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いい女は頑張らない
いい女は頑張らない シングルウーマンが家庭に憧れる時
発行日時: 2008/05/15【目次】
・ご挨拶
・シングルウーマンが家庭に憧れる時
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【ご挨拶】
読者の皆さんこんにちは。
あなたは今独身ですか。それとも既婚者で幸せな家庭を築いていますか
気がついたとき、自分の年齢がこんなにも言っていると感じた事ありますよね。
まだ年齢的に早いと感じていたことが、
いつの間にかその年齢を過ぎてた事ありますよね。
今回は私が37歳時にあった結婚に関するエピソード書かせていただきます。
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【 シングルウーマンが家庭に憧れる時 】
「お前さんは、結婚する気があるのかい」
同じマンションに住む人の良さそうな老人に私は話しかけられた。
「ええ、できることなら」
私はさりげなく答えたつもりだったが、
内心動揺していた。私の気持ちを見すかされたような気がしたからだ。
なぜなら、私はその時、とても結婚したいと思っていたのです。
「今さらあなたが、うそでしょ」
私の友人は笑いとばすが、私は真剣そのものだ。
今が私の本当の意昧での結婚適齢期ではないかと思っているほどでした。
その時、私は三十七歳。
普通の女性だったら子育てが終わっている年齢である。
「困ったもんだな。結婚する気があるなら、
もっと早くその気にならなくちや。遅いね。
お前さんは考えることが遅過ぎるんだよ」
図星である。私は、 「ごもっとも ごもっとも」
を連発せざるをえなかった。
しかし、今までその気にならなかったのだからしかたがない。
一人暮らしは快適だったし、結婚なんて、毛皮のコートを買うようなもの。
あってもなくてもたいして重要でもないものと考えていたのだから。
40代を目の前にしたとき はて私の人生はこれでいいのだろうか、
と立ち止まって考えたところ、
家庭という基盤の必要性が浮上してきたのである。
私は家庭を持ちたいと思っていました。
「結婚したいわ」と言ってみたことはあるが、
心の底から切望して口に出しだのは、その時がはじめてでした。
「それで、どんなタイプの男性がいいのかね」
老人は再び質問した。
「タイプね……」
私はしばし考え込んだ。
二十代なら、経済力があって、やさしくて、と並べるところだが、
今の私はただ、漠然としていて、情けないことにはっきりと答えられない。
「気が合って、独身ならいいわ」
「そりゃ、結婚相手だもの独身に決まってるさ。
でも、お前さんも年が年だからまっさらの独身ってわけにはいかないだろうな」
老人の言う通り、当然のことである。
私はうなずきながら自分の周辺の男性を思いうかべてみた。
あの人も結婚している。あの人も・・・・・。
みんなバツである。せいぜいいるとしたら年下の弟みたいな男性ばかり。
私は急に目の前がまっ暗になってきた。
結婚すると決めたからといって、相手がそう簡単に現れるものだろうか。
老人はそんな私の気持ちを見ぬいたようにやさしく言った。
「困ったやつだな。近頃のキャリアウーマンは。
食っていけるから結婚があとまわしになる。
いかん、いかん、五十、六十になったらどうするんだい。
結婚は仕事と同じぐらいに大切なことさ。
お前さんもその気になっただけでもよかったというもんだよ」
老人はゲラゲラ笑いだした。
そして立ち去る瞬間、ぶっきらばうに私に言った。
「写真持ってきな」
「え? 何? 写真?」
私は思わず聞き返しか。お見合い?・・・・なんだか急にこそばゆくなってきた。
お見合いで結婚相手を探すというのは、
私が最も軽べつしていた方法だったからだ。
「何も恥じることはないよ。
自分でできないことは人に頼めばいいんだよ。
つっぱるなよ。会ってみることだよ。
待ってたって現れやしないよ。
それにしても、もうちょっと早く結婚する気になればよかったのにね」
老人は相づちを求めるように、
さっきからだまってニコニコしている五十年連れ添った妻の方を振りむいた。
二人とも、とってもいい顔をしていた。
その晩、私はアルバムから一番よく写っているポートレートをとり出し、
長いこと見ていた。
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