大石英司の避難空港 |
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▲▽山本賞パーティ▽▲
今日は週末ですから、皆さん新刊を読みましょうね。この時点で店頭で見当た
らない、という方は、たいへん申し訳ありませんが、ネットでのご購入をお願い
します。この辺りの配本状況が今どうなっているのか、ということに関してはい
ずれ業界の全体状況という形でお話ししたいと思っていますが。
*移民の話はまた週明けに。
*更新が遅くなりました。昨日歯医者へ行って、さらに山本賞の受賞パーティに
顔を出して、帰宅して1時前にやっと寝たら起きたのは12時過ぎでしたorz。
※ 今野敏・山本賞受賞パーティ
歯医者から帰って、大急ぎで準備を始める。ググッてみたらホテル・オークラ
というのは電車の便が良くないんだな。銀座線の虎ノ門駅で降りて西へ進むんだ
が、なかなか真っ直ぐ歩けずに往生する。仕方なく家に電話して地図で誘導させ
るんだが、これがホテル提供の地図を見て誘導するものだから全く役に立たない。
二次会まで終えて帰ると、なぜかそこいら中に制服警官が。アメリカ大使館の
すぐ隣りなんですよね。
さて、今野敏という男に関して説明しましょう。私にとって一番古い付き合い
の作家ということになりますね。ここ的には、彼のことは私より年上のガノタ、
あるいは格闘家としての認識が強いのでしょうが。
読者のほとんどが知らず、駆け出しの編集者も知ることはないけれど、業界関
係者ならみんな知っている、編集者なら知っておかねばならない事実というのが
ありまして、彼は文壇という村社会の中で一番顔が広い男です。いちばん付き合
いの幅が広い。そして事務に明るい。
言ってみれば文壇庶務課長&総務部長という役割をこの十数年担ってきました。
たいがいの疑問点は彼に相談すれば解るし、たいがいの揉め事は、彼が丸く収め
てくれます。彼が明日いなくなると、日本の文壇は即座に崩壊します。なんとか
作家協会は瓦解するし、パーティの類も開けなくなる。推協のパーティや何やら
でゲストを前に司会をするのはいつも彼です。昨日なんていつもの癖で二次会の
締めも自分でマイクを握っていた(~_~;)。
たとえばいろんな文芸の賞があるでしょう。煩雑極まりない段取りがいろいろ
あるわけですよ。下読みは誰にお願いしようか、選考委員誰にお願いしようか、
とか、どこでいつ選考会を開きましょうか、とか受賞後の段取りはこれこれこう
で、とか。山のような雑用が、いつの間にか彼の元に集まることになって、でそ
れは、彼がサラリーマン時代に培った事務処理能力のなせるわざで、右から左へ
華麗に処理されていく。彼は自ら作家であるにも関わらず、そういう本来やりた
くない仕事を30年やってくれたんです。ほとんど無償で。
だから冒険作家クラブも、パーティを開く時には彼に日程の確認等をお願いす
るわけです。いろんな調整もやってくれる。
賞というのは功労賞ではないけれど、恐らく過去20年、日本の文壇にこれほ
どの貢献をしてくれた男はいません。百人の作家に訊いたら、たぶん99人まで
が彼の固有名詞を上げるでしょう。彼無くして文壇ムラは回らないと。
普通の組織なら、ここに権力とか絡んで、あいつはでかい面をしているみたい
なやっかみも出てくるんだろうけれど、彼に関しては、その徳のなせる所で、そ
ういうことも無く、みんなが気持ちよく仕事に全力投球出来る環境作りに貢献し
てくれた。
過去20年を振り返っても、これからの20年を予想しても、周囲がこれほど
誰かの受賞を素直に喜べるような状況はもう二度と来ないと思う。
*ブログに写真。
2次会で祝辞を述べる押井守氏と今野氏
※ <絶版>立松さんの小説「二荒」、別人の著作と類似−−新潮社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080628-00000004-maiall-soci
ちょっとびっくりしましたね。よりによって彼に関しては、もうそういうこと
は二度と起きないだろうと思っていましたから。こういう人はそうやってニュー
スになり、謝罪だの絶版だのとなった時に、自分の名誉がどれだけ傷付くかに関
して無頓着なんだろうな。
もちろん、日垣隆_@盗作バックレ野郎大先生みたいに、盗作が発覚した立松
和平に断筆を迫りながら、いざ自分の盗作がバレたらひたすら遁走するというみ
っともなさメガトン級の男よりは遙かにましな対応ですが。
※ 【今週のおまとめニュース】秋葉原事件、止まらぬ“負の連鎖”
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080628/trd0806280944003-n1.htm
最近思うんですけれど、人を殺すことをして、もしテロだ、革命運動だ、と評
論することが許される時代が果たして来るのだろうか、と考えるんですよね。
その刃を向ける相手が政治指導者でもなく大企業でもなく、ただ単に街を行き
交う市民だったから、今回われわれはそんな議論をせずに済んでいるし、平和社
会の一つの礎は、テロは問答無用に許容しない、という姿勢だろうと思う。
けれども、もしアキバでトラックを運転していたのがアルカイダのテロリスト
だったら。あるいはあの犯人がアルカイダを名乗ったりしたら。はたまた日本の
既製極左があのような犯行に及んだ時に、もちろんわれわれはそれを思想テロだ
とか革命運動だとかには容認しないだろうけれど、でもそうすることで、既製極
左集団への同調気運が起こったりする時代が来るのでは無かろうか? いやある
いはすでに、あの加藤こそがわれわれの明日の姿だ! と煽っている極左集団が
いるかも知れない。
この次似たような事件が起こったら、堂々と新聞紙上で、彼の個人的動機など
一顧だにせず、「これは現体制へのテロ宣言だ。社会を変えよ! というメッ
セージだ」と書く批評家が現れそうな気がする。
※ 前日の空虚重量69.1キロ
* 歯医者、結局ドクターの方から詰め物の保険外診療云々の話は出なかった。
当然そういう話を患者がしていたということはドクターの方に伝わっているだろ
うから、分割云々ということは嫌なんだろなと解釈してこちらも口にせず銀歯で
我慢することにする。別に人前に出るわけじゃないし、使えりゃいいや。
* 歯医者で読んでいた週刊アスキーの神足裕司さんのアキバ事件に関するコラ
ムが非常に秀逸。自分が尊敬できる文章の名手を五人上げよ、と言われたら、私
はこの人の名前もくわえることにしているけれど、ただ私が関心のあるテーマが
この方がお書きになるテーマのほんの僅かしか無いのが残念なのですが、そろそ
ろ来週号が出るので、ぜひ皆様にもご一読を進めたいです。内容に関しては後日。
※ メルマガ有料版おまけ untitled
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