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浪速の町は金と暴力。この誤解を解きたい。今甦る大塩平八を志向。貧民を救済し、町の文化の振興。その基礎は庶民の法文化育成。
欧米の法文化の凌駕を最終到達点。




非公認落語家茶弁の「日めくり版」法律学(21)

発行日: 2008/6/9


秋葉原殺人事件の刑事学的研究

昨日の日曜日の昼に7人が殺されるという事件がりました。
私は、落語会に行っていましたので帰宅して知りました。家内は
車を運転していたのでラジオの臨時ニュースで知ったと話していました。
刑事学を研究者として問題点を分析します。法律学を勉強する皆さんも
事件の法律的分析をしてみて下さい。法律学は実用学ですから社会で起こる
事件や社会現象が最大の研究対象です。

それでは、問題点を上げます。

1、刑事訴訟法的問題。警察は既に人が死んでいるのに「殺人未遂」
    で現行犯逮捕をしています。これは、取り敢えず収集した証拠
    により処理したのです。殺人罪となると死体検案書、解剖報告書、
    目撃者の供述調書等の多くの証拠が必要なのです。そこで、直ぐに
    集まる証拠で処理したのです。殺人未遂罪なら逮捕した警察官の
    現行犯逮捕手続書で処理出来るのです。そして、警察は検察庁
    に送検するま48時間があります。その間に殺人罪の証拠を集めて
    殺人罪と負傷した人についての殺人未遂、凶器がサバイバルナイフ
    ですから銃刀法違反で送検すると思われます。手続というのは面倒
    ですが、人権を守ための仕組みですから、そうなっているのです。

2、犯人の動機、生活、生育歴、職業歴等を調べて刑事学的に研究
    することです。今朝のラジオによると(新聞は休刊ですので)
    犯人は「生活に疲れた」と言っているそうです。
    派遣社員、部品製造工、レンター、アキバ、大都市等の現在の
    象徴という犯罪の環境です。
   
3 弁護士はどうするか?例の死刑廃止論者のグループが登場するか?
   犯人が個人で誰を選ぶかは自由です。国選弁護人なら担当する弁護士会
   の推薦と思いますから、大変です。

4、被害者の遺族、傷害被害者のケアーの問題。
  犯罪被害者等給付金支給法の問題もあります。
   
5、来春開始の「裁判員制度」への影響。この事件は制度開始前ですから
    対象外です。しかし、一般の人が凶悪事件を審理できるかという
    制度の基礎に関連する問題です。私も検事でしたら、死体解剖、その
    記録、目撃者の調べは出来ました。それは仕事だからです。また、高額
    の給与と身分保障があったからです。一般の人には苦痛と思います。

6、そして、ウエブの問題です。ラジオの報道では、犯人は予告記事を掲載し
    ていた可能性があります。そうであるならば、秋葉原と結びつきます。
     こんごの報道に注目して下さい。



皆さんも問題点を考えて下さい。これが法律学の実際の勉強です。



 
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