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【メルマガ台湾は日本の生命線!】台湾人のための日本右翼入門

発行日: 2008/7/20

台湾人のための日本右翼入門

↓ ブログでは関連写真も
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-443.html

■軍国主義者と誤解される反中の日本人 

先日の尖閣問題における台湾の国民党勢力(在台中国人勢力)の反日キャンペーンは、まさに日台離間を望む中国に漁夫の利を与えるもの。そこで我々は中国の傀儡のごとき国民党政権に反対する日本人の意思を示すため、都内で抗議デモを行ったのだが、その際のリスクと言えばこのデモが「反台湾政府」であるゆえに、「反台湾人」デモと台湾人から誤解されることだった。

下の写真は、デモを報じた台湾のテレビ局CTSのニュース画面だ。

          ーー写真省略・ブログ参照ーー

これを見て少しだけほっとした。それは「台湾人よ 反日中国国民党に騙されるな!!」との我々の標語がはっきりと映し出されているからだ。これは私の仲間が前の晩、「我々の敵は国民党であって、台湾人ではない。台湾人を国民党から守りたいのだ」との思いを強調するため、日本語ながらも台湾人にわかるよう、漢字を散りばめるなど苦心して書いたプラカードの一枚である。

ただその一方で残念だったのは、テロップで我々を「日本右翼人士」として扱っていることだ。

台湾のメディアが日本人の反中国デモ(反国民党デモを含む)を報じるとき、しばしば「日本右翼がデモ」と表現している。右か左かと言えば明らかに右だから、それはそれで間違ってはいないのだが、台湾人が「日本右翼」と聞いて何をイメージするかが問題なのだ。

それに関して台湾の友人に聞くと、一般に連想されるのは「軍国主義者」(侵略主義者)だそうだ。だからおそらく台湾人の多くは、我々のデモを領土欲に満ちた軍国主義者の反台湾デモと受け取ったことだろう。

友人によると、反中国=日本軍国主義と言う誤解は、かつての国民党による反日歴史教育の影響によるところが大きいらしい。友人自身もかつてはそのような印象を抱いていたそうだが、しかしその印象は、日本人をよく知らない人々の想像に基づくものに過ぎないと言っていた。

■「右翼」だけがなぜ台湾応援を

その後、彼は日本を理解するに連れ、「日本右翼」が「友台」であることに気がついた。つまり「台湾に友好的」であると言うことだが、それは事実だと思う。

今日の「日本右翼」の「友台」とは、かつてのような反共のための国民党支持ではなく、むしろ反国民党的で台湾の独立・建国を応援するものだ。

たとえば我々が七、八年前から在日台湾人と行ってきた台湾応援のデモ行進では、駆けつける日本人と言えば当初は「右翼」(保守派)が多かった。日の丸を誇らしげに掲げ、熱心にシュプレヒコールを叫び、それでデモは大いに盛り上がった。在日台湾人は東京裁判史観や左翼思想に染まっていないから、偏見もなく抵抗感もなく、「右翼」とも仲良やっていた。ある時、若い留学生から「右翼的な人ばかりが参加すると台湾人が誤解される」とのクレームがきたので私はこう答えた。「台湾を応援する日本人は右翼しかいません」

たしかにそのころはそうだった。一般の日本人が台湾問題にまだあまり関心がない当時、台湾人の親日感情に感動し、台湾が中国のために陥っている苦境に同情し、その中国とそれに付き従う中国と日本政府に怒りを募らせ、街頭での実践行動に出るとなれば、やはり「右翼」しかいなかったわけだ。

ところが近年、台湾応援デモにはデモ初体験の若い「普通の人々」が気軽に参加するようになった。これはとても大きな変化である。これは国民党や日本の親中派から言わせれば、「右翼」の増加と言うことになるのだろうか。しかし侵略主義者などどこにもいない。

■乱暴者と言うより日本的「武」の表現

今日、日本人が一般に抱く「右翼」のイメージは「乱暴者」だろう。右翼には歴史的に任侠右翼と言う流れがあり、戦後はヤクザまがいの街宣右翼となって幅を利かせたため、そのようなイメージがいっそう拡大したわけだが、たとえそうでなくても「右翼」の言動が勇ましく見えるのは、「右翼的表現」が日本人的な「武の表現」の一つだからである。

言わば日本の右翼は「武の精神」「反骨精神」の体現者で、その源流は、やはり何と言っても明治時代の反体制士族(下野後の西郷隆盛を中心とした反政府勢力の系列)ではないだろうか。彼らは尊皇攘夷の精神で、民族文化の荒廃をもたらす政府の欧化政策や、国家に危機をもたらす対外軟弱政策などに対抗し、あるいは欧米列強支配に喘ぐアジア諸民族に同情し、アジア復興を夢見ながら国のために戦ってきた、いかにも日本人的な草莽の戦闘集団だったのだ。

そして猛々しい「右翼」は、そのような道統を継いでいるかどうかを問わず、日本人が日本人であるかぎり、いつの時代でも出現する。今日の「右翼」の増加傾向などは、日本人が国家の危機を感じ取り、勇気を持って立ち上がるようになってきたと言うことだ。

■デモで日の丸争議―日本人として堂々としよう

ただ臆病になった戦後日本人から見れば、勇ましい人は乱暴者に見えて疎ましいものだ。

今年に入り、各地のチベットデモもそうした「右翼」(本当は「普通の人々」だが)が大勢参加している。それもこれもチベット人への同情、中国への怒りに駆られてのものだろう。そしてなかには日本人の意思を世界にはっきりと示すため、日の丸を掲げて歩こうとする者も多いのだが、そのためしばしば「右翼と勘違いされるから日の丸を出すな」と非難されることがあるのだとか。

デモを「友人との出会いの場に」だとか「自分自身を見つめ直す機会に」などと望んだり、「人から批判されることだけはしたくない」と心配する人たちには、要らぬ誤解は避けたいところなのだろうが、もっと日本人として堂々としたらどうかと思う。

もっと自分個人よりも国家や世界のことを考え、正義のために戦う勇気を持つとか、東京裁判史観を払拭して日本人としての誇りを持つとか、サッカーでの日の丸サポーターに学んで日の丸に自信を持つ(?)とか…。「右翼」嫌いの世の中を基準にするのではなく、世の中の基準を変えるべきだ。

それはともかく、日の丸を持つかどうかに関係なく、国民党や中国などから見れば中国人に楯突く強い日本人は、領土的な野心に燃えた「軍国主義者」であり「右翼」であるから、彼らにいくら「右翼と呼ぶな」と言っても通用しない。「これが日本の武の精神だ」と教えても、中国人から見ればその「武の精神=武士道」こそが獰猛、狡猾な日本軍国主義の源泉だとなるからどうしようもない。

もっともとそれはそれで「日本人のすべてが中国人に屈服しているのではない」「日本人を侮るな」との警告、牽制のメッセージを送ることも可能になるわけだが、しかし台湾人の場合はどうだろう。「友台」の「日本右翼」を「軍国主義者」と誤解されたままでは、あまりに愚かしいことではないだろうか。

■右翼入門ー台湾人の想像超えた日本人

そこで台湾人に伝え、理解してもらいたいのが、「日本右翼」の価値判断基準についてだ。

たとえばもし尖閣諸島が台湾政府の言うごとく、本当に台湾の領土であることが判明したなら、「日本右翼」はどのような行動に出るのか。台湾人には想像も付かないだろうが、その時は間違いなく、台湾への「尖閣諸島返還」を日本政府に訴え、闘争することになるだろう。

自国政府が他国の領土を掠め取り、「俺のものだ」と言い張ったなら、それをまっさきに、そして猛烈に非難するのは日本の在野右翼にとっては当然の発想であり、伝統精神なのである。

もちろん左翼も負けずに政府非難を行うだろうが、それは自分たちの反体制運動のためである。もしかしたら自分たちのイデオロギーのため、あるいは事大主義のため、台湾への返還ではなく、中国への返還を訴えようとするのではないか。日本の国家の尊厳と誇りのため、道義に基づいて政府との闘争を行うであろう右翼とは、何事もつねに動機が異なっている。

「日本右翼」には領土主権を断固守り抜くとの決意はあっても、他国を侵略し、他民族から搾取すると言った領土的野心などはない。台湾人には是非ともこの一点だけは理解して欲しい。それだけで日本人へのさまざまな誤解は解消されるはずだ。

前出の台湾人の友人は、「日本右翼」が「友台」であるとともに「愛祖国、反中」の人々であることに気がついたのだそうだ。国を愛さず、中国に媚び、台湾を蔑ろにする日本人が多い中、彼のように「日本右翼」に親しみを持つ台湾人は、私の知るかぎりでもとても多い。我々の反中国デモが台湾で「右翼のデモ」と報じられても、「テレビニュースであなたたちを見ました。台湾のためにありがとう」と言ってもらえることが少なくない。

このように日本人が勇気を出せば、中国人には嫌われても、台湾人となら理解し合うことができるのだ。東アジアの平和と安全にとり、これほどいい関係はあるまい。

そこでさらなる日台両国民の相互理解の増進と共闘体制の構築を訴えたい。戦後思潮から脱却することに目覚めた「日本右翼」たちが、もっと堂々と正義の声を上げつづければ、それもまた台湾人の誤解をどんどんと氷解させることだろう。


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論旨に全面的共感!日時:2008年7月20日


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