トップ > マネー・政治・経済 > ビジネス一般 > 【物流預言の書】 −今後10年で起こること−

現在、物流の現場が危機に瀕しています。

その危機がどんなものか、実は皆さんはほとんど知っていません。

どんな危機なのか、どんな問題を起こすのか、なぜこうなったのか、どうすればこの危機は回避できるのかを、記したいと思います

物流コスト削減、ロジスティクス、利益改善に役に立つアイディアになればと思います。

  • 最新号:2008-06-13
  • 発行周期:1〜2週間に1回を予定します。
  • 読んでる人:55人
  • 創刊日:2008-04-07
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【物流預言の書】 002 運送単価は今後30%値上がりする

発行日: 2008/4/8

はじめまして、ロジスティックの嶋と申します。

現在、物流の現場が危機に瀕しています。

その危機がどんなものか、実は皆さんはほとんど知っていません。

その一方で、今のままではこの危機は大きな問題を起こすことは間違
いありません。

どういった危機なのか、どんな問題を起こすのか、なぜこうなったの
か、どうすればこの危機は回避できるのかを、「預言の書」として記
したいと思います。

今回は第2回です。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
002  運送単価は今後30%値上がりする
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


【預言】
運送会社が耐えきれなくなった時、廃業覚悟で値上げ攻勢に出るだろ
う。国も運送業を保護し、管理される産業となり、運送単価は30%
値上がりする。
荷主企業はこのコストアップに苦労することになる。


【預言の背景】
運送運賃は長らく低下傾向にあった。

物流コストを下げること=単価交渉という環境が長く続き、荷主も、
そして運送会社もその営業慣習に慣れ切ってしまっている。

そして、

トラックに対する環境規制からトラックなどのコストは上昇、原油
高と相まって、物流会社のコストは上昇し、経営を圧迫している。

その一方で、荷主企業は運賃値下げを行い、「物流コンペ」や「入
札」でその目的を果たそうとしてきた。

そのジレンマの中で、運送会社の経営者は、人件費カットが社員の
モチベーションを下げることをわかりつつ、手を出してしまう。私
の働いていた会社では3年間で25%カットした。

1960年代には、運送は花型で運送会社もドライバーも利益や高
給をエンジョイできた。しかし、今や労働時間など労働条件は他の
仕事と比べ、かなり見劣りがし、また、労働基準局は超過労働の多
い物流業にメスを入れ、以前ほどのことはできない。給与が下がっ
てもコストは下がらない。

また、給与の見劣り、労働環境の見劣りから、物流業はどうしても
人が採用できなくなった。

自由化が運送会社の増加を生んだが、現在の環境で、それが減少へ
と転換している。会社の数と車の数が減り始めたのだ。

また、国交省は原油高騰により、燃油のサーチャージの導入により
運送業を支援しているが、これは規制への逆戻りともとれる。

こういった環境の中で、守られた産業に戻るか、値上げを認めなけ
れば廃業する物流会社が出てきてもおかしくない。

そういう環境にすでにあるのだ。

30%の値上げは大げさかもしれない。が、決して起こらないとも
限らない。預言はそういった背景をもとにしている。

対岸の火ではない。


【預言を回避するために:荷主企業の方へ】
物流単価=物流コストではない。荷主企業の方、今一度物流の仕組
みにに無駄がないかを考えてもらいたい。

私から見れば、荷主企業が作り上げた物流の仕組みにこそ無駄があ
り、そこを直すことでまだまだコストは下がる。20〜30%下げ
ることも可能だろう。

どうやるべきかは今後語っていきたい。


【預言を回避するために:物流企業の方へ】
単価でしか営業できなかった体制を今一度見直すべきである。

荷主企業のいうことを具現化することが提案ではない。本当に顧客
のことを考えれば、違った提案があるはずである。違った提案の方
法があるはずである。

これも、どうすべきかをこれから語りたい。


《ロジスティックからの案内》

−荷主企業の方へ−

20〜30%のコスト削減を果たす方法論があります。
「預言」の回避のため、さらなるコスト削減のための方法論、ぜひ
ご相談を。


−物流企業の方へ−

企業としてどうやって行くべきか、価格値下げではない営業戦略は
何かを考えませんか。他社にない戦略構築をお手伝いします。



預言は続きます。



 
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飛脚三郎4月8日のロジスティクス 嶋社長の記事を読んで。全く同感です。今の荷主 特に物流に携わる人は運賃を安くさせる事が自分の仕事と勘違いしている方が多いです。早く解らせてあげたいのですが・・・・日時:2008年4月9日


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ペンネーム : Logistique Inc.

  • 物流に関連するコンサルティング、教育を行っています。 最近は、FTA(自由貿易協定)活用支援を始めました。

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