藤原雄一郎のすてきにエイジング |
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◆メールマガジン017号 2008/7/16日発行(月・水・金発行)◆◇
□□ 機材が勝負のカメラの世界 □□
昔は立派なカメラを持っているのはプロの写真家であった。でも最近はちがう。
定年退職で自分にご褒美とプロ顔負けの素晴らしい機材を購入する人が増えて
きた。このようなカメラマニアが集うスポットは全国にたくさんある。鉄道写
真を撮影する人も多い。
そのような場所にはいわゆる「自称ハイ・アマチュアカメラマン」が群がる。
腕に自身のある人たちだ。そして撮影に丁度良いスポットでは列車が通過する
時間まで決まっているので場所の取り合いになる。
そのような時に女、子供が持つコンパクトデジカメなどで参加しようとすると
弾き飛ばされてしまう。集まったカメラマンたちはそ知らぬ顔で相手のカメラ
やレンズを素早く見る。そしてほっと安堵のため息をつく時は自分の機材が相
手を圧倒しているときだ。
三脚もそうだ。プロ仕様の大きな三脚をどっしりと設置すると、あたり一面を
威圧する。ところがその三脚に安物カメラだと一変に化けの皮がはがれてしま
う。結局のところ機材でその場の序列が決まってしまうこともある。
でも楽しいではないか。相手のカメラを見て「勝った!」と思ったのもつかの
間、レンズで負けたと気がついて、そしらぬ顔で視線をそらす。この瞬間が何
ともいえない。このような場合例外なく男が多い。メカにうるさいのは昔から
男だ。
時々話しかけてみる。話の内容で相手の実力の品定めをしているのだ。相手も
当然それを心得ている。丁々発止のやりとりが続く。写真撮影以外にこのよう
な興奮があるのがたまらない。
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