいくら持っ
ているか」と言う切実な現実を攻められる。
このころに事業の低迷などで相手の予想すべき財をなさねば、当然「はい、さよ
うなら」で相手にしてくれない。
仲介する人からだって「紹介できないわよ」ってなものだ。
しかし、二十代からずっと財産を形成できた独身三十代こそ不思議なのだ。
女・二十代後半は、まさにその男の成りを見定めているのである。
そういう意味からも男・二十代後半、女・二十代半ばあたりが「若さ故の勢い」
で幸せをつかめるラインかも知れない。
4.年上がいっぱい
長男であると言うことが、この歳になって響いてくるとは思わなかった。
「勢い」ではなく「条件」で結婚を考える年頃の女性には、「長男」は難である。
気がつくと女・二十代後半は、私を避けて通ろうとし、残った当たりには更に厳
しい「妥協の女・三十代」が待っていた。
私のまわりにいる独身女性と言えば、ネガティブで「暗い」か、バリバリの仕事
師で「汚い」か、あきらめて女を「捨てている」かあたりで、若干がまだ「希望
の夢」を宝船に乗せようとしている。
べつに私は、夢を捨てきれないでいる可愛い年上も嫌いではない。
それはそれで良いと思うのだが、時折「年増」を感じさせてしまう行動や態度に
しら気が入るのは、やむをえない。
電話口では、優しげな故に弱点というところを知っていてか「お兄ちゃん、年上
は駄目だからね。子供が難しいでしょ、お兄ちゃんより上じゃさ……」と釘を差
す。
女というのは、残った女の気持ちをも知っているらしかった。
まぁ、どっちが先に実家を出るか競争で実際に実家を出たのは、妹であったと言
うことだから仕方ないのだけれど……。
5.デフレスパイラル
妹と電話で話している内容に全く両親への思いというあたりが考慮されていない。
端から聞けば、押しつけ合いにしか聞こえない。
そんなつもりはお互い無いのだが、相手を見つけ相手と一緒になるまでは気の重
くなる条件を出していたくないからだろう。
親が聞けば「あんた達の面倒などうけたくありませんよ」ってなもので、誠に勝
手な言い分でしかない。
しかし、嫁ぐべき女性としての立場からすれば、建前では「一緒に住んでもいい
です」といっても本音は違うだろう。
どんなに相手が好きだとしても、「若さの勢い」で結婚した二人ならいざ知らず、
「条件」を出しながら結婚しようとする年齢の人ならば、簡単に解決する話しで
はないように思う。
今年、三十二歳になる。
条件は、日々厳しくなっている……。
出来れば【31歳モテない男の現代思考】は、32歳までにはタイトルを変えたい…
…誰かいい人いませんか?。
(終わり)
●31歳モテない男の現代思考
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