藤原雄一郎のすてきにエイジング |
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◆メールマガジン027号 2008/8/7日発行(月・水・金発行)◆◇
□□ 充電と放電 □□
会社生活が終わって第二の人生が始まると人々は例外なくとまどいを感じる。
現役時代のある時、研究所の人間を生産現場に貰い受けた。半年ほど経過して
その研究者の顔色が優れない。どうしたのかと問うと「研究所での生活は毎日
が新しい技術の蓄積であった。でもここに来ると過去の蓄積の放出ばかりで新
しい蓄積がない」と嘆いている。
要するに充電の効かない電池のようなもので放電しきったところで枯れ果てて
しまう恐怖にさいなまれているのだ。
人生もこれと同じである。会社生活と切り離されてしまうと、新しい刺激がな
くなる。だからこそ過去の蓄積である自慢話をしたくて、かえって回りから疎
んぜられる。まさに充電の効かない電池の生活に入ってしまう。だからこそ過
去を一切リセットして新しい充電を求める必要が出てくることを理解して貰え
るであろうか。
電池でも充電状態から完全放電状態にして、それから再充電すると長持ちする
と言う。それと同じことである。過去を忘れきれないでいると、どうしても過
去にこだわり、新しい世界に出て行くのがおっくうになる。いきおい交友範囲
も職場で構築した人間関係から離れることができない。しかも年齢を経るに従
いその貴重な交友範囲も狭まってゆくばかりである。
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